キッチン、床、カーペット、家中の掃除場所と使いやすさでおすすめのスチームクリーナーってあるの?高温高圧のスチームで汚れが落ちる!と話題のスチームクリーナーだけど...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>キッチン、床、カーペット、家中の掃除場所と使いやすさでおすすめのスチームクリーナーってあるの?
高温高圧のスチームで汚れが落ちる!と話題のスチームクリーナーだけど、湿気るんじゃないの?その疑問に編集部が大調査。
こんなに便利だったなんて、と嬉しい機能に、今すぐ使ってみたくなります。
力を入れて拭いても擦っても落ちない、そんなため息を、感動のため息へ変えてしまうスチームクリーナー12選です。
ママアイテム編集部
今ではたくさんの種類があるスチームクリーナーですが、持ち運びに便利な形状や電源を入れて使うまでの時間、加熱方式による圧力などに違いがあります。
何に重点をおいて選ぶのか、機能や性能についてスチームクリーナーの特徴をおさえておきましょう。
スチームクリーナーには、手で持ちながら、又は肩にかけながら使用できるハンディタイプ、立った状態で使用する細長いスティックタイプ、一般的な掃除機の形をしたキャニスタータイプがあります。
排水溝やレンジ回りなど、細かな部分や汚れがひどい場所を集中して掃除するには持ち運びが手軽にできるハンディタイプを。
ステックタイプは、床掃除に特化したタイプでキャニスタータイプは、床はもちろん長い柄を利用して高い所の掃除にも適しています。
付属品も優秀で、より高い所の掃除に追加できる延長ノズルや電子レンジ庫内などの汚れにも対応できるよう大小のサイズで作られたブラシやポイントブラシがあります。
専用のカバーを取り付けるとソファなどの布製品の洗浄も可能で、高温度のスチームは除菌殺菌消臭も兼ねています。
また、付属のノズルとカバーの付け替えでスチームアイロンとして使用できる機種もあります。
服をかけたままで使用できる魅力的なスチームアイロンが付属の嬉しい機能で使用頻度も広がりそうです
スチームクリーナーは、通常のクリーナーと違い最大のポイントであるスチームを発生させる時間が必要なため電源を入れてすぐに使用できるわけではありません。
稼働できるまでの準備時間に短い機種で30秒、長い機種では5分~14分かかるものがあります。その違いはスチームクリーナの構造の違いにあります。
スチームクリーナーが蒸気を出す構造にはパネル式とボイラー式があります。パネル式は、水が熱せられた時に発生する水蒸気を利用するため立ち上がりが早く、30秒程で使用できます。
一方ボイラー式は、タンクの水を沸騰させてできた水蒸気で圧力を高め、蒸気を噴出させます。
パネル式は立ち上がりは早いけれど、圧力が低いぶんスチーム噴射は緩やかです。ボイラー式は稼働できるまでに時間を費やしますが、圧力がかかるので噴射時の勢いは強く、洗浄力が高くなります。
車内の掃除やベランダ、洗濯しにくいカーペット、ソファなどは、持ち運びしやすいハンディタイプのスチームクリーナーがおすすめです。
クリーナーを運んで掃除したい場所というのは、掃除しづらい場所でもあります。
そんな場所には、コンパクトながら除菌殺菌ができ、急に発生した汚れにも稼働時間までが短いハンディタイプなら素早く対応できます。
汚れが気になる憂鬱な気持ちも、素早く解消できるでしょう。
スチームクリーナーは、稼働時間が限られています。水から水蒸気を発生させるため、タンク内の水が無くなれば給水しないと使用できまん。給水の量が稼働時間と関係しています。
機種によりますが、初めの給水1.5リットルで30分から40分の連続使用が可能です。5キロ前後の本体重量に、水の重さが加わります。
給水量で重さも変わるので、購入の際は考慮しましょう。
私たちの声を製品開発に結び付ける日本のメーカーと、歴史ある海外のメーカーが市場を占めています。おすすめのスチームクリーナー製造メーカーをご紹介します。
顧客のニーズをスピーディーに商品開発へと活かすことを確立させた、アイリスオーヤマはスチームクリーナーも例外ではありません。
コンパクトなハンディタイプへ、噴射威力の強いボイラーを採用できたのも顧客ニーズに対応したアイリスオーヤマならではの商品です。
