ワインのお供、カマンベールチーズのおすすめを特集します。とろりとした食感に舌に残る濃厚な風味は一度体験したらもう虜!普通のチーズでは物足りなくなってしまいますよ...
ワインのお供、カマンベールチーズのおすすめを特集します。
とろりとした食感に舌に残る濃厚な風味は一度体験したらもう虜!ふつうのチーズでは物足りなくなってしまいますよね。
そんなカマンベールチーズは、本格派の輸入ものから国産のマイルドなものまで品揃えが豊富です。
その中から徹底リサーチで選び抜いたおすすめ品を一気に公開。
チーズの女王ともいわれるそのおいしさで舌も心も満足させましょう。試してほしいおすすめの食べ方も必見です。
ママアイテム編集部
カマンベールチーズは日本でも広く認知されてきたとはいえ、海外のチーズ。どれがおいしいのか、どう選べば良いのかはまだまだ謎に包まれていますね。そこで、カマンベールチーズの選び方のポイントを見ていきましょう。
カマンベールチーズはフランスのカマンベール村で生まれました。農婦のマリー・アレルが白カビを使って作ったもので、青カビチーズよりもマイルドなおいしさにあのナポレオンも虜になったんだとか。
今では世界中で作られていますが、この本場の味を引き継ぐのは「カマンベール・ド・ノルマンディ」だけ。海に近い牧草地で育つ乳牛から搾った生乳を原料としているので、塩気がしっかりと感じられるのが特徴です。
国産メーカーが作っているカマンベールチーズは、日本人の好みに合わせたマイルドさが特徴です。食べ慣れているプロセスチーズと大きくかけ離れた風味ではないので、初めての人でも食べやすいのがメリットです。
フランスだけでなく、今や世界中で作られているカマンベールチーズは、その産地によって味わいもさまざま。地域の特徴を生かしながら作られていて、どれもおいしく元祖にも引けを取りません。それぞれの特徴を知っておくと、好みに合ったものが選びやすくなります。
カマンベールチーズは熟成具合によって大きく2種類に分けることができます。本家のカマンベール・ド・ノルマンディに代表されるのが「熟成タイプ」。日本の大手乳製品メーカーで作られているのが「ロングライフタイプ」です。
熟成タイプは菌が生きて発酵し続けているため、店で売られている間にも熟成が進んでいます。前に食べたのと同じ商品を買ったのに「ちょっと違うかも……」と感じるのは、熟成度合いが違ったからかもしれません。
チーズ専門店で買う場合には、「すぐ食べたい」「家で少し寝かせてから食べるつもり」など、食べるタイミングを店の人に相談するとちょうど良いものを選んでもらえますよ。
カマンベールチーズは熟成が進むとだんだん内側がトロリとしてくるので、その舌触りにハマる人も多数います。好みの硬さを知っておくと、いつも最高のおいしさを味わうことができます。
一方、ロングライフタイプは程良く熟成したタイミングで容器に詰めて密閉し、加熱処理したものです。菌の働きが止まるのでそれ以上は熟成しませんが、長期保存できます。
味わいがマイルドでチーズ特有のクセがないので、入門編としてもおすすめ。おやつに食べるのにも向いています。
おいしさだけでなく、やっぱり気になるのが価格です。スーパーで良く見かけるカマンベールチーズなら大体の検討はつきますが、輸入品となると未知の世界。相場を知っておくと安心して買い物ができます。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
500円以下 | 500~1,000円程度 | 2,000円以上 |
国産大手メーカー品。まれに輸入品でも見かける。100g程度 | 人気の輸入品や国内チーズ工房の商品等。100~130g程度 | カマンベール・ド・ノルマンディ等の最高級品。250g程度 |
スーパーなどでは国産の大手メーカー品がセールで300円台から買えることも多く、気軽に楽しめて人気になっています。
売れ筋なのは、チーズ専門店やワイン専門店で販売しているヨーロッパからの輸入品や、日本のチーズ工房でこだわって作った商品。500~800円台と少し高めですが、おいしさに定評があります。
