敏感肌のパック選びに悩んでいませんか?特徴や成分で選ぶおすすめの敏感肌用パックの選び方と、おすすめ商品8選、そして敏感肌用パックについての気になる疑問など徹底解説しています。
これまで敏感肌で、自分に合うパックがなくてあきらめていた人は必見ですよ!
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
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敏感肌のパック選びに悩んでいませんか?
専門家にうかがったお話を元に、敏感肌向けのパック選びのポイントや、口コミでも刺激がないと話題の編集部おすすめの敏感肌向けパック9選をまとめました。
手軽に買える市販品やプチプラフェイスパック、毎日使えるタイプなどもそろっています。
また、「パックは毎日使っていいの?」「手作りパックの方が刺激が少ないの?」などの疑問にもお答えしました。
これさえ読めば、敏感肌の方にぴったりのフェイスパックが見つけられるはずです。
これまで肌にあうパックがなくて諦めていた方は、ぜひチェックしてくださいね。
ママアイテム編集部
敏感肌の方に最適なフェイスパックは、どのようなポイントに気をつけてて選べば失敗しないのでしょうか。おすすめの選び方を4つまとめました。
ひと口にフェイスパックといっても、さまざまなタイプがあります。大きくは4つに分けることができ、シートタイプ、拭き取るタイプ、洗い流すタイプ、はがすタイプです。はがすタイプは、鼻の角栓パックを想像していただくとイメージしやすいと思います。
敏感肌の方は、肌のバリア機能が低下した状態です。そのため拭き取りタイプやはがすタイプは、摩擦や角質を引きはがすことによる肌への負担が大きくなります。せっかくパックの効果を得られても、肌への負担が大きいので敏感肌の方へはおすすめできません。
敏感肌の方におすすめのタイプは、美容成分がたっぷりとシートに含まれており、つけるときにも取るときにも刺激を感じないシートタイプのパックや、洗い流しタイプのパックがおすすめです。
パックはさまざまな目的で行いますが、スキンケアの基本は保湿ケアだと言っても過言ではありません。乾燥が気になる方はもちろん、美白を目指す方も、ニキビケアがしたい方も、保湿成分が配合されたパックがおすすめです。
そもそも敏感肌は、肌の乾燥が原因であることが多いと言われています。肌が乾燥すると、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが正常に行われません。未熟な細胞しか育たないため、バリア機能が充分に働かず刺激を感じやすくなってしまいます。
ターンオーバーを正常化して、すこやかな肌に導くためにも保湿ケアは重要です。またニキビケアはさっぱりとしたものを選びがちですが、大人ニキビの場合は乾燥が原因になることも多いんですよ。
化粧品に使用される主な保湿成分は以下の通りです。パッケージや公式サイトなどで配合成分をチェックして、保湿成分が配合されているパックを選ぶことをおすすめします。
*セラミド
*ヒアルロン酸
*リピジュア
*コラーゲン
*植物性オイル
*米ぬかエキス……など
肌にどのような成分を「あたえる」かも大切ですが、敏感肌の方にとっては「どのような成分を避けるのか」も重要なポイントになります。
一般的に、アレルギーを引き起こす可能性があると言われている成分は以下の通りです。
*香料
*合成着色料
*鉱物油
*石油系界面活性剤
*パラベン
*アルコール(エタノール)……など
どの成分に刺激を感じるかは肌タイプによって個人差がありますが、もしこれまでこれらの成分が配合された化粧品で肌に刺激を感じたことがあるのなら、今後も避けた方がよいでしょう。
自分にあう成分、あわない成分を見極めるためにも、今使っている化粧品の成分をチェックしておくといいですね。次から購入する化粧品選びの参考になるはずです。
最後のチェックポイントは、パックの価格についてです。大手通販会社で人気の商品の販売価格を参考に、最安値価格帯、売れ筋価格帯、高級価格帯の3つの価格帯と特徴をまとめました。商品選びの参考になさってください。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
