自宅でカフェ気分を味わえるのミルクスチーマー。だけどさまざまな種類があって、どんなものがいいのか悩みますよね。
そこで簡単にフォームミルクが作れるミルクスチーマーの選び方と、おすすめ商品11選をご紹介します。
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>自宅でお手軽にカフェ気分を味わえるのがミルクスチーマーの魅力です。
ミルクスチーマーで作ったフォームミルクを加えるだけで、いつものコーヒーがおしゃれなカフェラテやカプチーノになる優れものです。
ひとりで一息つきたいときや、友人を呼んでカフェパーティをしても楽しそうですよね。
上手に作れるようになったらラテアートに挑戦してみるのも面白いのではないでしょうか。
今回は簡単にフォームミルクが作れるミルクスチーマーを厳選してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ママアイテム編集部
ミルクスチーマーも手動か電動か、または作る容量の違いなど選ぶものによって特徴が違います。まずはミルクスチーマーのおすすめな選び方を見ていきましょう。
ミルクスチーマーの種類は大きく分けて、手動、電動、全自動の3つに分けられます。手動はメッシュの部分をミルクに対して上下させ泡立てていきます。手動なので自分好みの質感のフォームミルクができます。
電動は持ち手部分に電池を入れて、先端のスティック状の部分をミルクに入れて動かすとフォームミルクができあがります。手動や電動は力加減やスティックのミルクの当て方によって泡立ちに差がでます。
その点、全自動はスイッチひとつでミルクの加熱とフォームができ、均一なフォームミルクができあがります。全自動は楽ですが、手動や電動は自分で作る楽しみもあるでしょう。まずはどのタイプが自分の好みやライフスタイルに合っているのか、チェックしましょう。
ミルクスチーマーは商品によって対応できる容量が違います。電動のスティック状のものは大量のミルクに使うと、全体を泡立てられず泡立てが偏ることがあるので、2,3人分が適量になります。
スティックでも専用のカップがあるものは、1回で泡立てられる量はそのカップの容量分となります。全自動の場合はミルクスチーム専用であれば、専用の容器の容量が適量になります。一方でエスプレッソマシンにノズルがついているタイプは、容量を気にせず大人数分作る時には便利です。
ミルクスチーマーの種類によって、対応できるミルクの温度も違います。ホットとアイスどちらでも使えるものもあれば、どちらかのみという商品もあります。
温度調整ができるものなどミルクスチーマーによって特徴がありますから、そこもしっかりチェックしましょう。
ミルクスチーマーを選ぶ時に、置き場所などどういうシチュエーションで使うかも重要なポイントです。ここでは気になる項目をまとめてみましたので、それぞれ比較しながらおすすめのミルクスチーマーをご紹介していきます。
しっかりとしたフォームミルクが作れることが大切ですが、使いやすさや見た目のおしゃれ感も気にしたいところです。そんな機能も存在感もおすすめできるミルクスチーマーを厳選してみました。
シンプルでスタイリッシュなデザインはどのようなインテリアにも馴染み、いつものリビングをおしゃれなおうちカフェに変えてくれそうです。
カップなどにミルクを注いだら、電源を入れるだけ。何度も作っているうちに、自分好みのフォームのふわふわ感が見つかるでしょう。
こちらはアイスとホットどちらのミルクでも使えますが、ホットだと泡立ちすぎてしまうので、アイスミルクで作ったフォームを電子レンジで温めるのがおすすめです。アイスラテの場合はそのまま出来るのでお手軽ですね。バリスタ気分でカフェラテやカプチーノを作って楽しめます。
友人を招待して目の前で作ってあげるのも喜んでもらえそうです。簡単な構造なのでお手入れもしやすく、長く使える商品です。
電動のスティック式ミルクスチーマーは、乾電池で使えて手軽にフォームミルクを作ることができます。サイズもコンパクトなので、収納スペースが気になる人にもおすすめです。その中でも見た目にもこだわった、おしゃれで使いやすいものを3種類セレクトしてみました。
単3のアルカリ電池2個で使用できるお手軽なミルクスチーマーがこちらです。
カラフルなピンク、グリーン、イエロー、ブラックの4色は、どれもキッチンを楽しい空間に彩ってくれそうです。ブラックはラバーコーティングされていて、ちょっと高級感も醸し出してくれそうですね。立てて収納できるスタンド付なので、スリムに収納できて置き場所に困らない所も高評価なポイントです。
