UVカット手袋を使っていますか?紫外線は夏だけのものではありません。一年を通して降り注ぎ、私たちの肌にダメージをあたえ続けています。そこで専門家にうかがったお話...
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
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紫外線は夏だけのものではありません。一年を通して降り注ぎ、私たちの肌にダメージをあたえ続けています。
そこで専門家にうかがったお話を元に、UVカット手袋の選び方と、編集部おすすめのUVカット手袋9選をまとめました。
紹介するUVカット手袋は、ショート丈、ロング丈、指あり、指なし、メンズ用、釣りや登山などのアウトドアに適したものからスポーツ、ガーデニング用までそろっています。
また、UVカット手袋に関する疑問にもお答えしています。
肌老化の一番の原因となる紫外線を防いで、うつくしい手をたもちましょう。
エキサイトおすすめアイテム編集部
UVカット手袋を選ぶにあたって、どのようなポイントに注目すればいいのでしょうか。購入してから「しまった!」と後悔しないためにも、あらかじめこの7つのポイントをチェックしておきましょう。
UVカット製品は大きくは2種類に分けることができます。ひとつめが素材そのものにUVカット効果があるもので、もうひとつが製品にUVカット加工が施されたものです。
UVカット加工が施されたものはさらに2種類に分けることができ、素材を染める際に染料とともに紫外線吸収剤などを布に付着させたものと、製品が出来上がってからUVカット効果を付着させたものがあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットなどを見ていきましょう。こちらの表では便宜上、製品ができる前の段階でUVカット加工を施したものを「UVカット加工1」、製品が仕上がった後からUVカット加工を施したものは「UVカット加工2」としております。
UVカット素材 | UVカット加工1 | UVカット加工2 | |
特徴 | 繊維自体に無機物質・もしくは有機物質を練り込んでいる | 染料とともに紫外線吸収剤を付着しUVカット加工を施したもの | 製品が仕上がった後、UVカット加工を施したもの |
メリット | 洗濯や摩擦に強く、UVカット効果が持続する | UVカット素材より安価で、UVカット加工2より効果が持続する | 製品の価格が安い |
デメリット | UVカット加工製品と比べると高価 | UVカット素材に比べると、効果の持続性がない | 洗濯や摩擦に弱く、長期間の効果の持続が期待できない |
おすすめのタイプ | 洗濯頻度が高いものや、摩擦が多く生じるものに最適 | 手ごろな価格で、ある程度の効果の持続性を期待する方 | 低価格で手に入れたい方 頻繁に買い替えて、長期間使用しない方 |
それぞれの特徴をチェックして、用途に合わせたものを選びましょう。UVカット手袋は、汗をかく季節に大活躍します。そのため、頻繁に洗濯をすることが考えられます。
一度購入した製品を長く使いたい場合は、繰り返しの洗濯に耐えられるUVカット素材の製品がおすすめです。ファッションに合わせて複数種類を使い分けたい方や、しょっちゅう買い替える方はUVカット加工の製品を選ぶと費用が抑えられます。
UVカット手袋だけではなく、日傘や帽子などのUVカット効果がある製品には、たいてい「紫外線カット率(紫外線遮蔽(しゃへい)率)」が表示されています。肌に塗る「日焼け止め」の場合は、日焼け止め効果の高さと肌への負担が比例しますが、手袋の場合は肌に負担をかけることはありませんので、日焼け止め効果が高いものを選ぶと安心です。
せっかく日焼け止め効果を期待して購入したものの、UVカット率が低かったり、UVカット率が記載されていなかったりとなれば、期待する効果が得られないかもしれません。購入前にデザインや形だけではなく、UVカット率をチェックすることをお忘れなく。
先ほど紹介した紫外線カット率が「紫外線をどのくらい遮蔽」できるのかに対して、UPF指数(紫外線保護指数)は「紫外線からどの程度肌を保護」できるのかという数値になります。古くから紫外線対策を行っているオーストラリア、ニュージーランドにて定められた評価指数です。
UPFは数値が大きくなるほど肌を保護する効果が高く、15以上で日焼けを防ぐ効果が認められます。3つのランクに分けられており、日焼け止め効果は以下の通りです。
UPF15~24:Good Protection(良)
UPF25~39:Very good Protection(優良)
UPF40~50+:Excellent(優秀)
ちなみに50以上は全て50+と表記されます。