1個2,000円以上するのは、本物のカマンベールチーズとされる「カマンベール・ド・ノルマンディ」や、国産でもとくにこだわって作られた商品。内容量も250g程度と食べ応えがあります。
カマンベールチーズはどんなメーカーが販売しているのかも気になりますね。代表的なメーカーをピックアップして紹介します。
デンマークに本社を置くスカンジナビアで最も大きな乳製品メーカー。酪農協同組合を母体とし、デンマークとスウェーデン合わせて10,000軒近い酪農家によって構成されています。デンマーク国内では牛乳の生産量の約90%を占め、乳製品を世界各国に輸出。日本ではクリームチーズが有名です。
フランスの老舗メーカー。1800年代に酪農家が作ったチーズを自宅の蔵で熟成させて販売するという事業を始まりとしています。日本には50年前から輸入されていて、スーパーでも良く見かけます。本場の製品ながらまろやかでとても食べやすいのが人気です。
日本を代表する乳製品メーカー。牛乳やヨーグルトをはじめ、バターやチーズ、粉ミルクなどを販売しています。チーズでは「6Pチーズ」が有名。カマンベールチーズは北海道産の生乳を100%使用し、日本人の味覚に合う味わいで人気があります。
今回、カマンベールチーズを選ぶポイントは次の2つです。それぞれの個性をしっかり見極めて、最高においしいチーズを見つけましょう!
たくさんのカマンベールチーズの中から今最もおすすめしたいのはこちらの商品です!さっそく詳しく見ていきましょう。
デンマークからやってきたアーラフーズのカマンベールチーズは、とってもクリーミー。酪農が盛んなデンマークで育った乳牛から搾った生乳を100%使用しています。
デンマークは年間約30万トンものチーズが生産されているチーズ王国で、オリジナル性の高いチーズが豊富にあります。その中で、こちらのカマンベールチーズは原料が生乳と食塩だけというとてもシンプルな作り。素材の味で勝負しています。
輸入品なのに価格も手ごろで、食べてみるとクセのないまろやかな風味。ヨーロッパのチーズでここまで食べやすいのはあまりないかもしれません。それでいて塩気もちゃんとあるので、チーズ好きの人も満足できそうです。
パッケージも北欧デザインのセンスの高さが感じられて、密かに注目の的!女性が手に取りやすく、パケ買いしたくなる魅力にあふれています。
続いては、国産メーカーが作る日本製のカマンベールチーズのおすすめを紹介します。大手メーカーに限らないおいしいチーズを試してみてください。
北海道の小林牧場の生乳を原料とした熟成タイプのカマンベールチーズです。
チーズ作りは一般的に多くの生産者と契約して安定的に原料の仕入れ先を確保するのですが、このカマンベールはあえて小林牧場の生乳だけを使用。それだけ生乳の品質に確かなものがあるのでしょう。脂肪分が年平均で4%と高めなのもおいしさの秘密です。
その証拠に、ALL JAPANナチュラルチーズコンテストでは優秀賞を受賞。4週間かけて熟成させた味はクリーミーでコクがあります。
日本人の味覚に合わせて塩気がさほどないのも人気の理由の一つ。国産チーズ好きの期待を裏切らないおいしさです。
「今まで食べた中で一番おいしい!」「めちゃくちゃウマい!」などと口コミでも好評。絶品といわれるカマンベールチーズが日本にも存在しています。
明治の北海道十勝カマンベールチーズは、中のチーズがとろーりとろけます。その食感にハマる人も多く、柔らかいので幅広い年齢の人から人気です。
とにかくクセがなくまろやか。だから酒のお供に限らず、おやつやちょっと小腹がすいた時などどんなシーンとも相性ばっちりです。気負いなく食べられるのが良いですね。
本場ヨーロッパのカマンベールとはまた違う味わいですが、味と香りと食感のすべてがバランス良く整っているので、食べると体が喜びます。日本人の作るものらしく、緻密に計算された完成形のおいしさがあるのかもしれません。
あらかじめ6つにカットされ、個別包装されている点も便利と好評です。食べすぎが防げるという意外な効果もあります。
商品名にある「はやきた」とは、北海道の早来町(現・安平町)のこと。日本で初めてチーズ工場ができた町で、そこに誕生したのがチーズ工房の夢民舎です。
