冷蔵庫を東芝製のものにしたいと探している人へ。家電の専門知識をもったプロのアドバスをもとに東芝の冷蔵庫を徹底解説します。冷蔵庫は食の中心であり、最も活躍する家電...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
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冷蔵庫は食の中心であり、最も活躍する家電といえるのではないでしょうか。それゆえにしっかりした基準で目的に合わせて購入したいものです。家族用、一人暮らし用そして子どものいる家族用と同居者の人数に合わせた冷蔵庫をおすすめしていきます。
東芝は家電メーカーのなかでも専門的な製品作りをしているといわれています。生活に合った東芝の冷蔵庫機能を使いこなせば、食生活がワンランクアップするのではないでしょうか。
ママアイテム編集部
東芝冷蔵庫といえば他メーカーにはない「真ん中野菜室」のVEGETA(ベジータ)や2017年発売されたFWXやFWの新シリーズが有名ですが、一体どう違うの?何を基準に探せばいいの?と悩む人も多いのではないでしょうか。
とくに東芝は専門性が高いメーカーといわれるように、高性能の商品が多く素人には比べることが難しいと感じてしまうようです。そこで東芝冷蔵庫を選ぶ際に、これだけは外せない!という最低限のチェックポイントを伝授します。
東芝の冷蔵庫を選ぶ際に最もわかりやすいのがドアの数ではないでしょうか。冷蔵庫の大きさによっても違いはありますが、使い方によって適したドアの数もかわります。
中に入れるものによってしっかりと部屋を分けて使いたい人はドア数の多いものを選ぶようにしましょう。また、ドアの数が少ないものは開閉の手間を減らしたいという人に向いています。
さらに重要なポイントは冷蔵庫をどこに設置するのか事前に決めておき、左開きがいいのか右開きがいいのか、もしくはフレンチドア(観音開き)が可能なのかも合わせて確認するようにしましょう。購入後にドアが開けられないという失敗談は意外に多いものです。
冷蔵庫を購入の際、多くの人が迷うのはその容量です。目安としては「家族の人数×70L+100L(常備用)+70L(予備用)」で計算します。
しかし買い物は週末にたくさん買いだめする、育ち盛りの子どもがいるなどのライフスタイルも加味したうえで、家族にあった容量のものをチェックするようにしましょう。
専門的な意見を付け加えると、近年は冷蔵保存する食品がふえるなど生活スタイルが変化しています。従来の目安よりも100Lほど大きめの冷蔵庫を選ぶようにしたほうがいいかもしれません。迷ったらワンランク上を選ぶといいようです。
東芝の冷蔵庫を機能性で選ぶ人も多いです。東芝といえば使用頻度の高い野菜室を真ん中に置いたVEGETAが人気です。高湿度で野菜の潤いを保つので料理を頻繁にする人にとってはとても使いやすい形になっているのです。
また速鮮チルド機能が付いている冷蔵庫では、入れたものを一気に冷やすことで凍らせずに鮮度を維持してくれます。さらに新バージョンでは機能が向上し「解凍」モードや「ドライモード」などさまざまな機能がプラスされてより便利になりました。
どのように使用したいのか、そのためにはどんな機能が必要なのか自分の希望にあった商品を選んでいきましょう。
価格帯を知っておくことも買い物の基本です。東芝冷蔵庫の売れ筋価格帯はいくらくらいなのでしょうか。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
~50,000円 | 80,000円~150,000円 | 200,000円~ |
最安値価格帯のものは2ドアで一人暮らし用の小容量のものやホテル用冷蔵庫といわれる1ドアの27L程度のものとなっています。
一方高級価格帯のものはフレンチドア(観音開き)の大容量冷蔵庫タイプになります。光沢のいい大理石調ガラスであったりと機能性、大きさそして見た目にもこだわりたいという人に向いているラインアップです。
