家電量販店での販売員歴15年の川田さんに、おすすめの炊飯器についてはお話を伺ってきました。家電の中には他のもので代用できるものもありますが、炊飯器だけは絶対に必...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>家電量販店での販売員歴15年の川田さんに、おすすめの炊飯器についてはお話を伺ってきました。家電の中には他のもので代用できるものもありますが、炊飯器だけは絶対に必要なアイテムです。
ご家庭での使用はもちろん、日ごろ料理をしない単身赴任のお父
ママアイテム編集部
もっとも重要視したいのが、炊飯器の容量です。少なすぎては頻繁にご飯を炊かなければなりませんし、多すぎては炊き上がり後、長時間保温した味が落ちたご飯を食べることになります。
人数はもちろん、育ち盛りで食べ盛りの子供の有無などの家族構成によって変わりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
1~2人暮らし | 3~5人暮らし | 5人以上 |
3合炊き | 5.5合炊き | 1升炊き |
お米の炊き上がりは加熱方式によって変わります。お好みの炊き上がりに近いもの、またご予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
マイコン | IH | 圧力IH | |
特徴 | 炊飯釜の底から加熱して炊き上げる | 内釜に電磁線を当てることで、内釜自体を発熱させて炊き上げる | 内釜を密封することで気圧を高めて炊き上げる |
メリット | 比較的価格が安いものが多い | 火力が強く、炊き上がりにムラがない シャキッとした炊き上がり | 短時間で炊きあがる ふっくらとした炊き上がり |
デメリット | 火力が弱く、炊き上がりにムラがでやすい 保温性能がやや劣る | 特になし | 価格が高めのものが多い |
おすすめのタイプ | 冷凍保存などが多く、保温性能を使わない人 こだわりが少ない人 | シャキッとしたご飯が好きな人 こだわりがある人 | ふっくらご飯が好きな人 予算がある人 短時間で炊きたい人 |
保温性能を使う場合は、それこそ朝から晩まで毎日使う炊飯器。商品の価格だけではなく、消費電力もチェックして賢く節約したいですね。
炊飯器の消費電力は、「ご飯を炊く」ときと「保温」するときで大きく異なります。先ほど説明した「加熱方式」によっても、消費電力は違ってくるんですよ。
消費電力が大きいもの順に、マイコンタイプ>圧力IHタイプ・IHタイプとなります。圧力IHタイプとIHタイプでは、炊飯時はIHの方が消費電力は大きくなりますが、保温時は圧力IHの方が大きくなります。どちらもさほど差はありません。
また、炊ける合数によっても消費電力は異なります。当然ながら容量が増えれば増えるほど消費電力は高くなりますが、容量が増えるごとに1円程度の差なので、この場合は消費電力よりも用量を重視して選ぶ方がよいでしょう。
IHタイプや圧力IHタイプは、マイコンタイプに比べると商品価格は高めですが、消費電力からみるランニングコストの良さや、炊き上がりのおいしさなどの費用対効果を考慮して選んでもいいですね。
炊飯器の特徴は加熱方式はもちろん、内釜によっても大きく変わります。また、各社それぞれの特徴が出やすい部分でもあります。内釜の素材にも注目してみましょう。
鉄釜 | 炭釜 | 土鍋釜 |
発熱効率が高いため炊き上がりにムラがなくおいしく炊ける 他の素材に比べると重たいので、手の力が弱い人にとっては扱いづらい場合がある | 遠赤外線効果でお米をふっくらと炊き上げることができる IHタイプとの相性がよいため、発熱効率がよく炊き上がりにムラがないのも特長 | 蓄熱性に優れているので、炊きあがったご飯が冷めにくい 炊き上がりのムラが少ない 遠赤外線効果でご飯がおいしく炊きあがる |
炊き分け機能とは、「白米・玄米・無洗米・米の種類」別や「カレー用、寿司飯用、おかゆ、炊き込みご飯」などのメニュー別、「かたさ、食感」などの好みによって、簡単に炊き分けることができる機能のことです。「ご飯」にこだわりたい方なら、是非炊き分け機能がついたものがおすすめです。
また、ご飯を炊くだけではなく、パン焼き機能やケーキが焼ける機能がついたものもあります。パンも一種類だけではなく、メロンパンや丸パン、フォカッチャなどさまざまな種類のものが焼けるので、自家製パン作りに挑戦したい方にもおすすめです。
炊飯器は機能性が高ければそれでいいというものでもありません!おしゃれなものや、気に入ったデザインのものを選べばキッチンに立つことが楽しくなります。
