専門家がおすすめする日本酒は16種類。この記事では初心者でも飲みやすいものからしっかりした飲みごたえのあるものまで、一度は飲んでみて欲しい一品を集めてみました。...
専門家がおすすめする日本酒は16種類。この記事では初心者でも飲みやすいものからしっかりした飲みごたえのあるものまで、一度は飲んでみて欲しい一品を集めてみました。気になるものがあったらぜひ飲み比べを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ママアイテム編集部
日本酒はアルコールの中でもパンチが強く、次の日は必ずといって良いほど二日酔いになる人も少なくありません。そんな日本酒も原材料や産地をしっかりと選ぶことで美味しく飲めて、少量でも満足感を得ることができます。
そこで、専門家が教える「日本酒の選び方」というのを紹介します。
日本酒といっても種類がいろいろあって、飲んでみないと味がわからないと思っている人も多いことでしょう。確かに、確実な味というのは飲んでみないと分からないかもしれませんが、日本酒の原料となっている米によってはなんとなく味がイメージできたりします。
ですので、日本酒の素材の味を楽しみたいという人はどんな米を使っているのかをチェックすると良いでしょう。
日本酒の原料となる米は普段私たちが食べている米ではなく、「酒米」と呼ばれる米が使われています。一般的な米と比べると粒が大きく、心白と呼ばれる白色不透明の部分が多いのが特徴で、日本酒造りに最適な米とされています。
また、日本酒をつくる工程では「掛米」「麹米」「酒母米」の3種類の米を使うのが一般的で、だいたい「掛米:7割、麹米:3割、酒母米:1割」といった割合で使用されています。では、それぞれどんな役目をする米なのかも見てみましょう。
米を蒸した後に一旦冷まし、そのままもろみとして仕込まれるお米のことを言います。すでに発酵しているもろみに直接入れることになるので、最終的に掛米はキレイに溶け、れそのまま酒となります。
麹米は日本酒製造の要となる「米麹」をつくる際に使用する白米を言います。一般的には蒸した麹米に麹菌を繁殖させて、でんぷんを糖化したものが米麹となり、これが酵素や酵母菌の作用を受けてアルコールになっていくのです。つまり、米麹の元となる米のこと。
酒造りの際にはアルコール発酵させるための「酵母」が必要となるのですが、この酵母をつくる際に使用する米のことです。
日本酒の原料となる米ひとつを取ってもこれだけの用途があって、日本酒の銘柄によっては掛米・麹米・酒母米の全てに違う米を使用することもあるんだそう。ですので、こういった原料をチェックしながら好みの味を見つけてみると良いでしょう。
日本酒は独特の香りがあり、日本酒好きにはたまらない楽しみのひとつとなっています。この香りも原材料である米の種類や配合量によって変わってくるものなので、香りを楽しみたいという人は精米歩合や米の産地をチェックしてみると良いそう。
ということで、まずは有名な酒米とそれぞれの特徴を紹介しておきましょう。
酒米の産地以外にも精米歩合というのがあって、これは原料とする酒米の玄米に対する割合のことで、精米歩合が低いほど米の中心に近い部分が使用されているということになります。そのため、雑味のないまろやかな味になるのです。
主な生産地 | 特徴 | |
---|---|---|
山田錦 (やまだにしき) | 兵庫県 | 香りが良い |
五百万石 (ごひゃくまんごく) | 新潟県 | スッキリと淡麗 |
美山錦 (みやまにしき) | 長野県 | スッキリと淡麗 |
出羽燦々 (でわさんさん) | 山形県 | キレが良くさらりとした飲み口 |
雄町 (おまち) | 岡山県 | 芳醇でコクがある |
また、1回の仕込みに使う米に対して麹米の割合を表したものが麹歩合で、こちらは15%以上という数値が一般的となっています。
