敏感肌で口紅選びに悩んでいる人必見!敏感肌の人は口紅をぬってもすぐに唇が荒れたり皮がむけてしまって、リップメイクを我慢している人も多いですよね。
そこで今回は敏感肌向け口紅の選び方と、おすすめ商品10品をご紹介します。唇に優しい口紅見つけてリップメイクを楽しんでくださいね!
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
プロフィール詳細へ>>敏感肌で「口紅選び」に難航している人は、こちらの記事de
紹介しているおすすめ商品をぜひ参考にしてください!
デリケートで乾燥しやすい唇は、目元と同じくらい繊細な部分です。ルージュを塗りたくても、荒れたりすぐに皮が剥けてしまうために、リップクリームで我慢している人は意外と多いのです。
そんなリップメイクを我慢している女性のために、低刺激の『唇が荒れにくい口紅』を10点厳選しました。
美しい唇を守るための、口紅の選び方ポイントも解説しています。「顔の印象の決め手」となる口紅を一緒に選んでみましょう!
ママアイテム編集部
敏感肌用の口紅を買う時のポイントをまとめてみました。購入前に、こちらの4つの項目をぜひチェックしてみて下さい。
唇の皮は角質層が薄くてとてもデリケートです。外的刺激を受けやすく、保湿膜がないために、乾燥しやすいのも特徴です。そんな唇を労わるために、リップクリームや口紅の中に、潤い成分や水分を逃がさないような保湿成分が含まれているかチェックしましょう。
具体的には、コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸・ホホバオイル・ミツロウなどが入っている商品がおすすめです。また、マットタイプの口紅より、クリーミーでツヤ感がある口紅の方が潤い成分が多いようです。
唇が荒れる原因の一つに、口紅の刺激成分が挙げられます。とくに刺激を与えるといわれているのが、石油系界面活性剤・タール系色素・防腐剤のパラベン・紫外線吸収剤です。またラメが配合されている口紅も、角質を傷つけやすいため要注意です。
一般的にはよい配合成分は、低刺激の天然ミネラル成分や、植物由来の成分が入った口紅です。しかし、人によってはアレルギーを起こす原因のアレルゲンが含まれている場合もあります。必ず全成分を確認して、使用前にパッチテストも行うように心がけましょう。
紫外線が気になる季節は、日焼け止めを肌に塗る場面が多くなります。実は唇も日焼けをしやすく、色素沈着が起こりやすい部分です。しかし肌と同じ日焼け止めを唇に塗るのは、刺激が強すぎるためおすすめできません。
"口紅にUVカットする成分が入っていればよい" というわけでもありません。SPFが高い紫外線吸収剤は、唇にとって刺激成分の一つです。
今回紹介する商品はSPFの表示がありませんが、どれもミネラル色素成分(酸化鉄・酸化チタン)が配合されています。これらは、刺激を肌に与えることなく紫外線を散乱する優れた性質を持っているため、自然に唇を保護してくれておすすめです。
敏感肌向けの売れ筋商品の価格帯を中心に、最安値と高級価格帯の特徴を調べてみました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
~1,500円以下 | 2,500円~4,000円 | 5,000円以上~ |
プチプラで、色々なカラーを買い集めて楽しめる価格帯です。しかし少額で大量生産しやすい石油系由来の成分が配合していることが多いため、敏感肌の人は気を付けないといけません。事前に配合成分表や、口コミをチェックするようにしましょう。
この価格になると、原料の品質も高くなります。しかし口紅はどうしても着色料配合が不可欠なため、その着色料が石油系(タール系)か、ミネラル・植物系の天然由来の色素かで、唇への刺激度は大きく変わります。
敏感肌の人は、このポイントをしっかり見極めてください。
このクラスになると、コラーゲンやセラミドなどの高品質な潤い・保湿成分が配合されることが多くなります。ただし「高級価格帯=敏感肌によい口紅」とは限りません。
海外の高いブランド品には香料や刺激物が入っていることもあります。「売れ筋価格帯」と同様に、きちんと成分をチェックしてください。
大手メーカーが敏感肌向けのブランドを作り、その中のアイテムとして口紅が販売されているケースは多くありますね。こちらでは、メーカー自体が自然由来の成分や無添加に強くこだわり、敏感肌用化粧品を開発&生産している3つの企業を紹介します。
