コーヒー専門店で長年味の追求をしてきたコーヒーの専門家にお話を伺ってきました。彼のお話では美味しいコーヒーを淹れるために大切なのは「美味しい豆」「焙煎の仕方」な...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
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コーヒー専門店で長年味の追求をしてきたコーヒーの専門家にお話を伺ってきました。
彼のお話では美味しいコーヒーを淹れるために大切なのは「美味しい豆」「焙煎の仕方」などはもちろんですが、「ドリップの仕方」は特に味への影響が大きいとのことです。
その中でも「お湯の注ぎ方」によってコーヒーの味は大きく差が出るそうです。
ここでは20種類のコーヒーケトルについてどんな特徴があるかを照会します。
これを読めば迷わず自分に合ったコーヒーケトルを選べます!
ママアイテム編集部
コーヒーケトルを選ぶときのポイントは「しっかり狙ったところにお湯をコントロールして淹れられること」「数人分のコーヒーを淹れる間ケトルを持っていても疲れないこと」です。そのために押さえるべきポイント6つについて説明します。
ネルドリップ、ペーパードリップのどちらでコーヒーを淹れるとしても、粉の上の狙ったところにお湯を注ぐことができるものを選びましょう。選ぶ時は「細口」「鶴口」のものがおすすめです。
ドリップする時にはお湯を注ぐ手順によって円を描くように注ぐ必要があります。望む場所にしっかり注いでいけるコーヒーケトルが必要です。
コーヒーはお湯の温度や注ぎ方で大きく味が変わります。「美味しいコーヒー」にはたくさんの「正解」があり、ドリップする人がどれだけめざすコーヒーの味を出せるかということになります。
めざすコーヒーの味を出すためには思うようにお湯が注げるコーヒーケトル選びはとても重要なことなのです。
コーヒーを淹れる時はお湯の量が理想的な状態で注げるようにコントロールすることが重要です。コーヒーケトルのグリップが持ちにくく手が疲れてしまっては美味しいコーヒーを淹れることができません。
お湯が入り、ある程度の重さがあっても手が疲れず最後まで適切な量のお湯を注げるコーヒーケトルを選びましょう。
手の大きさは人によって違います。インターネットで購入する際にも、できれば店頭で事前に実物を手で持ってみて確認できれば安心です。
コーヒーを淹れるためのケトルはゆっくりとお湯が流れ出る必要があります。コーヒーのネック(注ぎ口から伸びた細い部分)が真っすぐだと、一気にお湯が出やすいのでお湯の量をコントロールするのがとても難しくなります。
ネックがほどよく反り返っていると、そのカーブをお湯がゆっくり流れるので最後まで望んだとおりにお湯が注げます。コーヒーケトルを選ぶときは、ネックが真っすぐではなく少し反り返ったものを選びましょう。
ネックの反り返り具合、注ぎ口の形、注ぎ口の細さなど総合的に考慮して自分に合うものを選びましょう。
コーヒーをドリップする時はコーヒーケトルをゆっくりと傾けていきます。この時、蓋が不安定で外れそうになるようなケトルでは上手に淹れることができない上に危険です。
コーヒーケトルの蓋がただ載っているタイプのものではなく、カチッとしっかり固定されるものが安心です。コーヒーケトルは深く傾けても蓋がしっかりと閉まって落ちない形状のものを選びましょう。
コーヒー一杯を150mlとするなら、3人分のコーヒーの量は450mlです。どうしてこのような大きなケトルが必要なの?と思われるかもしれませんが、コーヒーを淹れるときにはお湯の温度が大きなポイントになるからです。
コーヒーの温度を一定時間保つためには多めのお湯を沸かしておくほうが冷めにくく失敗が少なくなります。その他、コーヒーサーバーやカップを温めておくほうが淹れ終わった時にぬるくならない事も考慮すると、お湯は多めに用意した方が良いでしょう。余裕をもってお湯を沸かすことを考えると900mlほどの量があると安心です。
2杯目、3杯目のコーヒーを時間差で淹れることが多いなら、電気式のケトルをおすすめします。電気式のケトルなら沸かしなおす必要がないのですぐに次のコーヒーを淹れることができてとても便利です。
自分が時間差でコーヒーを淹れる場合はもちろんですが、複数の人が入れ替わりコーヒーをドリップするような場合にも電気式のコーヒーケトルならとても便利です。