ミルクの温度は60℃以下であればホットでもアイスでも対応できるので、冬はホットで夏はアイスと年中手軽に楽しめます。コーヒーだけでなく抹茶やココアに入れたラテもおすすめです。ミルクの種類によっては泡立ち加減が変わるそうですが、成分無調整ミルクが比較的きれいに泡立つようです。また電動スティックタイプを使う時は、大きめで背の高いマグカップで作ると上手にできますよ。
耐熱ガラス製のポットに電動スティックがついたミルクスチーマーです。100mlくらいのミルクを入れて泡立てます。専用のポットは泡立て中にこぼれにくい形になっており、簡単できれいにフォームミルクが作れます。
ホットミルクで作る時は、ガラスのポットにミルクを入れて電子レンジで温めるだけなのでとても簡単です。ガラスなのでフォームミルクができる過程が見えるし、注ぐ時もふわふわとろとろの泡がふんわりコーヒーに乗る様子が楽しめます。優しいブラウンカラーのスティック部分が白いミルクとマッチして、見てるだけでおいしそうに見えてきます。飽きのこないベーシックな色なので、キッチンインテリアとよく馴染むのではないでしょうか。
スターバックスで販売されているミルクスチーマーは、そのまま使える耐熱ガラスのマグカップが付いているので、泡立てたミルクの上からエスプレッソを注げば簡単にカプチーノが楽しめます。
スティックタイプの「スターバックスヴィア」を少量のお湯で溶かして合わせると、カフェラテも簡単です。マグカップにはスターバックスのロゴが入っているので、家に居ながらスタバ気分を味わえますね。スティックの持ち手とフタが白なので清潔感があり、縦長のほっそりしたフォルムは場所を取りません。
簡単、便利、おしゃれの3拍子で、スターバックスに頻繁に行くという人にも人気です。
全自動のミルクスチーマーは、ミルクを注いだらスイッチを入れるだけで簡単にフォームミルクが作れるのが一番のおすすめポイントです。フォームミルク以外の使い方ができるスチーマーもあります。全自動式はスペースも必要なので、キッチンでの置き場やスタイルも重視したいポイントです。ここではその中でも見た目と機能に優れたスチーマーを厳選してみました。
ポット型の全自動ミルクスチーマーは、ミルクを入れてスイッチ一つでフォームミルクが出来上がります。忙しい朝でも出来上がったフォームミルクをカップに注ぐだけなので、気軽に楽しめます。
ふたの裏についたスティックの先端に撹拌用のベアリングをセットするのですが、マグネットで取り付けるだけなので使用後のお手入れも簡単です。この商品のおすすめポイントは、このベアリングを取り外せるところ。ベアリングを外して使えば、ホットミルクやホットワインなどのホットドリンクを作ることもできます。アイデア次第でいろいろな楽しみ方が出来るので、ついオリジナルドリンクつくりにはまってしまうかもしれませんね。
とにかく使い勝手の良さを追求したミルクスチーマーがこちらです。ヒータープレートのついた土台とミルクを入れるカップ部分がセパレートになっているため、上部はそのままマグカップとして使えます。
取り外しのできる注ぎ口がついているので、泡立てたフォームミルクを別のカップに注ぐ時も綺麗に注げます。泡立てと温めがボタンひとつで選べて、さらに泡立てはホットとアイスが選べる優秀さです。カップ部分はステンレスなので、丸洗いできるのも手間いらずで高評価です。
泡立て時の音が静かで泡立て完了時には自動で停止するのもなかなかの高機能で、使いやすいという声が多いのもうなずけます。
オーストラリアのブレビル社から発売されたこちらのミルクスチーマーは、ステンレスの外観がスタイリッシュで、キッチンに置いてあるだけでおしゃれに見えます。
もちろん見た目だけでなく、十分な機能も備えた優れものです。温度調整ができ、アイスからホットまで幅広く対応できるので、最適な温度のフォームミルクが作れます。ハイパワーだからできるふわふわでクリーミーな泡立ちは、長持ちするのでラテアートにもおすすめです。
また、ミルクを撹拌中に刻んだチョコレートを入れればホットチョコレートも作れます。ホットチョコレートが飲みたくて購入したという人がいるほど、実は隠れたおすすめ機能でもあります。
アウトドアで使うには、直火で使えることと手動で使えることが大前提です。さらには手軽さや、アウトドアでも妥協しない本格的さがあると、アウトドアでのコーヒーブレイクが楽しめます。ここではアウトドアで使うのに最適なミルクスチーマーを2つ選んでみました。