日本酒は原材料の精米歩合や麹歩合といった製法によって呼び名が区別されているので、こちらもどんなものがあるのか見てみましょう。
精米歩合:50%以下/麹歩合:15%以上/アルコール添加あり
精米歩合:50%以下/麹歩合:15%以上/アルコール添加なし
精米歩合:60%以下/麹歩合:15%以上/アルコール添加あり
精米歩合:60%以下/麹歩合:15%以上/アルコール添加なし
精米歩合:70%以下/麹歩合:15%以上/アルコール添加あり
精米歩合:規定なし/麹歩合:15%以上/アルコール添加なし
この中でも「 吟醸 」という名前がつくものは吟味して醸造された日本酒で、丁寧に精米した白米を低温でじっくりと発酵させより豊かな香りが楽しめるものとなります。ですので、香りを楽しみたい人には「 吟醸 」と記載された日本酒を選と良いでしょう。
ただし、精米歩合が低かったり吟醸という名前が付いているから「美味しい」という意味ではなく、これらはあくまでも製法や原料によって区別されたもの。そのため、どれが美味しいかというのは飲む人の好みで決まるのです。
アルコールというのは製造の工程で「発酵」という過程があるもの。そのため、出来上がりから時間が経つにつれてどんどん味が変わってくるのです。
日本酒の場合は、出来上がりから時間が経つにつれてまろみを帯びてきて、こっくりした味わいが楽しめるようになります。これもまた、日本酒好きにはたまらない楽しみとなるでしょう。
ですので、まろみが味わいたいという人であれば製造年月日を確認することをおすすめします。製造年月日というのは蔵元が瓶詰めをした年月のことで、美味しく飲める期間は製造年月日からおよそ1年だと言われています。
また、逆に瓶詰めしたばかりの日本酒はフレッシュで若々しい味わいというのが楽しめるものです。同じ日本酒でも年月の経過によって違った味わいを楽しむことができるので、気分によって飲み分けるのも良いかもしれません。
どんなお酒にも「合う料理」というのがあるものです。これも好みにはなりますが、もちろん日本酒にも「合う料理」があります。
ただ、日本酒の場合は甘口、辛口が分かれていてそれぞれで合う料理が違うので、その日の献立や好みの料理に合わせて日本酒のチョイスを変えることで、料理とお酒の両方を美味しくいただくことができるでしょう。
一般的に、甘い味付けの料理やでんぷん質の多い料理には、同じように甘口の日本酒が合うとされており、逆に塩味の濃いしょっぱめの料理には辛口の日本酒が好バランスなんだそう。
ということで参考までに、それぞれの日本酒に合う料理の味をまとめてみましたので、今晩の献立をイメージしながら日本酒を選んでみましょう。
合う料理の味つけ | |
---|---|
甘口 | ・砂糖やみりんを使用した甘い味 ・でんぷん質が多い ・酸味が強い |
辛口 | ・塩味が強い |
濃醇 | ・味付けが濃い ・旨味が強い |
淡麗・成熟 | ・脂っこい ・中華 |
また日本酒には「日本酒度」と「酸度」というものがあります。日本酒度数というのは、その日本酒にどれだけブドウ糖が含まれているかというのがわかる数値で、日本酒度が高いほど含まれているブドウ糖の質量が軽く(少なく)ピリッとした味わい。
つまり、プラス表示であれば辛口、マイナス表示であれば甘口になります。
日本酒度 | |
---|---|
甘口 | -3.5 ~ -5.9 |
やや甘口 | -1.5 ~ -3.4 |
普通 | -1.4 ~ +1.4 |
やや辛口 | 1. 5 ~ +3.4 |
辛口 | 3.5 ~ +5.9 |
もう一方の酸度というのは、日本酒を製造する過程で発生する乳酸やコハク酸、クエン酸、リンゴ酸などの数値を現した数値で、この数値が高いほど「酸っぱい」のではなく「芳醇」な味わいになるものなのです。逆に低い場合は淡麗なため、同じ日本酒度で比較すると酸度が高い方が辛く感じるようになります。
