もっと綺麗な声を届けたいあなたに、おすすめのピンマイクを8種類ピックアップ!今人気の動画配信をこれから始めたい人は、どんなマイクを選べばいいのかわかりませんよね。
そこで指向性と安定性に合ったピンマイクの選び方と、おすすめ商品8選をご紹介します。
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>この記事では、もっと綺麗な声を届けたいあなたに、おすすめのピンマイクを8種類ピックアップ!
趣味は動画撮影、動画配信歴8年の会社員の意見を参考に、指向性と安定性の観点から詳しく説明していきます。
マイクはあなたの声の魅力を最大限届けるためのアイテム。クリアな音で低音から高音まで思い通りの声を収録しましょう!
ママアイテム編集部が総力を挙げて選んだ、ピンマイクの決定版!あなたの声の魅力を届ける素敵なアイテムを見つけましょう。
ママアイテム編集部
ピンマイクの選び方と言っても、基本的にはマイクの選び方と同じです。どのような場面でどのような音を拾いたいのか、をまずは考えてみてください。
今回紹介するピンマイクの選び方では、マイクを始めて導入する人向けとなっています。
ピンマイクに限らず、マイクには指向性というものがあります。マイクは音を拾う機器ですが、マイクに対してどの方向から音を当てても拾ってくれる全指向性と、一方向の音を拾いやすい単一指向性の2つがあります。
全指向性は、不特定多数の人が喋る場合や、マイクを音の発生源に向けられない場合(どこから音が発生するかわからない場合)などに使うのに向いています。音を拾いやすい分、ノイズも入りやすいデメリットがあります。
単一指向性は、1人の人が喋る場合や、歌の収録など特定の音のみを目的に拾うのに向いています。そのため、ノイズも小さくなるメリットがあります。ただし、少し指向性から外れてしまうだけで、音が極端に小さくなる扱いにくさもあります。
マイクには、有線(ワイヤードマイク)と無線(ワイヤレスマイク)があります。マイクを使う人がよく動く場合や動きながら収録する必要がある場合は、ワイヤレスタイプの方が動きの邪魔にならないのでおすすめです。
しかし、ワイヤレスタイプは、バッテリーの関係で突然使えなくなったり、通信がっ途切れてしまったりと、不安定さが目立ってしまいます。
有線は、動きが少ない収録に向いています。音が途切れることなく、安定して音を拾い続けることができます。その反面、コードで繋がっているので取り回しを考えたり、突然の動きで断線したりと面倒な一面もあります。
声はマイクの性能によって音質がガラリと変わります。低音が得意なもの、高音が得意なもの、ノイズを拾いにくいものなど様々です。折角よい声でも、音がこもりやすいマイクを使っていると台無しになってしまうので注意しておきましょう。
音質を大事にしたい場合は、有名なオーディオメーカーの販売している商品を選ぶのがおすすめです。ものによっては別人のような声にもなるので、音にこだわるのであればマイクにも拘るようにしてください。
ここでは、ピンマイクはもちろん、音楽業界のTOPブランド2社を紹介します。
音質で迷ったら、まずはこの2社の製品を選ぶのをおすすめします。
audio-technicaは、東京都町田市に本社を置く、ヘッドフォンやマイクを事業とする株式会社オーディオテクニカのブランド。
プロからアマチュアまで幅広く使えるマイクを販売し、初めて購入する人にも使いやすいものが多いのが特徴です。
SONYは、東京都港区に本社を置く、AV機器、芸能、保険など様々な事業を行うソニー株式会社のブランド。
マイクは、業務用やプロ用レベルの物が多く、本格的に取り組みたい人に向いています。
ピンマイクは、自分の服に取り付けて使う物がほとんど。
そのため、マイクの種類以外にも、大きさや重さなどを含めた使いやすさも比較しながら見ていきましょう。
今回一番おすすめするマイクは、クリアな音で録音ができると好評のピンマイク。高音域が得意な人におすすめの1品です。ノイズも少なく、色んな場面で活躍すること間違いなしです!