仕事中にコーヒーを時間差で淹れる時も時間のロスが少なくて便利なのでおすすめです。ただ保温している間は電気代がかかるので、時間差で淹れることが予測できる時におすすめです。電気代については最後のQ&Aで詳しく説明します。
コーヒーケトルは老舗のメーカーからカフェのオリジナルまで幅広く作られています。その中でおすすめのコーヒーケトルのブランド・メーカー「カリタ」「ハリオ」「タカヒロ」の3社について見てみましょう。
1959年設立の最も有名なコーヒー機器メーカーのひとつです。カリタのドリッパー(3つ穴ドリッパー)などの器具を使うドリップ方式は「カリタ式」と呼ばれ、コーヒー愛好者に親しまれてきました。
コーヒー器具の他、マグカップやコースター、ランチバック、エプロンなど幅広い商品を扱っています。一般用からプロ仕様の業務用まで「ちょっといい時間・ちょうどいい時間」をコンセプトにコーヒー関連の商品を展開しています。
最近では日本各地の職人の持つ「匠の技」とのコラボレーションした器具作りなど、新しい提案も行っています。
1921年から一貫して耐熱ガラスの企画・製造・販売をしている老舗の耐熱ガラスメーカーです。100%天然の鉱物を精製した地球に優しいガラスを作ってきました。
その技術を活かして、戦後コーヒーサイフォンをはじめコーヒー・紅茶・ハーブティー関連の器具やアロマ・ペット関連まで幅広いアイテムを扱っているメーカーです。
ハリオは環境を考慮して煙や粉じんの出ない「煙突の無い工場」を実現しました。ガラス原料を独自の方法で溶かすことにより、工場周辺の環境ばかりでなく工場内で働く社員に対しても優しい職場環境を作っています。
1975年設立の業務用厨房商品のメーカーです。「耐久性や使い勝手の優れた業務用の器具を家庭でも」をモットーにコーヒー器具の他、キッチン用品などを販売しています。
タカヒロのオンラインショップではコーヒードリップポットは材質・大きさの品揃えが豊富です。レストラン、カフェなどで使われているプロ仕様のコーヒーケトルならタカヒロのオンラインショップがおすすめです。
今回のおすすめコーヒーケトルの選定のポイントは「容量」「材質」「注ぎ口の形状」「握りやすさ」「重さ」「洗いやすさ」「IH対応かどうか」の7つです。しっかり湯量をコントロールできて手も疲れないものを中心に選びました。その他、お手入れのしやすさやIH対応かどうかも調べました。
ここでは初心者でも美味しく淹れられるおすすめコーヒーケトルの照会です。グリップが持ちやすくドリップの最後まで上手にお湯を注ぐことができるものを選びました。
同じタイプでも容量の違う物もありますので、容量の小さなものからまず始めるのもいいでしょう。初めてのコーヒーケトルならこの6つがおすすめです。
長年培われた耐熱ガラス製品作りを生かしてコーヒー器具を作っているハリオだから安心できる技術があります。ケトル自体が小さくて軽いので初心者にはおすすめです。
IHと直火両方に対応しているのも便利です。細口の注ぎ口やグリップの握りやすさも初心者向けです。
口コミでは沸騰しても注ぎ口からお湯が噴出さないので良い、取っ手が持ちやすいなど高評価の意見が多数ありました。
本体と平行に付いたグリップがとても持ちやすいコーヒーケトルです。このグリップの形だから安定して持ち続けることができ、狙ったところにお湯が注ぎやすいのです。
取っ手が木製なのでとても柔らかい感触で持っていても疲れないので初心者にはおすすめです。デザインもオシャレでキッチンのインテリアとしてもGOODです。このデザインに一目ぼれして購入するコーヒー好きも多いようです。
ガスコンロ、IH、シーズヒーター、ハロゲンヒーター、エンクローヒーター、ラジエントヒーターすべてに対応しているのが一番のおすすめポイントです。ガスコンロからIHへ変更してもそのまま継続して使えます。一人暮らしにも数人分のコーヒーを淹れる時にもちょうどいい1リットルサイズ。取っ手の中央が少し太くなっているので、しっかりと握ることができ安定してお湯を注ぐことができる初心者にもおすすめのコーヒーケトルです。
1~2人分のコーヒーを毎日淹れる方におすすめのケトルです。デザインもシンプルで普通のやかんとしても使いやすく、大きさや重さも毎日使うのにちょうどいいといえるものです。取っ手も熱くなりにくく、初めてコーヒーケトルを買うならシンプルなこのコーヒーケトルがおすすめです。
