オイリー肌の人は乳液のベタつきが苦手で使っていない人もいるのでは?しかしオイリー肌でも保湿は大事です。
そこでオイリー肌におすすめの、さっぱりとした使用感の乳液をまとめました。オイリー肌にピッタリな乳液の選び方と、おすすめ11選をご紹介します。
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
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乳液のベタつく使用感が苦手で、化粧水だけのお手入れで肌が乾燥している人は必見です!
専門家に聞いた話をもとに、オイリー肌の乳液選びの4つのポイントや、編集部おすすめのオイリー肌向けさっぱり乳液11選、オイリー肌と乳液に関する疑問・質問にもお答えします。
オイリー肌は、肌内部が乾燥しているインナードライも原因のひとつ。
化粧水だけのケアでは、肌の保湿が不十分です。ベタつきを抑えるためにも、乳液でうるおいを閉じ込めるケアをおこないましょう。
この記事を読めば、あなたの求める乳液が見つけられるはずです。
エキサイトおすすめアイテム編集部
オイリー肌の人は、化粧品だけでスキンケアを終えてしまいがちです。ただそれでは保湿力がやや足りません。
オイリー肌の人でも心地よく使える乳液の選び方について、4つのポイントをまとめました。
オイリー肌の人は、皮脂の分泌が活発です。スキンケアアイテムで油分を多くあたえてしまうと、毛穴が詰まりニキビの原因となってしまいます。使用感もベタつきが気になって、あまり心地よく使えないでしょう。
ただし化粧水だけでスキンケアを終えてしまうと、せっかくあたえた水分が蒸発して肌が乾燥してしまいます。このことから、オイリー肌の人には油分の少ないさっぱりとした使用感の乳液がおすすめです。
洗顔後は肌の油分が洗い流されており、バリア機能が低下した状態です。肌の水分も蒸発しやすい状態になっているので、洗顔後は化粧水、乳液などでスキンケアを行いましょう。
オイリー肌の人で化粧水しか使わないという方もいると思いますが、化粧水と乳液では役割がことなります。化粧水には、含まれる美容成分を肌に届けるだけではなく、肌に水分をあたえることと、肌を整えて次に使うアイテムの浸透を高める役割があります。
乳液には、乳液に含まれる美容成分を肌に届ける役割と、洗顔によって洗い流された油分のかわりに肌を保護して水分の蒸発を防ぐ役割があります。このことから、オイリー肌の人も「化粧水だけ」のスキンケアでは充分な保湿ケアとはいえません。
またオイリー肌の人は、保湿ケアが必要ないと思われがちですがそうではありません。肌内部が乾燥しているために、乾燥を補おうとして肌がせっせと皮脂を作り出し肌表面がオイリーになる「インナードライ」タイプのオイリー肌もあります。
この場合は、肌内部の乾燥を補うことで、過剰な皮脂が作られなくなります。肌の水分と油分のバランスを整えるためにも、しっかり保湿できる乳液を選びましょう。
オイリー肌でニキビができやすい方は、ニキビ肌のために作られたスキンケアラインや、ニキビをケアできる成分が配合された乳液がおすすめです。
ニキビケアをする成分は、主に以下のようなものがあります。
また、ノンコメドジェニックテスト済みと記載された乳液もありますが、これはニキビの元となるコメドができにくいかどうかを確認するテストです。表示に法的な規制があるわけではありませんが、他の乳液と比較してコメドができにくい乳液だと考えられます。
価格についても確認しておきましょう。乳液はどの程度の価格帯で販売されているのでしょうか?