audio-technica「AT9901」は、2つの単一指向性のあるステレオピンマイク。RとLが付いているので、臨場感のある音を拾うことができます。集音性が高く、細かな音もしっかりと拾ってくれるマイクです。
静かな環境下では、40cmほど離れていても小さな音を拾ってくれますが、単一指向性の特性上口元から話し過ぎると、綺麗に音を拾いにくい性質も併せ持っています。あまり離れすぎないように気をつけてください。
得意な音域は高音。ノイズも少なく、クリアな音を収録できると評価も高いようです。周波数特性が、100Hz〜17,000Hzなので、低音を拾いにくいのが残念な点です。
外で使う場合は、風切音なども拾いやすいので、風防をつけるのを忘れないようにしましょう。
なお、ピンマイクとしては少し大きいサイズとなっているので、人によっては気になってしまうこともあるかもしれません。動画を撮りたい場合など、目立ってほしくない場合には一考した方がよいでしょう。
近年、個人の動画をアップロードするサービスが広まり、それに伴う個人マイクの需要も増えてきました。初めて音声を収録する場合は知識もなく、マイクを始めとする機器はどれを選んだらよいのかわからないでしょう。
ここで紹介するのは、お手軽に使える初心者向けマイク。とりあえず挿せば使えるようになるタイプなので、使い方に困ることはありません。
まずは使ってみてどんな感じになるのか試すのにもってこいの商品です。
RODE「smartLav+」は、全指向タイプのピンマイク。サイズの小ささが特徴で、マイクを取り付けても目立ちにくく、動画配信にも向いています。
このマイクは、iOSや一部のAndroidに対応した3.5mmのマイク端子が特徴です。実は、3.5mmのマイク端子にもいくつか種類があり、モノクロ用の2極、ステレオ用の3極、ヘッドセット用の4極が存在しています。
スマートフォンで外部マイクを使えるのは実は4極のみ。決してないわけではありませんが、あまり数は多くないマイクの1つです。スマートフォンの携帯性とピンマイクの小型サイズを活かした、フリーダムな収録が可能なのが魅力ですね。
全指向性のため、周辺の音も同じように拾いやすいので、ノイズが気になる人はソフトで修正したり、オーディオインターフェイスでノイズを消すようにしましょう。
OLYMPUS「単一指向性マイクロフォンセット ME52W」は、単一指向性のピンマイク。マイクに向かって正面の音をよく拾います。そのため、自分の声だけを拾いたい場合や周りの音がうるさいところで収録したい場合などに向いています。
しかし、購入者のレビューによると、他の人の声をカットしてくれるという人と、周りの音を拾い過ぎるという2極化した声が。感覚的な問題かもしれませんが、気になるようでしたらやめておきましょう。
周波数特性が100Hz~15,000Hzなので、日常会話のような音声を収録するのに向いているマイクです。残念ながら、綺麗に音を拾って欲しい人には向いていません。
人の声で10,000Hzを超えるものは出せませんが、パピプぺポのような破裂音にはその高音成分が含まれているので、細かなニュアンスまでは再現することができません。あくまで、配信レベルの音質に拘らない場合に使うようにしましょう。
Skypeなどの音声チャットには、レコーディング向けのマイクなどはオーバースペックです。日常会話として聞こえるレベルのマイクを使うのがベストな選択でしょう。
ここで紹介するのは、そんな音声チャット向けのピンマイク。会話ができればよいと言う人におすすめです。もちろん音質は問題なし。ノイズもほとんどなく、綺麗な音声で相手と会話することができますよ。
BUFFALO「BSHSM03BK」は、全指向性のピンマイク。決して高級品とは比べられない性能ですが、Skypeのような収録をしない会話に対する使い勝手は抜群です。小型のクリップがついているので、ワイシャツでもTシャツでもつけやすくなっています。
基本的に綺麗に音を拾ってくれるのですが、使用環境によって電源ノイズが入るという声もあるようです。アナログ系のマイクは、電源ノイズのような周囲の音に関係のないノイズが入ることもあるので、使用の際には注意するようにしましょう。