そして売れ筋価格帯のものはそれぞれに必要な機能が搭載されていて、400L〜600Lの容量のものが多いようです。いずれもオープン価格となっていて、希望小売価格を東芝が設定していないので小売業者の設定価格となり販売店で多少の差が生じます。
東芝の冷蔵庫は一度使うと病みつきになるといわれていますが、他メーカーの冷蔵庫と何が違うのでしょう。東芝というメーカーがどのような冷蔵庫を作り出しているのかメーカーの特徴を確認しておきましょう。
東芝は1873年銀座を発祥地として生まれた歴史のある大手メーカーです。「人々にすてきな暮らしを」という理念を持って製品を作り出し、高品質のグローバルな製品として世界中の人々から高い支持をえています。
東芝の冷蔵庫といえば、豊富なサイズ展開と野菜室を真ん中にデザインするなど機能性にたけた商品が多く販売され、食材を長く保存する技術や温度切り替えができる冷凍室など顧客のニーズに合った商品展開をしているのも特徴です。
東芝の冷蔵庫を比較していくにあたって、購入時に確認しておきたいポイントをあげておきました。上記で紹介したおすすめの選び方に付け加え、製氷機や野菜室また冷凍庫を多く利用するという人のために冷凍庫の位置も比較ポイントに入れています。
多くある東芝商品のなかで、専門家が今一番おすすめだと一押しするのはGWシリーズのタッチドア冷蔵庫です。設置スペースを最大限に生かした大容量で省エネ設計の使いやすい冷蔵庫となっています。
2018年3月に発売された新機種でVEGETA(ベジータ)シリーズの新製品です。冷蔵庫の設置幅として60cmはとてもニーズの高いもの、幅60cmをキープしつつも高機能を実現した片開き5ドアの省エネ冷蔵庫となっています。
最も注目すべき点は幅60cmのまま大容量を実現しているところで、搬入経路や設置場所の問題であまり大きなサイズは購入できないけれど大容量が欲しい!という声に答えるように生まれました。外壁を薄くしつつ強度も保持し456Lの容量を実現したのです。
ベジータシリーズといえば中段に設置された野菜室が人気ですが、野菜室に高湿度の冷気を送り保存に最適な湿度95%を保ち、そして「ミストチャージユニット」を新たに搭載したので野菜の乾燥も防いでくれます。
さらに解凍モードの付いた「速鮮チルド」は一気に冷気を送ることで肉や魚の鮮度を守り、解凍モードを使用することで30分で半解凍状態にできるので、切りにくい肉などの食材の薄切りも簡単に行えるのです。
ドアはタッチオープンドアで、料理中も手をかざしスイッチに触れるだけでドアを開けることができ、手の汚れる料理中に何度も手をふく手間が省けるのはとても便利ですよね。
食材も長持ちする便利な機能が多数搭載されている、設置しやすい大容量冷蔵庫ですね。これまで大容量の冷蔵庫をおきたくても設置場所であきらめていたという人にとくにおすすめしたい商品になっています。
家族が多いと大容量の冷蔵庫が必要になってきます。しかし、ただ大きいだけでは電気代もかかり場所もとる……。大容量でもよりスタイリッシュにそして使いやすい冷蔵庫が東芝にはあるのです。
冷蔵庫に高級感を持たせたミラーガラスのスタイリッシュなドアは空間の広がりを感じるデザインなので、大きな冷蔵庫もしっとりと溶け込むように設置でき、2017年には優れたデザインに送られるGOOD DESIGN AWARDを受賞しています。
大容量ですが東芝では省エネにも力を入れていてGR-M600FWXを1年間使用した場合の電気代目安は7,260円と高省エネ機能を実現しています。多機能で省エネと家計にもやさしい冷蔵庫です。
家族の人数が多いと食材をまとめ買いしたり冷凍して置く機会も増えるものです。そんな時に助かるミストチャージユニットや速鮮チルドも搭載しているので野菜の乾燥を防ぎ、肉や魚の鮮度や美味しさも守ってもらえますね。
2017年9月に発売されたFWシリーズの新作冷蔵庫で、ラピスアイボリーとクリアシェルホワイトの大理石調のドアはとても落ち着いた上品な空間を生み出してくれます。デザイン性が高く機能も充実していて使いやすいと人気のタイプになっています。