大手通販会社で人気のある商品の価格を参考に、最安値価格帯、売れ筋価格帯、高級価格帯の3つの価格帯とその特徴をまとめました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
~1,000円 | 1,500~3,000円程度 | 8,000円~ |
ドラッグストアなどで取り扱いがあるデイリーコスメラインの製品 | 保湿効果と使用感、価格のバランスが取れた製品 | 国内外の高級化粧品ブランドの製品 |
オイリー肌向けの乳液で人気が高いブランドを3つまとめました。
どのブランドも実績と人気が高いブランドです。ぜひチェックしてみてください。
資生堂のコスメブランド。「ありのままがうつくしい」を理念に、素材を生かす「和食」の哲学から生まれたスキンケアブランドです。
肌の水分バランスを整える独自のテクノロジーをもち、トラブル知らずの肌に導きます。全アイテムがパラベンフリーです。
皮膚生理学の本質に基づき、研究開発を行っている化粧品ブランド。1970年代に起こった「化粧品によるアレルギー被害」という悲劇を二度と引き起こさないために生まれたブランドです。
皮膚科専門医や企業とともに「A.C.S(皮膚炎再発防止機構)研究会」を設立し、アクセーヌは化粧品部門を担当しています。
花王の化粧品ブランド「ソフィーナ」の20代向けのライン。
20代は「きれいの成長途中」です。肌が乾燥しやすいものの、ベタつきを気にして乳液を使わない人が多い20代のために、心地よく使えてしっかり保湿する乳液を作っています。
今回の商品の比較ポイントは以下の通り。そのほかにも、成分や商品特徴、愛用者の口コミなどもあわせて紹介します。
先に説明した「オイリー肌向け乳液のおすすめな選び方4つ」も意識しながら、お気に入りの商品を探してみてください。
「乳液独特の使用感やベタつきが嫌で、どうしても乳液を使う気になれない」というオイリー肌の人に試してほしい乳液です。
乳液を使用したのに、仕上がりはサラサラのマット肌。毛穴やベタつきなどの肌トラブルを解消しつつ、みずみずしいうるおいをあたえてくれる乳液です。
ピンク色のポンプ式ボトルがシンプルかつ女性らしい、アルビオンの乳液です。一年を通して使用できるタイプで、べたつきが気になる肌をすべすべに整えます。
「世代を超えた美しさ」を目指すスキンケアラインであるとおり、濃厚なうるおいが肌(※角質層まで)のすみずみまで行き渡り、リッチなうるおいで満たしてくれます。使用感はさっぱりとしていながらも、さらっとしたマットな肌に仕上がるのもポイント。
愛用者からの口コミでは、「肌がやわらかくなった」「使った後は肌がサラサラになる」「香りもいい」「肌にスッと伸びる」「乳液独特のベタつきがなくさらっとする」「さらっとしたタイプが好きな人に使ってほしい」などの声が聞かれました。
1回の使用目安はポンプ3回分ほど。洗顔後、化粧水の前に使います。
オイリー肌の人の使用に最適な、オイルフリー乳液を4種類ピックアップしました。オイルフリーなのでさっぱりとした使い心地です。
これまで乳液のベタつきが気になっていた方も、心地よく使えるはずです。さらっとしながらも、オイル以外の保湿成分が配合されているので肌にうるおいをあたえます。
それぞれの商品特徴を比較しながら、お好みの商品を見つけてください。
乾燥とベタつきという、ともすれば正反対の悩みを同時にケアする乳液です。アクセーヌは敏感肌の方からも高い支持を得ている、低刺激性のスキンケアアイテム。敏感肌で、これまで肌にあう化粧品が見つからなかったという人にもおすすめです。
オイルフリーですが、CAE(アミノ酸系保湿成分)を配合しているので、しっかりと肌にうるおいをあたえます。また、アルコールも使用しておらず、まるで水のヴェールで肌を覆っているような心地よさが実感できます。
愛用者からは「乳液をつけるとニキビが悪化していましたが、こちらはニキビが悪化することはなかったです」「すぐに浸透(※角質層まで)して、そのあとは肌がしっとりする」「軽い使用感なのにしっかりうるおう」「ニキビ肌にもあいます」など、使用感のよさを挙げる声が多く聞かれました。
