ニキビ肌にあったベースメイクができていますか?メイクでニキビが悪化するというお悩みがある方必見。こちらでは専門家にうかがったお話を元に、ニキビ肌におすすめのベー...
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
プロフィール詳細へ>>ニキビ肌にあったベースメイクができていますか?メイクでニキビが悪化するというお悩みがある方必見。こちらでは専門家にうかがったお話を元に、ニキビ肌におすすめのベースメイクの選び方や、編集部おすすめのニキビ肌向けファンデ・下地・コンシーラー12選をまとめました。ニキビを隠すアイテムからメイクによるニキビの悪化を防ぐもの、メイク落としが不要なものなどがそろっています。また、ニキビが悪化しないマスクの付け方、ニキビに化粧下地をつけてもいいの?などの、ニキビ肌のメイクに関する疑問・質問についてもお答えします。ニキビを感じさせないベースメイクを望むなら、さっそくこの先をチェックしてください。
エキサイトおすすめアイテム編集部
ニキビをカバーするためのベースメイクをどのように選んでいますか?専門家に聞いた、おすすめな選び方5つをまとめました。
主に10代にできる思春期ニキビと、大人になってからできる大人ニキビでは、原因や特徴がことなります。正しいケアをするためにも、まずは大人ニキビの特徴を知ることが大切です。
そもそもニキビの原因は、毛穴が詰まって中で炎症を起こしてしまうことです。毛穴詰まりの原因は、過剰に分泌された皮脂と古い角質が混ざり合って角栓ができることです。
思春期ニキビの場合、成長過程でホルモンバランスが安定していないため、皮脂の過剰分泌が起こります。それに対して大人ニキビの場合は、肌の乾燥、ストレスによるホルモンバランスの乱れ、生活習慣などが原因となります。
ニキビができる場所は、あごや口の周りなどのフェイスラインが多く、治りにくく繰り返しできてしまうことも大人ニキビの特徴のひとつです。メイク汚れが肌に残ることも、ニキビの悪化の原因となります。
ニキビを根本的に治すことはもちろん、できれば今できているニキビをメイクで上手に隠したいですよね。そこでニキビ肌をきちんとカバーするための、ベースメイクの種類を確認しておきましょう。
ベースメイクの主な種類は、化粧下地、コンシーラー、ファンデーション、フェイスパウダーとなります。化粧下地は肌トラブルによる色ムラを整えたり、ファンデーションのつきやもちをよくする働きがあります。
コンシーラーは、ニキビ、ニキビ跡、シミ、目の下のくまなどの、化粧下地やファンデーションだけでは隠し切れない肌トラブルを、ピンポイントで隠すことができるアイテムです。
ファンデーションは、肌の色味を整えてキレイにみせてくれるアイテムです。パウダータイプ、リキッドタイプ、スティックタイプなど、さまざまなタイプに分かれています。
フェイスパウダーは、ベースメイクの仕上げに使用します。肌をきれいに見せる、テカリを防止する、化粧崩れを防ぎ化粧もちをよくする、紫外線から肌を守るなどの役割があります。
ベースメイクを正しく使えば、ある程度の肌トラブルはカバーすることができます。赤くポツポツと目立つニキビをきれいにカバーするためにも、ベースメイクのアイテム選びは重要なポイントとなります。
ニキビの上からメイクをすることで、ニキビが悪化しそうで怖いと感じる方もいらっしゃるでしょう。少しでもメイクによる刺激を減らすためにも、ニキビ肌に刺激をあたえる成分がはいっていないかどうかを確認しましょう。
例えばパラベンなどの防腐剤、本来なら混ざり合うことのない油分と水分を混ぜるための合成界面活性剤、石油などを原料とした合成香料は、ニキビを悪化させる可能性があると言われています。
この他にも、着色料、鉱物油、アルコールなどを刺激に感じる方もいらっしゃいます。すべての方がこれらの成分に敏感に反応するというわけではありませんが、可能であれば避けた方がよいでしょう。
メイクをした日は、メイク落としをしなければいけません。メイクの汚れや日中の皮脂汚れなどが肌に残ると、ニキビの悪化や新たなニキビの原因となります。
かといって、ゴシゴシこすったり何度も顔を洗うことも、ニキビにとっては刺激になります。そこでおすすめなのが、石けんや洗顔料だけで落とすことができるメイクアイテムです。
基本的に、クレンジングの洗浄力は肌への負担と比例すると言われています。おだやかな洗浄力でも落とせるベースメイクを選べば、クレンジングによる刺激を減らすことができます。
5.プチプラでも大丈夫?価格相場と買うべき値段をチェック
