6歳未満の子供を自転車に乗せて走るには、自転車用のチャイルドシートが必須です。颯爽と自転車で走る親子を見て憧れを持つパパやママも多いのではないでしょうか?でも、...
2015年6月1日に改正された道路交通法では、自転車運転中の違反行為に対する罰則が厳しくなったのはご存知でしょうか。
6歳未満の子どもを自転車に乗せて走るには、自転車用のチャイルドシートが必須です。颯爽と自転車で走る親子を見て憧れを持つパパやママも多いのではないでしょうか?
でも、自転車用のチャイルドシート選びはまず、チャイルドシートを付けられるしっかりとした自転車かどうかを確認し、運転する人も子どもも安全で快適に乗れる納得できる商品を取り付けることが大切です。
今回は、そのような自転車用チャイルドシートのおすすめを紹介します。
エキサイトおすすめアイテム編集部
子どもを乗せての自転車移動は楽しみな反面、その安全性がちょっと心配…という声も多いものです。自転車用チャイルドシートをいきなり購入するのではなく、まずは自転車について、チャイルドシートについて知っておくことから始めましょう。
自転車用チャイルドシートは手持ちの自転車になら、どれにでも付けられると思っていませんか?実はそれ間違いです。
JIS規格によると、車輪径が22インチ以下の自転車にはチャイルドシートを設置することを禁止されています(子乗せ専用車を除く)。
また、荷台のないマウンテンバイクやロードバイク、折りたたみ自転車などには取り付けることができないものが多いので注意しましょう。
一般的にはシティ車と呼ばれる軽快車や婦人車、ママチャリなどと呼ばれるものや、電動アシスト付き自転車、幼児2人同乗用自転車が取付可能なものになります。
チャイルドシートを乗せることができる、しっかりとした自転車の後部に付いている荷台には「積載量」の書かれたシールが貼られていたり、荷台後部に●●kgと書かれています。
「チャイルドシート取り付け可能」とも記載されているものもあるので確認してください。
2009年より「幼児2人同乗基準適合車」のみが三人乗りとして認められています。
【どんな自転車なのか】
「BAAマーク」と「幼児2人同乗基準適合車」マークの二つが貼付されている、もしくは「幼児2人同乗適合車」等の表示の付いたSGマークが貼付されている自転車です。
いずれも「幼児2人同乗基準適合車」の表示がなければ、自転車にチャイルドシートを二つ取り付けることはできません。
ガッチリした形状で安定しやすい「両立スタンド」のものを選びましょう。子どもを安全に乗せ降ろしするために欠かせません。自転車屋で取り付け可能です。
片足スタンドの状態ではチャイルドシートの重さに耐えられずバランスを崩し、転倒事故が起きてしまいます。
スカートの巻き込みを防止するものです。付いていない自転車も多くありますが、チャイルドシートを設置する場合には、必ずドレスガードが付いているかどうかを確認してください。
ドレスガードがついていることによって「子どもの足の車輪巻き込み」を防止することができます。付いていない場合、自転車店で取り付けてもらえます。
ベビーカーもいいけれど、そろそろ自転車に乗せていろいろな景色を楽しませてあげたい。小さい子ども(1~2歳)が”一人座りができる”ようになったら、前乗せのチャイルドシートがおすすめです。
1~2歳はまだ体も安定しておらず、予想外の危険な動きをすることがあるので注意が必要です。前に座らせることによって目が行き届き、すぐ対処できるというメリットがあります。
ただしハンドル部分に付ける形状のため、運転しにくくなることや、乗車位置が高くなるので体重の重い子だと持ち上げるのが大変というデメリットもあります。
後ろ乗せチャイルドシートの規格の多くは「1歳~」となっていますが、推奨されているのは2歳以上というメーカーが多いようです。実際には子どもの体の大きさや動きなどによって、いわゆる「幼児」と呼ばれる3~4歳くらいから後ろに乗せるのが一般的です。
後ろ乗せにすることによって、ハンドルが安定し運転しやすくなります。また子どもが乗れる期間が前乗りよりも長いというメリットがあります。
しかし後ろ側に乗っているので、子どもの様子が確認できないというデメリットがあり、安全安心に走行するためには、必ずロックベルトをしっかりとかけることが大切です。
