気になる浴衣のおすすめはどれ?浴衣って意外に着こなすのがむずかしいですよね。今回は着物の専門家の意見をまじえて、いま人気のレトロ浴衣や、最新モテ浴衣、長く使える...
気になる浴衣のおすすめはどれ?浴衣って意外に着こなすのがむずかしいですよね。今回は着物の専門家の意見をまじえて、いま人気のレトロ浴衣や、最新モテ浴衣、長く使えるおすすめの逸品などを厳選しました。浴衣をしっかり着こなし今年の夏こそはまわりにうらやましがられる浴衣・美男美女を実現するべく、着物販売店にもリサーチ。売れ筋の浴衣や成功する選び方のポイントを教えます。これさえ見れば、欲しい浴衣が見つかる必見の内容です!
ママアイテム編集部
まずは浴衣を選ぶとき、押さえておくべきポイント4点をチェックしていきましょう。
浴衣は毎年たくさんの商品が展開され、どれを選んで良いか分からない人も多いのではないでしょうか。着る時期が限られる浴衣だけに、失敗したくありませんね。
そんなときは人気ブランドの浴衣を選ぶのも、おすすめです。
たとえば人気3大ブランドの1つ、「京都きもの町」は、京都の呉服屋が作るだけに、色や柄がほかにはない美しさがあります。
「ふりふ」は、はなやかなレトロモダン柄が斬新でおしゃれだと人気です。また、「イオン」は毎年現代風にアレンジされた古典柄の浴衣が好評を博しています。
毎年新しい浴衣のラインナップを展開し、一定数の顧客が買い求める人気ブランドは、やはりそれだけの定評があって安心です。
浴衣にもその都度流行があります。女物は女性らしさを感じさせる、全体的に可愛い柄の「モテ浴衣」がトレンドになっています。また、大正レトロなどを取り入れた個性的なモダン柄や、古典花柄を現代風に復刻デザインしたものも人気が高いです。
ぎゃくににメンズは、グレー・紺・黒・デニム生地などがトレンドの主流です。夏のさわやかさを感じさせながらも、渋さとクールさを合わせ持つデザインが支持されています。
最初からセット販売なら悩む必要はありませんが、かずあるなかから帯(おび)を選べるようになっていることも多いものです。
浴衣にどの帯(おび)があうのかは、実際にバーチャルで見比べることのできる「着せ替えシュミレーター」なども最近はネット上にあるので、ぜひ活用してみましょう。
また、浴衣の柄にあわせた帯(おび)のむすびかたやヘアスタイルも重要です。髪飾りや帯留めなど、小物の選び方も着こなしの大事なポイントになるでしょう。
注目すべき点として、浴衣の生地も重要です。
浴衣の価格相場や特徴がどんなものか、知っておくことも大切です。価格帯の特徴を把握することで、買うべき一品が見えてくるでしょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格 | ・3,000円~5000円代 | 6,000円~15,000円以下 | ・15,000円以上 |
商品内容 | ・浴衣・帯、下駄の3点セットが多い | ・5点セットや8点セットあり | ・1つ1つがしっかりとしたつくりのものが殆ど |
帯 | ・作り帯はリボン結び限定が多い | ・帯が3種類で選択可能 ・リボン結び以外の作り帯あり | ・綿帯やリバーシブル帯 |
特徴 | ・洗濯可中心 ・フリーサイズ中心 | ・麻や綿素材で洗濯可 | ・足が痛くなりにくい下駄 ・吸汗速乾で、洗濯可多い |
ここで、毎年人気を集める浴衣のおすすめブランド・メーカーを紹介していきます。購入前に各ブランドの特徴を押さえておきましょう。
近年ネット通販にも力を入れている京都きもの町。本社は京都の五条で、高級着物販売から着物レンタルまで、幅広く展開している呉服屋です。
さまざまな着物作家の作品を数多く取り扱っていて、自社ブランド「kimonomati」のデザインもおしゃれと好評です。
大正15年に創業した(株)イオングループ。毎年「なつ古典」をテーマに、古典柄を現代風にリメイクした浴衣を販売しています。
浴衣・帯・腰紐・下駄の「浴衣4点セット」が好評です。その年度で売上が多い人気の浴衣TOP5をネット上で公開しています。
昭和7年に創業した(株)三松が立ち上げた着物ブランド。「Dress in Happiness~ 幸せを身にまとう」をコンセプトに、日本の伝統スタイルをモダンにデザインしています。
おしゃれな和柄・洋柄を始め、個性的なアンティーク調スタイルが人気です。小物や帯に至るまでハイセンスな品に定評があります。
大阪に拠点を置く、着物中心のオンラインSHOPです。キッズ・レディース専用の正統派着物から昭和初期復刻アンティーク浴衣や職人の手作りの逸品、そのほか小物・帯なども取りあつかっています。
