トランス脂肪酸の少ない、おすすめのマーガリン12商品を厳選しました。マーガリンといっても特徴もさまざまです。安全性や用途から選ぶマーガリンの選び方や、おすすめメーカー・ブランドや、購入時の気になる疑問・質問についてもレポートします。
ぜひお気に入りのおいしいマーガリンを見つけてくださいね!
エキサイトおすすめアイテム編集部
まず最初に、マーガリンのおすすめな選び方について一緒にみていきましょう。選び方のポイントは、トランス脂肪酸が含まれている量や容量・容器をチェックすることが大切です。
トランス脂肪酸を長く継続して摂取すると、心筋梗塞などのリスクが高まると言われています。アメリカでは禁止になっており、日本ではWHOの摂取量を下回っていれば表示義務はありません。
中でも硬化油と書かれているタイプは、トランス脂肪酸が含まれている可能性があります。トランス脂肪酸が含まれているのか気になる人は、原材料や公式HPで含有量を確認するようにしましょう。
マーガリンの容器には、使う量を調整できるうえ保存しやすい通常のプラスチック容器や、1人分ずつ使いやすい小分けのポーション容器、立てて冷蔵庫に収納できて出しやすいチューブタイプがあります。
例えばトーストに塗る時は好みの量を1度に取り出せるプラスチック容器、料理に使用する時はフライパンに出しやすいチューブタイプなど、用途に合わせて選ぶと使いやすいでしょう。
ここでは、マーガリンのおすすめメーカー・ブランドを3つピックアップしてみました。それぞれの特徴と製造している商品について一緒にみていきましょう。
牛乳・ヨーグルト・バター・マーガリン・チーズ・ジャムなどの商品を製造・販売する小岩井乳業。岩手県岩手郡にある小岩井工場は入場無料・予約不要で工場見学OK。ただし基本的に水曜日は休日です。
公式サイトにはプレゼント・キャンペーンや、さまざまなレシピが掲載されていますので、チェックして情報収集してみてはいかがでしょうか。
神奈川県横浜市に本社を置く創健社。取り扱う商品はドレッシング・えごま油・マヨネーズなどの調味料をはじめ、麺類・お菓子・健康補助食品・お茶類・トイレタリー・化粧品・おせち・業務用など盛りだくさんです。
創健社が運営するPEACEファンコミュニティというFacebookには、商品情報やキャンペーン情報、耳より情報などが掲載されています。
チーズ・牛乳・ヨーグルト・果汁飲料・デザート・練乳・マーガリンなどの商品を取り扱う雪印メグミルク。北海道や神奈川、愛知など、各地にある工場は事前予約で見学することができます。
公式サイトのおすすめコンテンツは、お料理レシピやプレゼント・キャンペーン、栗原はるみのミルクのある生活、チーズクラブ、100種類以上の工作がある牛乳パックでつくろうなどです。
ここで紹介するおすすめのマーガリンの選定ポイントは、2つの項目に注目してみました。また、先に紹介したマーガリンのおすすめの選び方も参考にしています。
まずは今、編集部がおすすめするマーガリンをピックアップ。健康に悪影響を及ぼすトランス脂肪酸の含有量が少なめのマーガリンです。
小岩井オリジナルの乳素材である小岩井芳醇ヨーグルト&熟成チーズで仕上げられており、乳製品としてのおいしさは間違いありません。ヘルシーなのに香り高く深い味わいです。ただし、香料は使用されていません。
特に濃厚でクセのないマーガリンを求めている人におすすめです。また、トランス脂肪酸の含有量は2%以下と、配慮されている点も魅力と言えるでしょう。
ちなみにトランス脂肪酸が健康へ与える影響は、長期間に渡り過剰摂取すると血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増え、逆にHDLコレステロール(善玉コレステロール)が減少することが指摘されています。
パッケージデザインは小岩井乳業らしく高級感がありおしゃれで、店頭でも探しやすいでしょう。賞味期限は270日で保存方法は10℃以下で要冷蔵です。
コクがあって料理にも使いやすいので、こんがりと焼いたトーストにマーガリンを塗って上からイチゴジャムをのせて食べたり、パンにマーガリンをたっぷり塗ってサンドイッチをつくったり、いろいろとアレンジして楽しめます。