これらの数値は日本酒のラベルに記載されていることが多いので、購入する際には「甘口」「辛口」の文字ではなく数値を見ながら選選ぶとより正確性が出ます。
しれば知るほど奥が深い日本酒ですが、コンビニやスーパーなど比較的どこでも購入することができ、その値段もさまざま。日本酒の中にも高級ブランドと言われるものがありますが、価格の差は原料や製造工程の手間と比例していることが多いです。
そこで、市販されている日本酒のボトル価格を「最安値価格帯」「売れ筋価格帯」「高級価格帯」の3つに分けて、それぞれどんな特徴があるのかをまとめてみました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格 | 200円〜1,000円 | 1,000円〜8,000円 | 10,000円以上 |
特徴 | 精米歩合70%以下の雑味があるものが多い | 純米酒から大吟醸酒までさまざま | 原材料だけでなく水や精米方法にもこだわっている |
こうして見てみると、価格が高い方が雑味が少なく飲みやすいというのがわかると思います。また、原材料の米だけでなく、米の精米方法や水にまでこだわったものが高級品となっており、高いものではボトル1本で5万円以上するものもありました。
一方、最安値価格帯の日本酒は雑味があるとはいえ、有名な酒米を使用していたり若さゆえの淡麗さを売りにしているものが多かったです。そして売れ筋価格帯では最も種類が多くなりますので、飲むときの気分やシーンに合わせて選んでみのも良いでしょう。
日本酒の種類が多いように、日本酒を製造している会社も本当にさまざま。そこで、数ある日本酒メーカーの中でも特におすすめできる会社を専門家にピックアップしてもらいました。
1659年創業の歴史ある老舗で、日本酒の生産地と言われる兵庫県の灘五郷に本拠を置く酒造メーカーです。
代表酒とも言える「菊正宗」は比較的関東地方で人気を呼んでいて、辛口が多いのが特徴。自然の力を活用する「生酛造り」という製造方法にこだわりを持ち、樽酒では国内トップシェアを取っています。
人気商品には「菊正宗」や「嘉宝蔵シリーズ」「辛口パック」などがあり、誰もが一度は見たことのある名前でしょう。
こちらも兵庫県の灘五郷一角に本社を置く酒造メーカー。「もっと、美味しく、美しく」というのはブランドステートメントとなっており、日本酒の生産技術を活かした化粧品「米ぬか美人シリーズ」なども手掛けています。
人気の日本酒は「晩酌シリーズ」や「日本盛」、また大阪限定で「おおさか盛」などがあり、スーパーやコンビニでも見かける名前となっています。
なんとこちらも兵庫県が本社となる酒造メーカー。正確な創業年月は不明となっていますが、1505年頃の史料には既に剣菱という名前の酒が記録として残っているため、かなり歴史のある銘柄のようです。
創業から現在まで主に「剣菱」と「黒松剣菱」を作り続けていて、商品数は少ないですが昔ながらのこだわりを持つ日本酒を販売しています。
専門家におすすめを聞いていく中で特に絶賛されていた日本酒で、ツウの間では「幻の日本酒」と呼ばれているものなんだそう。
市販されている日本酒に比べると少々値段は高くなりますが、日本酒好きなら一度は味わって欲しいという願いも込めて「おすすめナンバーワン」としたそうなので、さっそくチェックしてみましょう。
神戸酒心館とは1751年に創業した酒造メーカー。創業から13代にわたって造り続けているのがこの「福寿」で、インターナショナル・サケ・チェレンジなどで数多くの受賞をしている日本酒です。
