唇がカサついたりくすみが気になる時には、おすすめのリップケアアイテムを使って唇をしっかりメンテナンスしてあげましょう。リップクリームを始め、スクラブやオイルなど...
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
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エキサイトおすすめアイテム編集部
たくさんあるリップケアアイテムですがどれが良いものなのか迷いがちですよね。ここではリップケアアイテムのポイントとなるおすすめな選び方を5つ見ていきましょう。
これらのポイントを押さえて自分に合ったリップケアアイテムを探してみて下さい。
リップクリームやリップバームの場合、石油系鉱物油ではなく天然油分の保湿成分が配合されているものの方が保湿力が高くなります。天然油分の配合率が高いほど保湿力が高く質が良いと言えるのです。
主な天然油分として以下が挙げられます。(一部)
*アーモンド油
*オリーブ油
*オリーブオイル果実油
*オレンジ油
*オレンジ果皮油
*シア脂
*大豆油
*ツバキ油
*パーム油
*ヒマワリ種子油
*ホホバ種子油
*ラベンダー油
*ローズマリー油
*ココナッツ油
これらは、植物などから抽出されているものが多くなっています。
配合されている保湿成分とともに確認したいのが全体的な配合成分です。天然由来の成分のみで作られている場合は、お肌にかなり優しく敏感肌や乾燥肌の人でも安心して使えます。
反対に石油系鉱物油が配合されているものの場合は唇に刺激を与えてしまう可能性が高くなってしまうので、出来る限り避けるのが理想的です。
ですが、実際に販売されているリップケアアイテムの成分を見てみると石油系鉱物油を含んでいるものがほとんどで、石油系鉱物油を避けて天然由来成分のみで作られているリップケアアイテムを選ぶというのがなかなか難しいというのが現状です。
石油系鉱物油として以下が挙げられます。(一部)
*マイクロクリスタンリンワックス
*BHT
*ワセリン
*流動パラフィン
*パラフィン
*ミネラルオイル
*セレシン
保湿するのによく使われているワセリン、そして良い成分だと思いがちな名前のミネラルオイルなどは鉱物油に該当しています。
そもそも鉱物油は石油やプラスチックなどの工業製品を作った後に出る廃油の事でしたが、この廃油を脱色したり精製して不純物を取り除いた後に無味無臭にした油を指します。
純度は高いのですが、石油が分類的に鉱物扱いされているので鉱物油というくくりになってしまうのです。
そんなものをお肌に使って大丈夫なの?と思う人も多いと思うので、ここで説明していきますが、鉱物油は皮脂に近い油ではないのでお肌への浸透率はとても低いと言われています。
つまりお肌を適度に保護したり外部からの刺激を与えない程度の働きはできるのですが、お肌の奥まで浸透させて保湿をするという事は難しいのです。
保湿度を高めたいからといって鉱物油をたくさん塗りたくるという人も見られるようですが、そうなってしまうと塗り過ぎて毛穴が詰まって肌トラブルをおこしてしまったり肌本来の保湿力が弱まってお肌を乾燥させやすくなってしまうという事も起こりかねません。
これらをまとめると、鉱物油はお肌への浸透率が低いので普通に使う分には悪い影響はない、ただしお肌への浸透率が低い分保湿力に欠けるので、安心面でも保湿面でも優れている天然油分のものを使うのが良いという事になるのです。
リップケアアイテムの種別ですが、主に化粧品・医薬品・医薬部外品の3つに分類されます。
化粧品は主にメイク用品やスキンケア用品・石鹸やシャンプーなどが該当しています。医薬部外品と比較すると効能や効果が緩和的で、清潔にしたり肌を健やかに保つというような目的で使われる製品となっています。
医薬品や医薬部外品の場合、ニキビ防止や皮膚の殺菌などといった効果や効能を明記していますが化粧品は薬ではないので効能を明記する事ができません。
また、購入時に迷いがちな薬用化粧品ですが、こちらは医薬品や医薬部外品に含まれている効果や効能が認められている有効成分が含まれている化粧品の事を指しています。
医薬品は病気の治療を目的とした薬の事を指し、厚生労働省より配合されている有効成分の効果・効能が認められているものを言います。
医師の処方が必要な医薬用医薬品と自らの判断で使用する事ができる市販品の一般用医薬品に分けられています。
また、一般医薬品は副作用のリスクに応じてさらに、第1類医薬品と第2類医薬品、第3類医薬品に分けられています。
医薬部外品は厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されているものを指します。にきび防止・シミやソバカスの予防などといった効果・効能を明記する事ができます。
医薬品とは違って治療のためというわけではなく、衛生や防止などを目的として作られており作用がおだやかという特徴があります。
化粧品と医薬品のちょうど間の位置づけとされており、主に育毛剤や染毛剤・ビタミン剤などがこれに該当しています。
リップケアアイテムは主にリップクリーム・リップバーム・リップスクラブ・リップマスクなどに分ける事ができます。