次に食パンのおいしさを引き出すマーガリンのおすすめについて一緒にみていきましょう。紹介するのは牛乳アレルギーでも大丈夫なタイプや、おいしいパン屋さんでしか購入できないマーガリンなどです。
植物性乳酸菌で発酵した豆乳が使用されており、あっさりとした風味のマーガリンを求めている人におすすめです。
中には豆乳特有の青臭さが苦手だという人もいるでしょう。この商品は豆乳特有の青臭さはなく、まろやかで口当りのよい軽やかな風味です。パンはもちろん、料理やお菓子づくりの材料としてもOK。
トランス脂肪酸は10gあたりで約0.03gと、少ない製法でつくられています。豆乳の原料に使用されているのは、遺伝子組換えをしていない大豆です。香料&着色料は使用されていません。
バターを15%使用した、コクのあるマーガリンです。パンにぬるのはもちろん、料理の風味付けにも手軽に使えます。
くどすぎないバターの風味と香りが人気を集めています。
マリンフードが手掛けるマーガリンのフレーバーは、たらこスプレッドやはちみつシュガーバターブレンド、ガーリックマーガリンなどがあります。
ツキマルシルバーは少量ずつ小型のポーション容器に入っているので、ホテルで使用されるような小分けタイプの携帯に便利なマーガリンを求めている人におすすめです。
トランス脂肪酸は約0.5%含まれています。数あるマーガリンの中でも、かなり高級感のあるデザインです。ちなみにマリンフードの社名は、マーガリンフードが由来だといいます。
雪印メグミルクが製造・販売するマーガリンは、看板商品のネオソフトやケーキ用マーガリン、チューブタイプ、雪印コーヒーソフト、ミルキーソフトなどがあります。
中でもコクや香りがまるでバターのようなマーガリンは、まさにバターと同じようなコクを求めている人におすすめです。加えて香りも楽しめるバター風味で、使いやすいように2本に分けて入っています。
パッケージには、料理以外にトーストにも使用できるよう記載されています。側面に調理例があり、さまざまな食べ方が提案されているのも嬉しいポイントです。
スーパーやコンビニでは購入できないパン屋さんのおいしいマーガリン。心を込めてつくったマーガリンだから、心を込めて販売したいと話します。
では具体的にどこで購入できるのでしょう。なんと、月島食品工業がお世話になってきた本当においしいパン屋さんに置いているそうです。その、おいしいパン屋さんは皆さんの好きなパン屋さんかもしれませんね。
このマーガリンは、特にパンとよく合うマスタードを求めている人におすすめです。ちなみに創立60周年を1つの区切りに、何か記念になる製品を作りたい……との想いで、社内各部署から集結した社員が企画したマーガリンだと言います。
小岩井工場産醗酵バターミルクで仕上げた、オレイン酸60%(脂肪酸中)含有のヘルシータイプのマーガリンです。
ヘルシーなマーガリンは、あっさりしすぎてしまう商品もありますが、こちらはヘルシーなのにコクを感じることができるので、健康に気を使いつつもしっかりと味わいを感じたい方におすすめの商品です。
パンにはやっぱりネオソフトでおなじみのマーガリンです。「小さい頃から食べていて、この味に慣れている」という方も多いのでは。まさに雪印メグミルクを代表する商品といっても過言ではないでしょう。発売をスタートしたのは昭和43年(1968年)だと言います。
特に日本人の味覚に合うマーガリンを求めている人におすすめです。どんなパンに塗ってもおいしく味わえる点も魅力と言えるでしょう。
時代とともにおいしさはアップし、歴史を重ねても絶え間ない進化を続けています。容量は160gと300gの2つのタイプがあるので、家族構成に応じて使い分けできるのも特徴の1つです。
脂肪分70%オフと低カロリーなので、ダイエット中の方におすすめのマーガリンです。水溶性食物繊維を使用してつくるのは、明治オリジナルの製法だと話します。
ヘルシー&テイスティ製法が用いられており、おいしさ&脂肪分70%オフの両立を実現したのも特徴です。