自動車用のチャイルドシートに比べ、明確な安全基準が設けられていない自転車用チャイルドシートですが、そんなチャイルドシートとともに、土台である自転車の安全性能も確認しておきましょう。
安全環境基準適合車であると一般財団法人「自転車協会」が認定した安全基準に合格した自転車がおすすめです(BAAマーク)。
他には一般財団法人製品安全協会によるSGマーク、日本工業規格が認めたJISマークなどがあります。
とにかく何を差し置いても安全性が一番大切な自転車用チャイルドシート。自転車に付けるチャイルドシートですから自転車を知り尽くしたメーカーを選べば安心ですね。
大阪府東大阪市に本社を持つOGK技研株式会社は1948年設立。OGKとは大阪グリップ化工株式会社の略で、自転車のハンドルグリップの製造会社としてスタートしました。
自転車部品や各種グリップ、バスケットなど二輪車にまつわる製品の製造販売を手掛けるメーカーです。
株式会社ブリヂストンは東京都中央区に本社を持ち、1931年に設立されました。タイヤ部門を始め、自動車関連やスポーツ用品、自転車、自転車関連用品などを展開しています。
創業者の石橋正二郎氏の名前にちなみ、「橋=ブリッジ」「石=ストーン」社名が付けられました。
自転車用チャイルドシートを選ぶ時にチェックするポイントはちょっと多めです。それだけ安全で快適なものを選ぶことが大切だからです。
目線がグンと高くなる自転車でのお出かけは、ベビーカーや車からの景色とはまったく違い、とても楽しいですよね。
自転車に子どもを乗せて楽しく快適に毎日を過ごすためにはまず「安全」が第一。でもデザインや機能性もしっかりとした欲張りな希望を叶えてくれるものもあります。そんなイチオシがコチラです。
OGKのロゴのついた自転車用チャイルドシートを街中でよく見かけます。それだけ安全性、機能性に優れている商品だからなのですが「みんなと同じ過ぎるのはちょっとなぁ…」という人ならコチラがおすすめです。
カラーバリエーションが豊富で8色も展開しているので、意外に他の人とかぶりません。ブラックがベースになっているものの、そのコントラストで発色が際立っているので地味にならず、駐輪場に置かれていても個性をしっかりと発揮できます。
通常の自転車用チャイルドシートに比べて細身ですっきりとした見た目で、パパが運転する自転車に取り付けても違和感のない甘すぎないカッコイイデザインです。
ワイドなヘッドレストが側頭部までしっかりと包み込んで守ってくれる安心設計。衝撃吸収率約90%の吸収パッドも入っています。成長に合わせて高さも変えられます。
子どもの足元のステップ部分は4段階に調整が可能なので、届かなくて足をブラブラされてイライラしなくて済みますし、シートベルトは安心の5点式シートベルトでしっかりとロック。バックル部分の強度も高いので安心です。
肩ずれ防止ベルトで肩への負担を軽減し、その長さは長めになっているので、制限の年齢まで余裕をもって使えるのも嬉しいポイント。
シート部分もしっかりとしているので経年劣化もしにくく、小学生になるまでの3~5年をよい状態で使えたという声も多数の高評価な自転車用チャイルドシートです。
前乗せチャイルドシートの卒業をそろそろ考えていたり、ベビーカーをやめて自転車の後ろに子どもを乗せてあげたいと考えるようになったら、後ろ乗せ自転車用のチャイルドシートに変えてみましょう。
後ろに乗せるので運転しやすくなる分、子どもが後ろなので様子が見えず危険も増えます。しっかりと身体をホールドしてくれることが最大の条件ですが、とくに守りたいのは「頭」ヘッドレスト付きの自転車用チャイルドシートを選びましょう。
シンプルなデザインの4色展開。3人乗りにも対応しています(自転車は幼児2人同乗適合車を使ってください)。
SG規格の安全補助ベルトを標準装備している5点式ベルト。バックル部分も丈夫なステンレス製になっています。調節に手こずりがちなベルト部分は新機能「スマートフィッター」を採用しているので、短くするのも長くするのも簡単で楽々です。
座席は垂直ではなく、リクライニングしているので寝てしまっても頭がぐらつきにくく安心、座席も深めなのですっぽりと守られている感じで子どもが安心できる設計です。フットレストは2段階に調整できます。
取っ手下の部分には高さ10cmくらいの柵がついていて、左右に広げると簡易的なカゴにも変身。買い物袋を入れられるのでとても便利です。