ミストチャージユニットや速鮮チルドも搭載し家族の食材を新鮮に美味しくキープし、東芝の技術ルネキャットによって可視光触媒にLEDライトをあて冷蔵庫内を除菌&消臭することも可能です。
雑菌が気になる季節などには大変ありがたい機能ですね。さらに野菜くずが落ちやすい野菜室にはお掃除口が付いているのでフタをはずして野菜くずや泥を取り除くのも簡単にできるので、冷蔵庫内はいつも清潔にしていたいという人におすすめの商品です。
小さい子どものいる家庭では、離乳食や弁当用に食材を凍らせたり食材をまとめ買いしておく機会も多くなるものです。そのため冷凍機能に優れたものや食材の鮮度をキープしてくれる機能が重要になってきますね。
子どもの料理にたくさん使いたい野菜室が真ん中にあり取り出しやすくなっています。また野菜室には果物や野菜の軟化を進めるエチレンを分解する機能が付いているので収穫したてのみずみずしさのまま野菜を保存することが可能なのです。
さらにツイン冷却の低温高湿度冷気によって、野菜を生のまま凍らせることも可能なので忙しい子育てママにとっては大変便利な使い勝手のいい冷蔵庫といえるのではないでしょうか。
もう一つのおすすめポイントとして、強力な冷気を使用し約1時間で氷をつくる点があげられます。友達が来た時や急な発熱時など子どもには何かと氷が必要です。短時間で1回分の氷を作れる冷凍室があるのは大きなプラスポイントではないでしょうか。
設置がしやすい60cm幅の片開き冷蔵庫で、開き方は設置場所によって右開きと左開きの両タイプから選択可能となっています。どんな場所にも置きやすいと人気がありマンションなどの搬送スペースの限られた場所にもおすすめです。
真ん中野菜室で取り出しやすく「うるおいラップ野菜室」は冷蔵庫内の水分を閉じ込めることで高湿度を保つ構造になっています。野菜に直接風があたることがないので、乾燥しらずの新鮮野菜がいつでも食べれますね。
さらにGR-M33SXVにも短時間で氷を作る機能が搭載されているので子どものいる家庭に喜ばれています。手入れのしやすさにも定評があり、掃除のしやすいガラスドアや洗える給水経路などは菌の気になる食材周りを清潔に保つサポートをしてくれます。
冷蔵庫にはあまり場所をとりたくないけれど容量はほしい、という人も多くいるようです。そんな人におすすめしたいのが幅60cmのスリムで大容量、東芝の技術の詰まった人気冷蔵庫です。
5ドアの400Lを超える容量ですが幅は設置しやすい60cmです。東芝では外壁の強度を維持しつつ壁を薄くする技術を使いスリム&大容量を実現しているので、冷蔵庫の性能を保持しつつ設置しやすい構造をつくりあげています。
とくに注目したいのは野菜室、取り出しやすい真ん中野菜室となっていて冷蔵庫と野菜室をそれぞれ違った適温で冷やす構造です。そしてその時発生する霜を水分に変え、野菜を高湿度の状態でみずみずしく保つことができるというわけです。
さらに「うるおいラップ野菜室」を用いているので野菜室の気密性を上げ高湿度の状態を維持しています。デザインに関しても「白の中に柄のあるデザインも良かった」という声がよせられているように、見た目にも変化を加え多くの支持を集める冷蔵庫です。
GR-K36SXVも幅60cmのスリム型ですが、上記のGR-K41GXVに比べ奥行きと高さが小型になり容量も363Lで2人用にちょうどいいサイズの冷蔵庫です。
コンパクトながらも湿度を保つ野菜室や入れるものによって自由にスライドできる自在棚、そして食品の高さに調節できる自在ドアポケットなど使いやすい設計になっています。
短時間で氷を作れる一気製氷機能、洗える給水経路そして銀イオン抗菌によって製氷皿を清潔に保ち、美味しい氷をつくりだす機能が搭載されていて氷を多用する人にとっても嬉しい冷蔵庫のようです。
最後におすすめするのは一人暮らし用の冷蔵庫です。一人暮らしで大きな容量を購入し使い切れずに無駄なスペースになってしまう人も多いようです。一人暮らしにちょうどいい200L以下の冷蔵庫を見ていきましょう。
