1本あればとても便利なペティナイフ、みんなが使っているおすすめの1本を知りたくありませんか?機能性の高いプロ仕様のものから、キッチンのインテリアにもなり得るかっ...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
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機能性の高いプロ仕様のものから、キッチンのインテリアにもなり得るかっこいいものまで、キッチンツールに詳しい料理のプロに聞いた本気で使える10本を厳選しました。
ペティナイフはただの果物ナイフにあらず。野菜の面取り、魚の三枚おろし、お肉の筋切りなど大活躍の万能ナイフです。料理初心者なら最初のマイ包丁を、料理上級者ならスペシャルなセカンド包丁を探してみませんか。
ママアイテム編集部
まずは、ペティナイフ選びのポイントをチェックしてみましょう。使いやすい1本を選ぶためには、刃渡りを含めたナイフのサイズ、素材、刃の形状が重要になってきます。
“ペティ”とはフランス語で「小さい」という意味です。その名のとおり、ペティナイフは細身で小ぶりなものが多く、一般的には刃渡りが9cm~15cmのものをペティナイフと呼んでいます。
1つ目のチェックポイントはこの刃渡り。9cmと15cmでは使い心地が全く異なります。服の試着と同じで、自分の手に合ったナイフは実際に握ってみないとわかりません。自分の手でサイズ感を確認してから購入することをおすすめします。
切れ味に大きな影響を与える刃の素材も重要なチェックポイント。現在は「鋼」「セラミック」「ステンレス」が主流となっています。それぞれのメリット・デメリットをチェックしてみましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
鋼 | ・切れ味が鋭い ・耐久性が高い ・こまめに手入れすれば長く使える | ・錆びやすい性質がある |
セラミック | ・軽量で扱いやすい ・錆びない | ・鋼と比較すると切れ味が劣る ・硬質で欠けやすい |
ステンレス | ・メンテナンスがかんたん ・錆びにくい | ・鋼と比較すると切れ味が劣る |
実は、包丁には「片刃」「両刃」という2つの刃の種類があります。用途に合わせて使い分けることができれば、料理の腕もグッと上がりますよ。
「片刃」は片面だけに刃が付いていて、もう一方の片面はまっすぐになっています。片面でしか切れないため、食材によっては垂直に切ることが難しいことも……。その反面、果物や野菜の皮むき、食材の薄切りなどは得意です。
「両刃」は両面に刃が付いたもので、三徳包丁や牛刀の代わりにメインの包丁として使うこともできます。この場合は、刃渡りの長いペティナイフを選ぶようにしましょう。
国内外問わず、多くのメーカーがこだわりのペティナイフを作り上げています。その中から自信を持っておすすめできるメーカー・ブランドを紹介します。
刃物の産地として名高い新潟県の燕三条にあり、全工程を一貫生産している数少ないメーカーです。鋭い切れ味は群を抜いていて、プロの料理人に愛用者が多いことで知られる藤次郎。いつかは必ず手にしたい1本です。
ドイツの調理器具メーカーで、双子のロゴの「ZWILLING(ツヴィリング)」と1人のロゴの「HENCKELS(ヘンケルス)」の2ブランドを展開。「最高のものを持つ歓び」をスローガンに、高品質の製品を手がけています。
カミソリでよく知られる国内メーカーです。刃物を中心に調理器具も手がけていて、包丁・ナイフでは「旬」「関孫六」の2ブランドを展開。大量生産となった今も手作りにこだわり、仕上げは熟練した職人が行っています。
ペティナイフ選びで注目してほしいポイントは次の4つです。まずは、使いやすさを左右する刃渡りの長さと重量をチェック!用途やメンテナンスのしやすさも加味して、自分に合ったペティナイフを見つけましょう。
これ1本あるだけで料理が楽しくなる、そんなペティナイフを紹介します。果物のカットはもちろん、野菜の皮むきや面取り、魚の下処理まで重宝すること間違いなし。切れ味、使いやすさともに高い評価を得ているペティナイフです。
国内外のプロの料理人に愛される、最高品質の包丁を作り続けるメーカー・藤次郎のペティナイフです。絶賛されるその切れ味は「自分の指を切ってしまいそう」「切れすぎて怖い」という声が上がるほど……。
刃渡りの長さは120mm、150mm、180mmと3種類あるので、ペティナイフとして使うもよし、長めのものを購入して三徳包丁として使うのもおすすめです。このナイフがあるだけで、料理の時間が楽しくなります。
切れ味の秘密は、独自技術によって不純物を取り除いた切れ味抜群のコバルト合金鋼を、ステンレス鋼で挟む“割込”という製法で作られた刃。鋼の切れ味に、ステンレスの高い対錆性とメンテナンスのしやすさを併せ持つ最高の刃です。
柄の部分には、経年劣化に強く耐水性の高い積層強化材を採用していて、長期間の使用にも耐える強度を誇ります。接合部には丈夫な口金付で衛生面への配慮も万全。汚れが溜まりがちな柄と刃の接合部をカバーしてくれます。
職人が1つ1つ丁寧に手作業で刃付けを行っているのも、品質へのこだわりがあるからこそ。ただ切るだけではない、食材が持つ本来の味を決して損なわずに切る鋭い切れ味は、試す価値ありの究極の1本です。
プロの料理人が使う調理器具は、その高い要求に応えるために随所に工夫が施された逸品ぞろいです。包丁も然り。食材の持ち味を損なわない鋭い切れ味、手への馴染み具合、使いやすさと、家庭用とは歴然の差があります。
ここでは、プロの料理人にも愛用者がいるもの、プロ並みの切れ味を気軽に取り入れられるものなど3種類のペティナイフを紹介します。騙されたと思って1度使ってみてください。誰もがその切れ味に感動するはず!