とくに復刻版浴衣が人気を集めています。
2009年創業の、東京通販会社「ワンホワイト」が立ち上げたメンズブランド。
東京を中心に、アパレルから靴や小物まで、若者向けトレンドアイテムを発信しています。浴衣・帯・扇子・下駄の4点セットなど、手軽で便利な商品展開が人気です。
今回の商品の選定ポイントとして、もっとも気になる6つをピックアップしてみました。また浴衣のことだけに限定せず、その浴衣に似合うヘアスタイルまで特集しています。
浴衣はどれも似たようなものと思われがちですが、みんなとは違うものを着たいものですよね。編集部イチオシの今もっともおすすめする浴衣を紹介します。
毎年、大手着物メーカーと打ち合わせして厳選した柄と帯を発表しています。浴衣は京都の呉服屋のこだわりと、実力を感じさせるデザインだと人気です。
全20柄「夏色美人」は可愛いデザインで10代から20代向け、全16柄のレトロモダンな「LADY STYLE」は30代以上向けで艶のあるデザインです。
どちらも浴衣4点セットでお得ですが、とくに注目したいのは、「kimonomatiオリジナル」の帯のデザインです。
星や千鳥柄・猫・丸紋・幾何学・水玉と全38種類で多岐にわたり、しかもリバーシブルで柄も違います。また、実際に浴衣と帯がマッチするか、ネット上で合わせられるので失敗は少ないでしょう。
個性的なものに限らず、クールで渋めの帯やシンプルな帯もあるので、使いやすさも重視されています。浴衣の着こなしのポイントで、差をつけたい人にはおすすめです。
まずは押さえておきたい、国内の人気ブランドにスポットをあててみました。毎年注目される、人気ブランド浴衣はチェックしておいて損はありません。
各ブランドでは、大人の女性が欲しいと思うモダン浴衣を徹底的に研究しています。そんな実際の販売元でも売れる浴衣のなかから、さらに着物のプロが3点厳選しました。
三重県伝統の「伊勢形紙」を使用した浴衣が、毎年イオンで販売されています。レディースは全10種類で、おもに伝統的な和柄モチーフがひかえめに、そして品よく配置されています。
そのなかでも、紺ベースに蛍がデザインされたこちらの浴衣は、イオンの浴衣ランキングでNo.1になる人気ぶりでした。
印象は、大人の落ち着きがある涼しげなデザインで、全体的にスッキリとしています。それだけに、最低でも2~3年は長く使えそうだと大人の女性から支持を集めています。
髪型は高い位置にひとつにゆい上げるか、まとめるほうがこの浴衣にはしっくりと似合います。古典艶感がありながらも、キチンと感がバランス良くまとまっている浴衣だからこそです。
また伝統的な古典柄をアレンジしただけでなく、国内の染色工場生産で日本の染色技術がいかされている浴衣です。通気性も良くて、自宅で洗濯できるのも高ポイントですね。
紺地だと引き締め感があって、全体のシルエットが着やせして見えるのも女性にはうれしいでしょう。
「ほかの人とは違う特別なものが欲しい」と、だれしも一度は思うものですね。今回、そんな願望を叶えるぴったりな浴衣がこちらです。
イエローをメインのさし色に、紺・グリーン・茶色と計4色が折りかさなるバイヤス柄です。ひと目で、その珍しさと個性的なデザインの魅力に釘付けになります。
まるで美しい孔雀の羽根がいくえにも描かれているようなバイヤス柄は、なんと「粘土染料」を使ったマーブル染めで作られています。
国内唯一の染め工場で作られ、1点1点柄のでかたが違うので、自分だけのオリジナル浴衣がほしい人には最適です。
またバイヤス柄の特徴は、デザイン的に着やせ効果があるので、スリムに魅せたい大人の女性にも向いています。
さらに、しわになりにくいポリエステル素材なので、洗濯機を使用後にアイロンがけが不要なのも手間いらずでうれしいポイントですね。
大ぶりの菊柄が、あざやかで美しい印象の浴衣です。レッド・ブラックの2色展開のこちらは、デザインが大柄なので背格好のある人のほうがより着こなしが”さま”になりそうです。
流線的なラインの「よろけ縞」をバックに、和菓子の「はさみ菊」をイメージした菊が咲き乱れています。はっきりとした斬新なレトロ菊柄は、快活で発展的な感じを受けます。
じつはこの菊柄には、リボン文字で「大笑いする」という意味が含まれています。この浴衣には、「人とのご縁が結ばれて、笑みが絶えませんように」との想いが込められているのです。メッセージ性のあるロマンチックな一品ですね。
