馬油のおすすめ8選!純度とタイプで選ぶ

お肌のお手入れには馬油がおすすめです。昔からやけどや切り傷の手当てに民間薬として使用されたり、お肌を乾燥や外的刺激から保護するために使用されてきました。なんとな...

肌のお手入れには馬油がおすすめです。

昔からやけどや切り傷の手当てに民間薬として使用されたり、肌を乾燥や外的刺激から保護するために使用されてきました。なんとなく日本発のものというイメージをお持ちの方も多い馬油ですが、中国ではなんと4000年も前から愛用されていたのだとか!

そんな馬油はとても安心できる天然油脂であり、肌が敏感な人でも使えるさまざまなうれしい効能があることでもとても注目されています。そんな馬油の選び方のポイントをおすすめ商品とともに紹介します!

エキサイトおすすめアイテム編集部


馬油のおすすめな選び方4つ


万能オイルと称される馬油は一家に一つは常備しておきたい優れもの。もうずっと愛用しているという人もまだ馬油ビギナーという人も馬油選びのポイントを押さえておきましょう。


1.クリームかオイルどっちが好み?タイプをチェック


馬油にはクリームタイプとオイルタイプがあります。基本的には同じ馬油ですが、馬油を製造し熟成している行程で3つの層に分離します。その時の「層の位置」によってでき上がる馬油のテクスチャーが変わるのです。

*上層
常温で液体になる(液状オイル)

*中層
液体にも個体にもなる。シャンプーや化粧品に加工される(クリーム)

*下層
常温で固体になる(クリーム)


液状は透明感がありサラサラとしていて伸びがよいタイプ。クリームは固体状でも手に取ると体温でオイル化します。


塗りやすさや手に取った時の好みによってタイプを使い分けるとよいでしょう。クリームでも製品によって色や固さ、使用感は異なります。クリームが固かったりザラザラしている時は一度液体状に溶かして混ぜると滑らかで塗りやすくなります。


2.どのくらい入っているの?容量をチェック


基本的に60~70㎖前後の商品が多いのですが中には容量が多く200㎖以上入っているものも。馬油は開封して1年以上持つといわれているものの、気温が高くなると室内に置いていると液状になるため冷蔵庫での保管が推奨されています。


また馬油は酸化しやすいので開封してから時間が経ちすぎると変色したり油のニオイが強くなって変色・変質したりします。自分の使用するペースに合わせて容量を選びましょう。


◆ 容量選びのポイント
*使いやすいのは60~70㎖入りの一般的なサイズ
*家族などで大容量を使いたいときは管理に注意*小分けにしたり冷蔵庫保管を心がけると劣化せずに使用できる


3.馬油はどのくらい入っている?馬油の含有量(%)をチェック


馬油は馬を食用にするときに腹や首の部分の皮下脂肪から採れる貴重な動物性油脂です。人間の皮脂に近い性質を持ち、体に浸透しやすい不飽和脂肪酸の宝庫です。その効果をしっかりと感じたり、薬効を発揮させるには純度の高い馬油を選びたいもの。この記事ではすべて馬油の含油量が100%のものを紹介していきます。


また、同じ馬油100%でも採取される産地や馬の種類、製法などによって純度が変わりその質感や使用感は異なります。


◆ 含有量に注意が必要な馬油とは

100%含有でない馬油が悪いという意味ではありませんが、ハンドクリームやボディクリームの類に馬油が「配合」されているものなのに、馬油の文字の表記が大きかったりすると馬油が多く入っていると思って購入する場合があります。その際には成分をチェックしましょう。馬油100%のものは原材料が馬油のみになっているはず。また、価格によってもあまりにも安価なものは馬油100%でつくるのは難しいと覚えておきましょう。


4.安い価格帯って?価格相場と買うべき値段をチェック


最安値価格帯売れ筋価格帯高級価格帯
価格コム~420円約700~1,200円約2,200~4,000円
楽天~430円約720円~1,300円約2,300~4,200円
Amazon~420円約690円~1,500円約2,200~4,500円

低価格帯の商品の中には馬油の含有率が100%ではない商品も多く見られました。スキンケアクリームとしての成分の中に馬油も配合されているものなどです。


売れ筋商品は馬油100%のものが中心で馬油メーカーとして広く知られるものだけでなく、こだわりをもった製品づくりをしているオーガニック化粧品メーカーのものなども入っています。


高価格帯の商品は馬油の中でもタテガミから採れる希少なものなどが含まれていました。


馬油のおすすめメーカー・ブランド


馬油の認知度は日に日に上がり多くのメーカーから商品が売り出されています。この記事ではその中でもとくに自信をもっておすすめできるメーカー・ブランドだけを紹介します!