甘くて豊かな香りが大きな特徴となっていて、飲むと洋梨のエキスが入っているような果実味が実感できます。しっかりとしたアタックがありながらも、口の中からふくよかな香りが鼻に抜け、なんとも優雅な気分を楽しむことができるでしょう。
こちらは冷酒で飲むのがおすすめで、10度ほどに冷やした福寿を大ぶりなグラスに注ぐのが香味を最大限に楽しめる飲み方なんだそう。
海老料理や大豆料理と一緒に飲むと、料理の旨味がいっそう引き立ちます。
辛口はスッキリとした味わいなので飲みやすく、初心者でも比較的飲みやすい味とされています。専門家曰く、市販されている辛口の日本酒でおすすめなのは4つ。
どれも有名メーカーが手がけているので、味に信頼が持てるものとなっています。
しっかりとした旨味のある日本酒で、一口飲んだ瞬間から濃厚な香りが口いっぱいに広がります。米本来の味を大切にしているため余計な味がなく、旨味、酸味、辛味が交わって深いコクを出しているのです。
上品なキレが特徴となっているので、飲んだ後は鮮やかな余韻を楽しむことができるでしょう。
また、酒造メーカーの剣菱は精米歩合を表示しないことでも有名で、毎年出来が違うお米なのでその都度精米歩合を変えているんだそう。「肩書きよりも味」という強いポリシーを持っているからこそ、毎年変わらない味を提供できるのです。
贅沢な吟醸香がただよう辛口の大吟醸です。原酒ならではの深みとスッキリとしたのどごしは、飲んだ瞬間に違いを実感できるものとなっています。本来は蔵でしか飲むことのできない生原酒が缶になったことで、普段の日常生活でも楽しめるでしょう。
また、生原酒を飲んだことがない人でも気軽に試せるので、この機会にぜひ他の日本酒との違いを実感してみてはいかがでしょう。
昔からのロングセラーとなる松竹梅シリーズの辛口純米として発売されているのがこちらの日本酒。「天」ブランドでは独自の二段酵母仕込み製法を取り入れていて、他の製品とは違ったコクとキレを味わうことができるんだそう。
また、しっかりとコクを残したまま辛口の味わいがあり、お米の風味をふんだんに楽しめます。そんな辛口純米が紙パックやパウチパックで手軽に購入できるため、毎日の晩酌で飲んでも飲み飽きないと人気を呼んでいる日本酒なのです。
奥深さのある旨味と抜群のキレが特徴の本格辛口酒です。雑味がなくスッキリしていて、食中酒にはピッタリの日本酒です。神秘な宮水を仕込みに使用しており、山田錦をはじめとする酒造好適米をふんだんにミックスした味は菊正宗ならではのものと言えるでしょう。
また、全国の居酒屋や飲食店、蕎麦の名店といった老舗からも高い指示を得ている日本酒で、料理を引き立てる酒としても人気があります。
冷酒や燗酒などの飲み方によっても味わいが違ってくるので、その日の気分でいろいろな楽しみ方もできるでしょう。
日本酒ファンは独特の甘みやコックリした濃厚さがたまらないという人も多く、少量でもしっかりと満足感を得られるのも甘口の特徴と言えるでしょう。
そんな甘口日本酒のおすすめは2つ。辛口に比べると数が少ないのですが、その分専門家のおすすめ度も高くなっているのでさっそく見てみましょう。
ふくよかな香りとまろやかな甘みがクセになる甘口のにごり酒です。とにかく濃厚な味わいが特徴で、冷やして飲むといっそう旨味が引き締まって甘口好きにはたまらない一品となるでしょう。
食前酒はもちろん、洋食や中華料理にも合うので食中酒としても最適。甘みだけでなくしっかりとしたコクも実感することができるので、少しの量でも大きな満足感が得られます。
水には六甲山系の湧き水を使用しており、伝統技術によって造られる本品は非常に上品な後味となっているんだそう。
ほんのりした甘みは非常に口当たりがよく、女性にも人気がある日本酒となっています。また、飲んだ後にはスッキリした後味があるので、合わせる料理の味をさらに引き立たせてくれます。そのため、甘酒パックの中では人気ナンバーワンのブランドとして知られているんだそう。