最後のポイントは、商品の価格についてです。こちらでは大手通販会社の販売価格を参考に、ファンデーションの最安値価格帯、売れ筋価格帯、高級価格帯の3つの価格帯とその特徴をまとめました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
~1,500円 | 3,000円~5,000円 | 6,000円~ |
ドラッグストアなどで取り扱いがあるデイリーコスメブランドなど | 色補正だけではなく、保湿・テカリ防止などの機能がある商品 | 国内外の高級化粧品ブランドのファンデーションなど |
ニキビをカバーするベースメイクとして、人気が高いおすすめメーカー・ブランドを3つまとめました。
1984年設立の化粧品、健康食品などを取り扱うメーカー。「100%オイルカットスキンケア」を提唱しており、スキンケアアイテムは全てオイルフリーです。メイクアイテムもスキンケア級のやさしさで作られています。
約99%の女性が実感している繰り返す肌荒れ、「ときどき敏感肌」のための資生堂のブランドです。全アイテム、パラベン・アルコール無添加、無香料で、厳選した原料を使用し作られています。肌を守りながら育みます。
大人ニキビに悩んでいた代表が作った、国産ミネラルファンデーション・セラミドスキンケアのブランドです。もっとも肌を悪化させるのは強力なクレンジングだとし、クレンジングいらずのミネラルメイクを提唱しています。
このあとで紹介する「編集部おすすめのニキビをカバーするベースメイク12選」は、以下の比較ポイントと、最初に説明した「おすすめな選び方5つ」を中心に選定しました。気になる商品をチェックしてください。
ニキビをカバーするベースメイクでイチオシの商品はこちら!サッとひと塗りするだけで、気になる赤みを隠しパッと明るい印象の肌に整えます。カバー力がありながらナチュラルな仕上がりで、厚塗り感もありません。
気になるニキビなどの肌トラブルの跡や色ムラをカバーする、ニキビ肌用のファンデーションです。カラーはナチュラル01~03までの全3色。サラッとした軽い着け心地で、厚塗り感はありません。
それでいて、気になるトラブルの跡や色ムラは徹底的にカバー。疑似肌粉体であるナチュラルクリエイトパウダーなので、まるで素肌そのものがうつくしいかのような肌を作り出します。
また、ACオイルセンサーパウダーを配合し余分な皮脂を吸着するので、いつまでもメイクしたての肌をキープします。保湿成分として霊芝エキス、苦参エキスを配合しているので大人ニキビの大敵である乾燥から守ります。
パフはふわふわ起毛で肌に刺激をあたえず、無香料、アレルギーテスト済、ノンコメドジェニックテスト済の低刺激処方。
愛用者からは「サッとなでるだけで赤みを消してくれる」「使い心地も軽く、カバー力もある」「ファンデーションをつけるとニキビが増えていましたが、こちらは大丈夫でした」などと好評です。
ニキビや乾燥が原因で敏感に傾いた肌におすすめの、肌にやさしいファンデーションを4種類ピックアップしました。そのうち3種類がミネラルファンデーションで、中にはつけたまま眠れるほど肌にやさしいものもあります。
もちろんカバー力にも優れていて、きになるニキビ跡や赤み、色ムラをしっかり補正。それでいて厚塗り感がなく、ナチュラルな使用感のファンデーションがそろっています。気になる商品をチェックしてみてください。
たった5種類の鉱石(ミネラル成分)だけで作られたシンプル処方。ベストコスメアワード受賞の、人気のミネラルファンデーションです。カラーは全12色とバリエーションが豊富。
サラサラとしたパウダータイプですが、専用ブラシでつけるとクリーム状に変化します。肌にぴったりと密着するので化粧もちもよく、透明感に満ちたつややかな肌に整えます。
愛用者からは「肌にやさしくきれいにつきます」「使用感が重たくないので、早く化粧を落としたい感がありません」「カバー力が結構あります」「つけ心地が抜群」などと好評です。
つけたまま眠れるほど肌にやさしく、薄付きなのに気になる部分はしっかりカバーしてくれるミネラルファンデーションです。サラサラの粉状で、ブラシをつかって顔にのせます。
肌にやさしいファンデーションですが、SPF25/PA++のUVカット効果があり日常紫外線から肌を守ります。ミネラル成分が自然の光を反射して、肌の内側から輝くようなツヤ感のある美肌を演出します。
愛用者からは「つけ方も簡単で肌に負担がかからない」「主人や知人から、顔のツヤ感が出ているとほめられました」「キメ細かいパウダーなので、暑い夏でもサラッと使える」などと好評です。