1.薬師堂


福岡県筑紫野市に位置する薬師堂株式会社は馬油を始めとする自然、健康関連品の販売店。「バーユといえばソンバーユ」といわれる馬油化粧品会社のエキスパート。創業者が昔、大やけどを負った際に毎日馬油を塗り続けて約2か月で完治したことがきっかけで昭和46年に商品化し、その後日本初の皮膚保護材として馬油の研究がなされました。その価値が認められるまでは食品扱いだった馬油。今では薬師堂の馬油なら安心と誰もが太鼓判を押します。


2.ネオナチュラル


株式会社ネオナチュラルは日用品やオーガニックコスメを取り扱うメーカーです。名古屋市に本社があり、岐阜県郡上市には有機農場を所有しています。アトピーに負けない肌作りや自然の原料や安全な製法にこだわった「ナチュラルライフ」を送りたい人に向けての真剣な製品づくりをしているメーカーです。 


3.北海道純油本舗


北海道千歳市にある北海道純油本舗は馬油からうまれた天然良質化粧品を製造・販売しているメーカー。馬油を始め、馬油にコエンザイムQ10を配合した馬油クリーム、馬油美容液、石鹸、シャンプーやフェイスマスクに至るまですべてのアイテムに馬油を使用しています。環境のことも考えた天然材料から作られた化粧品を赤ちゃんからお年寄りまで安心して使用できる製品づくりをしています。


4.下田商店


熊本県阿蘇市の自然の中で育まれた馬油はスキンケアだけでなくヘルスケアにも自信をもっておすすめしているメーカー。下田商店の商品ラインナップはとてもシンプル。100%の馬油と馬油石鹸のみですが、敏感肌・乾燥肌・赤ちゃんのオムツかぶれにも安心して使えます。お客様とのふれあいを大切にする会社で電話とFAXでの問い合わせや相談に応じています。


今回の商品の選定ポイント

馬油を選ぶ時にチェックしておきたいポイントは次の3つです。使う人のスタイルに合わせて自分にぴったりの物がみつかるとよいですね。

*タイプ
クリームタイプなのかオイルタイプなのか

*容量
どのくらいの量が入っているか(使うペースによって選ぼう)

*成分
馬油の配合されている割合


クリームタイプorオイルタイプに関しては、馬油100%の商品であれば性質自体に大きな差はありませんが、手に取ったときの間隔や肌に付けた時の使用感などに違いが出てきます。天然素材のため個体差があったりザラツキを感じる場合もあるのがクリームタイプです。そして、成分は一番大切なポイントです。「馬油だけ」から作られた製品を選ぶことをおすすめします。


クリームだから使いやすい!クリームタイプの馬油おすすめ3選

白いクリームタイプの馬油は使いやすさが魅力です。指先にとって塗るとすぐに肌の上でとろけてやさしくスッとなじんでいく感覚は化粧品の油分のクリームとは違うことを実感できるはず。


1.薬師堂 ソンバーユ


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馬油と言えば薬師堂と指名買いも多し


ソンバーユ=馬油と思っている人も多いほどよく知られた薬師堂の製品。ソンバーユは馬油の呼び名ではなく、薬師堂だけの登録商標です。ソンバーユは原料を2年以上寝かせて分離した固形状の部分の馬油を使用。白いクリーム状でありながら塗っていくうちに透明のオイルに変身します。


常温でも気温があがるとすぐに液体状になる性質をもっているので冷蔵庫での保管をおすすめします。クセがなく使いやすい安心の馬油です。洗顔後の肌に薄く伸ばして毎日のケアに欠かせないという人も多く、顔だけでなくヘアケアや首のシワ対策にも愛用者の絶えないロングセラー。ソンバーユにはいろいろな種類がありますがこちらはとくに顔のスキンケアに向いています。旅行などに持って行けばクレンジングの代わりにもなり荷物を減らせるのもうれしい商品。