周波数特性は100Hz~10,000Hz。高音がかなりカットされるようなので、やはり日常生活レベルの会話に向いていると言えるでしょう。音は比較的拾ってくれますが、地声が低い人も少し気を付けた方がよさそうです。
ELECOM「HS-MC06BK」は、全指向性のピンマイク。縦にクリップが付いているので、胸元や襟元などに引っかける要領で使用することができます。
特徴は、縦に細長い形状です。部分的に膨らんていたり、大きな凹凸が無いのでスッキリとした見た目となっています。風防はついていないので、外での使用には向いていないでしょう。
音質も特に問題はなく、Skype程度であれば問題なく使うことができます。ケーブルが1.6mと他のピンマイクよりも長めに作られているのも特徴の1つ。パソコンに繋いでも余裕がある長さなので、身体を大きく動かしても問題ありません。
ただし、マイク根元のケーブルが断線しやすいというレビューもあがっているようなので、取り扱いには十分注意してください。
会議のようなたくさんの人が集まる場所での録音には、全指向性のマイクが向いています。どの位置から話していても音を拾ってくれるので、マイクの設置方向を考える必要が無く手軽に使うことができます。
重要なキーワードが飛び交う会議では、必ず音声での議事録を残すように癖づけておきましょう。
SONY「ECM-PC60」は、全指向性のピンマイク。このマイクは、会議での録音に使いやすいのが特徴です。
1つ目は、マイクスタンドが付属しているところ。ピンマイクですが、付属のマイクスタンドに付けることで、安定してマイクをセットすることができます。角度を自由に変えられるようになっているので、確実に録音したい方向に向けておくとよいでしょう。
2つ目は、延長ケーブルが付属しているところ。もともとのケーブル長さに加えて、+1mの延長ケーブルが付属しているので、机の中心においたり、少し取り回して設置したりと使いやすさが格段に上がっています。
感度も良く、離れた人の声も拾ってくれるのですが、パソコンの操作する音なども拾ってしまうという声も。会議などでは、机の振動が伝わらないような工夫をしておく方がよいでしょう。
Ashuneru「XO-V001」は、全指向性のピンマイク。4極のマイク端子となっているので、スマートフォンに取り付けても使える数少ないマイクの1つです。
このマイクの特徴は、ケーブルがないところ。マイクがに直接3.5mmのマイク端子が付いているので、スマートフォンなどに直接挿すことができるようになってます。ケーブルが無いので邪魔にならず、ハンディマイクのような使い方もすることもできます。
ピンマイクとして使うときは、付属の延長ケーブルを使えばOK。何ら問題はありません。
また、コンデンサマイクであることも見逃せない特徴の一つです。レコーディング用のマイクに使われるものと同じタイプで、感度が高く、繊細な音まで拾ってくれるます。
会議向けの全指向性ですが、使い方次第でいろんな場面で使うことができそうです。
SONY「ECM-SP10」は、全指向性のピンマイク。4極のL字型端子なので、スマートフォンでも繋げられる数少ないピンマイクの1つ。L字型なので、取り付けた端子が邪魔にならないのも嬉しいポイントです。
周波数特性は、50Hz~15,000Hzと低い音もしっかりと拾ってくれるのが特徴。高音域も日常会話では全く問題にならない音域となっています。感度に関しては賛否両論。録音しても音が小さいという人もいれば、しっかりと音を拾ってくれるという人も。
感度は性能によれば-38dBとなっているので、あまりにも小さい音はカットされてしまうようですが、日常会話の観点では問題ない性能といえるでしょう。拾った音声はきれいに聞こえるので、安心して使ってみてください。
個人で動画配信が簡単にできるようになり、ニコニコ動画やツイキャスなどが流行っています。その中で、今最も注目を浴びているのがYouTubeで配信をするユーチューバ―です。