UVカット率と合わせて、紫外線から肌を保護する目安となるUPF指数も確認しておくと安心です。
UVカット手袋にはさまざまな形のものがあります。手首までのショート丈から、手首を完全に覆う丈、肘までの長さのものや、二の腕までの超ロングタイプなどさまざまです。
「大は小を兼ねる」ということわざがありますが、UVカット手袋にはあまり当てはまりません。超ロングUVカット手袋は、半袖やノースリーブを着用する場合には便利ですが、UVカットカーデガンなどと併用する場合には非常に使い勝手が悪くなります。
また、長袖を着るからと思って手首までのショート丈を購入した場合でも、袖の長さによっては常に手首から2cm程度が陽射しにさらされてしまうということも。
指あり・なしについても同じ事が考えられます。とくに現代では地図もスマートフォンを活用することがあり、操作の度に手袋を外すのはとても面倒であるため、結局UVカット手袋をはめなくなったという失敗をした方もいらっしゃるでしょう。
どのようなシーンでもっともよく活用するのか、日頃どのような袖の長さの服を着ているのかなどで選ぶべき形がことなります。失敗のないように、よく考えてから購入しましょう。
紫外線から肌を守りたいシーンはたくさんあります。外出目的に合わせた手袋選びも重要です。
例えば通勤時、駅まで歩くときに紫外線を防ぎたいのか、車の運転時に紫外線を防ぎたいのか、ガーデニングで使いたいのかスポーツで使いたいのかによっても選ぶべきUVカット手袋はことなります。シーンにあったものを選びましょう。
UVカット効果がある手袋を使いたいけれど、肌に触れるものは天然素材のものが良いという方もいらっしゃるでしょう。そんな方におすすめなのが、何も加工を施さなくても素材自体にUVカット効果があるオーガニックコットンがおすすめです。
紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を使用せずとも、UVカット率が85~95%以上あり、加工しているわけではないので洗濯で効果が薄れることはありません。また、シルク(絹)にも約90%程度のUVカット効果があると言われています。
天然素材で日焼け止め効果を期待するのなら、オーガニックコットンやシルクの手袋をチェックしてみましょう。
最後のチェックポイントは価格について。UVカット手袋の価格はどの程度なのでしょうか。大手通販会社の販売価格を参考に、最安値価格帯、売れ筋価格帯、高級価格帯の3つの価格帯とその特徴をまとめました。商品選びの参考になさってください。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
~1,000円 | 1,000~1,600円 | 1,900円~ |
化学繊維素材を使用 指のないアームカバーなどが多い | 天然素材の手袋 保湿や手荒れにも使用可能な製品 | UVカット以外の機能性がある デザイン・冷感・滑り止めなど |
今や、100円均一でも購入することができるUVカット手袋。どのブランドの商品が人気があるのでしょうか。人気のあるメーカー・ブランドを2つまとめました。
1977年創業の手袋専門店です。現在は手袋と靴下をメインに、自社工場で製造した製品を販売しています。UVカット手袋は、オーガニックコットンやシルク100%のものが人気。スマホ対応や刺繍名入れ可能なUVカット手袋もあります。
「美しくありたい女性のための完全遮光100%オリジナルブランド」として、日傘や帽子、アームカバーなどの小物に至るまで、さまざまなUVカット製品を展開しています。使用する生地は、品質にこだわった日本製。紫外線だけではなく、陽射しによる「熱さ」からも肌を守ってくれます。
このあとに紹介する「編集部おすすめのUVカット手袋12選」は、以下の比較ポイントを中心に選出しました。最初に紹介した「おすすめな選び方7つ」と合わせて、ご自身にぴったりのアイテムをチェックしてみてください。
UVカット率
紫外線防止指数
形状
材質
スマホ操作
初めてのUVカット手袋で、何を買えばいいのか迷っている方はこちらをチェック!オーガニックコットン使用で肌触りのよさに定評があり、紫外線カット率100%、3WAYタイプのUVカット手袋です。肘の上までカバーできるロングタイプなので、夏は半そでや七分丈を着るという方に最適です。
素材はオーガニックコットンなので肌にやさしく、うっとりするような使用感のよさが特徴。デザインはさりげない水玉とストライプの2柄合計6種類なので、洋服の好みに合わせて選ぶことができます。UVカット率は100%、長さも肘上までカバーできる50cmのロングタイプです。