2007年に設立。国内で初めてミネラルファンデーションを販売したメーカーです。クレンジングによる肌疲労や肌荒れが少なるように、石鹸でも簡単に落とせるミネラル成分100%のメイク商品を開発しています。
現在は、メイクアップ製品だけでなく、皮膚医学博士監修のもとで肌の基礎力を高めるスキンケアにも力を注いでいます。とくに数種類のヒト型セラミドを配合した保湿ケアは定評があり、着実にユーザーを増やしている注目の企業です。
ファンケルの名前の由来は「ファイン ケミカル(化学製品を混ぜていない)」という意味だそうです。1970年後半、防腐剤や殺菌剤による化粧公害を目のあたりにした創始者が、無添加にこだわった製品を開発、1980年に創立させました。
現在は化粧品・サプリメント・健康食品など健康に関する分野に手を広げ、全国に直営店や販売店を持っています。スキンケアに関してはコンビニで買えるほどの販売網を持っている企業に成長しています。
Zuii ORGANICは、オーガニック先進国の一つオーストラリアのゴールドコーストを拠点にしているメーカーです。厳選された規定認定のオーガニック草花を配合しており、中には食べられるほど新鮮な原料も入っています。
100%天然の原料を使用しているオーガニックコスメ商品としては、多彩なカラーバリエーションがあるのが特徴です。人工の防腐剤が入っていない「フローラル」シリーズは、開発に6年もの歳月がかかったという職人技コスメです。
これから編集部がおすすめする10商品を紹介していきます。各商品ごとに、どんな保湿成分が配合されているか、刺激成分の有無は?など一目でわかるように下記の比較ポイントを設けました。口紅選びの参考にしてください。
*保湿成分
*SPF・PA
*無香料
*無合成色素
*無鉱物油
*アルコールフリー
*バラペンフリー
美容専門の編集部が多数の敏感肌用口紅をリサーチした結果、今一番のおすすめは、エトヴォスのミネラルシア―ルージュと判断しました!
下地リップの必要もなく、何度塗りなおしても唇が荒れない・剥けない、画期的な口紅です。その理由は、合成色素(タール系色素)を使わずに、唇に優しい天然ミネラルと植物由来成分だけでできているからです。
エトヴォスの口紅ラインにはもう一つ「ミネラルルージュ」というシリーズが存在します。こちらも天然成分中心に配合されて、石油系成分・防腐剤・アルコールなどの刺激物は一切入っていません。
この2つのシリーズの異なる点は、消費者の要望により「ヒマシ油」と「ミツロウ」がミネラル シアールージュから除外されていることです。
働き蜂から分泌されるミツロウは、安全な乳化剤や保湿成分として知られています。しかし、ミツロウにアレルギーを起こす人も少なからずいるため(ヒマシ油も同様の理由)配合成分から外されました。
保湿に優れたミツロウが無添加の口紅というのは、実はかなり稀有な存在です。今まで敏感肌用口紅を色々試したけど合わなかった人は、ミツロウやヒマシ油が原因だった可能性もあるため、一度「ミネラル シアールージュ」を試してはいかがでしょうか。
テクスチャーは、柔らかくてしっとりクリーミーです。保湿成分としてアルガンオイル、アロエベラエキス、ビタミンEなどがたっぷり配合されています。
2021年1月現在、カラーバリエーションは6色展開しています。どれも実際につけると、口紅本体の色より薄づきで透明感があります。
派手な色使いではありませんが、ナチュラルで艶やか、フレッシュでジューシーな発色が楽しめます。重ねて塗ることで、自分好みの濃さにコントロールすることも可能です。
次に紹介する3つの口紅も、メーカー全体で低刺激コスメ製品に取り組んでいるブランドです。植物系やミネラル系などあるので、自分の唇と相性のよい商品を見つけて下さい。
"ミネラル"ではなく、"オーガニック植物"を100%使用。そして豊富なカラーバリエーションが人気の「フローラル リップスティック」です。オーガニック草花を乾燥させてから粉砕したパウダーや、植物オイル、エキスをふんだんに使用しています。
天然のビタミンA、B群、Eを含む口紅は、肌に馴染みやすく、癒しの力を持つオイルが唇に潤いや栄養を与えて優しく労わってくれます。まるで花びらをまとうように、艶やかに発色するカラーバリエーションは全部で18色!