代表商品であるカマンベールチーズは、あのカマンベール村の村長が審査員の一人だったというALL JAPANナチュラルチーズコンテストで特別審査員賞を受賞した逸品。村長からは「味に欠点がない」との評価をもらったそうです。
クリーミーでコクがあり、まるで餅のような食感に日本人なら誰でも親しみを感じてしまうでしょう。チーズ嫌いな人も食べられる味を目指して作られているので、とても食べやすいです。
「国産カマンベールが好きだけれど、大手メーカー品ではちょっと物足りない」という人にとくにおすすめ!北海道物産展でも人気の商品です。
カマンベール・ロワレが作られているチーズ工房があるのは、北海道の西に位置する沿岸地帯。海風が吹きつけるその場所は、カマンベールチーズが生まれた町、フランスのカマンベール村に似ています。
フランスの国家資格を取得した創業者がそこで作るカマンベール・ロワレは、生乳に生クリームをたっぷり加えたWクリーム製法。だから濃厚さが違います。
おまけに、ロワレは「生」のカマンベールチーズ。熱処理をしていないので出荷後もどんどん熟成が進んでいきます。
購入直後は若い味ですが、だんだんと柔らかくなりまろやかさが増していくので、毎日少しずつ食べて変化を楽しむのもおすすめです。熟成するのをじっと待つのも楽しいかもしれません。
「雪印北海道100」ブランドの人気商品の一つ、カマンベールチーズはその名の通り北海道の生乳を100%使用しています。舌になじむ国産の原料を使っているからとても食べやすく、老若男女すべての人から親しまれる味です。
世界各国で作られるチーズの味がどれ一つとして同じではないのは、その土地でならではの原料を使い、気候に合わせた製法で作られているからです。北海道生まれの雪印カマンベールチーズが私たちの口に合うのは当然なのかもしれませんね。
明治の十勝カマンベールチーズと人気は二分されていて、どちらが好みかがSNSでも話題になったりしています。その意見をまとめてみると、雪印の方がよりクセがなくマイルド感があるとのこと。
程良い硬さもあるので、切ったり盛りつけたりするのが楽にできます。
ワインをよりおいしくしてくれる本場フランス産のカマンベールチーズをセレクトしました。おいしいチーズとおいしいワインで明日のパワーをチャージしましょう!
フランスのノルマンディー地方で作られている本物のカマンベールチーズがこちらの「カマンベール・ド・ノルマンディ」です。
今や世界中で作られているカマンベールですが、元祖の味を受け継いでいるのはこの商品だけ。伝統的な製法を守って大切に作られています。
「AOP」というのはその品質の証。EUの品質認証システムによって生産地や原料の種類、熟成期間などの基準を満たしているものだけに付けられるマークです。
フランスのチーズは500種類ほどありますが、その中でこの認証を受けているのはたった42種類だけだそう。ちなみに「AOC」はフランス独自の認証システムをクリアした製品に付けられるマークです。
味わいはというと、海風を受ける牧草を食べて育った乳牛のミルクを原料としているので、塩味がしっかり感じられます。また、生乳は殺菌していないため匂いも強めです。マイルドなカマンベールを食べ慣れていると少しびっくりしますが、ハマってしまうと病みつきになること請け合いです。
シャンパンで有名なシャンパーニュ地方で作られているカマンベールチーズです。作っているのは日本のスーパーでもよく見かけるジェラール。日本における輸入チーズのNO.1ブランドです。
それもそのはず、本場フランス産ながらとてもまろやかなのがジェラールチーズの特徴。カマンベールもクセが強すぎず、それでいてしっかりとしたチーズの旨みが感じられます。輸入品の中では抜群の食べやすさです。
国産では少し物足りないチーズ好きの人が気軽に食べるのにはもってこいの1品。また、クセの強さで輸入品を敬遠気味の人が食べれば、その印象が吹き飛ぶにちがいありません。
「カマンベールチーズはあの表面の硬さが苦手」と思っている人におすすめなのがこちらのイルドフランスカマンベール。白カビ部分が薄いので、口当たりがとてもソフトです。口に入れてすぐにカマンベールチーズのもちもちした食感を楽しめます。