1984年ドイツで世界で初めて家庭に高圧洗浄機を送り出した、歴史ある清掃機器メーカーです。
得意とするボイラー式のスチーム噴射は、洗浄だけでなく殺菌、除菌にも効果があると幅広い場所で使用されています。
カナダ発、人々の暮らしを応援するために、家庭で使用する製品を生み出すことに成功したブランドです。
スチームクリーナーの軽量化、隅々まで届くようにと、コードの長さを3mにするなど、使いやすい工夫が行き届いています。
スチームクリーナーを選定ポイントとして、機種の特徴となる項目をあげています。蒸気の温度、使用できる時間、重さ、大きさなど、購入時の参考にしてください。
● 加熱方式
● 最高気圧
● 最高温度
● 重さ
● 準備時間
● 最大稼働時間
● 付属品
● 本体サイズ
キッチンの掃除といえば、細かな所の頑固な油汚れですね。こんな汚れにこそ、持ち運びができてコンパクトなハンディクリーナーが大活躍します。
いろんな情報があり、良いと聞けばチャレンジするけれど手間がかかるわりには落ちない……そんな悩み一気に解消してしまいましょう。
パネル式、1気圧でありながら100℃の高温蒸気で細かいところを一気に掃除できます。
蒸気といえば水分を含んでベタッとしないの?と思いますが、その蒸気をも加熱してできるだけ少ない水分を噴射させるので使用後はサラッとしています。
スチームヒートスイッチを入れて30秒で稼働開始できるのもポイント。
まな板や排水溝には、付属のポイントブラシを装着してコンロ回りやタイルの目地に。ノズルとマイクロファイバーのセットで、キッチンの壁やシミが付いたキッチンマットに。
布用パッドに取り換えると、キッチン周りだけでなくクッションやソファなど清潔な状態ならスチームアイロンとしても使用できます。
ボイラー式で噴射時の気圧は3気圧。圧力鍋が2気圧程度なので、かなりの勢いですね。長めのホースは、届きにくいレンジフードの掃除にも使いやすく工夫されています。
付属品のくの字に曲がったアングルノズルを装着すれば、レンジフード裏側の掃除も楽にできます。
気になる場所には、ノズルの付け替えで見えにくい隙間にも活躍します。ハンディタイプはタンクの容量が少ないため稼働時間が短いですが、少ない時間できれいになり気持ちもすっきり、毎日のちょこっと掃除にぴったりです。
Comfordayスチームクリーナーが他のクリーナーより優れているのは、蒸気の最高温度が132℃、コードが3mで持ち運びに便利というところです。
さらに、換気扇周りのこびりついた油汚れには高温蒸気が得意とするところ。
4種類のノズルで、細かい場所から手では届きにくい場所まで。キッチンだけでなくトイレやお風呂など、家中の気になる場所に使えます。
掃除に加えて高温蒸気が除菌殺菌も同時にできるため、一家に1台あると日々の掃除も楽になりますね。
このスチームクリーナーは給水しても1.2㎏と軽量で、電気コードが約3m、付属の延長ホースを付けると広範囲での掃除ができます。
ペットを飼っている家では、カーペットがベタベタしたり、消臭剤では消せないにおいがしたり……。洗いたいけれど手間がかかる場所にも、軽くて手軽に使えて消臭効果もあります。
とにかく評判の良いスチームクリーナーです。よく落ちる、コンパクト、噴射時の勢いが強いなど高評価。
キッチン掃除の他に、ペットを飼っている家では消臭効果があるのでにおいが気になるカーペットなどにおすすめです。
掃除は、汚れが落ちるとどんどんテンションが上がって楽しくできますが、掃除に苦労する場所ほど手間がかかります。
網戸や窓などもその一つですが、付属品の窓クリーナーは軽いうえに洗剤を使うことなく汚れを落とすことができます。
洗濯に手間取るカーテンの掃除も、蒸気を当てるだけで消臭除菌ができ、狭い車内の掃除にも同様の効果があるため快適なドライブにも役立ちます。
グローブ型のスチームクリーナーです。まるでキッチンを布で掃除する感覚で使えます。ホースも長めの1.3mのホースです。子どもの食べこぼしも布巾でテーブルを拭くように、手軽に使えます。
これまでにない形のスチームクリーナーですが、掴んで擦るというわけではなく蒸気の力を使って軽くなでることで汚れが落ちるという使用感です。本体も軽いので、移動にも便利でな大きさです。