使えば使うほど手にしっくり馴染んで愛着が湧く、TOJIRO PROシリーズのペティナイフです。特徴でもある、柄に施されたトルネード模様は滑り止めとしての役目もあり、水や油がついた手でもしっかりホールドできます。
先に紹介した「DPコバルト合金鋼割込 口金付 ペティナイフ」と同じ、コバルト合金鋼とステンレス鋼の複合素材で作られた刃はプロも納得の切れ味。刃渡りの長さも120mm、150mm、180mmの3種類が揃います。
接合部のない一体型のペティナイフなので、熱湯消毒もでき衛生的に使うことができるのもうれしいですね。切れ味にくわえ、デザインの良さも高評価を受けるこちらのペティナイフ、持つだけで料理上手になった気分にさせてくれますよ!
貝印の包丁ブランド“関孫六”の最上位シリーズであるダマスカス。ペティナイフは120mm、150mmの2サイズが展開されています。刃に浮かび上がる波のような「ダマスカス模様」は、まるで銘ある日本刀のような美しさです。
芯材は耐久性に優れたV金10号という合金。そこにステンレスを32層に折り重ねて鍛えることで、プロの高い要求に応える最高品質の刃ができ上がります。鋭い切れ味はもちろん、その切れ味が長く続く点を評価するユーザーも多いそう。
柄の部分は手にフィットして握りやすい逆三角形で、黒の強化木とステンレスの口金を組み合わせたスタイリッシュなデザイン。そのルックス、鋭い切れ味、使いやすさで高い評価を得ている納得の1本です。
パール金属は、新潟県三条市にある調理器具メーカーです。品質と使いやすさにこだわった製品はそれぞれ高い評価を得ています。こちらのペティナイフも、切れ味だけではなく「小ぶりで細かな作業がやりやすい」と好評だそう。
炭素約1%の高炭素ステンレスの芯材と67層にもなる多積層材でできた刃は、どんな食材も力要らずでスッと切ることができ、料理中のストレスもゼロ。高硬度で耐磨耗性も高いので、鋭い切れ味が長く続きます。
刃渡り125mmにしては重みがあるように感じますが、ハンドルがよく手に馴染んで使いやすく、女性で手の小さい人にもおすすめできるペティナイフです。ダマスカス特有の高級感のあるブレード模様も美しいです。
オールステンレスの一体型ペティナイフは、汚れの溜まりやすい刃と柄の接合部がなく、衛生的に使えるところが一番のメリット。食器洗浄機OKのものも多く、お手入れがかんたんだからと購入を決める人も多いそう。
ここでは、オールステンレスタイプの中でもとくに人気の3種類を紹介します。オールステンレス独特の美しいフォルム、持ちやすさ、使いやすさ、切れ味のどれをとっても素晴らしいペティナイフです。
こちらのペティナイフの特徴は、刃と柄の境目にあるなだらかなくびれと、刃先へ向かう上向きのカーブです。曲線的で美しいだけではなく、包丁としての機能を追求した無駄のないデザインが人気の理由の1つとなっています。
特徴の1つであるくびれ部分は、使いやすさを追求して生まれた仕掛けです。人差し指をしっかりあてて握れば、ペティナイフと手が驚くほどぴったりフィット!何年も愛用してきたかのようにスムーズに切ることができます。
また、上向きのカーブは「引き切り」にぴったりの形状。楽に動かせるので無駄な力が入らず、使い心地も抜群。デザインの良さ、切れ味、使い心地のいずれも高評価で、10年を超える愛用者もいるほどの逸品です。
美しい刃に焼きつけられた“ツードール”と呼ばれる双子のロゴは、ヘンケルスが展開するプレミアムブランド「ZWILLING(ツヴィリング)」の印。ドイツで職人の手によって作られる高機能・高品質のナイフです。
>水切れがよく対錆性に優れた独自の特殊ステンレス鋼材を使用し、独自の焼き入れ技術で鍛え抜いた刃は抜群の切れ味。さらに、握りやすい非対称ハンドル、刃と柄が一体のフルメタルデザインと、どこまでも使いやすさを追求しています。
実際にこちらのペティナイフを手にしてみれば、今までの包丁との差にきっと驚きますよ。「この1本さえあればいい」「他の包丁を使わなくなった」という声も多いそう。世界中で多くの人に愛される逸品です。
抵抗感を感じることなくスッと食材に切り込んでくれる、気持ちの良い切れ味のペティナイフです。食材を切るのに無駄な力が一切必要ありません。それを可能にしているのが随所に使われている高度な加工技術です。
切れ味鋭い刃は、刃の厚みを薄くするスキ加工と三段階研削加工、刃先を鋭く仕上げるスムーズエッジ加工によって作られています。さらに、刀身を柄の内部まで通す独自設計によって耐久性も高く、使用時の安定感も抜群です。