二人目が生まれてベビーカーでの移動だけでは効率よく動けない…という悩みが発生してきたら、前乗せのチャイルドシートを使ってみましょう。しっかりとした安全基準をクリアしているものならば、快適にお出かけができます。
上の兄弟と年齢が近い場合、3人乗りになりますが、その場合には必ず幼児2人同乗基準適合車に設置することを忘れないでくださいね。
1歳以上4歳未満となっているものの、2~3歳くらいまで使っていたという声が多い前乗せの自転車用チャイルドシートです。ヘッドレストがついているので振動や寝てしまったときにも安心で、背もたれもしっかりとしたつくりで安全基準をちゃんとクリアしています。
前乗せタイプでありながらクールなルックスが特徴なので、シンプルなものが好きな人にも抵抗なく使いやすいでしょう。
1~2、3歳という短い期間に使う前乗せシートではありますが、急激に成長する時期でもあるので、その成長に合わせてヘッドレストが多段階に高さ調整できるほか、ステップも3段階に調整できるので快適に使えます。
スポーティー派のパパやママは「子乗せのチャイルドシートを付けられるのはママチャリだけだからなぁ…」とどんよりしている人も多いものですが、コチラの自転車用チャイルドシートならマウンテンバイクにも問題なく付けられる人気の商品です(ハンドルとサドルの間に設置します)。
ヘッドレストなどはなく、とてもシンプルなつくりですが足を多く部分はしっかりと広く、安定できます。子どもが掴む前の部分は丸みを帯びたフォルムなので、何となくハンドルのようにも見え、小さい子は自分で運転している気分を味わえて大喜びでしょう。
>一味違う自転車用チャイルドシートが希望なら断然コチラがおすすめです。
※ロードレーサー(ドロップハンドル)には装着できません。
自転車用チャイルドシートって、どれも似たようなものばかりでちょっとつまらないかも…。そう感じている人には、海外製のおしゃれなデザインや色を楽しめる商品がおすすめです。もちろん、使い心地や安全面もきちんとしたものをえらびました。
お出かけがさらに楽しいものになるかもしれませんね。
ゴツゴツした形状の自転車用チャイルドシートが多い中、シルエットがすっきりとしたコンパクトなタイプの後ろ乗せチャイルドシートです。
装着は付属の専用キャリアを取り付けてから行うので、スムーズに誰でも簡単に付けられます(クラス25規格以上/横幅12~17.5cmのリアシートに付けられます)。
日本製の自転車用チャイルドシートとは一味違ったおしゃれな見た目は、数々のグッドデザイン賞を受賞しているので、他と差をつけたいという人にも多く選ばれています。カラフルで見ているだけで元気になれそうな発色で13色も展開。
ヨーロッパの安全基準に基づいて作られているので、シートベルトなどもしっかりしていて乗り心地も満点です。
自転車用チャイルドシートは樹脂製などが多く、子どもが乗りやすい素材が多いものの、もっと快適に乗せてあげるには専用のカバーやクッションを使うことをおすすめします。
毎日晴れて過ごしやすい日ばかりの走行とは限らないのが自転車です。そんな天候や環境に負けず、笑顔になれる商品があります。
突然の雨や風、黄砂、花粉やホコリ…。子どもを乗せての自転車での走行はさまざまな外敵とのたたかいでもあります。
レインカバーでもあるコチラは撥水、UV加工で自転車用チャイルドシートごと包みこんで、ちょっとしたお部屋状態になれるつくりだから子どもにとっても楽しく、安心です。
耐久性のあるPVC素材でオールシーズンOK。天気のよい日は窓をめくって固定すれば、そのまま走行できるので頻繁な付け外しのわずらわしさもありません。
前と左右に大きな窓が付いているので通気性抜群で視界も広く、夜間走行にも安全なシルバーに光るパイピング加工もしてあります。
自転車での行動が多く、雨の日はこもりがちという人に高評価です。
自転車用チャイルドシートの上に使う商品で、コチラのように足元までガードしてくれるタイプはなかなか見かけません。全面弾力のほどよいもっちもちのクッションになっているので、身体が沈み込まずに段差の衝撃もなんのそのです。
小さい子はあまりこまかい意思を伝えることが難しいといわれていますが、自転車のチャイルドシートに半ズボンやスカートなど肌の出ている部分が触れていると、意外に痛かったり不快に感じているのかもしれません。
コチラのシートをつけたら自転車を嫌がらなくなった!という声も多いおすすめ商品です。自転車に乗せるとグズグズする子に試してみてはいかがでしょうか?