ロングの5本指手袋と、指なし(親指のみ途中まであり)のアームカバータイプの2枚が1セットになっています。ロング手袋の人差し指と親指の先には、タッチパネル操作ができるお花の刺繍が施されており、スマートフォンの操作が可能。アームカバーの手のひら部分には滑り止めがついているので、細かい作業や車の運転も安心です。
また、ロング手袋とアームカバーの両方を重ねて使うこともできるので、用途に合わせて使い方を変えられる3WAYタイプとなっています。企画から生産、出荷まで、全て自社製造で行われているので、高品質な製品をお手頃価格で購入できるのもおすすめポイントのひとつです。
愛用者からは「プレゼントしたら、とても肌触りがいいと喜んでもらえた」「2枚重ねるのは暑い日でも、バラバラに使うことができて快適」「炎天下の車の運転用に。オーガニックコットンで肌触りがよく、紫外線カット率が100%で完璧です」など、肌触りのよさや使い勝手のよさを評価する声が聞かれました。
紫外線からは肌を守りたいですが、「いかにも日焼け止めのため」といった手袋やアームカバーではせっかくのファッションが台無しです。こちらでは女性らしさやファッションを損なわない、デザイン性が高いアイテムを3つピックアップしました。ファッションに合わせていくつか準備しておくと、デートやお出かけの際に重宝します。
形は指なし(親指のみ途中まであり)のアームカバータイプですが、手首から上の長さが充分にあるため、手の甲から指まですっぽりと覆い紫外線から守ります。それでいて、手のひら部分に切れ目が入っているので、ハンドルを握る場合などでも指の折り曲げもラクラクOK。
長さは手首と肘のちょうど真ん中あたりまでの30cmで、外側はUVカット率100%。内側は通常の姿勢では日焼けする心配がないため、発熱・保湿性が高い「ぬくいと(温糸)」を使用した秋から冬のUVカットに最適なアイテムです。
カラーはブラックとダンガリーグレー。ブラックは、女性らしく高級感がある花柄のレースで覆われています。プレゼントにも最適です。
シルク100%、女性らしいやわらかな質感のメッシュタイプのアームカバーなので、「いかにも日焼け止め」という印象をあたえません。日焼け止め効果はカラーによってことなり、ブラック99.4%、ベージュ92.9%、シルバーグレー93.1%です。
タック編みを採用しているため、通常のメリヤス生地と比較すると1.5倍の通気性です。ベタつきが気になる暑い季節でも、さらっと快適に使用できます。約22センチのショート丈で、手の甲から手首の上までカバーします。夏場はUVカットカーディガンを着用するという方におすすめです。
車通勤の方や車に乗る機会が多い方に、ぜひチェックしてもらいたいアイテムを2種類紹介します。一年中使用することから、さまざまな袖の長さに対応できるものと、車を降りてお出かけする際にも着用していてかわいらしいデザインのものをまとめました。どちらもアームカバータイプなのでハンドルが握りやすく、肌触りがよく使用感のよい商品です。
指なしの肘上までのロングタイプで、手の甲の指に近い部分にレースとラインストーンがあしらわれています。ネイルグッズのお店で取り扱われており、ジェルネイル時のUVライト対策にも最適。
薄手のストレッチ素材なので、伸びもよく肌触りもやさしく着け心地抜群です。愛用者からは「UVカット率が高いので心強い」「指なしタイプですが、指が短いのでほとんど隠れます」「車で毎日使っていますが、お出かけの時につけたままでもかわいいです」などの声が聞かれました。
アウトドアが大好きな男性、そして女性におすすめのアイテムを2つピックアップしました。ひとつは細かい作業に適した、手のひらオープンタイプです。もうひとつは登山やハイキングに最適な、手をしっかり保護しながら紫外線も防いでくれるグローブです。どちらの商品も女性の愛用者もいらっしゃるので、男性はもちろんアウトドア好きの女性もチェックしてみてください。
日常紫外線を防ぐために手袋をするメンズは少ないでしょうが、キャンプや釣りなどのアウトドアとなれば話は別です。また、細かな作業が伴うので、動作を妨げられないものがいいですよね。
こちらは、手の甲から手首の上まですっぽり覆いつつも、親指と小指にゴムを通すだけの手のひらオープンタイプなので細かな作業に最適です。また、東レの「セオ α UV」を採用し、吸汗速乾、吸放湿、ソフトな風合いという特徴を持ち、繊維にUVカット効果がある物質を練り込んでいるので、洗濯を繰り返してもUVカット効果が低下しません。
愛用者からは「小銭を取り出すのがラク」「色落ちの心配が無く、すぐに乾くのでこまめに洗える」「紫外線対策に充分」という声が聞かれました。女性の愛用者もいらっしゃいました。
登山やハイキングに最適な5本指グローブです。東レ「フィールドセンサー ストレッチメッシュ」を使用しており、真夏でも涼しく快適に使用できます。