毎日の朝食をおいしく楽しみつつ、1食分でレタス1個分(中玉200g)ほどの食物繊維を無理なく摂取できるのも魅力と言えるでしょう。
従来のマーガリンはバターに似せようとして、乳化剤・保存料・香料・バターオイルなど、多くの添加物が使用されていました。この商品は無添加で、その証拠に真っ白な色をしています。
特に保存料や香料など、無添加のマーガリンを求めている人におすすめです。トランス脂肪酸は0.72%含まれており、食べる人に優しい量と言えるでしょう。
単体での使用はもちろんですが、クリ―ミング感もよいのでバターとの併用もOK。味や風味はそのままに、クオリティの高いマーガリンです。
ここでは、いろいろな使い方ができるフレーバータイプのおすすめのマーガリンについてみていきましょう。はちみつの甘さとマーガリンのコクがおいしいタイプと、フランスパンと相性抜群のタイプです。
はちみつの甘さ&マーガリンのコクがおいしいマーガリンです。健康ブームで人気を集めるはちみつがベースになっています。レモンの酸味がアクセントで、味もよく飽きないおいしさです。
ザラメ砂糖のコーヒーシュガーが加えてあり、パンに塗るとメロンパンのようにシャリッとした食感が楽しめるのも魅力と言えるでしょう。さらにバターがプラスされており、乳製品特有のコクにもこだわっています。
ソフトな生地なので、冷蔵庫から出してすぐに使えるのも嬉しいポイントです。店頭で販売しているところは少ないようで、ネットショップで購入している人が多くいます。
つぶつぶとした食感が新しい、たらこ風味のスプレッドです。香ばしいたらこの風味がバターが入ったマーガリンで、よりおいしく仕上げてあります。
つぶつぶした食感が引き立っており、パスタソースに使っても◎。パスタソース以外に、ポテトサラダやフランスパンに混ぜるだけで、かんたんに人気メニューができるのも特徴です。
カップタイプのマーガリンで、使う量を調整できるのも魅力と言えるでしょう。いろんな料理のアクセントとして利用してみませんか。
最後にマーガリンを購入する時に気になる疑問・質問について答えていきます。正しい知識を身につけて自分にピッタリのタイプを選ぶようにしましょう。
冷凍すると品質が悪くなるのでおすすめできません。冷凍保存すると油と水分が分離してくずれやすくなり、元に戻らないまま風味・食感を損なうようです。
中でも名称欄に「マーガリン」「ファットスプレッド」などと記載されている商品は、冷凍保存は避けるべきでしょう。
冷蔵保存の目安は、およそ5℃前後です。一旦溶けて変質したマーガリンを再び冷やし固めても、元の状態には戻りません。
マーガリンは食用植物油脂、バターは生乳から分離した乳脂肪からつくられています。
バターは、生乳から分離したクリームである乳脂肪を原料にしてつくられているのが特徴です。一方でマーガリンは、主に大豆油やコーン油などの食用植物油脂を原料につくられています。
バターとマーガリンは外観はよく似ていますよね。しかし製造方法や風味、口どけは異なります。
捨てても大丈夫です。開封前に空気に触れるのを防ぐためのシートで、フタをきちんと閉めて保存すれば必要ないでしょう。
開封後はつけたままの状態でも、取って使ってもOK。紙のシートやアルミシールがなくても、ちゃんとフタが閉まった状態で保存できていれば、マーガリンの品質に影響はないでしょう。
パンやトーストに塗ったり、料理・スイーツづくりに使用したり、あらゆるシーンで活躍するマーガリン。かんたんに言うと食用油脂、食塩といった原料を混ぜて練りあわせた加工食品です。
マーガリンのパッケージに、ファットスプレッドと記載されているタイプがあることを皆さんは知っていますか。マーガリン類は日本農林規格で規定されているので、油脂含有率の違いでマーガリン・ファットスプレッドと分けられています。
家庭用のマーガリンとして店頭にあるタイプは、ファットスプレッドが主です。マーガリンと比較するとファットスプレッドの方が油脂含有率が低く、より軽い味わいになっています。
ここで紹介したマーガリンを食べ比べして、好みの商品をみつけてみてはいかがでしょうか。