現在は、「白物家電」と言われる生活に欠かせない家電製品でも、デザイン性に優れた製品がたくさんあります。またデザインにはこだわらなくても、キッチン家電の色を統一するだけでもグッとおしゃれなキッチンに近づきますよ。
こだわりの炊き上がり、こだわりの機能を搭載しつつも、コスパがよい炊飯器を買いたいですよね。今回初めて炊飯器を選ぶ方にとっては、そもそも炊飯器とはいくらくらいするものなのか未知の世界です。大手通販3社の、炊飯器の価格の目安を確認しておきましょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
価格コム | 約6,000円 | 約24,000円 | 約100,000円~ |
楽天 | 約6,000円 | 約30,000円 | 約70,000円~ |
Amazon | 約6,000円 ~ 30,000円 | 約6,000円 | 約50,000円~ |
1918年に大阪で創業して以来、社名の通り魔法瓶を中心とした調理器具の製造販売を行うメーカーです。「本当に喜ばれるものはなにか?」を念頭に開発を続け、炊飯器メーカーとしては人気・実績共にNo.1を誇ります。
1918年に松下幸之助が23歳で創業した家電メーカー。アタッチメントプラグの製造販売からスタートし、現在では家電製品の国内シェアNo.1を誇る企業となりました。炊飯器は機能性が高く、炊き上がりのおいしさに定評があります。
1923年の創業以来、ガラス製魔法瓶をはじめ電子・炊飯ジャーやポットなど、暮らしに身近な製品を作り続けるメーカーです。本格土鍋の採用や丈夫で使いやすい炊飯器が特徴で、炊飯器と言えばタイガーと決めている方も多いようです。
1875年、明治時代に創業した老舗的大手家電メーカー。品質の良い製品を数多く世に送り出しています。スローガンである「人と、地球と、あしたのために。」は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。本炭窯を使用した炊飯器が話題となりました。
炊飯容量
加熱方式
内釜の素材
消費電力
機能性
デザイン性
一人暮らしから二人暮らしに最適な、3合タイプのおすすめ炊飯器を3つまとめました。「炊飯器は少量だとおいしく炊くことができない」というイメージはもう昔の話。今では少量でもおいしいご飯が炊けることはもちろん、ご飯を炊く以外にもパンが焼けたりケーキが焼けたり、温泉卵が作れたりとさまざまな機能が付いたものもあります。ご自身の食生活に合わせて、また価格などを基準に選んでみてくださいね。
炊飯容量:3.5合
加熱方式:IH
内窯の素材:鍛造かまど釜
消費電力:700W
機能性:○
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:×
内釜の底部分が羽釜にならった60度の丸底になっていて熱対流を引き起こすことと、備長炭入り遠赤外線コートが施されていることで、お茶碗一杯分からでもふっくらとおいしく炊けるのが特徴です。ご飯のおいしさはもちろん、内釜を使ったパンの「発酵」、パン・ケーキの「焼き」、「温泉卵」まで作れるすぐれものなので、家電製品をたくさん持てない一人暮らしの方にも最適。特に温泉卵機能を重宝する人が多いようです。
デメリットは、やや丸みを帯びた形がスタイリッシュさに欠ける点と、炊飯時のファンの音がやや大き目なこと、保温時には定期的に「ピー」っという音がなることです。
ただ、炊き上がりのおいしさや使い勝手の良さには定評があり、少人数のご家庭におすすめの炊飯器です。
炊飯容量:3合
加熱方式:IH
内窯の素材:黒まる厚釜
消費電力:700W
機能性:◎
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:×
「豪熱沸とうIH」……聞くだけで火力がすごそう!と期待値が高まるネーミングの機能が搭載されています。釜全体が強火で一気に過熱するので、炊き上がりのムラもなく、うまみが凝縮されたふっくらとしたご飯が炊き上がります。
また、玄米や雑穀米などの、「体には良いが炊き方がむずかしい」とされるお米の炊飯も得意で、高い栄養価とおいしさのバランスで、おいしいご飯を炊くことができます。
パンの発酵&焼き機能や、あったか再加熱機能、汚れがつきにくいクリアコートもうれしいですね。
炊飯容量:3合
加熱方式:マイコン
内窯の素材:黒厚釜
消費電力:495W
機能性:○