こんなに汚れているけど洗剤は使いたくない、という時にモップをかけるように使えるスティックスチームクリーナーがおすすめです。
しかし、重たくては使いにくいものです。重さはどうなの?と気になりますが、一般のスティックタイプのクリーナとほぼ変わりはありません。
スティッククリーナーの本体部分を取り外すとハンディクリーナーになります。
持ち運びやすいハンディタイプが便利だとは思うけれど、広い範囲を掃除するには立ったままでできる方がいいし……という時に2WAYなら両方の場面で活躍します。
ステッククリーナーは床やカーペット、階段や畳の掃除に適しています。
汚れに合わせて3段階のスチーム噴射が選べ、カーペットや畳全体、除菌を兼ねた掃除ができます。傾けるとスチーム噴射、立てると止まる構造になっています。
ハンディの時のスチーム噴射は、タッチセンサーでの操作になり、スイッチやボタンを押し続けることなく、タッチセンサーに触れると噴射する仕組みになっています。
3段階の選べるスチームで、「強」はこびりついた汚れに、「中」は全体を掃除したいときに、「弱」は布製品の除菌など、用途別にスチームが選べます。
このスチームクリーナーも、ノズルを付け替えるだけで、2WAYとして使用できます。コンパクトながら、ボイラー式なので、気圧は3気圧で100℃の蒸気が、汚れを浮き上がらせてくれます。
収納も場所をとらないため、使いたい時に取り出しやすく稼働時間が6分と考えるとハンディとして汚れた場所を重点的に、という使い方が適しています。
ステックタイプとしても使えるとは、やはり2WAYは優れています。こまめに気になるところを掃除するのに、サイズ、重さともにおすすめです。
付属品も充実しているのでノズルの取替えや、ブラシを付けると特別時間を設けての掃除にというより普段使いとして、手軽に使えるスチームクリーナーです。
ペットを飼っている家では、フロ-リングの掃除や消臭に効果があると評判です。
粗相をしてもすぐに掃除ができ、気になるにおい対策や除菌もできればペットにも人にも安心できる快適な住環境が作れますね。
毎日使うなら、軽いクリーナーがいいですよね。力を入れ過ぎない方がスムーズに使用できます。段差のある玄関にも使いやすく、除菌殺菌したいトイレの床にも活躍します。
スチーム噴射の切替は、スイッチやボタンではなく柄の部分のわずかな伸縮によって行われます。モップのように立ったままで操作できるクリーナーは、こういう点でも使いやすい形といえます。
また、ヘッドの回転が良く、シートの裏表両面が使える設計になっています。今使用している面が汚れたら、シート交換をすることなくヘッドを回転させてきれいな面を使うことができます。
例えて言うなら、雑巾の裏表をくまなく使えるということですね。
キャニスタータイプは、水のタンク容量が大きいので連続使用時間が長くなります。
家中をまるごと掃除したい時に、掃除しながら除菌ができるスチームクリーナーキャニスタータイプがおすすめです。
アイリスオオヤマのスチームクリーナーは、掃除だけではなく使う際の安心安全機能にも気配りがされています。
小さなお子様のケガを防ぐためのチャイルドロック、水が無くなることをお知らせする渇水ブザーなど安心のための機能があります。
使用中に少しその場を離れる時は、チャイルドロックをすることで誤って蒸気が噴射するのを防ぎます。
お子様のいるご家庭の、布製品でも除菌ができるスチームクリーナーは使用したいけど安全面でどうだろうか……という不安を解消してくれています。タンク内の水がなくなると、ブザーでお知らせの機能もついています。
高圧洗浄機製造メーカーならではの性能です。スチームクリーナーの難点ともいえる、給水時間を給水タンクの取り外しができることでクリアしています。
一気にしてしまいたい掃除には、ストレスを感じることなく進めていけます。
嬉しい付属品として、窓用スクイジーがあります。一般のスクイジーは、最初に窓に水を吹きかける作業が必要ですが、この窓用スクイジーがあれば一段階作業を減らすこともでき、力を入れての窓掃除も楽にできます。