他のケトルと違って上向きになった取っ手と極細の注ぎ口が大きな特徴のケトルです。取っ手の形は手首に負担がないようにお湯を注ぐために研究されたものです。なんといっても一番のおすすめポイントは極細の注ぎ口です。7mmととても小さいのでお湯をコントロールが簡単にできます。デザインもおしゃれでキッチンに置いたままでも素敵です。
直火のみ対応のケトルです。本体にしっかりと付けられた取っ手が持ちやすく、狙ったところにお湯がしっかりと注げます。見かけはとてもコンパクトなのに容量は0.9Lとたっぷり入ります。スタイリッシュなデザイン、ケトルの質感なども含めてコーヒータイムが楽しくなるケトルです。キッチンに置いておくのにもとてもオシャレです。
ここで照会するのはコーヒー好きのためのプロ仕様のコーヒーケトルです。注ぎ口が細いのでお湯を注ぐスピードのコントロールも楽です。プロが愛用するケトルはプロ仕様だからこその使い勝手の良さがあります。
プロ仕様なので大きなサイズもあり、来客が多い家やオフィスで使うのにもおすすめです。プロも使う本格的コーヒーケトルでお店の味を目指しましょう。
おすすめポイントのひとつは0.7L・1.2L・1.6Lの3つのサイズからそれぞれのコーヒーライフに合わせて選べることです。一人用には0.7L、ホームパーティーなどには1.6Lが便利です。お湯がゆっくり流れる注ぎ口の形が美味しいコーヒーを淹れるためのポイントですが、カリタのケトルは安定して細くお湯を出すことができます。
レストランなどの外食産業向けに作られた本科的なコーヒーケトルです。0.5Lというコンパクトなサイズもあるので、自分のための美味しいコーヒーを淹れたいコーヒーマニアにはおすすめのケトルです。業務用ならではの使い勝手の良さがわかるケトルです。
飲食店の従業員が自分用に購入したという声もあるユキワのコーヒーケトルはプロにも淹れやすいと人気の商品です。それは注ぎ口の根元が太いデザインがポイント。根元にお湯が溜まるので一気に流れ出すことが少ない設計です。
多くのプロ仕様のコーヒーケトルがIHに対応していないのに対して、メリタのこのケトルは100VのIHヒーターまで使えます。自宅キッチンがIHの方にはおすすめのコーヒーケトルです。取っ手の握りやすさやお湯の注ぎやすさも他のプロ仕様のコーヒーケトルと同じように使いやすいものです。
一番の特徴は個性的なポットの形と大きさがバラエティーに富んでいる所です。1人用は急須のような370mlから大きなものは8人用の1.1Lまで選べます。直火にも使えますが、1人用と2人用は小さくてガスコンロに乗せにくく沸かしたお湯をこのケトルに移してドリップするという愛用者の声もあります。
見た目の重厚感と銅の落ち着いた色合いが素敵なケトルです。銅には浄水作用があり、銅製品でコーヒーを淹れると美味しくなるといわれています。直火もOKですが、いつまでも美しいままで使いたいなら他のポットで沸かしたお湯を移して使うことをおすすめします。テーブルに置いておいても素敵なので、来客時のおもてなし用にもおすすめです。
耐熱ガラスの老舗のコーヒーケトルです。ケトルの中の様子が見えるのでお湯の動きがよくわかり、湯量のコントロールが容易です。IH、直火ともに不可ですが電子レンジは使用できます。ガラス職人がひとつひとつ手作りしたこだわりのケトルです。
透明なのでお手入れもしっかり行き届いていつも清潔な状態を保てます。ガラスなので漂白剤も使えるのは他のケトルにない利点です。
コーヒーは淹れる時の気分もとても重要な要素です。お気に入りのデザインのケトルで大好きなコーヒーをドリップする時間は一日の疲れを癒してくれる大切なブレイクタイムです。
そしてオシャレなコーヒー器具のコレクションをキッチンに並べるのもコーヒーマニアには楽しみな事のひとつでしょう。
ここでは機能が優れているのはもちろん、インテリアとして飾っておきたいと思うようなおしゃれなコーヒーケトルを照会します。1人用の小さなサイズもあり、コーヒータイムにテーブルの上で使うのも来客用にするのもおすすめのケトルです。
まるでアラジンの魔法のランプのようなちょっとエキゾチックなデザインはお気に入りのコーヒーカップのコレクションと一緒に食器棚に並べると素敵なケトルです。キッチンに置いておくだけで素敵なインテリアになります。
小さなサイズは1人用にぴったり、優雅なコーヒータイムを楽しめます。テーブルの上でドリップしたてのコーヒーをお客様にお出しするのも素敵なおもてなしです。