個人での動画配信でありながら、質の高い動画が人気となりつつあるのも事実。内容の質、動画の質、そして音声の質が求められるようになってきました。
そんな時は、コンデンサマイクを使って、よりクリアで高音質な声を皆さんに届けてみましょう。
Blue Microphones「Bluebird SL」は、低音から高音までしっかりと拾ってくれる単一指向性のコンデンサーマイク。周波数特性が、20Hz~20,000Hzとなっているので、低音の安定した響きや高音の伸びなどを余すことなく集音してくれます。
レコーディング用の新たな基準となるべく作られたマイクなので、感度もよくノイズもほとんどないクリアな音を収録することができます。
マイク収納用の箱もこだわっているのが特徴。コンデンサマイクは繊細な分壊れやすく、衝撃などから守る必要があります。このマイクには木箱が用意されているので、衝撃や傷からマイクを守ってくれます。
初めて購入する人や、まだ日の浅い人にとってはマイクは本当に未知数なもの。性能による違いがわかるマイクもあれば、買って損をした、なんてマイクも珍しくありません。
ここでは、ピンマイクだけでなく、マイクとして使いたい時にでてくる疑問にお答えします。
マイクから入力される音声のみを収録したい場合は、USBでもマイク端子でもどちらでも構いません。PC側で流している音も一緒に収録したい場合は、マイク端子をおすすめします。(USB端子は、ステレオミキサー機能が使えないため。)
とはいえ、USB端子でも使えないわけではないので、間違って購入した人も安心してください。別途ソフトを使うことで、できるようになります。
また、マイク端子は直接PCに繋げた場合、アナログ信号がノイズを受けて音質が悪くなりやすいのですが、USB端子はデジタル信号なので音質が落ちにくいのがメリットです。
3.5mm端子を使用する場合は、別途、オーディオインターフェイスを経由すると、抜群に音質は改善されます。また、PC以外にも繋ぐ可能性がある場合は、3.5mmのマイク端子の方が応用が利く端子ですのでおすすめです。
音質と配信方法に合わせて、どちらがあなたに合っているか考えてみてください。
ピンマイクは、人に取り付けて使用することを目的に作られたマイクです。芸能人やキャスターが胸元に付けているものですね。コンデンサーマイクは、歌の収録やナレーションなど、マイクを固定して使います。
そのため、ピンマイクは人が動く場合に使い、コンデンサーマイクは綺麗に音を収録したい場合に使います。
マイクにも音を拾える得意な音域と言うものが存在しています。例えば、日本人の声は、100Hz~2,000Hz程度が良く使われる音域です。そのため、ボーカル用に特化したものは、この周波数を中心に、10,000Hzくらいまでを感度よく作られています。
逆に、管楽器用に作られているものは、どの周波数帯も録音できるような均一タイプです。また、管楽器演奏に使うピンマイクは、外れたり落ちたりしないように丈夫なものを選ぶようにしましょう。
あまり多くはありませんが、楽器に直接取り付けるタイプのものもあるようです。
FPSでは、正確に言葉が伝わることが重要です。そのため、音が途切れないように有線タイプのピンマイクを使いましょう。周辺の音がうるさいようなら単一指向性、静かであれば全指向性マイクがおすすめです。
目的に合った指向性と安定した配信に最適なピンマイクのおすすめ8選をピックアップしましたが、少しでも気になるものは見つかりましたか?
マイクは、あなたの声を多くの人に届けるための変換アイテム。あなたがどんなに綺麗な声で言葉を発しても、マイクの性能が悪いとお化けのような声になってしまいます。あなたの声をそのままに届けてくれるマイクを使ってみてください。
また、友人同士での音声チャットや多少音が飛んでも問題のない時に使う場合には、使いやすさや付け心地に重点を置いて選んでみましょう。重さ、サイズ、クリップの付け心地など、細かいところまで比較してみてください。
あなたの声をあなたの声らしく届けてくれるマイクを、ぜひ手に入れてみてください。