斜めの「よろけ縞」が背景にデザインされていることで、菊の良さが映え、女らしいラインを生み出しています。ふりふのオリジナル製品は、このように計算されたデザインに独自の魅力があります。
つぎはレディースの色浴衣4品を紹介していきます。個性的なカラーや柄で、なおかつモダンでおしゃれな浴衣を厳選しました。人の印象にのこり、目が止まりやすい魅力的な浴衣4品です。
utataneの人気シリーズ「浴衣3点セット」は、和モチーフの花柄を中心にさまざまなデザインが展開しています。好みにあわせて選べるデザインが多いのはうれしいですね。
とくにutataneでは、昭和初期の復刻版アンティークデザインにちからを入れています。花単体の浴衣も素敵ですが、なかでも桜の花柄と御所車のデザイン浴衣が、女性に人気です。
柄の配置が女らしいラインを浮き立たせるデザインなので、身体のメリハリを強調してくれます。使用者からは、街中で外国人に写真撮影の依頼をされるほど、デザインが好評だったそう。
帯や下駄は選択式ではなく、その浴衣に1番似合う色や柄のものがセットになっているので、失敗はありません。
帯は長さがあるので、色んな結び方にチャレンジできるのもうれしいですね。
猫が好きな人には、たまらない一品なのがこちらの浴衣です。自分の「好き」を浴衣にしっかり反映させるのも、着ていてうれしくなる大事なポイントですね。
色も白と黒のツートンカラーなので、猫柄が浴衣全体に散りばめられていても、シックに見えておしゃれです。
また、帯はクールなワインレッドなので、浴衣のおしゃれな差し色になりつつ、全体を引き締めてくれます。
帯留めの桜も、計算された遊び心があり、浴衣のキュートさをより引き立ててくれます。「浴衣を見れば猫」なので、猫好きの人にはテンションが上がる浴衣であること間違いなしです。
髪型はうしろ毛を少し出した状態で軽くまとめたりと、きっちりまとめあげる髪型よりは、ルーズフェミニンさを感じさせる現代風の髪型のほうが似合いやすいでしょう。
パっと見て、やわらかそうで着心地が良さそうに感じる浴衣です。みるものにどこか親しみをいだかせる浴衣なので、好感をいだかせやすいでしょう。
デートなどの外出時に着ると、相手は「浴衣だからよごさないようにしなくては」という気構えも少なく、リラックスして過ごせそうです。
紺と白のストライプ模様をベースに、花や金魚がひかえめに白く浮き上がっています。女性の可愛らしさと柔軟性を秘めたデザインながら、らくに着れそうなところが高ポイント。
シンプルな花もように、赤とピンクの中間色ほどのカラー帯が、コーデのアクセントになっています。涼しそうな本商品は、みたイメージのまま通気性にすぐれ、汗にも強い作りです。
さらに家で手軽に洗濯もできるので、すえながく使えそうでうれしいですね。
京都老舗の「紫織庵」と、「ふりふ」が共同制作した、オリジナル浴衣です。外国の船がところどころにセンス良く散りばめられたこの浴衣は、大正時代の長襦袢(ながじゅばん)柄を復刻したものです。
「空はサックスブルー」「海はクリーム色」「船は黒と紺に赤」とカラーが沢山入っているのに、全体的に上品さがただよっています。
さらにイラストの切り替え部分には、2色の斜めがけチェックが描かれていて、細部までこだわりのデザイン。とにかく全体の配色がおしゃれで、やわらかい優美さを感じさせます。
まさに有名2大ブランドにより、かんがえ抜かれたデザインだと納得できますね。涼しげな感じで、着たときにシルエットがスッキリと見えるのも高ポイントです。こちらは浴衣使用だけでなく着物としても使えるので、活躍度が高い浴衣です。
クリーニングに限定されず、洗濯機でも洗えてアイロン不要な点もうれしいですね。
メンズの浴衣の第一条件はなんといっても「格好よさ」。普段の服では表現できないクールさと、日本男児の魅力をぜひ浴衣に投影してみましょう。
今回はとくに人気のおすすめの浴衣を3選です。
普段、着なれているデニム生地で作られた浴衣なので、ちからを入れずに気軽に着れるところが魅力です。ブルー・インディゴ・ブラック・ワンウォッシュの全4色展開で、カラーによって大きく印象が変わってきます。
ブルーやインディゴは抜け感のある現代的な雰囲気で、ブラックやワンウォッシュはワイルドな渋さが出てきます。
フィットしてぴったりサイズではなく、全体的にルーズな着心地。ゆるくおしゃれに着る浴衣なので、帯や帽子をアクセントにコーデすると良いでしょう。もしスッキリ着たい場合はワンサイズ下のものを買うことをおすすめします。