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:○
1万円を切るコスパの良さでありながら、ハイパワーの豪熱沸とうで一気にお米を炊き上げてうまみを引き出します。「健康米」がおいしく炊ける機能、パンの発酵&焼き機能も搭載。
「コンパクトで少量でもおいしく炊ける」「操作ボタンが上部についており操作性も良い」「さすが象印!」などと評判が高い炊飯器です。
ホワイトとブラウンがあるので、女性の一人暮らしにも、単身赴任の男性のキッチンにもマッチします。
5名以上のご家庭に最適な、一升炊きの炊飯器を3つまとめました。大家族はもちろん、小人数のご家庭でも、お米は一気に炊いて冷凍保存するという場合におすすめです。冷凍ごはんコースが搭載されたもの、煮込み調理メニューが搭載されたもの、高温で一気においしく炊き上げるものなど特徴もさまざまです。ご自身が便利だと感じる機能をチェックしながら選んでみてくださいね。
炊飯容量:1升
加熱方式:IH
内窯の素材:ダイヤモンド銅釜
消費電力:1400W
機能性:○
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:○
底からだけではなく、底側面、センター、側面上部、そして蓋からも加熱する「全面発熱5段IH」搭載。全方位から熱で包み込むように一気に炊き上げるため、甘みを感じられるおいしい銀シャリを再現しました。
好みの固さに炊き上げるだけではなく、時間があるときにまとめて炊いて冷凍保存する方に最適な「冷凍ごはんコース」機能つきなので、お仕事で忙しいワーキングママにもおすすめです。
また、蓋の側面に蒸気を閉じ込める小箱がついているので、蓋についた水滴が炊き上がったご飯に落ちる心配もありまん!
炊飯容量:1升
加熱方式:IH
内窯の素材:黒まる厚釜
消費電力:1295W
機能性:○
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:○
「うるつや保温」「高め保温」機能がついているので、30時間もの長時間、ご飯をおいしく保温することが可能です。時間がないので、ある程度の量を一気に炊いてしまいたいという方におすすめです。
また、白米、玄米のお米の栄養素を引き出す「熟成炊き」機能がついているので、おいしく栄養価が高いご飯が食べられます。
価格は16,000円台と手ごろなのに、以前使っていた高級炊飯器よりもおいしく炊けたと実感する人多数!費用対効果の高い炊飯器です。
炊飯容量:1升
加熱方式:マイコン
内窯の素材:黒遠赤厚釜
消費電力:895W
機能性:○
手入れのしやすさ:○
デザイン性:○
エコ炊きメニューが搭載されているので、スチームを約30%カットして賢く節電します。「節電=味の低下」が気になるところですが、黒遠赤厚釜を使用しているので炊きムラもなく、ふっくらおいしいご飯が炊き上がります。
お米を炊くだけではなく、火加減がむずかしいシチューや煮込み料理に最適な「調理メニュー」つき。簡単手軽に、手間がかかる煮込み料理を作ることができますよ。
保温機能に満足する声も多く、「保温して時間がたっても嫌な匂いがない」「固くならない」という声も。中には、3日目までは「白いご飯のままで保温できる」という方もいらっしゃいました。
3~5名家族用、もっとも売れているサイズであろう5.5合炊きタイプの炊飯器を5つまとめました。5つの中には、アマゾンでベストセラー1位を獲得した炊飯器もありますよ!ご飯がおいしく炊けることは大前提として、ご家族の好みや食習慣に合わせた機能がついたものを選びたいですね。
機能、調理メニュー、コスパ、デザインなど、それぞれの特徴をチェックしながら選んでみてください。
炊飯容量:5.5合
加熱方式:IH
内窯の素材:ダイヤモンド銅釜
消費電力:1200W
機能性:◎
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:○
さきほど「5名以上におすすめの1升炊き炊飯器」でおすすめした、「SR-HB148」の5.5合炊き用炊飯器です。こちらも、「全面発熱5段IH」機能で、釜全体を熱で包み込み一気に炊き上げるので、炊きムラなし、甘みとツヤがあるご飯を炊くことができます。
お手入れも簡単で、「ワンタッチふた加熱板」で、簡単に取り外して水洗いすることが可能。天面のパネルは継ぎ目がないので、サッとひとふきすればキレイになります。また本体のフレームもステンレス製で、汚れを取り除きやすくなっています。
炊飯容量:5.5合
加熱方式:圧力IH
内窯の素材:土鍋
消費電力:1200W