~1,000円 | 1,000円~3,000円 | 3,000円~ |
プレゼントなどに最適なキャラクターのパックなどもあり | 特定の肌悩みに特化したパック 大容量タイプなど | 高級化粧品ブランドのパック 目元専用パックなどもあり |
さまざまなブランドから発売されているフェイスパックですが、その中でも特に人気が高いおすすめのブランドを3つまとめました。ブランドの特徴もチェックしておきましょう。
1973年に「化粧品による肌アレルギーをなくしたい」という思いから誕生した、第一三共ヘルスケアの化粧品ブランドです。「肌にやさしさを」をコンセプトに、フェイスケアやヘアケア、ボディケア、ベビーケアアイテムを展開しています。
とくに「アミノモイスト」シリーズは、敏感性・乾燥肌の方の肌をやさしくいたわるラインナップとなっています。
時期や環境によって肌に違和感を感じる「ときどき敏感肌」から、なりたい肌へ生まれ変わるための資生堂の化粧品ブランドです。
40年間もの敏感肌の研究から生まれました。全アイテムが低刺激処方で、肌を守りながら育むブランドです。
株式会社グライド・エンタープライズの、フェイスマスクのブランドです。「隠すきれい」ではなく、すっぴんのうつくしさのため、効果効能はもちろん、産地、製法、毎日使い続けられる価格にもこだわって作られています。
肌タイプ別はもちろん、地域ならではの原料にこだわって作られた地域限定フェイスマスクも販売しています。
このあとに紹介する「編集部おすすめの敏感肌向けフェイスパック9選」は、以下の2つの比較ポイントと、最初に紹介した「おすすめの選び方4つ」を中心に選定しました。ご自身の好みと照らし合わせながら、お気に入りの商品をみつけてください。
*パックのタイプ
*容量
パックのようでパックじゃない?編集部イチオシの、敏感肌向けフェイスパックを紹介します。効果はフェイスパックですが、使用方法はただ「塗るだけ」。洗い流す必要もないので、パックのメリットだけを得られます。低刺激処方なので、敏感肌の方も安心して使用できます。
乾燥肌・敏感肌の方の肌をすこやかに整えるミノン「アミノモイスト」のパック。無香料、無着色、弱酸性、アルコールフリー、パラベンフリーの低刺激性。使用直後の刺激感を確かめるテストや、乾燥肌・敏感肌の方による連用テストも行われています。
パックはなめらかなジェル状で、肌に負担をかけずにスーッと伸びる美容液タイプ。スキンケアの最後に顔全体はもちろん、首元まで伸ばして使用できます。特に乾燥が気になる額、目元、口元には重ねづけがおすすめです。
浸透型アミノ酸系オイルが角層層まで浸みわたり、まるでシートマスクを貼ったまま過ごしているかのようなうるおいを持続させます。洗い流し不要タイプなので、パックを取る手間や刺激もありません。
愛用者からは「久しぶりに肌にふっくら感を感じた」「パックの上からメイクをしてもヨレない」「シートマスクではケアしきれない、細かな部分までケアできるのでいい」などと好評です。
そのまま眠ると布団や枕が汚れそうと思われるかもしれませんが、しばらくするとベタつきがなくなるので心配ご無用。すみずみまでパックできて、途中ではがれる心配がないこともおすすめポイントのひとつです。
市販品で手軽に購入できる、敏感肌に最適なシートパックを5種類ピックアップしました。どの製品も低刺激処方でつくられており、口コミを見ても刺激を感じずしっとりすると好評です。それぞれの商品の特徴と、ご自身の好みを照らし合わせながらチェックしてみてください。
ミノン「アミノモイスト」からもう一種類、シートパックを紹介します。同じく低刺激性なので、敏感肌の方も安心して使用できます。こちらはシートパックですが、ぷるぷるのジェル状の美容成分が染みこんでいるので、シートパックにありがちな液だれがありません。
化粧水で肌を整えた後10~15分シートを乗せておくだけで、乾燥による小じわを目立たせなくし、保湿成分がバリア機能をサポートします。肌に残ったジェルは美容液として手でなじませてください。