柔らかく滑らかなテクスチャーとなっていて伸びがいいという特徴があり、保湿クリームのような働きをしてくれます。
こってりとした重たいテクスチャーで軟膏のような働きをしてくれます。リップクリームよりも保湿力が高いという特徴があります。
砂糖や塩などを使って作られているものがほとんどで唇の古い角質やメイクの汚れなどを落してカサつきのない唇に整えてくれる働きがあります。
リップマスクはシートタイプのものやクリーム・ジェルタイプのものがあります。スペシャルケアとして使われる場合が多くしっかりと念入りに保湿をする事ができます。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
100円・300円ショップで購入できるもの | 800円程度〜1,800円程度で購入できるプチプラ品 | 2,000円〜のデパコス品 |
リップケアアイテムは上の表のように価格が安いものから高いものまで幅広く販売されています。
安いものの場合100円ショップで購入できるリップクリームやリップパックがあります。反対に高いものだと3,000円以上するリップケア品などもあります。
高ければ高いほど良いという訳ではなく、プチプラ価格のものでも十分な効果が得られるものが多いです。
配合されている成分をしっかりとチェックして、保湿効果の高いものや唇に優しい成分のものを選ぶようにする事がオススメです。
ただ値段が高いものを選ぶというようにするのではなく、成分で判断するようにしてみて下さい。
リップケアアイテムのおすすめメーカー・ブランドとしてexcel・Dior・KATE・LUSH・ETUDE HOUSEの5つを選んでみました。
プチプラ・デパコス・自然派化粧品など幅広いジャンルから厳選しており、なおかつ人気の高いケアアイテムを扱っているメーカー・ブランドばかりなので、リップケアアイテムを選ぶ際にどこのものを購入するか迷ってしまうという方はこの中から選ぶのもオススメです!
プチプラコスメであるエクセル。アイシャドウやリップが人気アイテムとなっています。メイクをしながらケアできるリップやケアトリートメントなど種類も豊富です。
デパコスであるディオールの中で1番人気となっているのがリップケアアイテムです。コスメが好きな人となると1回は試した事があるといってもいいほどリップケア全体の中でも定評のあるアイテムが揃っています。
女子高生から主婦層まで幅広い世代で人気のプチプラコスメブランドです。こちらもエクセル同様にアイシャドウやリップが特に人気アイテムとなっていて、発色がよく持ちも良いものばかりなのでリピート率も高い印象です。
ラッシュは新鮮な野菜やフルーツを使って作られていて、どれも使用期限が決まっているほど自然派なものばかりです。もちろんリップケア用品もこれに該当しているのでナチュラル志向の人にオススメなブランドです。
毎日楽しく遊び感覚でメイクが楽しめるようにと考えられたブランドで、豊富なカラー展開や可愛らしくポップなデザインのコスメが取り揃えられています。お値段もプチプラ価格で手が出しやすく、特に女子高生を始めとする若い世代に人気となっています。リップやリップケア用品もシンプルながらも可愛らしさがあるデザインのものばかりでその質も良いとされていますよ。
*保湿成分
*無添加
*商品種別
*リップケアアイテムの種類
*香り
*色
*購入可能な場所
まずはプチプラのリップケアアイテムを3つ見ていきましょう。プチプラですがどれもなかなか優秀なアイテムでデパコスにも劣りません。
また、一般的に家の近所にあるドラックストアで購入ができるという点でも需要が高くなっています。
潤浸保湿セラミド機能成分や植物由来のモイストキープ成分、ホホバオイルなどの保湿成分が配合されていて、唇の荒れやカサつきを防いでくれます。
キュレルのリップクリーム独自の密着コート処方となっているので唇の潤いをしっかりと閉じ込めてくれる働きも期待できるのです。
また、有効成分である消炎剤が配合されている事によって、唇が荒れてしまうのを防いでくれるので敏感肌の人でも使いやすいようになっています。
無香料・無着色で余計な成分が入っていないという点でも評価が高く、さらに少量でも長時間しっかりと保湿できるようになっているのでコスパも良いと言われています。
これ1本で保湿と色補正・グロス・口紅下地・UVカット(SPF8/PA+)の機能をもったリップです。
保湿成分としてホホバ種子油やヒマワリ種子油・アーモンド油などが含まれていてしっかりと唇を潤わせてくれます。たくさんの保湿オイルが含まれているにも関わらず、使用した感じはベタつかないので嫌な感じがしないです。
くすみを飛ばして血色を良く見せてくれるのでちょっとした普段使いに取り入れやすく、校則が厳しい学生やナチュラルメイク派の人に人気となっています。
アルガンオイルやマンゴーオイル・グレープシードオイル・シアバターなど7種類もの天然由来美容オイルが配合されているリップケアオイルです。
唇の温度や潤いに合わせて発色してくれるティント処方になっているので、人によってやその日の唇の状態によって発色の仕方は様々です!