IH対応ですが、底面が小さいので小物検出センサーにより反応しない場合もあるので注意。
東京下町の曳舟にあるカフェシュクレは軽井沢にコーヒー豆の焙煎所を併設するコーヒーの美味しいカフェです。そのカフェシュクレのオリジナルkaicoドリップポットです。
懐かしいテイストのホーローのケトルは温かさを感じるデザインです。注ぎ口のちょっとした工夫でお湯が細く落ちるので楽にドリップすることができます。色は白とグリーンがあります。
ホーローの本体にウォールナット素材の蓋つまみが素朴な味わいを醸し出しています。レトロなテイストが好きなコーヒー好きにおすすめのケトルです。
工業デザイナー、山田耕民氏デザインの12角形のケトルです。温かみのあるホーロー加工で色は「オレンジ」「レッド」「ブルー」「ホワイト」の4色から選べます。2Lと大きめの容量なので普通のやかんとしても便利です。
しっかり握れる天然木の取っ手で安定してお湯を注ぐことができます。ホーローなので少し重たいのがドリップするのに難点とも言えるのですが、天然木の優しい手触りとしっかり握れる取っ手のおかげで重さのわりに疲れません。
他の素材では出せないホーローの味と12角形という個性的なデザインが魅力のコーヒーケトルです。カラーも豊富なので部屋に合わせた色のケトルを選ぶことができます。
昭和の純喫茶のカウンターに置いてあったような、そんなイメージのホーローのコーヒーケトルです。色は「キャメル」「ブラウン」「ブラック」「ブルー」「ホワイト」「レッド」の6色から選べます。
月兎印のワンポイントのロゴも可愛く、ホーロー素材とレトロなケトルのデザインに良く似合っています。ホーロー素材の他にも同じデザインでステンレス素材のものもあるので、好みに応じて選ぶことができます。
コーヒーはドリップするときのお湯の温度で味が大きく変わります。電気式のコーヒーケトルなら温度が下がることなく最後まで理想の温度でドリップできます。おすすめの電気式コーヒーケトルを3つ紹介します。
60℃~96℃の範囲で1℃単位で温度設定できます。ハリオはもともと理化学機器メーカーだったこともあり、温度を制御する機器を作るのは得意分野です。そんなハリオの製品だから正確な保温が実現できます。
望むお湯の温度を保てるから好みのコーヒーの味でいつも淹れられます。空焚き防止機能や10分操作しないと自動でパワーオフするなどの安心機能も備えています。
煎茶、玉露、紅茶など他の飲み物にも最適な温度のお湯が用意できるので便利です。正確な温度設定ができることから赤ちゃんのミルクづくりに使っている愛用者もいるようです。
60℃~100℃まで1℃単位で温度設定ができます。特徴的な取っ手にある出っ張りでドリップしている間も手が安定しているので、お湯をコントロールしやすく手が疲れません。
プロも愛用している本格派のケトルです。トップのバリスタにはボナヴィータファンが多いそうです。イベントなどでコーヒーを淹れるのにも一定の温度を確保できるので便利です。
プロのバリスタが自宅用に購入し、コーヒーの味の検証に使うなど本格的なコーヒーケトルです。将来プロをめざしている人にもおすすめのコーヒーケトルです。
インターネットのサイトには「正規輸入品」と「並行輸入品」の両方が流通していますが、取扱説明書や保証のことを考えると「正規輸入品」を購入したほうが安心です。
電気式のコーヒーケトルを初めて購入される方、そしてプロ仕様はまだ必要ないけれど良いものが欲しいと考えていらっしゃるならこのラッセルホブズの電気カフェケトルがおおすすめです。
価格もプロ仕様のものと比べて格安、でも持ちやすさや湯量のコントロールはしっかり出来るという優れものです。空焚き防止機能付きだから安心。
口コミでも「使いやすい」という声が多数ありました。1リットルのお湯が約5分で沸かせるので来客時にも便利なケトルです。
若干「蓋の開け閉めが固い」という意見も見られましたが、そのぶん蓋は落ちにくく安全です。
ここではコーヒーケトルを購入する時に気になる点や、買った後の使い方、お手入れ方法などについてお答えします。
コーヒーケトルの使い方は二通りあります。
ひとつはケトル本体で沸かした湯を温度調節してドリップするもの、もうひとつは沸かした湯をケトルに移して温度調節しドリップするやり方です。