Amazonのレビューでも星5つ中4.5の高評価。愛用者からも「煮こごりのような粘度の高いジェル美容液とやわらかいシートで肌の密着度が高く、15分おいてもシートが乾燥しません」「使ったあと、肌がもっちりする」「エタノールが入っていないのでヒリヒリしません」などと高評価です。
パックといえば週に1~2度のスペシャルケアでしたが、毎日のスキンケアにマスクを生かしたのがルルルン レギュラーシリーズです。青のルルルンは「もっちり高保湿タイプ」で、吸着型ヒアルロン酸やリピジュアなどの保湿成分を配合しています。
シートにも工夫が凝らされており、うるおいを貯水するシートを、つけ心地がよく浸透(※)を促進するシートでサンドした三層構造になっています。従来のシートの140%の厚みになり、うるおい感もアップしました。(※角質層まで)
使用目安は約10分間。無香料・無着色・無鉱物油・アルコールフリーでパッチテスト済み。日本製で、敏感肌の方も安心して使用できます。
愛用者からは「つけた直後と翌日に肌の調子がよくなる」「保湿力にすぐれていて、翌日の化粧ノリがよくなります」などと好評です。ただし、貼った瞬間はピリピリ感じるという方もいらっしゃるので、まずは7枚入から試されることをおすすめします。
ゆらぎ肌を10分間で集中ケアする、低刺激性のシートマスクです。無着色・弱酸性・鉱物油・パラベン無添加。アレルギーテストやパッチテストも行っています。
保湿効果や肌荒れを抑える効果がある成分を配合し、肌の調子を整えて化粧ノリのよい肌に導きます。みずみずしくなめらかな使用感で肌を落ち着かせ、使用後はしっとりふっくらとした肌に。乾燥や肌荒れをケアします。
愛用者からは「うるおいが長時間続く」「季節の変わり目によい」「香りに癒される」など好評です。サラッとした使用感なので、濃密なシートマスクが苦手な方にもおすすめです。
敏感肌・乾燥肌を考えて作られたシートマスクシリーズです。無香料・無着色・無鉱物油・シリコンフリー・パラベンフリー・界面活性剤フリー・アルコールフリー。パッチテストとアレルギーテスト済みです。
使用は5~15分、特に乾燥を感じる場合は20分が目安です。バリア機能をサポートする植物性セラミドや、キメを整えるマリンプラセンタを配合しておりすこやかな肌に導きます。
シートはコットン生まれのやわらかシートを採用。ワッフル状になっていて肌あたりもやさしく、美容成分をたっぷり吸収することができるので、うるおいを角質層まで浸透させます。
愛用者からは「肌がかなり敏感になっていましたがこちらは染みることがなく、肌がしっとりと落ち着きました」「アトピー肌ですが、こんなにしっくりきたパックは初めてです」などの声が聞かれました。敏感肌であうパックがみつからない方にもおすすめです。
敏感肌の方におすすめの、塗るタイプのパックを3種類ピックアップしました。洗い流し不要タイプと洗い流すタイプの両方があります。使用シーンやお好みに合わせて選んでみてください。また、製薬会社がつくったもの、食物由来成分のものなどがそろっています。いずれの商品も低刺激性なので、敏感肌にも安心です。口コミと併せて商品の特徴をチェックしてみてください。
アルージェは全薬工業の、敏感肌用スキンケアシリーズです。「製薬会社にしかできない敏感肌ケアがあるはずだから」という思いを胸に、バリア保湿・低刺激処方・肌荒れケア成分にこだわった製品づくりを行っています。
ウォータリーシーリングマスクも弱酸性・無香料・無着色・鉱物油無添加・界面活性剤無添加・ノンアルコール・ノンパラベンの低刺激処方。パッチテストやアレルギーテストはもちろん、コメドテストも行っているのでニキビが気になる方にもおすすめです。
使用方法は塗って寝るだけ。洗い流す必要はありません。肌荒れを抑えるグリチルレチン酸ステアリルやアミノカプロン酸でケアし、天然成分ナノ化天然セラミドが角質層にうるおいをあたえてセラミドの産生をサポートします。
愛用者からは「セラミドが肌の内側から土台をしっかりさせてくれる貴重な商品」「乾燥性敏感肌ですが、赤みや刺激などのトラブルもまったくなかったです」「ベタつかないのにうるおう快適な使用感です」などの声が聞かれました。