“関孫六”からはいろいろなシリーズが展開されていますが、こちらは比較的お手頃ライン。人気の“関孫六”の切れ味を試すには持ってこいの1本です。オールステンレスで食器洗浄機もOKと使い勝手もよくおすすめです。
ペティナイフを選ぶとき、いちばん大切なのは包丁としての機能であることは間違いありません。ではデザインはどうでもよいか?そんなことは決してなく、優れた道具は優れたデザインによる機能美を併せ持っているものです。
ここでは、包丁としての機能はもとより、かっこいいデザインが目を引くペティナイフを3種類を紹介します。どれも個性的で思わず見せびらかしたくなるものばかり。さっそくチェックしていきましょう。
「Nyammy(ニャミー)」は、貝印が展開している“ねこ”をモチーフにしたキッチンツールの大人気シリーズです。現在ではアイテム数も増え、必要な調理器具のほとんどが揃うようになりました。
ナイフらしからぬ黒のデザインが特徴で、刃はお手入れがかんたんなコーティング刃。黒い刃体に、ねこのシルエットと足跡が白く浮かびあがります。足跡は1cm刻みになっていて、食材の厚さの目安としても使えるアイディアもの!
おもちゃのように見えるかもしれませんが、そこは貝印。かわいいだけではありません。ナイフとしての機能を最大限に活かせるよう、刃の向きや柄の角度も考え抜かれています。安全に保管できるサヤが付いているのもうれしいですね。
刃物の生産地として名高い岐阜県関市にある刃物メーカーが作る、チタンコーティングが特徴の「霞(KASUMI)」シリーズ。ブルー、グレー、ゴールドの3色が揃いますが、とくにブルーの刃体はずっと飾っておきたいほどの美しさです。
もちろんナイフとしての機能も優れています。関の伝統技術と熟練した職人の手によって仕上げられる刃は切れ味も抜群。磨耗性に優れたチタンコーティングで耐久性も高く、さらに汚れがつきにくく落ちやすいのでお手入れもかんたんです。
軽量で扱いやすい点も好評で「使うときに力が要らない」「軽くて扱いやすい」との声が多いそう。イギリスやドイツで賞を受賞するなど海外でも高い評価を受けている、1度は使ってみたいペティナイフですね。
こちらは、200年の歴史を持つスイスのメーカー「KUHN RIKON(クーン・リコン)」の製品です。高いデザイン性を誇る製品は数々のデザイン賞を受賞、ニューヨーク近代美術館MOMAにも置かれています。
素材に日本製の鋼材を使用し、シリコンコーティングが施された刃は食材離れがよく使いやすさも抜群。専用のカバー付きで保管も持ち運びも便利で、バーベキューやキャンプなどアウトドアにも持ってこいのペティナイフです。
さらに今回紹介する「Safari Knife」シリーズにはトラ柄以外に、モノトーンのゼブラ柄とファッションでも人気のあるレオパード柄があります。好みの柄でキッチンを飾れば、料理も楽しくテンションも上がりますね。
ペティナイフはその使い勝手の良さが受けて人気上昇中。そんなペティナイフを購入するときにちょっと気になる疑問・質問をまとめてみました。
ペティナイフと果物ナイフに違いはありません。ペティナイフの“ペティ”とは、フランス語で「小さい」という意味。果物ナイフも小さいナイフなので、果物ナイフ=ペティナイフとなります。
ペティナイフか果物ナイフかにこだわらず、刃渡りの長さや形状、自分の手に合っているかどうかで選ぶことをおすすめします。
ペティナイフを子ども用包丁として使用するのは避けましょう。サイズは小さいものの切れ味鋭く、先端も尖っているので子どもにとっては危険です。安全対策がされた子ども専用の包丁を用意してあげてください。
小学生や中学生になって包丁の扱いに慣れてきたら、ペティナイフを使って皮むきなどから少しずつ練習を始めるといいですよ。
キッチンツールに詳しい料理のプロに聞いて厳選した、おすすめのペティナイフ10選はいかがでしたか?刃や柄の素材、形状、刃渡りの長さなど種類もさまざま、それぞれにメーカーのこだわりが詰まっていて選びがいがありました。
ペティナイフは、果物の皮むきに野菜の面取り、飾り切りなど細かな作業はもちろんのこと、長めの刃渡りなら全ての料理をこなすことも可能な万能包丁です。包丁レパートリーに加えれば、料理の幅も楽しさも広がりますよ。
今回紹介したチェックポイントや比較項目を参考に、実際に自分の手に取って選んでみてください。しっくり馴染むものが見つかったら、それはこれからずっと相棒になるペティナイフです。ぜひ家に連れて帰りましょう!