通気、吸汗、速乾性にすぐれていて、滑り止めグリップつき。手首はベルクロフラップなので脱着も簡単です。外したあとは左右のグローブをまとめられるクリップつきで、紛失の心配もありません。
男性用と紹介していますが実際は男女兼用のユニセックスタイプ、サイズはSからXLまでの4タイプでカラーバリエーションも4色そろっています。男性はもちろん、アウトドア好きな女性にもおすすめです。
屋外でのスポーツ時にも、紫外線対策をしっかりと行いましょう。こちらでは、スポーツに適したUVカット手袋を2種類ピックアップしました。テニス用と陸上競技用となっていますが、日常使いする方もいらっしゃるようです。日頃から運動をする方は、是非チェックしてみてください。
テニス用のUVカット手袋です。カラーバリエーションはブラックとライトブルー。かわいらしい花柄や星柄が印象的で、テニス以外にも日常使いしてる方もいらっしゃいます。
サイズはM、L、LLの3種類から選択できます。サイズ設定が細かいのもうれしいですね。
陸上競技に最適な、吸水性に優れたグローブです。形は一般的な5本指タイプで、手首までのショート丈です。
カラーバリエーションは、ブラックの1種類。最近は健康づくりのために、ジョギングやウォーキングをされる方も増えていますが、UVカット効果があることはもちろん、汗を吸い取る吸水性の高いこちらのタイプがおすすめです。
庭やベランダで植物やちょっとした野菜を育てるガーデニングが流行していますが、気になるのが紫外線です。ガーデニングの作業がしやすく、それでいて紫外線を防いでくれるUVカット手袋を2種類まとめました。どちらもガーデニングや農業用に作られたものなので、快適に使用できます。
農業女子というネーミング通り、農作業に最適なUVカット手袋です。1枚でも重ねても使用可能。適度なフィット感で、細かな手元の作業にも最適です。さらに特殊繊維を使用しているので、作業中もムレずに快適に使用できます。
親指、人差し指、中指の先には導電性繊維が使用されているので、装着したままスマートフォンの操作も可能。長さは50cmで、二の腕部分はもちろん手首部分にもズレ落ち防止対策が施されています。
UVカット手袋を購入するにあたって気になる疑問・質問に、Q&A形式で答えました。購入前に疑問を解消しておきましょう。
UVカット効果は期待できます。ただし、UVカット率やUPF指数が表示されていないものが多く、どの程度のUVカット効果があるのかがわかりません。
素材によってはUVカットを施さなくてもUVカット効果がありますし、UVカット率やUPF指数がわからなくても構わないという場合はよいのですが、ある程度の日焼け止め効果を期待する場合は、UVカット率やUPF指数が表示された手袋を使用することをおすすめします。
紫外線は一年中降り注いでいるので、一年を通した対策がおすすめです。
陽射しに当たって肌が褐色に焼けるのは夏だけかもしれませんが、紫外線は一年を通して降り注いでいます。紫外線のピークはUV-A、UV-Bともに5~8月がメインですが、冬でも肌に影響をあたえています。
また、肌の奥(真皮層)まで入り込むUV-Aは、シミやシワなどの老化肌の原因となります。あまり神経質になる必要はありませんが、美肌を保つためにもストレスにならない程度に一年中UVカット対策をされることをおすすめします。
SPFやPA値は紫外線を遮光する数値の目安ではなく、どの程度の時間日焼けを遅らせることができるかという数値だからです。
布製品でSPFやPA値を知りたい場合は、UPF指数がこれに比較的近い役割を持つと考えられます。紫外線を遮蔽する数値であるUVカット率と、紫外線から肌を保護する指数であるUPF指数をチェックしておけば、SPF値やPA値がわからなくても安心です。
年間を通しての販売はないようです。
夏場はUVカット効果があるロンググローブを始め、カーディガンやパーカー(袖が長く親指だけ出せるタイプの製品もあり)などの多くのUVカットアイテムを販売していますが、手袋の場合、冬場はヒートテックの製品に変わります。一年を通して使用したい場合は、夏場に商品をチェックして購入しておきましょう。
専門家にうかがったお話を元に、UVカット手袋の選び方、編集部おすすめのUVカット手袋12選などをお届けしました。秋から冬にかけては紫外線対策を怠りがちですが、紫外線は一年を通して降り注いでいます。夏だけではなく、一年中ケアすることが大切です。
また、UVカット手袋を「3日坊主」にならずに使いこなすためには、使用感のよさが重要になります。そのためにも、用途にあった手袋を選ぶことや、気に入ったデザインのものを選びましょう。
今回紹介した12種類のアイテムの中から、義務ではなく「お気に入りだからつけたくなる」ような、あなたにピッタリのUVカット手袋をみつけてください。