メイク前にも使えるという声もある反面「ベタつく」という声もあり、感じ方に個人差がありそうです。気になる方はサンプルやタッチアップなどで試してみてください。
洗顔後にぬるま湯か化粧水で軽く濡らした肌に厚めに塗り、5〜10分間おいてから洗い流します。公式サイトでは「湯船で5分」と書かれてますが、確かにこれなら特別時間を割かなくてもスペシャルケアができそうですね。
もちろん入浴時以外でも使用できるので、読書をしながらやテレビを見ながらでもOK。洗い流す時は、あらかじめ手である程度パックを落としてから洗い流すと簡単です。
豆乳発酵液やヨーグルト、はちみつ、ダイズ種子エキスなどの食物由来の保湿成分と、シャクナゲ花酵母エキスを配合。うるおいをたっぷりあたえ、いきいきとした肌に導きます。また、無着色・無鉱物油・パラベンフリー・合成界面活性剤不使用の肌にやさしい4つの無添加処方です。
愛用者からも「もったいなくて少し薄めに使っていますが、それでも充分しっとりします」「パックをするとしっとりもちもちで手放せないです!」「肌がスベスベで若くなったと言われました」などと保湿力の高さを実感する声がありました。
うるおいを保つコウノトリ米ぬかエキスと、肌を乾燥から守る米ぬかセラミド、素肌力をサポートする発酵米ぬかエキスを配合した、洗い流しタイプの塗るパックです。肌につけるときにマッサージをすることで、うるおいとハリのある肌に導きます。
使用時間は2~3分が目安。パック完了後は、ぬるま湯でていねいに洗い流します。同シリーズの化粧水や乳液などでのトータルスキンケアがおすすめです。無香料・無着色・無鉱物油の3つの無添加処方、弱酸性です。
愛用者からは「1回使用しただけで、肌がもちもちになります」「伸びがよく簡単に塗布できます」「朝、メイクの前に使用することで肌が輝きます」「くすみが取れてワントーン明るに肌になった」などと好評です。
多くの方が「1回で効果がわかった」と声をそろえる純米パック。「香りもやさしく肌への刺激も感じない」とのことなので、ぜひ一度お試しください。
敏感肌向けのフェイスパックを購入するときに気になる疑問・質問を、Q&A形式でまとめました。パック選びの参考にしてください。
商品によってことなります。
毎日化粧水がわりに使用できるものや、週に1〜2度のスペシャルケアなど、商品によって使用頻度はことなります。パッケージに書かれている内容を確認し、メーカーが推奨する頻度で使用しましょう。
また、毎日使用できるタイプのパックでも、肌に刺激や違和感を感じる場合は少しお休みしてもいいでしょう。肌の調子は季節や時期によって敏感に変化します。肌の調子と相談しながら、ご自分が最適だと思う頻度で使用してくださいね。
肌に使用することを前提につくられたフェイスパックの方が、安全性が高く効果が得られやすいと言われています。
はちみつやココア、ヨーグルトなどを使用した手作りパックも人気ですが、もともと肌に使用することを目的とした製品ではありません。もちろん手作りパックで美肌効果を実感される方もいらっしゃいますが、すべての方に刺激が起きないともかぎりません。
興味がある方は肌の調子を見ながら試してみてもよいでしょうが、肌に使用することを前提につくられたフェイスパックやマスクの方が、成分による効果を得やすく安全性も高いことが考えられます。
専門家にうかがったお話を元に、敏感肌の方のフェイスパック選びのポイントや、編集部おすすめの敏感肌向けフェイスパック9選をお届けしました。これまで肌にあうパックがなくて諦めていた敏感肌の方はもちろん、パックを使ったことがない方にも興味をもっていただけたのではないでしょうか。
パックというとシートタイプが主流ですが、塗るタイプのものもたくさん発売されています。お手入れを短時間で済ませたい方は塗るパックの洗い流し不要タイプ、入浴中に使いたい方はマッサージしながら使えるタイプや洗い流しタイプがおすすめです。
手を汚さずに手軽に使いたい方には、シートタイプが便利ですね。効果はもちろん、使用シーンも考慮して選んでみましょう。肌にあうパックは、心まで明るくしてくれます。今よりもっときれいな素肌を手に入れるために、フェイスパックでケアをはじめてみませんか。