乳液にはめずらしく、ジャータイプの容器です。上品な白色のレースを施したような、女性らしいパッケージの美しさが特徴です。ゼリー状なので、だいず粒程度の量を顔5点に乗せてから、顔全体に広げて使用します
ゼリー状の乳液でうるおいをあたえ、もっちりとやわらかな肌に整えます。保湿成分としてセラミドケア成分を、うるおい成分としてユーカリエキスを配合しています。これらの成分が、角質層の隅々まで行き渡り長時間うるおいが持続します。
愛用者からは「さらっとしてベタベタしない」「使い心地が人生一よかった!」「オイリー肌で、これまで化粧水も乳液も嫌々塗っていました。なのにこれは全然ベタベタしない。それでいて保湿できます」など、初めて乳液を心地よく使えたという声が多く聞かれました。
乾燥もベタつきも気になる人ににおすすめのミルク乳液です。水分と油分が絶妙な配合率になっているので、オイリー肌〜乾燥肌まで、肌質も季節も問わず一年中快適に使用できます。
ヒアルロン酸や植物由来成分といった保湿成分のほか、肌をやわらかくするEGFなどを配合。
乾燥が気になる部分には、重ね付けがおすすめ。また、たっぷり使って顔をマッサージすることもできます。
愛用者からは「化粧水と乳液の間のような使用感。保湿力もちょうどいいです」「しっとりサラサラの肌になる」「乳液と思えないくらいさっぱりしている」「大容量でたっぷり使える」などの声が聞かれました。
保湿力もちょうどいいという声が多かったのですが、超乾燥肌の人のなかには「やや物足りない」と感じる方もいるようです。そんな場合は重ね付けしたり、メイク前の朝のお手入れに使うといいですね。
肌にやさしくなじみ、さっぱりと使えるジェルタイプの薬用エマルジョンです。「L:ライト」はさっぱりタイプですが、保湿を重視する方には「M:モイスト」のしっとりタイプがおすすめ。
有効成分のヒノキチオールや保湿成分のキダチアロエエキス、アーティチョークエキスを配合し、ニキビをふせぎながらうるおいに満ちたなめらかな肌に整えます。ジャータイプで、落ち着いた色のシンプルな容器もおしゃれと評判です。
愛用者からは「みずみずしくて乳液っぽさはないけれど、水分をたっぷり補給してくれる」「少量でも良く伸び、ベタつかずにさっぱり使える」「ニキビが落ち着いてきました」などの声が聞かれました。
男性におすすめの乳液を2種類ピックアップしました。
男性は女性に比べると皮脂分泌が活発なため、乳液のベタつきが重たく感じがちです。保湿はしつつもサラリとした使い心地のものを集めました。
手に取りやすくシンプルなボトルの商品と、男性用の乳液の2種類です。それぞれの特徴を比較して、お好みの商品を選んでください。
容量は50・200・400mlと3種類そろっており、低価格でコストパフォーマンスもよく、男性でもお店に入りやすく手に取りやすい無印良品の乳液です。今回紹介するタイプはさっぱりタイプですが、乾燥が気になる人にはしっとりタイプもあります。
肌に刺激をあたえる成分を極力排除し、デリケートな肌でも安心して使用できます。さっぱりとした使い心地ですが、肌に必要なうるおいはあたえます。
愛用者からは「何を使っても染みる私の肌が、こちらだけは大丈夫でした」「さっぱりしてベタつかないのがいいです」「使用感が心地よく、何度もリピートしています」「どろっとしているのにつけるとさっぱり」などの声が聞かれました。男性の愛用者も多い乳液です。
ホルモンの違いから、男性と女性の肌質は異なります。そのため女性向けにつくられている乳液は、どうしても男性の肌には重たく感じてしまいがちです。こちらは、女性に比べると皮脂の分泌が活発で皮膚が硬い男性の肌でも心地よく使えるよう、乳液のベタつきをクリアにした乳液です。
温泉水をベースにリンゴ果実培養細胞エキス、グリセリルグリコシド加水分解シルク、チャ葉エキス、ユズ果実エキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキスなどを配合し、さらっとした使用感でありながらバリア機能をサポートしてなめらかな肌に導きます。
愛用者からは「うるおいを保ちつつサラサラをキープできる。女性用の乳液ではこうはいかない」「さらっとしたテクスチャーで伸びは非常にいい」「保湿効果はもとより、使用感が全然違う。本当にさらっとしている」などと好評です。