また、皮が薄いことで特有の苦みやエグミも感じにくくなっています。あっさり系なので、プロセスチーズが好きな人や子どもにも好まれそうです。
原料にはロレーヌ・シャンパーニュ地方の生乳を100%使用。生クリームも入っているので、よりミルク感があります。中身はとろけすぎずちょうど良い硬さで、塩気も多すぎず良い塩梅です。
そのままでももちろんおいしいのですが、焼いたり揚げたり、チーズフォンデュにしたりと一手間加えて食べるのもおすすめです。
コーヒーや輸入食品がおしゃれに並ぶKALDIで大人気なのがこちらのカマンベールチーズ。そのおいしさと、8ピースにカットされて1個ずつ金色の紙で包装されていることから「金のカマンベール」と呼ばれています。
フランス直輸入の本格的な味わいはワインに合うと好評。これを食べるとワインが飲みたくなり、ワインを飲むとこのチーズが食べたくなる……とエンドレスに突入するとか。
熱処理されていない生タイプだから、食べる時まで熟成が進みます。食べるタイミングによって味わいが変わるのも楽しみの一つになりますね。
また、240gとビッグサイズなのもうれしい点。日本で販売されているカマンベールチーズは100~120g程度のものが多いので、食べ足りないと感じる人が実は多め。この商品なら1個で十分満足できそうです。
プレジデントのカマンベールチーズは低温殺菌した生乳を原料にしているので、クオリティにバラツキがなく、いつでも高品質なものが食べられるのが自慢だそう。伝統的な製法ではありませんが、本場フランスでとても人気のあるカマンベールチーズです。
それだけに塩気や匂いも強めで、日本人向けとは言えない味かもしれません。それでもチーズ好きな人にはたまらないおいしさがあると好評です。
エールフランスの機内食にも採用されていて、機内で食べたのをきっかけにファンになる人も多いんだとか。日本では成城石井で購入できるので、人気も広まりつつあるようです。
フランスでの知名度99%のチーズブランドの味は、一度試してみる価値はありそうですよ。
おいしいカマンベールチーズを買ってみようと思ったら、その前に気になる疑問を解消しておきましょう。知っておけば楽しみが2倍になります!
そのまま食べてももちろんおいしいですが、ぜひ試してほしいのが加熱する食べ方。いくつかピックアップしたので、ぜひチャレンジしてみてください。
ちなみに、塩気や匂いが強すぎて食べにくい時に加熱してみると、ぐっと食べやすくなります。SNSでも毎年いろいろな食べ方が話題になっているので、チェックしてみると新しいおいしさに出会えますよ。
乾燥させないのが上手な保存方法です。食べきれなかった時は切り口をラップでぴっちり密閉しましょう。その上で保存容器やジッパーバッグに入れると匂い漏れも気になりません。冷蔵庫の野菜室に入れて保存しましょう。
もしあれば、オーブンシートで包めると理想的です。熟成が進むタイプのものは生きているので、ラップでは呼吸や水分調節を妨げてしまう恐れがあります。
もし大量に余ってしまった時は、加熱して食べることを前提に冷凍保存もOK。薄くカットして凍らせたものをトーストにのせたり、グラタンにのせたりすればおいしくいただけます。
ただし、解凍して使うのはNG。解凍すると組織が壊れてしまうので、おいしさが台無しになってしまいます。凍ったまま一気に加熱する料理に使うのがコツです。
カマンベールチーズは世界中にたくさんの種類がありますが、本物はフランスのカマンベール村で生まれたチーズただ一つ。「カマンベール・ド・ノルマンディ」という名のチーズだけです。
でも、その他のカマンベールが劣るのかと言えばまったくそんなことはなく、世界各地で一番おいしいカマンベールを作ろうと日々研究されています。日本も同じで、私たちの味覚に合ったカマンベールチーズが作られ、広く親しまれています。
どれが好みかは実際に食べてみないとわからないのが悩みどころですが、いろいろなものを試す楽しみがあるとも言えます。通販を上手に利用して、世界中の味を食べ比べしてみましょう!