ドリップするお湯の温度は一般的に80℃前後が良いといわれていて、温度が高くなると苦みが強くなり、低めのお湯でドリップすると酸味が強くなります。(電子ケトルの温度設定のできるものではないケトルの場合、初心者は沸騰した熱い湯で淹れた方が失敗は少ないでしょう)
まずサーバー・ドリッパー(ペーパーorネル)・コーヒーカップを沸かした湯で温めます。サーバーの湯をこぼし、人数分のコーヒーの粉をドリッパーにセットします。(一般的にコーヒー豆の量は一人分8~10g)
まず温度を調節した湯をケトルで粉に少量注ぎます。これは粉を蒸らすための湯で粉と同じくらいの量を注ぎ30秒蒸らします。30秒たったら粉の中央から「の」の字を書くように細くゆっくり湯を注いでいきます。
このときドリッパーに沿ってコーヒーの粉の壁ができるように端まで湯は注がず中心からその壁まで「の」の字に湯を注ぐ動作を繰り返します。人数分のコーヒーをドリップし終わったらカップの湯を捨てコーヒーを注ぎます。
コーヒーケトルはIH対応の物もたくさんあります。購入する時はIH対応になっている事を確認して買いましょう。同じIH対応でも100Vまでしか対応しないものなどもあるので注意しましょう。
またIH対応と表記されているコーヒーケトルでも底の面が小さい場合にはIHのセンサーが反応せず使えない例もあるので注意しましょう。
IHのヒーターを使う場合はなるべく底面の大きなIH対応のコーヒーケトルを選ぶことをおすすめします。
コーヒーケトルを使っていると中に白い塊のような汚れが付くことがありますが、これは水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどが石灰化したものです。この汚れは「酢」や「レモン果汁」などで落とすことができます。
1Lに対して大さじ一杯ほどの「酢」あるいは「レモン果汁」を一緒にケトルに入れて湯を沸かします。そのまま1時間ほど放置して洗い流します。少量の塩を一緒にいれるとより汚れが落ちやすくなります。
電気ケトル、普通のコーヒーケトル両方とも特別汚れが気にならなければ2~3カ月に一回ほど上記のお手入れ法を行うことをおすすめします。
通常はコーヒーを淹れたあと、できれば清潔なふきんなどに蓋を取って伏せておけば乾燥してより安心です。
電子ケトルの電気代はものによって多少の差はありますが、ティファールの電気ケトルを例にとると1L沸かすのに約3.38円かかります。ちなみにやかんで1Lのお湯をガスで沸かすと2.22円です。
また別の比較として大きめの電気ポットを1日保温状態で使うと、1日の電気代は26.73円になります。電子ケトルで7~8回お湯を沸かした計算になります。
1日中人が入れ替わりお湯を使う事務所やサロンなどの場合には小さな電子ケトルよりも大きなポットからケトルにお湯を移して使うほうがお得かもしれません。
電子ケトルは少人数が時間差でコーヒーをドリップする場合が一番適しているようです。
基本的には「コーヒーケトル」の「ケトル」は「やかん」という意味でそれ自体を火にかけて(IHコンロの場合も)湯を沸かすタイプのものをいいます。それと比較して「コーヒーポット」「ドリップポット」は直接湯を沸かすか他のやかんなどから湯を移して使うかに関わらず「ドリップ」するためのポットのことを指します。
ただメーカーによってその区別は曖昧なところがあり、一概に上記のような区別があるとは限りません。どの呼び名も「コーヒーをドリップする時に使うケトル・ポット」という意味合いで使う場合が多いようです。
ここまでおすすめのコーヒーケトルやポットを20種類照会してきましたが気になる物は見つかりましたか?美味しいコーヒーを淹れるためにはコーヒーケトルの持ち手の形や注ぎ口の形がとても重要な要素です。
美味しいコーヒーを淹れるために作られた「機能的なコーヒーケトル」に美味しいコーヒー豆とそのひき具合、そして淹れる人の技やその他の要素が合わさった結果、コーヒーの味は決まります。
コーヒータイムにはその時間を楽しむための雰囲気づくりも大切です。お気に入りのデザインのコーヒー器具とカップ、それに加えてBGMや部屋の空気感も大切な脇役です。
コーヒーは豆選び、焙煎、ドリップに至るまでとても奥が深いものです。だからこそ、それぞれのカフェこだわりのコーヒーがたくさんあるのでしょう。
この記事を参考にしてドリップ初心者の方は初めてのコーヒーケトルとの良い出会いがあるといいですね。コーヒー好きのあなたにぴったりのデザイン・機能のコーヒーケトルを見つけて素敵なコーヒータイムをお過ごしくださいね。