機能性:○
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:◎
この炊飯器は360℃デザインになっており、どこからみてもスタイリッシュ。天面も黒一色ではなく、さりげないダミエ柄(市松模様)になっているので、機能だけではなくデザインや見た目にもこだわりたい方にもおすすめです。
「エコ炊きメニュー」「白米メニュー」「極うまメニュー」の白米3種炊き機能や、雑穀米、玄米、おこわ、おかゆ、おこげなど、それぞれのうまみを引き出すメニューが豊富です。
温度管理に優れたIHならではの調理メニューも搭載。ビーフシチューや手羽元煮込みなど、専用鍋を用意しなくても、本格的な煮込み料理が簡単に出来上がります。
炊飯容量:5.5合
加熱方式:圧力IH
内窯の素材:鉄器コートプラチナ厚釜
消費電力:1240W
機能性:◎
手入れのしやすさ:○
デザイン性:○
かのアマゾンでベストセラー1位を獲得した炊飯器です。特徴的なのが、「わが家炊きメニュー」。これは、前回食べたご飯の感想をアンケート形式で答えることで、炊き方を自動的に調節してくれるシステム。
全49通りの炊き方があり、お米の銘柄が変わっても季節が変わっても、好みに合わせておいしいご飯を炊いてくれます。口コミでもこの機能に期待する声が聞かれました。
「ガス炊きにも負けない」「リーズナブルなのにおいしく炊ける」と評判の高い炊飯器で、アマゾンでのベストセラー1位獲得も納得です。
炊飯容量:5.5合
加熱方式:圧力IH
内窯の素材:土鍋
消費電力:1180W
機能性:◎
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:△
内釜には本土鍋を採用。釜の表面は蓄熱性と強火力沸騰を実現する6層コート仕上げなので、香ばしさが際立つおいしいご飯が炊き上がります。
白米はもちろん、玄米、おこわ、おかゆ、炊き込みご飯など、種類に合わせて土鍋ならではのおいしさを引き出します。
ご飯を炊くとおこげができて、特に「炊き込みご飯のおこげがおいしい」という声が多いようです。ただし、家族用のお弁当を4つ作る方からは、「いつも自分のお弁当におこげが入り、ご飯が黒くなって見た目がよくない」という声も……。お弁当に入れる場合などは、「おこげ」がデメリットになってしまうかもしれませんね。
土鍋は重量があるので人によっては取り扱いづらく感じるかもしれませんが、それだけの価値がある炊飯器です。
炊飯容量:5.5合
加熱方式:IH
内窯の素材:黒まる厚釜
消費電力:1105W
機能性:○
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:×
こちらは「5名以上のご家庭におすすめな一升炊き炊飯器」の2つ目に紹介した「極め炊き NP-VN18」と同じタイプになります。「豪熱沸とうIH」「熟成炊き」「うるつや保温」「高め保温」機能付き。
熟成炊きは、白米だけではなく玄米にも対応しています。白米は炊飯前にしっかりと水分を吸収させることで、玄米は予熱・炊飯時間を長くすることでおいしく炊き上げます。
また、材料を入れてボタンを押すだけでおいしいケーキが焼けたり、パンやフォカッチャの発酵&焼きも可能。
蓋の閉め方にちょっとコツが必要なようで、中央を押すよりも左右の端を押す方が閉めやすいという声がありました。低価格なのにおいしく炊けると評判の炊飯器です。
お米を炊くという行為は自炊の基本です。多い方は1日に2度以上、少ない方でも2~3日に1度はお米を炊くことを考えれば、炊飯器がお気に入りであればあるほど、毎日の家事や食卓が楽しくなるのではなるでしょうか?
ご飯そのものがおいしいことで、お料理の味もグンとアップするはずです。「炊き方」にこだわった炊飯器や、デザインにこだわった炊飯器など、「こだわり」のある炊飯器3種をまとめました。
炊飯容量:5.5合
加熱方式:圧力IH
内窯の素材:ダイヤモンド竃釜
消費電力:1200W
機能性:◎
手入れのしやすさ:◎
デザイン性:○
圧力コントロールが可能な「可変圧力おどり炊き」機能搭載で、これまで以上に甘みが増しおいしく炊き上げることができるようになりました。また、固さや食感もお好みに合わせて炊き上げます。
銀シャリ、かため、やわらか、もちもちの「銀シャリ4種類炊き分け」や、おこげコースも搭載されています。保温時には「エコナビ保温」機能が、自動でご飯の量に合わせて保温するため、保温消費電力が約5%省エネに。
お手入れも簡単で、総合点が高い炊飯器と言えるのではないでしょうか?