普段のメイクにはもちろん、温泉旅行やお泊り女子会などのナイトファンデーションとして使用してもいいですね。
天然ミネラル成分と、保湿効果のある100%ピュアシルクを配合。特殊コーティングを施しているので時間がたっても崩れずに、きれいが持続するファンデーションです。パウダー状で、専用パフで肌につけます。
界面活性剤、タルク、パラベン、アルコール、合成香料など、肌に刺激をあたえる可能性がある成分を排除した10個の無添加処方。クレンジング要らずで石鹸だけでオフできるのもうれしいですね。
愛用者からは「軽いつけ心地なのにカバー力がある」「パウダーなのにしっとりしていて、冬でも乾燥しない」「ニキビ肌ですが、使い始めてから肌がきれいになりました」などと好評です。
肌荒れ防止の有効成分トラネキサム酸と、保湿効果があるハイパーモイストパウダーを配合したプレストタイプの薬用ファンデーションです。密着パウダー処方で、薄く均一にフィットして肌トラブルをカバーします。
ニキビ跡や肌荒れが気になるときも、つけていることで肌荒れを予防しニキビを感じさせない肌に導きます。パラベン・アルコール・鉱物油フリー、無香料なので、敏感なニキビ肌でも安心して使用できます。
愛用者からは「カバー力があり、しっとりとツヤがある」「長時間つけたままでも肌荒れせず優秀」「ニキビに悩んで購入。つけてからも悪化しません」「ニキビができにくくカバー力もある」などと好評です。
ニキビ肌におすすめの化粧下地を、4種類ピックアップしました。肌をなめらかに整えて化粧のりやもちを良くすることはもちろん、紫外線対策や乾燥対策、色ムラ補正などができるすぐれものです。
肌の色味を均一に整えるもの、肌トラブルをしっかりカバーするもの、つけることでニキビケアができるものも。それぞれの商品特徴を比較しながら、気になるアイテムを見つけてください。
スキンケア発想で作られた、まるで化粧水のような使用感の化粧下地です。保湿効果が高い成分を複数配合し、うるおいをあたえながらくすみや色ムラ、毛穴をカバーします。肌なじみのよいなめらかなテクスチャー。
肌にやさしい低刺激性で、合成界面活性剤、オイル、シリコンは不使用なので、ニキビの原因となる毛穴詰まりを防ぎます。また、クレンジング不要で石けんだけでオフできます。
愛用者からは「重ねて使うとカバー力がアップする」「肌が明るくきれいに見える」「肌荒れせず、エトヴォスのミネラルファンデとの相性も抜群」「荒れやすい肌でもまったく荒れず感動」などと評判です。
肌荒れの有効成分トラネキサム酸と、ニキビ防止の有効成分グリチルリチン酸塩、保湿効果のあるH-スタビライジングAを配合した薬用化粧下地です。スキンケアラインと同様の成分で、つけることで肌荒れを防ぎます。
カラーは、赤みや茶色の色ムラに効果的なライトイエロー。肌に伸ばすように使えば化粧下地に、軽くたたき込むように重ねて使えばコンシーラーにと2種類の使い方ができ、ニキビをしっかりカバーします。
愛用者からは「赤みに対する補正力が高い」「吹き出物跡のカバーもきれいにできた」「肌荒れが悪化することもなく、カバー力も高い」「ニキビ肌におすすめです」など、ニキビ肌への効果を実感する声が聞かれました。
UVカット効果はSPF30/PA++と高め。敏感に傾いた肌のくすみや色ムラを整える、ラベンダーピンクカラーの化粧下地です。無香料、紫外線吸収剤不使用、タール色素不使用で、ニキビ肌の方でも安心して使用できます。
パール粒大を肌にのせると、くすみをカバーし透明感のあるトーンアップした肌に導きます。保湿成分も複数種類配合し、しっとりとした肌へ。クレンジング不要、石鹸でオフできるのもうれしいですね。
愛用者からは「白浮きせず、肌を明るい印象にしてくれる」「くすんで元気のない肌に明るさが出た」「伸びがよくベタつかないのに保湿力が高い」「肌の調子が悪くても問題なく使える」などと評判です。
スキンケアと同じニキビケア成分を配合した薬用化粧下地。ニキビ・肌荒れ予防にグリチルリチン酸ジカリウムを、肌を整える成分に紫根エキスを、保湿成分としてヨクイニンエキスと浸透型コラーゲンを配合しています。
カラーはピンク味のあるベージュで、肌に伸ばすとくすみをカバーしてワントーン明るい、しっとりとした肌に導きます。ニキビをケアしながらきれいに見せることができる、新感覚の薬用化粧下地です。
愛用者からは「しっかり保湿され、新しいニキビができません」「ニキビをケアしながら使えるので、メイクをする罪悪感がない」「肌色を均一に整えてくれる」などの声が聞かれました。