通信販売を使用しなくても店舗でかんたんに手に入れられる、オイリー肌向けの乳液を3つまとめました。
そのうち2種類は、150ml以上の容量でも1,000円を切るプチプラ乳液です。シンプルな乳液、皮脂と水分のバランスをとる乳液、昔から長年愛され続けている乳液がそろっています。
それぞれの特徴や口コミを比較しながら、お気に入りの商品をみつけてください。
プチプラコスメの代表的存在であるちふれ。さっぱりタイプの乳液は、肌にするするとなじんで、なめらかなすべすべ肌を実現します。
保湿成分にはヒアルロン酸とトレハロースを配合。さらっとなめらかに、肌にうるおいをあたえます。
愛用者からは「仕上がりがさらっとしてベタつかない」「ほかの商品をつかっても、こちらに戻ってきてしまう」「さっぱりタイプですが、乾燥肌の私がつかっても充分うるおう」「安くてドラッグストアでかんたんに手に入る」などの声が聞かれました。
毛穴トラブルの原因は、皮脂と水分のバランスの乱れ。バランシング ミルクは、皮脂と水分のバランスを整えることで毛穴が目立たない健やかな肌に導きます。
肌に水分をたっぷりとあたえて、肌表面はベタつかずにさらっとした使い心地。フレッシュブーケのやさしい香りで、リラックスしながらスキンケアのひとときを過ごせます。
愛用者からは「顔になじませるとスッと伸びて浸透がいい」「塗ってすぐにサラサラになるが、内側にしっとりが閉じ込められる」「さらっとしているのに濃厚で、保湿成分が凝縮されていると感じる」「とにかく香りがいい!」などと高評価を得ています。
母体となる桃谷順天館は1885年の創業。ニキビに悩む妻のためにはじめて作られた化粧水は、132年経つ今も「明色 美顔水」として愛され続けています。レモン乳液も、むかしながらの懐かしいパッケージに見覚えがある人が多いのではないでしょうか。
レモン乳液を化粧水の後に使用することで、さっぱりとしたうるおいをあたえます。サラリとした使用感で、脂うきを抑える効果も期待できます。
愛用者からは「インナードライ肌ですが、これをつかうと翌朝のベタベタが少ないです」「最初はぬるっとして1分ほどでしっとりし、10分も経てばサラサラになります」「脂性肌でクリームをつけると痒くなりますが、こちらはベタベタしないことに感動しました」「レトロ好きなので瓶がかわいい!」など、長年多くの方に愛されていることが伺えるコメントが多く聞かれました。
オイリー肌の人が乳液を購入する際に気になる疑問・質問を、Q&A形式でまとめました。
購入前に疑問を解消しておきましょう。
乳液だけで充分保湿ができていると感じるならば、保湿クリームは必要ありません。
洗顔後のスキンケアは化粧水、乳液までは必ず使いたいアイテムですが、保湿クリームに関しては肌の状態によって使用すると良いでしょう。乳液だけで充分に保湿できていると感じているのなら、とくに保湿クリームを使用する必要はありません。
乾燥しやすい目元、口元だけに使ってもいいですし、朝は乳液まで、夜は保湿クリームも使うなど時間帯によって使い分けてもいいですね。
また、夏場は乳液までにして、空気の乾燥が気になる秋・冬には保湿クリームを使うなど、その時々で肌の調子をみながら臨機応変に使用することをおすすめします。
専門家の方にうかがったお話を元に、オイリー肌の乳液選びの4つのポイントや、編集部おすすめのオイリー肌向けさっぱり乳液11選をお届けしました。これまで「乳液はベタつくものだ」と敬遠していた方も、ちょっと使ってみようかなという気持ちになられたのではないでしょうか。
口コミにもあったとおり、乳液を使うことで肌のベタつきが緩和されることがあります。これは、肌が乾燥を感じれば感じるほど、乾燥から肌を守るために皮脂が分泌されてしまうからです。保湿ケアをおこなうことで、余分な皮脂の分泌を抑えることができます。
もし今まで化粧水だけ、もしくは洗顔だけのスキンケアでオイリー肌に悩んでいるのなら、一度「保湿するケア」について考えてみませんか?肌がうるおうことで、水分と油分のバランスがとれてベタつきのない健やかな肌になれるはずです。