クリーミーで愛らしく、洗練された色使いが特徴です。口コミでも「オーガニック口紅としては色持ちが続く」「やっと唇の皮が剥けないルージュにたどり着いた」「ずっと探していた色合いがZuiiで見つかった!」などありました。
クレンジングを使わず、石鹸でメイクオフできるのも好評です。
「カラーフィット ルージュ」は、自然美学を追求し続けているファンケルの口紅です。合成界面活性剤や石油系色素を使わず、繊細な唇を労わることを第一に考えて開発されています。スルスルと伸びが良く、唇への密着感が高いのが特徴です。
保湿成分はヒアルロン酸やコラーゲン、シア脂油など数種の成分が配合されています。カラーバリエーションは2021年1月現在6色販売されていますが、季節限定のカラーも登場するので、気になる人は随時情報をチェックしましょう。
口コミを見ると「シナモンレッド」が人気が高いようで、少しパールが入っています。鮮やかに見せたいのであれば「シナモンレッド」がおすすめです。
カラーフィットルージュは、スティックレフィルで売られているため、別売りのルージュケースが必要です。このような、エコの発想もファンケルの持ち味ですね。ちなみにパレットタイプもあるので、リップブラシ使用派の人はこちらをどうぞ。
「24h cosme」は、たとえ24時間メイクを落とさなくても、肌に負担をかけないような天然由来成分を配合しているブランドです。
その中でも人気商品だった「テイストミー リップ&チーク」が、2018年2月にリニューアルして「ミネラルルージュ」に生まれ変わりました!口紅、チーク、アイカラーとしてマルチに使えるのがポイントで、持ち運びに便利で見かけもキュートです。
石油系界面活性剤やタール系色素、鉱物油は無添加で、口に入ることまで考慮した厳しい原料選びがされています。敏感肌の立場に寄り添い、安全と安心を考慮した商品開発を行っているのです。
カラーバリエーションは全部で4色。クリーミーなテクスチャーが特徴で、どれも自然で正統派の発色xsす。派手ではないけど、みずみずしいフレッシュなツヤ感を演出します。
色々なカラーを揃えたい!グロスやリップだって数種類欲しい!なんて人は、プチプラの方がバラエティに溢れた商品を買い集めることができますね。
こちらでは、そんな敏感肌のプチプラマニアさんへ「価格以上に価値のある高品質」の口紅を3点紹介します。
今やプチプラ高品質の代名詞になった「ちふれ」は、詰替え用化粧品の元祖でもあります。その歴史は40年にもおよび、余分な容器を捨てないエココスメの先駆けです。
この詰替用口紅は300円!で、別売りのケース(100円or300円)を購入して使用します。口紅のカラーバリエーションは18色もあるため、気になる色を複数買ってもお財布の中味に響かない、というオシャレ女子に嬉しいメイクアイテムです。
美容液と同レベルのヒアルロン酸を配合しているので、しっとり潤い度は他の商品と比べても高めです。ただしミネラル色素以外にタール系色素が含まれているのがデメリットです。
ただカラーによってその配分量は異なり、ブラウン系・ベージュ系は、タール系色素率が低いので唇が荒れにくいようです。華やか、上品、カジュアル、清楚など、服装やシーンによって使い分けて、豊富な色使いを楽しみましょう!