サラッとしていて透明感のある付け心地なので、普段使っているリップの上から重ねて使っているという人も多く見られます。
パッケージが可愛いという口コミも多いので、ポーチに入れておくだけでも気分を上げてくれるアイテムとなっています。
グロスタイプのリップケアアイテムも発売されています。ツヤ感を出す事ができるのでケアとしてもメイクの仕上げとしても使う事ができるという点で人気となっています。
今回はフローフシ・ディオール・エクセルの3アイテムを選びました!
血色を良く見せたい・少し色味をプラスしたい・赤みを抑えたいなどといったそれぞれの唇の要望に合わせて1番良い唇の状態に仕上げてくれるリップトリートメントです。
潤いを与えてくれる乳酸菌のラ・フローラやフローフシ独自の美容成分であるエンドミネラルに加えて浸透性コラーゲンやオーガニックシアバターなどの保湿成分もたっぷりと配合されています。
7日間寝る前に使い続けるだけで潤い感ある唇になるうえに、縦じわが無くなったり血色感がアップしたりというような効果が期待できます。
SPF20、PA++なので、外出時に使っても紫外線対策をしっかりとできます。これを塗って唇の皮向けが改善したという口コミが多い印象です。
ディオールのコスメの中でも人気中の人気で定番アイテムとなっているマキシマイザー。雑誌やSNSで取りあげられる事が多く芸能人で愛用しているという人も数多くいます。
ヒアルロン酸や海洋性由来成分を含んでいるコラーゲンが配合されているので保湿されつつふっくらとツヤのある唇に仕上げてくれます。
少しピリピリとした使用感になっていますが、寝る前に塗って寝ると翌朝唇のカサつきが無くなっていたり縦じわが無くなっていたりというような効果が期待できます。
また、透明に近い色付きなのでリップの上からも重ねやすいというメリットもあります!マキシマイザーのリピート率は今回厳選したアイテム達の中でも群を抜いて高いと言えます。
リップクリームを塗ってもカサつきが解消されないという事がありませんか?そんな時は、リップクリームやグロスを塗る前に唇の皮めくれや古い角質をしっかりと取っておく事がオススメです。
今回は唇のカサつきを解消してくれるうえにしっかりと保湿効果も期待できる、LUSH・エチュードハウス・sara happのリップスクラブをそれぞれ見ていきたいと思います。
ミントの香りにバニラがプラスされてほんのり甘い香りのリップスクラブです。この香りが好きで何回もリピートしているという人がいるくらい人気の香りです。
スクラブ効果もとても好評で、使用後はガサガサだった唇がプルプルになったという意見や赤ちゃんの唇のようにツルツルになったという意見が多く見られます。
リップスクラブの中でも比較的お手頃価格で購入しやすいリップスクラブで、チューブ仕様かつコンパクトなので外出時や外泊の時でも持ち運びやすいです。
テクスチャーがとろっとしていてジェルのようなので唇にのせやすくスクラブしやすくなっています。
保湿成分としてローマカミツレ花エキスやマカデミア種子油・マンゴー種子油などが配合されており、柔らかくてふっくらとした仕上がりになります。
注意点としては口にスクラブが入ってしまうとかなり苦みを感じるようなので、入らないように意識してケアする事がオススメです。
シンプルかつナチュラルでオシャレなパッケージが印象的なsara happのリップスクラブ。自分用の普段使いとしても良いですが、プレゼントとしても喜ばれるアイテムとなっています。
お値段はリップスクラブの中でも高めとなっていますが、ホホバオイルやアーモンド種子油などの保湿成分がしっかりと配合されており、スクラブ後もしっかりと潤いが続くので使い心地は良いと言えますね。
毎日使っても大丈夫な特殊球状となっているので安心して使う事ができます。
1日中外出していたり冷房・暖房などに当っている時間が長いと、どうしても唇はダメージを受けて乾燥してしたり荒れてしまいます。