炊飯容量:5.5合
加熱方式:圧力IH
内窯の素材:ダイヤモンド銅釜
消費電力:1210W
機能性:◎
手入れのしやすさ:○
デザイン性:◎
追い炊き時に釜の内側を高温化する「加熱追い炊き」機能搭載。合計50種類の銘柄を炊き分けたり、銀シャリ10種炊き分け機能があったり、赤飯・おこわ、玄米コースがあったりと、「ご飯を炊く」機能に優れています。
扱いやすくデザインもスタイリッシュ。加えておいしく炊けることから、人気の高い炊飯器です。
炊飯容量:5.5合
加熱方式:IH
内窯の素材:備長炭 炭炊釜
消費電力:1200W
機能性:○
手入れのしやすさ:○
デザイン性:◎
大体の炊飯器と言えば丸みを帯びた四角形ですが、こちらは正方形に近い四角形の炊飯器です。人気ドラマにも登場していたとのことで、ドラマを見て購入した方や、デザインが気に入って購入された方が多数。「いかにも」な炊飯器では物足りない方にもおすすめです。
お米の旨味を充分に引き出す「特許・連続沸騰」で炊き上げたご飯は、炊きたてはもちろん、冷やご飯や冷凍ご飯を温めなおしたときのおいしさもバツグンです!
使い勝手も良くコンパクト、スタイリッシュでなお且つ安い、何拍子も揃った炊飯器です。
炊飯器のおすすめの選び方「3」でもお伝えした通り、加熱方式や炊ける容量によって異なります。計算方法は、1回あたりの炊飯時消費電力量と1時間当たりの保温時消費電力量、電気料金から算出することができます。
今回は5.5合炊きのIH式を例に、おおまかな電気代を算出してみましょう。1回あたりの炊飯時消費電力量:143Wh/回、1時間あたりの保温時消費電力量は15.0Wh/h、電気料金は26円/kWhと仮定します。
炊飯時にかかる電気代3.7円
1時間当たりの保温にかかる電気代0.39円
これらを節約するためには、1. 炊く回数を減らす、2. 保温時間を短くすることが大切です。
最近では冷蔵庫に瞬速冷凍機能などがついているものもあるので、一度にたくさん炊いて即冷凍することで、味も落とさず節約も可能にすることができます。
専用アプリをダウンロードすることで、簡単に炊飯設定が行える機能です。「米種」「銘柄」「炊き方」「予約時間」などをスマートフォンで設定し、スマートフォンを炊飯器にサッとかざすだけで設定可能。
また、スマートフォンの音声入力を使って炊飯器の設定をすることも可能なため、目の不自由な方でも使いやすい炊飯器となります。
もちろん炊飯器本体を、ボタンで操作することもできます。
炊いた分を食べきれればいいのですが、時間の都合や手間の観点から多めに炊いて保温する方も多いのではないでしょか?ご飯は保温時間と比例して味が落ちてしまいます。
「炊き立て!」とまではいかなくとも、保温機能に優れ、ある程度の時間保温してもおいしい炊飯器とは、どのような機能が搭載されているのでしょうか?
真空保温 | スチーム保温 | 極め保温 | |
メーカー | 東芝 | パナソニック 日立 | 象印 |
特徴 | 内釜内の空気を減らし、酸化による黄ばみや水分の蒸発を抑える | 保温時にスチームを投入し、乾燥や酸化による黄ばみを防ぐ | 二重の内蓋や遮熱フレームで水分の蒸発を防ぐ |
各社それぞれ異なる技術を用いて、保温機能の向上を目指しています。保温機能を活用する方は、これらの機能がついた炊飯器がおすすめです。
「炊飯器選びってむずかしそう」と感じていた方も、選ぶべき炊飯器がお分かりいただけたのではないでしょうか?川田さんに伺ったポイントをもう一度まとめてみましょう。
まずは、家族の人数と容量をチェック。家族が少なくても、まとめて炊いて冷凍保存する方は大きめの容量がおすすめです。次に、加熱方式と内釜の素材や各種機能を、ご自身の希望と照らし合わせてみてください。
そして大事なのが、予算内でちょうどいいものを選ぶことです。ゆとりがあれば、デザイン性にも注目してみてくださいね。
一度買えば数年間、毎日使い続ける炊飯器です。「ご飯」がおいしいと、食卓そのものが豪華になります。あなたのご家庭に最適な炊飯器を見つけてください。