低価格で低刺激、デリケートな唇に毎日でも使えると定評のあるハイムのナチュラルシリーズの口紅です。みずみずしいフルーツのような、鮮やかツヤ感を実現する魅力的な4色が販売されています。
タール系色素は使っていないため唇に優しく、セラミドやアミノ酸などの肌に近い成分が入っているため、しっとりと潤いが続くのが特徴です。
一番の人気カラーはピンクベージュの「ツツジベージュ」で"可愛い"と"大人"のミドルテイストが好評です。他にも花びらをまとうような愛らしい「サクラピンク」や、華やかな「ツバキレッド」、気品ある「モミジブラウン」などの優雅な名称も人気の秘密です。
皮が剥けたり荒れるのが嫌でルージュを敬遠している人におすすめしたいプチプラルージュです。
THE PUBLIC(ザ パブリック)は、オーガニック処方のヘアケアやボディケア、ホーム製品を手掛けているブランドです。ヘアケアが有名ですが、メイクアップ製品も揃っています。
「オーガニック リップスティック」は、敏感肌の人にもおすすめできる、唇をやさしく彩るリップです。
4色のカラーバリエーションがあり、都会的で抜け感のある「アーバンブラウン」、肌なじみのいい「コーラルピンク」、知的で気品を感じる「ノーブルオレンジ」、大人の女性の存在感を放つ「テラコッタレッド」の4種類から選べます。
デパートの化粧品売り場では、多くの有名ブランドが販売されています。慣れていないと、キレイに隙なくメイクをしているビューティーアドバイザー(BA)さんに躊躇してしまう人もいるかもしれません。
でも、ある程度気になるブランドの口紅をピックアップしていれば、疑問点やカラーの相談がしやすくなりますね。敏感肌の唇におすすめなのはこちらの3点なので、ぜひ店頭で試してください。
ふっくらとしたツヤと立体感を出したい人におすすめな、リップクリームいらずのうるおいを実現したルージュです。
100%天然由来の色素ならではの「くすみ」を活かした”肌魅せカラー設計”で、素肌を明るく美しく見せてくれます。伸びがよくベタつかないのも高評価で、乾燥しやすい唇を美容成分とオイルがしっかり守ってくれます。
カラーは8色展開。どれも肌になじみやすいので、肌タイプにとらわれず、気分やなりたい印象で選んでくださいね。
ミネラルファンデーションで有名なMIMC(エムアイエムシー)から発売されているル「ミネラルカラー リップ」は、まるで美容液を直接つけているような、しっとりとみずみずしいテクスチャーの口紅です。ザクロ種子油、ヨーロッパキイチゴ種子油などのスーパーフルーツオイルを「コールドプレス製法」で贅沢に配合しているため、潤い感が長時間続きます。
カラーバリエーションは8色。自分好みの色や、シーンや服装、季節によって使い分けることが可能です。カラー選びに迷ったら、デパートのBAさんと相談して決めて下さい。自分と相性の良い色がきっと見つかるはず!
凛とした自立した女性をイメージして作られたブランド「スック」のリップスティックです。基本的にパールを使用せず、洗練された大人の女性を艶やかに演出するシルクカラーバリエーションが揃っています。
7種類のオイルが潤い効果を発揮して、唇をすべるような円やかなテクスチャーを実現しています。伸びもよく、密着しながら唇を乾燥や刺激から守ってくれるのも特徴です。華やかさと気品に溢れた発色、そしてふっくらした立体感を魅せてくれます。
大人の落ち着きを演出する「胡桃紅-KURUMIBENI」や、花びらをまとっているような「彩珊瑚-AYASANGO」などネーミングも素敵です。限定色の「金彩-KINDAMI」は輝くゴールドで、手持ちのルージュと重ねることで自由自在のカラーが楽しめます!
こちらでは、デリケートな唇に口紅を付ける時の気になる質問や疑問に答えていきます。
ゴシゴシとこするような塗り方はNGです。優しく労わるように接してください。
口紅を塗る前に、薬用リップクリームを下地としてつけておきましょう。
直接口紅をつけずに、小指に多めに口紅を取って唇に軽くのせるように付けます。
最後に指でなぞって均一に馴染ませます。
一旦、口紅の使用を停止することをおすすめします。そして、唇が荒れる原因を探してみましょう。
*水分補給がされていない
*体調が悪く免疫力が落ちている
*ホルモンの乱れ
*食生活が乱れて腸内環境の悪化
*ビタミンC、ビタミンB群不足、タンパク質不足
*紫外線対策をしていない
*歯磨き粉やマウスウォッシュによる刺激
*喫煙による刺激
*唇を舐める・噛むクセがある、などです
ざっと挙げただけでも、これだけの要素があります。生活習慣や食生活の乱れをできるだけ改善すること、クセも気を付けて治すようにしましょう。これらの心当たりがないのに出血や腫れが治りにくい場合は、一度専門医に診てもらうのも一つの方法です。
華やかなCMや、カッコいいキャッチコピーに目を奪われがちですが、自分の唇に塗り、口に入るかもしれない重要なアイテムです。刺激成分の有無や、アレルギーになりえるような成分が入っていないかを、自分で目でチェックすることが大事です。
女性にとって口紅は色を楽しむだけでなく、その人の印象をキメるための重要な要素でもあります。「可憐に」「落ち着いた女性に」「仕事のできる女に」などだけでなく、口紅を入れるだけで、パッと華やかに健康的に見せることもできます。
唇荒れが原因で、ルージュを塗るのを諦めていた人は、ぜひ今回紹介した商品を参考にして再度、口紅を塗ることに挑戦してみませんか。