高圧洗浄機を世に送り出した会社が作るだけあって、スチームクリーナーの世界でも、使用者目線で製品を送り出してくれています。
このスチームクリーナーは、使用する時に押し続けなければいけないスイッチをロックできる機能があります。
スチームクリーナーは、安全面を考慮して押した時だけ噴射という構造になっていますが、使い慣れるとそれが面倒だという声もあります。この手間を「スイッチロック機能」で省いています。
他のメーカーにはない、専用洗剤とカルキ除去パウダーも開発しています。
専用洗剤は、何回かスチームを当てることで取り除くことができるという汚れに対し、「スチームを当てる回数を減らす」ことを目的に作られています。この洗剤は二度拭きが不要として、安全性も実証されています。
カルキ除去パウダーは、水道水を使用し続けることで起こるカルキによる詰まりを防ぐことができます。
水に溶かしたカルキ除去パウダーを給水し、使用することで噴射口の詰まりをなくすだけでなく、カルキの付着した水回りの掃除にも効果を発揮します。
スチームクリーナー使ってみたいな、と思ってもちょっと気になる……。そんな疑問質問にわかりやすくお答えします。
>故障の原因になります。エアコン内部には、繊細な基盤などがあるため、使用後すぐには故障しなくても、時間をおいて不具合が出ることがあります。
そのため、メーカーではスチーム洗浄は禁止しています。業者でも、スチームを使っての清掃はしていません。
一般家庭での使用は、基盤や変形する場所などの判断がつかず、知識がないまま使用すると故障の原因となります。
取扱い説明書に記載のないものに使用して、後から修理にならないよう十分注意しましょう。
専用の付属品を付けると畳掃除にも使えます。基本的に蒸気を当てても、その蒸気はすぐに蒸発するので湿気ることはありませんが、間違った使用方法で畳が水を含んでしまう恐れがあります。
使用方法として、蒸気を同じ場所に続けて噴射したり汚れを落としたいあまりについ長時間当て続けてしまいがちです。
カビ、変色などの原因になるので、使用方法をよく確認して使用しましょう。
カビの殺菌や予防はできても、カビでできた黒ずみは取れません。できてしまった黒カビは根が張った状態なので、スチームクリーナーでは取り除けません。カビ専用の洗剤等で除去しましょう。
蒸気は蒸発するので、換気をするなど正しい使い方をすれば家が湿気ることはありません。しかし、待ち時間を待たずに稼働したり間違った使い方をすると水蒸気がうまく蒸発しない恐れも。蒸気が出た時などに水滴がもれるようなら注意が必要です。
高圧洗浄機は、圧力を利用して汚れを落とします。水が勢いよく出ることで洗浄が可能になるので、車のボディやタイヤ、外壁など、屋外での使用に適しています。
スチームクリーナーは、水を熱した時に発生する蒸気を噴射することで汚れを落としますが、高圧洗浄機は水そのものに圧力をかけて噴射し、汚れを落とすので熱を発することがありません。
カーペット全体の汚れを取るには、ノズルに専用のカバーを取り付け一般の掃除機をあてるように使います。シミなどには、ポイントノズルを使用します。
カーペットの下にシミ抜き用の布を敷き、表面を拭き取るための布も用意します。ポイントノズルから出る蒸気で汚れを浮かせて、当て布でシミを吸い込ませます。
高温の蒸気は、消臭効果もあるので部屋の面積の多くを占めるカーペットに最適なクリーナーです。
車の内部の布の部分や、ダッシュボードの表面のようなプラスチック部分は使用できます。車には、ドリンクホルダーなど細かな凹凸があるため、角の部分はなかなか掃除しづらいですが、スチームクリーナーなら蒸気を噴射するだけなので簡単に汚れを除去できます。
シミやタバコのにおいなども除去できるので、洗うことのできない車内にはおすすめです。
ただし、シートが革製品の場合には使用できませんので注意してください。
スチームクリーナーは汚れが落ちると聞くけど実際はどうなの?という疑問解消になったでしょうか。
スチームと聞くと湿気が気になるところですが、上質な蒸気はすぐに蒸発するため、掃除にも殺菌除菌にもいいことがわかります。
あきらめていた汚れはスチームクリーナーでまとめて落としてしまいましょう。汚れが落ちた達成感で気分も明るくなりますよ。