アウトドアで手軽にフォームミルクを作りたいなら、こちらのチタン製のミルクフォーマーがおすすめです。持ち手がついたマグカップにミルクを入れて温めたら、フタをしてつまみを上下に動かすだけで出来上がりです。マグカップサイズなので、ミニバーナーで直火にかけることができます。
アウトドアならではの手作業と開放的な空間での優雅なコーヒーブレイクが楽しめると、カフェラテ好きには欠かせないアイテムです。チタン製なので持ち運びも安心ですし、簡単に手洗いできるのもアウトドアには便利です。手動は音を気にすることもありませんので、キャンプ場でも周りを気にせず使える点も選ばれるポイントです。
アウトドアで本格的なエスプレッソやカプチーノを楽しみたい人に、ぜひ試してもらいたいのがこちらです。エスプレッソを直火での加熱による蒸気圧で抽出し、残った蒸気でミルクの泡立てを行うと言う本格派です。
もちろんミルクの泡立てだけでも使えます。笑ってしまうほど威力が凄まじいという声もあるほど強力なパワーのスチームは、アウトドアだけでなく家庭用として使っている人も多いのも納得のパワフルさです。イタリアの企業で50年以上も前にデザインされたものが今なお製造され愛されていることからも、その品質の高さがうかがえます。
業務用のミルクスチーマーは、やはりそのパワーや出来上がりの仕上がり感が際立ちます。ここでは家庭用でありながら、業務用でも通用するほどのパワーや機能を持ったミルクスチーマを選んでみました。
スペイン製ならではのカラフルなカラーバリエーションが、キッチンに立つのを楽しくさせてくれそうです。レトロなゲージやスイッチなどのキュートな見た目とパワフルな機能は、本格派に人気が高いのもうなずけます。
スピーディなヒートアップと最適な抽出温度は真鍮製ボイラーならではで、家庭用の域を越えるほどのパワーを持っています。スチームだけでなくホットウォーターも出せるので、バリエーションも広がりますね。手動なので美味しく抽出するにはコツがいりそうですが、全自動にはない面白さがあるでしょう。家庭でもこだわりのカプチーノやカフェラテを作りたい人にはおすすめです。
メタルシルバーのシンプルボディは高級感があり、その格好よさはデロンギの特徴でもあります。本格的にもかかわらず横幅がわずか15cmとスリムなのも、スタイリッシュさを際立たせています。
好みで変えられる定量設定や3段階の抽出温度設定という、ボタン3つのシンプル設計は、誰でも簡単に操作できます。業務用マシンと同様のポンプ式抽出は、家庭用でありながらかなりの本格派です。さらにスチームノズルは2重構造で、コツいらずできめ細かいフォームミルクが出来上がると高評価です。
本格派でありながら初心者でも使いやすいのは嬉しい設計ですね。
ミルクスチーマーのそれぞれの機能以外にも、購入する時に気になる疑問をまとめてみました。
電動スティック式のミルクスチーマーできれいなフォームミルクを作るには、ミルクの種類と温度がまず大切です。乳脂肪分が3.5%以上で、さらに成分無調整のミルクの方がきれいに泡立ちます。
ミルクの温度は50℃~70℃が適温なので、最初にミルクをちゃんと温めましょう。次にミルクスチーマーで泡立てていきますが、ミルクの表面からではなく底から泡立てていきます。その際にミルクの入った容器を斜めに傾けると空気に触れる面積が増えるので、さらに泡立ちがよくなります。
コーヒーに上からフォームミルクを注ぐだけでは、ラテアートは描けません。まずは基本的な「ハート型」のラテアートから練習してみましょう。
最初はコーヒーの入ったカップを斜めにし、中央に沈み込ませるようにゆっくりフォームミルクを注いでいきます。だんだんとミルクピッチャーの注ぎ口を近づけていくと、ミルクが浮いてきて白い模様ができてきます。模様が広がってきたら、カップの傾きを少しずつ戻していきます。
その時にミルクを注いでいる点を奥に移動させながら注ぐ量を徐々に少なくし、カップの奥でミルクを切ると基本的なハートのラテアートができあがります。
手軽に使えるものから本格的なものまで機能も様々なミルクスチーマーをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
忙しい時は全自動で簡単に、余裕のある時は手動や電動で自分好みのカフェラテやカプチーノつくりに挑戦するのもおすすめです。
使いこなしてオリジナルメニューを開発するのも楽しみのひとつです。ちょっとしたアレンジでいつものコーヒーがおしゃれなカフェ風に早変わりすれば、おうちでも優雅なコーヒータイムを楽しめますよね。
たくさん紹介してきましたが、ぜひ自分のライフスタイルに合ったものを探してみてください。