冷やすとサッパリ感が増し、温めるとコックリした甘さが出るため、実にさまざまな飲み方ができる日本酒なのです。季節や気分によって飲み方を変えられ、飲みやすいということからついつい飲みすぎてしまうのが「あまくち大関」でしょう。
ここまで紹介してきたおすすめの日本酒は、ほとんどが兵庫で生産されているものだと気づいたでしょうか。しかし、日本酒の原材料となるのはお米。そこで、お米の名産地である新潟県産のおすすめ日本酒をピックアップしてみました。
さすがお米を知り尽くしているだけあって、お米の旨味を活かした日本酒が多かったです。
一般的な日本酒の造り方では仕込みという作業が3段階に分けて行われるのに対して、こちらの日本酒はさらにもう一回多く仕込みを行い、これによってお米の旨味と甘みを最大限まで引き出すことができるんだそう。
原材料となるお米も厳選したものを使い、非常に贅沢な甘みが特徴。さらに、飲み心地もさらりとしているので、日本酒を飲み慣れていない人でも飲みやすい味わいとなっています。
この小粋で上品な味わいは豚の角煮などの味付けが濃い料理によく合い、高級料亭から赤ちょうちんまでのさまざまな飲食店から絶賛されているのです。
お米本来の味を極限まで残し、軽くてソフトな純米酒です。ほのかな香りとまろやかな旨味が絶妙にマッチしており、いくら飲んでも飲み飽きない味わいとなっています。
青木酒造とは、全国的に有名な豪雪地帯の新潟県魚沼を拠点とする酒造屋。こちらの「鶴齢」は地元の食文化に寄り添った味わいを表現している日本酒なんだそうです。
冷やでも燗でも引き立つ米の旨味は、ビジネスクラスの機内サービス酒として選ばれるほど高い評価を得ています。
加水調整と加熱殺菌を一切していない、日本酒そのものを味わえる一品です。冬にしか飲むことのできないこちらの日本酒は他の製品とはひと味違う吟醸づくりとなっていて、1年の締めくくりに相応しい味わいが魅力です。
フレッシュな果実を思わせる香りと深いコクのある豊かな味わいが特徴で、牡蠣やカニなどの旨味があるものやこってりした料理に合わせるのがおすすめ。
今年の年末はぜひ「吟醸ふなぐち菊水一番しぼり」で締めくくってみてはいかがでしょう。
日本酒を飲み慣れていない人や、これから日本酒を深めていきたいという人にとっては、何から飲み始めるのが良いのか見当がつかないものです。ただでさえ奥が深い日本酒なのでなかなか知識を深めるのも難しいでしょう。
まずは身近なところからゆっくりと始めてみましょう。
辛味と旨味のバランスが絶妙にマッチした飲みやすい日本酒です。辛口とはいえ日本酒度は+0.5なので、ちょうど甘口と辛口の間くらいの味わいと言えるでしょう。やわらかい飲み口となっていて、日本酒の定番ともなっています。
飲みやすさの中にどこか引き締まるキレがあり、焼酎のような感覚を覚える人もいるそう。一口、二口と飲むごとにジワジワと旨味が伝わってきて、冷酒から燗までいろいろな飲み方ができるのも人気の秘訣でしょう。
アルコール度数は10度と、日本酒にしては低い数値となる純米パック。次の日に匂いが残りやすい日本酒を毎日飲みたいという、日本酒愛好家のために造られた日本酒です。
原材料は米と米麹飲みとなっており、風味を楽しめるよう麹歩合を25%にして製造しているんだそう。一般的な麹歩合は15%なので、他の日本酒に比べてお米の旨味がしっかりと感じられる一品となっています。
また、仕込み水には京都伏見のまろやかな名水を使用するというこだわりもあり、全ての素材が生きている日本酒とも言えるでしょう。
アルコール度数の低さを全く感じない芳醇な香りと飲みごたえのある味わいは、初心者にもしっかりと実感することができると思います。