無香料を始め、ヒノキやローズなど天然の香料を配合したラインナップになっているので馬油の香りが苦手な方にも使いやすい商品です。


2.ネオナチュラル 馬油クリーム


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馬油のニオイが苦手な人にはコレ♪


天然の馬油にはどうしても獣臭さや油臭さを感じてしまって最後まで使いきれないという人は実は結構います。顔につけるとなるとなおさらですよね。ネオナチュラルの馬油クリームはそんな気になるニオイの多くを取り除く処理がしてあって、無臭だから顔全体に伸ばしても気にならないというお声の多い商品です。また、サラリとした使い心地で馬油にありがちなべた付きやテカリもほとんどないのが特徴です。


スキンケアに行き詰まったりして、新たに乳液やクリームを購入しようとしている方にもおすすめです。顔から足の先まで使えるのでシンプルケアなので全身がうるおうようになります。もちろん乾燥肌に悩む方やデリケートな赤ちゃんのオムツかぶれにも使用できます。


3.北海道純馬油本舗 ピュアホワイト ピュアホースオイル


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北海道生まれのピュアで無臭の馬油クリーム


見た目はちょっと固めのクリームに見えますが手に取ると思わず拍子抜けしそうなくらいに素早く溶けてなじむ浸透力の高いピュアな馬油です。完全無添加で保湿力にすぐれているため、今まで化粧品や薬品などにすぐに反応を起こしてしまいスキンケア選びが怖くなってしまっている敏感肌の方にも安心して使えます。


こちらの馬油は単品での使用ももちろんOKですが、馬油を顔に伸ばして浸透したあとに化粧水をつける2ステップのお手入れで保湿力はさらに高まります。こちらの馬油ととくに相性のよい化粧水もセットで販売されており、合わせて使用すると内側にしっかりと水分を抱き込んだ上質な肌が実現します。もちろん皮膚のトラブルも改善しながら肌の土台からうるおわせます。


馬油100%!赤ちゃんから大人まで使える!オイルタイプの馬油おすすめ5選

白いクリームタイプもよいけれどいちいち冷蔵庫に保管するもの面倒だし、手のひらでなじませるのもおっくう!という人にはサラっとしたオイルタイプがおすすめです。サッと手早く塗れるので忙しい大人はもちろん、じっとしていない赤ちゃんの肌のお手入れにも最適なのです。


1.井藤漢方製薬 純馬油 


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馬油の中では安価だけど確かな品質で人気


こちらは数ある馬油100%の中では比較的リーズナブルな価格で知られ、男女を問わず幅広い年齢の方からのリピートの多い商品です。まったくの無臭ではなく少し馬油臭がするという声もあるものの、スルスルと肌によく伸びて小さな子どもの肌の手入れに毎日惜しみなく使用しているという家庭も多い馬油です。しっとりとよくうるおうので、つけ過ぎないように使うことがポイントです。


化粧水のブースターとして顔に薄~く伸ばしたり、頭皮のケアのためやはり薄くすり込んでマッサージしてから入浴⇒シャンプーしたり、立ち仕事の多い方のカチカチかかとのお手入れにとみなさん自由な使い方をしておられます。馬油100%がよいけれどコスパが……という人には迷わずこちらをおすすめします。


2.薬師堂 ソンバーユ


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お馴染みのピンクのラベルのソンバーユ


アレっ!?またソンバーユ?と思った人も多いかもしれませんがこちらは見た目にはクリームタイプで紹介したものと同じ白いクリーム状ですが、さらに溶けやすい馬油であるためオイルタイプとしての紹介になります。


馬油の元祖とも呼べるこちらの商品はクリームタイプで紹介した方がスキンケア(顔)向けなのに対してボディケア向け(体全体)として紹介されていることが多いようです。そのため赤ちゃんの肌のケアやかぶれなどにも効果的です。寒いところでは固めのテクスチャーでありながら手に乗せるとスッととけて肌なじみバツグン。もちろん顔にも問題なく使用でき使う人の好みで選べます。


3.薬師堂 ソンバーユ液


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朝の化粧下地にもおすすめ!軽い馬油

そしてまたまたソンバーユ?と思った人も多いかもしれませんがこちらは透明のサラサラの液体オイルタイプです。容器もオイルが出る部分は細い管のようになっていて一度に出過ぎない安心の設計です。そのため顔のお手入れや赤ちゃんの皮膚のケアにとても使いやすいと高評価。


洗顔後の肌にさっと伸ばして忙しい朝でも化粧下地はコレ数滴でOK!時短なのに手間をかけたようなうるおい美肌が実現します。よく伸びてなじむから化粧ノリのよい美肌がすぐに実現します。つけ過ぎるとべたつくので本当に少量で大丈夫。お好みによっては馬油の後で化粧水をプラスしてもよいでしょう。化粧水の浸透力がさらにアップします。メイクを楽しみたいけど刺激が…という人。液状馬油で顔を守りながら楽しみましょう。


4.北海道純馬油本舗 北海道純馬油


北海道限定の天然良質な純粋な馬油!