一人暮らしで料理をする人にちょうどいい171L容量の冷蔵庫です。暗い夜の室内でもよく見えるLEDライトが庫内についていて、ドアポケットには2Lのペットボトルが3本収納できる設計です。
一人暮らしでもペットボトルのような飲み物は意外に場所をとるもの、大きめのドアポケットは利便性が高いのではないでしょうか。さらに庫内には脱臭フィルターが付いているのでニオイの気になる食材を入れてもニオイうつりの心配が少なくなります。
大きなおすすめポイントは冷蔵庫上部のスペースに耐熱100度のテーブルボードが使用されている点で、冷蔵庫の上部にオーブンレンジも設置できるので一人暮らしの空間利用を考えた作りになっていますね。
容量38Lの冷凍庫なしの小さな冷蔵庫はホテル向けの業務用冷蔵庫で、ほとんど自炊をしない人や自室に飲み物用の冷蔵庫を置きたいという人に向いていますね。
小さいながらも機能は充実していて、インバーターを搭載することで一人の時間を過ごす際に意外に気になる冷蔵庫の稼働音をカット、省エネ&静音を実現しています。さらに自動霜取り機能が付いていて、定期的に自動で霜をとるので冷却力が下がることもありません。
オプションも豊富で左開きの開閉方向を選べたり、カラーをホワイトからブラウンに変更、扉にカギを取り付けるなど希望に応じた機能を追加できるのも高ポイントですね。
番外編として「あったら便利」な東芝の商品をおすすめします。冷蔵庫にプラスαの機能をつけて生活をより便利に楽しいものにしたいという人はぜひ参考にしてみてください。
東芝のスマート対応家電に使用することで「家電コンシェルジュ」のサービスを利用できるアイテムです。東芝の家電コンシェルジュは東芝HEMS(フェミニティ倶楽部)を利用することで外出先から庫内の画像を見ることができます。
また機器の異常をメールで知らせてくれたり、時には省エネアドバイスや使い方のアドバイスなども受けることができる便利なものなのです。
離れた家族の食生活を見守る方法として、高齢者や一人暮らしの家族の冷蔵庫に取り付けている人も多くいるようですよ。
東芝のスマート対応冷蔵庫の冷蔵庫や野菜室へ設置するだけで外出先から庫内の様子を確認することができるので、よくある重複買いや買い忘れを防ぐことができます。
レンズ歪補正処理を搭載した広角レンズを使用しているので鮮明な画像で中を確認することができ多くの利用者から「便利である」との評価を受けているアイテムです。
買い物メモを作って食品の買い出しへ行く人や、ついつい重複買いをして食品を無駄にしてしまうという人に向いているのではないでしょうか。
東芝の冷蔵庫を購入前に気になる疑問を解決しておきましょう。いざという時に焦らないように、あるあるといった疑問を解決します。
東芝のサイト「冷蔵庫お客様サポート」ページから各種サポートを受けることができます。
サイトを開くと「よくあるご質問」「インターネットからのお問い合わせ」「電話でのお問い合わせ・修理依頼」などが案内されます。よくあるご質問には多くの利用者がよせる不具合による質問が紹介されているので参考になるのではないでしょうか。
設置場所、搬入経路のサイズも確認しておきましょう。
利用者のニーズにあったサイズを選ぶことも大切ですが、それ以前に設置場所におさまらない事には始まりません。
設置する予定の幅や奥行き、高さそしてドアを開けられる幅を確認します。次に大切なのは搬入経路です。玄関ドアを開いた状態の幅や、設置場所に移動する際にもっとも幅が狭くなっている部分のサイズなどをチェックすることも重要です。
東芝の冷蔵庫は機能性が高く選択肢もたくさんあるため、どんな機能が欲しいのかどこに設置するのかを購入前にきちんと決めておく必要があります。
なかでもとくに野菜室や冷凍庫に力を入れている東芝なので、美味しく野菜を食べたいという人や鮮度のある肉や魚が食べたいという人は、東芝の機能にこだわって冷蔵庫を選んではどうでしょう。
またデザインもサイズも豊富にそろっています。東芝の冷蔵庫はどれにしようか悩んでしまいそうですが、その分冷蔵庫選びが楽しくなりそうですね。