お米からにじみ出たほのかな甘みと酸味にスパークリングが加わることで、より爽やかで心地の良い清酒です。アルコール分5%と非常に飲みやすくなっていて、比較的女性に人気があります。
なんとなく感じるマスカットのような風味が上品で、食前や食後、またはリラックスタイムなどに気軽に飲める新感覚の日本酒となっています。
ガッツリした日本酒が好きな人には物足りないかもしれませんが、日本酒初心者の人やスパークリングが好きな人には手がつけやすい一品でよう。
日本酒好きの人に贈るプレゼントには、やはり日本酒を選んであげたいもの。今回は、そんな贈り物にピッタリの日本酒もしっかりと教えていただきました。
原材料のお米は「山田錦」と「雄町」しか使っていないという、なんとも贅沢な日本酒。普段自分ではなかなか購入しない純金箔入りなので、華やかな席や記念日の贈り物としてピッタリだと言えます。
香り豊かな吟醸香と旨味が広がるまろやかな味わいはクセがなく、そんな人でも飲みやすいように考慮されています。また、辛口と甘口の中間となっているため、好き嫌いがないというのもプレゼント向きのポイントとなるでしょう。
相性の良い料理としては甘い味付けのものや魚など、どちらかというと和食によく合う味わいです。
厳選した酒造好適米を精米歩合55%まで丁寧に磨いた、雑味のない味わいの日本酒。また、お米だけでなく低温でじっくりと醸するという、製造過程にも非常に手間をかけた一品です。
芳醇な香りとまろやかな味わい、すっきりとした喉ごし、それに上品なコクが調和された、まさに贈り物にふさわしい飲み心地だと言えるでしょう。
また、全国燗酒コンテストのプレミアム燗酒部門で金賞を、モンドセレクションでも4年連続金賞受賞をするなど、数多くの賞を取っている日本酒なので、一度飲んでみたいと思っている人もたくさんいるんだそう。
パッケージからも華やかさが伝わってきて、中には金箔が散りばめられているという、特別な日を演出するのにピッタリの日本酒です。
味わいは、まろやかな味わいの中に程よい淡麗さが感じられるやや辛口。11月〜12月頃にしか味わえないという限定感がいっそう特別感を感じさせるでしょう。
購入できる時期的には年末年始での贈答か、もしくは少し歳月を置いてまろみが出てきた頃に贈るのもおすすめです。
日本酒は非常に奥が深くいろいろな味わいがあるため、日本酒通でない限り、選ぶ際に疑問に思うことは多々あることでしょう。ここでは、特に多い質問を専門家に聞いてみました。
日本酒も濁り酒も造り方は同じなのですが、製造過程の中で澱(おり)を取り除いたものが日本酒で、澱を残したものが濁り酒となります。澱というのは白く濁った沈殿物で、いわゆる「もろみ」とされるもの。
そう言われてもあまりイメージが浮かばない人もいると思うので、一般的な日本酒の製造過程を見てみましょう。
《一般的な日本酒のつくり方》
濁り酒の場合は「6」の工程の際に絞りを弱めにし、澱(おり)を残した状態にするのです。澱が残った状態の濁り酒は日本酒に比べて栄養価が高く、タンパク質やビタミン、食物繊維が豊富に含まれているんだそう。
ある地域では夏バテの防止に効果的だとしてブログなどで紹介もしているようです。また、飲み口にもとろみがあり、日本酒とは違った味わいが楽しめます。
今回は専門家におすすめ日本酒を16種類紹介しましたが、この記事を読んでも「まだまだわからない」という人も多いと思います。しかし、それが日本酒の奥深さであり、探究心をそそられる魅力でもあるのです。
日本酒はゆっくり時間をかけて、楽しみながら知っていくもの。いろいろな日本酒を少しずつ飲み比べてみて、自分の好みの一品を楽しみながら見つけてみましょう。
また、日本酒に苦手意識を持っている人も上手に選べば美味しく飲むことができます。日本酒の種類は本当にさまざまですし、日本でしかつくることのできないお酒なので、ぜひこの機会に足を踏み入れてみてください。