そういう時は夜の間にしっかりと集中的にケアをして翌朝には唇のコンディションを良くしてくれるケア用品を使うのがオススメです。
今回はbanilaco・DHC・ベキュアの3つを厳選して見ていきたいと思います。
オリーブオイルやアロエエキス・ビタミンEなどの保湿成分・保護成分が配合されています。
人の皮脂に最も近い油脂成分が使われているので、唇に自然に馴染んでしっとり感を持続させてくれます。
一度塗りで薄く塗るだけでも保湿効果がしっかりとあり、ベタつき感も無いのでコスパも良く使いやすいです。
ベタつかないという部分で定評があり、5年・10年愛用しているという人もいるくらいのリップクリームです。
はちみつやローヤルゼリーなどを中心とした天然由来成分を贅沢に配合して作られています。
バリア機能を高めたり血行促進などの作用が期待できるので、縦じわやくすみが気になるという人にオススメです。
潤いの満足度がかなり高く、潤いの持ちもかなり良いという口コミが多くなっています。
リップの使い方ですが実際はどうやって使うのが正しいのかイマイチ良く分からないという事がありませんか?特に使い方は意識せずにとりあえず塗っていたという人も少なくはないはずです。
そこで、今回は購入時や使用時に特に多い気になる疑問や質問を全部で4つ挙げてみたので参考にしてみて下さい。
唇に縦じわが出来てしまう原因としては老化や乾燥・紫外線などによるダメージが挙げられます。
解消する為のお手入れ方法としてオススメなものは、はちみつパックとシュガースクラブです。
まずはちみつパックですが、はちみつとワセリンを混ぜ合わせて作るパックで保湿度がかなり高くなっており乾燥や紫外線のダメージを防いでくれる効果があります。
次にシュガースクラブですが、砂糖とはちみつを混ぜ合わせて作るパックで古い角質を取り除いてくれる効果があります。
どちらか片方でも良いですが、組み合わせて行うとなお良いです!
リップクリームは保湿や潤いを保つためにたくさん塗った方が良いと思いがちですが、塗れば塗るほどいいという訳ではなく適切な量と回数を守る事が大切です。
たくさん塗ってしまうと唇にかかる摩擦や刺激の回数が増えてダメージを与えてしまったり、また石油系鉱物油を使ったリップクリームを高頻度で塗っていると余計に唇が荒れてしまう恐れもあるのです。
リップクリームを塗る回数は1日に3〜5回程度が理想と言われているので、たくさん塗りたくてもこれくらいに抑えておくのが良いですね。
唇のカサつきがかなりひどい場合、その状態のままリップクリームを塗って唇を潤わせようとしてもあまり効果は期待できません。
まずはリップスクラブでめくれた皮を取るケアをしていきましょう。皮が取れてカサつきが無くなったらリップクリームを使って保湿をしていきます。
リップスクラブ後の唇は敏感になっているので、リップクリームは天然油分で無添加のものを使って保湿するのがオススメです。
唇の荒れ具合・乾燥具合がひどい場合や皮がむけすぎて血が出ているといった症状が重度の場合は皮膚科などに相談してみるのが良いですね。
就寝時にはリップクリームを塗って寝るのが理想的ですが、出来る限り成分の優しいものを選んで塗る事が大切です。
石油系鉱物油が含まれているリップを塗ってしまうと、余計に唇が荒れてしまう恐れがあるので天然成分で出来ているもの、もしくはなるべく石油系鉱物油が含まれていないものを選ぶようにしてみて下さい。
保湿を重点的にしたいのか、血色をよく見せたいのかなど自分が思い描く仕上がりによってケア用品を選ぶのがオススメです。
スクラブやリップクリーム・セラムというようにケアできる種類が違うものを組み合わせて使う事でより健康的でカサつきのない唇を保つ事ができるようになります。
おすすめのメーカーやブランド、そしてリップケアアイテムのおすすめな選び方を参考にして自分の唇に合うケア用品を見つけてみて下さい。