ただし、カバー力に関してはやや物足りないと感じる方も。肌のトーンアップと紫外線対策、やさしい使用感を重視する方におすすめです。
ニキビやニキビ跡をピンポイントで隠してくれるコンシーラーを、2種類ピックアップしました。ニキビに対する有効成分が配合されたものや、保湿成分、引き締め成分が配合されたものがそろっています。
また、ニキビを隠しながらケアできるもの、3色入りでニキビのカバーはもちろん立体的な表情を作れるものなども。それぞれの特徴を比較しながら、気になるコンシーラーを見つけてください。
スキンケアの最後、もしくは化粧下地の後に、ニキビ跡が気になる部分に置くようになじませて使用するカバークリームです。肌荒れやニキビに効果的なトラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウムを配合しています。
愛用者からは「化膿して盛り上がったニキビも、少量できれいにカバーできる」「どんなファンデとも相性がよく、クリームを塗ったことがばれにくい」「肌に負担がなくしっかりカバーできる」などと評判です。
ニキビへの薬用成分イソプロピルメチルフェノールを配合した、薬用アクネケアコンシーラーです。肌にぴったりとフィットして、ニキビ跡や色ムラなどの気になる部分をカバーします。
肌荒れを防ぐ濃縮オリーブリーフエキス、引き締め成分のアーティチョークエキスも配合。色味をカバーしながら、健やかな肌に導きます。
愛用者からは「カバー力があり、肌がきれいになっていく」「赤みが目立たず、1日経つとニキビが治まる」「少量でもきれいに隠してくれる」などと評判です。カラーが2色あるので、肌に合わせて選んでください。
ダークとライトの2色のコンシーラーに、透明感を出すホワイトの3色がセットになったパレットタイプのコンシーラーです。隠したい部分にダークを、その上からライトを重ねると「なかったこと」にしてくれます。
スクワランとホホバオイルを配合しているので、コンシーラーにありがちなパサパサ感が無くしっとりとした使用感です。また体温で溶けるストレッチ素材なので、肌にしっかり密着します。
愛用者からは「3色入りで持ち運びに便利、カバー力もある」「大きめのシミやニキビ跡も隠してくれる」「よく伸びるので使いやすい」「シミが隠れて立体感のある顔がつくれる」などと評判です。
ニキビ肌へのベースメイクについて、気になる疑問・質問にQ&A形式でお答えしました。ベースメイク購入の参考になさってください。
肌にあった素材を選び、きちんとスキンケアをすることが大切です。可能であれば、メイクはお休みしましょう。
ニキビがある肌にマスクをすることは、メリットとデメリットがあります。メリットは、大人ニキビの大敵である乾燥を防げること、紫外線や冷たい風などの外的刺激を防げること、ほこりや細菌が防げることです。
反対にデメリットはマスクをすることで蒸れること、汗をかきやすく蒸れた状態で細菌が繁殖しやすくなりニキビが悪化する可能性があることです。
ニキビ肌にマスクを着用する際には、不織布・綿素材などから自分の肌にあった素材を選ぶことと、同じマスクを長期間使い続けずに、清潔なものとこまめに取り換えることもおすすめです。
また、帰宅後は洗顔から保湿までのスキンケアをきちんと行いましょう。可能であればマスクで覆われる部分は、メイクをお休みしたほうが肌への負担が少ないと考えられます。
大切なのは、化粧下地をつけた日にしっかり汚れを落とすことです。
化粧下地には、ファンデーションのつきやもちを良くするだけではなく、紫外線などの外的刺激から肌を守る役割もあります。大切なのは、化粧下地を使った日(メイクをした日)はきちんと汚れを落とすということです。
ただし、毛穴を埋め込むような化粧下地はニキビを悪化させる原因になります。ニキビ肌にはオイルフリーの下地や、にきびのもとになりにくい処方、ノンコメドジェニックテスト済などの下地を選ぶとよいでしょう。
※ノンコメドジェニックテスト済……ニキビのもとになるコメドを誘発しにくいことを証明するテスト
専門家にうかがったお話を元に、ニキビをカバーするベースメイクの選び方のポイントや、編集部おすすめのニキビ肌向けベースメイク12選などをお届けしました。
もし今回紹介したアイテムを使ったことがない方は、気になるアイテムからひとつずつ試してみてください。これまで感じていたニキビとメイクの悩みを、解消するきっかけになるかもしれません。
また、大人ニキビを根本的に改善するためには、生活習慣の見直しやストレスを溜めないことも大切です。ニキビ向けのメイクアイテムを選ぶことはもちろん、ニキビができない生活習慣も身につけましょう。