ほかの馬油に比べて黄色っぽい色が特徴のこちらは、今までいろいろな馬油を使い比べた方も納得の肌当たりのやさしいオイルタイプの馬油です。ほかの馬油製品にくらべるとたっぷりと容量が多いことからクリームケースなどに小分けにして冷蔵庫保管しながら使用しているというお声も多い馬油です。


顔・手足・体と全身に使用できるのはもちろん、肌の弱い赤ちゃんのおむつかぶれにも。刺激がなく重たくないピュアな使用感なのでアイクリームとして使用していたらまつ毛が育った!という人もいます。ついでに目の周りの小じわ対策などエイジングケアとしても使用できるうれしい一品です。


5.下田商店 純正しもだの馬油


画像出典:Yahoo!ショッピング
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本格派の馬油!一度ハマるとこれ以外使えないかも


こちらは無臭でクセがないとは言いません。しっかりと馬油の存在感あるニオイがあります。でも、人によっては「香ばしい」「このニオイは許容範囲」と好感を持っている方も多い香りです。その色も白ではなく黄色っぽく、常温に置いておくとあっという間に液状化します。冷蔵庫での保存が必須。そんなちょっと特徴のある馬油でありながら根強いファンがいる魅力的な商品でもあります。


ほかの馬油に比べて浸透力の高さに驚く声が多く、ひどい乾燥や手荒れを繰り返している方にとくにおすすめです。保湿クリームやハンドクリーム、ボディローションとさまざまなアイテムにかけていたコストをこちら一つに絞り込んで見てください。こまめにこちらでお手入れをすれば刺激やかゆみとは無縁なしっとりツルツルの素肌が叶うかも。


馬油を購入時の気になる疑問・質問


どうせ馬油を買うなら納得できるものを最後まで使いきりたいものです。購入方法や効果などについて今一度おさらいです。


Q1:馬油はドラックストアに売っている?


売っています。馬油の効果が広く知られるようになりテレビなどでもその効能などについて放送した影響もあり、一時期は入手困難になることもありました。その後沢山のメーカーが馬油を発売するようになり、ドラッグストアでも手軽に入手できるようになりました。


しかし商品によっては馬油のほかにも成分が配合されているものも販売されていることが多々あります。馬油の効果をしっかりと実感するなら馬油100%のものがおすすめなので、パッケージだけでなく必ず製品の裏の成分表示を注意してチェックするようにしましょう。


Q2:馬油はスキンケアに使える?

馬油は個体のものでも一度手に取って皮膚に塗ると柔らかく溶けてすばやく浸透します。それは人の皮脂とほぼ同等の性質を持っているからです。昔からヤケドや切り傷の民間薬としても活躍してきました。また、次のような幅広い効能があるといわれています。

*保湿効果
*肌を修復する効果
*シミ・肌荒れ・ニキビ・アトピー
*美白効果
*まつ毛ケア
*ヘアケア・頭皮ケア・白髪対策など


◆ なぜ効果があるの?


人間の体内では作り出すことのできない不飽和脂肪酸の一種である「高度不飽和脂肪酸」が含まれているだけでなく、馬油を作り出す馬がエサとして食べている草(牧草)にα-リノレン酸が豊富に含まれているから。α-リノレン酸が前記したような効果に大きく影響しているのです。


このように肌全般に効果的だといわれており、スキンケアや美容効果もたっぷり!しかしまれに肌に合わない場合もあります。初めて使用する時は少しづつ使うようにし、肌に異常が出た時には直ちに使用を中止しましょう。


まとめ

馬油は肌の保護をするだけでなく、馬油独自の恵まれた不飽和脂肪酸の絶妙なバランスによって肌のトラブルを改善したり美しくしたりできる万能オイル(クリーム)です。天然の油脂なので防腐剤などの不使用で安心の反面、保管状態が悪いと劣化してしまうことも。馬油の効果を存分に堪能するためにも品質管理をしっかり行い、適量を守りながら毎日の習慣にすればあなたの美肌は約束されたも同然ですね。

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