また洗濯機が使用OKなので、洗うごとにデニムの味が出てきます。生地に厚みがあってしっかりしているので、安心して自分だけの色落ち感を追求できます。
おしゃれに着こなすには小物が必須にもなってっくるので、こちらの浴衣はやや上級者向けといったところでしょう。
良い感じの色落ち感がある、おしゃれなインディゴブルーのデニム浴衣です。近代的なデザインでありながら、全体のシルエットや雰囲気は一匹狼の渋い武士のようで、独特の格好良さがただよっています。
フロント部分にはボタン穴のような模様が4箇所ほどこされていて、左わき腹部分にはめずらしいポケットがあります。ちょうど財布を収納するのにも最適。
さらに浴衣の襟先の腰近くには、着くずれしにくい工夫でジーンズフロントの金具ボタンで止めるようになっています。
浴衣の最大の悩みの「着くずれ」に対応したデザインは、とても機能的だと好評です。
また、ジーンズのようにバックには2箇所のポケットがあり、バックスタイルのお洒落なアクセントになっています。セットのストライプ帯も、ボタンで止めるデザインで着やすい浴衣と男性に人気です。
大人の男性に似合うこちらの浴衣は、上品さが感じられるデザインです。ブラック/ネイビー/ホワイトの全3色展開で、ホワイト以外は縦縞がはっきりと目立つ粋なデザインになっています。
綿と麻の混合素材なので肌ざわりもサラリと涼しい感じで、通気性にすぐれています。シンプルで優美さを感じるホワイトは膨張して見えず、むしろスッキリとした印象を与えます。
また縦縞のラインが全体を引き締めて、着やせして見えるのもうれしいポイントですね。大人の男性の品と余裕を感じる浴衣は、心も身体もスマートな日本男子に見せてくれます。女性なら恋人やパートナーに着てほしい一品ですね。
髪型も落ち着きのあるヘアスタイルなら、何でも似合いそうです。帯合わせも簡単で悩まなくても良いと使用者から好評です。
ここで浴衣について生じやすい疑問点を3つ、紹介していきます。購入前に気になることをしっかり解消しておきましょう。
一般的に年代ごとに似合う浴衣は、多少違ってくるものです。
たとえば10代ならば、落ち着きのあるカラーより可愛い色が似合います。少々派手なビビットカラーや金魚柄、レース仕様など。「そのときにしか着られない」ものを着こなせます。
また、20代ならば可愛さだけでなく、綺麗さがプラスされた色味やデザインがより似合うようになります。
さらに30代は大人カラーはもちろん、綺麗さにくわえて品のある落ち着きのあるものが似合います。
40代になると、柄が派手なものより少し控えめなもの、シックで上品らしさや高級感を感じさせる色味やデザインがよりマッチします。
このように年代別で似合ってくるものは違ってきますが、肌のトーンや顔の雰囲気でもマッチするものがあり、帯のチョイスでも大分変わってきます。衝動で買う前に、まずはトータルでその点もじっくり検討すると失敗しにくいでしょう。
浴衣をもっとおしゃれに見せるアイテムとして、「帯飾り」「伊達襟(飾り襟)」がおすすめです。とくに帯飾りは、浴衣の中心に飾るので良い意味で目立ちます。好みに合わせて大きさもさまざまですが、最近は大きめのものが人気です。
デザインも、ブローチのようなジュエリータイプや定番の花や蝶々などがあって、浴衣にプラスするだけで雰囲気がぐっと変わります。
伊達襟も和柄やレース、パールなど選択肢豊富なので、ぜひプラスして浴衣の着こなしをワンランク上げてみましょう。
また、さらにもっとひと工夫ほしい人は、かごバックや巾着ではなく”いき”なクラッチバックを合わせるのもおしゃれでおすすめです。
近年レトロな浴衣は、世代を問わず人気を集めています。とくに各人気ブランドが、「可愛いはなやかレトロ」「個性派アンティーク風」「クラシック大人モダン」など、おしゃれな新作レトロを発表したことで、人気が高まりました。
レトロ浴衣は年齢を限定せず、幅広く使える豊富なデザインが1番の魅力です。またいっときの流行だけでなく、長く使えるデザインであることが人気の要因となりました。
着物の専門家や、着物販売員に徹底リサーチした内容をもとに、人気でおすすめの浴衣11選を紹介しました。
人気ブランドの傾向や便利なセット商品、そしていま流行りのレトロ浴衣の魅力が分かったのではないでしょうか?
復刻版アンティークデザインや個性的な逸品など、どれも魅力的で選ぶのに目移りしそうですね。自分だけの浴衣は、どこを1番重視したいのかを事前に把握していれば、そう悩まずにすむかもしれません。
当記事を参考に、少しでもステキな浴衣を着こなしてくださね。