自転車に子どもを乗せるのは楽しみではあるけれど、大切な命を乗せるという責任重大な行為でもあります。気になることはスッキリと理解・解決してから購入したいものですね。
できますが、一人で座れるようになっていることが最低条件です。そして、まだ身体が小さいので、姿の見えない後ろ乗せではなく、子どもの様子が見える「前乗せタイプ」に乗せましょう。
生後8ヵ月くらいからお座りができるようになる子が多いものの、本当に「腰がすわる」状態までは達していないため、早い子でも生後10~11ヵ月からといったところです。
小さなうちは、どこでもすぐに眠ってしまうため、首がガックンとなってしまいます。ヘッドレストがついていても、1~2歳では危ないので必ず「何かあってもすぐに対処しやすい」前乗せシートを選びましょう。
自分での取り付けは積極的にはおすすめしません。メーカーによっては自転車販売店での取り付けを警告しているところも多いのです。
とくに後ろ乗せチャイルドシートに関しては難しいと感じる人も多いようですね。
実店舗で購入した際には、自転車販売店で取り付けてもらうのがスムーズで、一番安心ですが、ネットなどで安く買えることも多いので「持ち込み」で取り付けてくれる販売店を探しましょう。
◆ 自分で取り付けるならココをチェック!
※メーカーでは自転車店などの専門店での取り付けを推奨しています。
後ろ乗せのチャイルドシートに比べると、比較的軽量なものが多い前乗せ自転車用チャイルドシート。取り付けも簡単に行えるといわれているので紹介します。
商品ごとに対応年齢と体重の記載がしてありますので、必ず確認し目安にしましょう。
1~4歳未満、体重15~20kgの表示が多いですが、あくまでも目安です。前乗せを実際に使うのは1~2歳後半まで、体重も18kgくらいまでだったという人が多いようです。
理由としては、子どもの成長とともに、ペダルをこぐ足が子どもの足とぶつかり、ハンドルが重くなって走行しづらくなるから。
また、座席位置が高いため上げ下ろしも大変になるからです。
2~6歳未満、体重約20~22kgが目安になります。後ろ乗せはぐっと走行しやすくなりますが、後ろが見えない分次のような危険性も高まります。
などの事故の可能性もあるので、ヘッドレストやベルトロックなどの安全対策はもちろんのこと、子どもが暴れないで乗れるよう、お約束を守れるようにすることも大切です。
自転車屋によって料金に違いがありますが、数百円から千円前後の設定料金になっているところが多いようです。
基本的にチャイルドシートは安全のためにもきちんと「プロに取り付けてもらうこと」を推奨しているメーカーも多く、取り付けの不具合による事故は自己責任となってしまいます。
そうなると自転車屋でプロに取り付けてもらうのが一番安心ですね。ただし実店舗で購入したものを取り付けてもらうのは比較的スムーズですが、インターネットなどで購入した商品などの持ち込みでの取り付けは、行っていない場合もあります。
あらかじめ問い合わせてから持ち込むようにしましょう。
自転車用チャイルドシートは1歳から6歳までという短い期間に使うものではありますが、さまざまな危険から親が守ってあげなければならない大切な時期でもあります。
自転車に乗せる時には自転車用チャイルドシートの取り付けはもちろんですが、チャイルドシートを取り付ける自転車が粗悪なものであっては、いつ大事故につながってしまうかわかりません。
大切な子どもの命をまもるためにも、自転車の点検はもちろん、チャイルドシートの積載に耐えるものであるかどうかの確認から始めましょう。
その上で、この記事で紹介した自転車用チャイルドシートを選ぶ参考にしてくださいね。