この記事では、もっとカメラを楽しみたいあなたに、おすすめのフィルムカメラを7種類ピックアップ!家族写真はいつもフィルムで!がモットーのカメラ専門家の意見を参考に...
この記事では、もっとカメラを楽しみたいあなたに、おすすめのフィルムカメラを7種類ピックアップ!
家族写真はいつもフィルムで!がモットーのカメラ専門家の意見を参考に、使いやすさとフィルムサイズの観点から詳しく説明していきます。
デジカメは便利ですが、クリアに撮れる分似たような仕上がりになりやすいのも事実。ちょっぴり味の違うカメラを使って、写真をもっと楽しみたいですよね。
ママアイテム編集部が総力を挙げて選んだ、フィルムカメラの決定版!あなたの人生を保存してくれる素敵な商品を見つけましょう。
ママアイテム編集部
フィルムカメラは、デジタルカメラとは全く違うカメラと言っていいかもしれません。絞りやISO設定などは共通ですが、デジタルカメラには掲載されていない項目も存在します。まずは、フィルムカメラの基本を押さえていきましょう。
フィルムカメラは、デジタルカメラが主流の現代に逆行するカメラです。しかし、富士フイルムの「写ルンです」をきっかけにフィルムカメラブームが再来し、デジタルカメラには無い味が出せると話題になっています。
しかし、フィルムカメラは十数年前に作られたものが多く、デジタルカメラについているようなピントや露出の自動調整機能が付いていません。そのため、基本的には全て手動での調整となっています。
ピントを合わせて撮る分には、カメラ初心者でも撮影は問題ありませんが、露出を1から調整するのはなかなか骨が折れる作業です。まずはフィルムカメラを楽しみたい、と言う人は自動で設定をしてくれるカメラを選ぶようにしましょう。
フィルムカメラは、写真の大きさが使用フィルムに依存する特徴があります。デジタルカメラでは、設定で大きく撮ったり正方形に小さく撮ったりできますが、フィルムカメラはそうはいきません。
また、フィルムカメラはカメラごとにフィルム大きさが決まっているので、大きさを変えたい時はカメラごと変える必要があります。その種類は、大きく35mmフィルムカメラ、中判カメラ、大判カメラの3種類です。
一般に出回る35mmフィルムカメラは、幅が35mmのロール状のフィルムを使うカメラを指します。カメラ屋さんや電気屋さんに行けばすぐに手に入る、初心者でも使いやすいタイプです。
中判カメラは、120フィルムやブローニーフィルムと呼ばれるロール状のフィルムを使うカメラです。カメラやフィルムによって種類がいくつかあります。
2眼カメラなども中判カメラによく見られるカメラです。少々癖のあるカメラなので、フィルムカメラを楽しめるようになったら、購入してみてはいかがでしょうか。
大判カメラは、4inch×5inch(102mm×127mm)以上のフィルムを使うカメラです。中判カメラ以上にフィルムの数が多く、専門に扱わない限りまず手にすることはないでしょう。
大判ポスターや集合写真などの用途に使われていましたが、デジタルカメラの出現により、ほとんどその姿は見なくなりました。機会があれば、個人的に一度使ってみたいカメラの1つです。
フィルムカメラの魅力は、フィルムカメラ特有の味わいとカメラのデザインです。フィルムカメラ世代でなくても、どことなくレトロな雰囲気を懐かしく感じさせるフィルムカメラは、持っているだけで少し気分が高まるのは気のせいではないでしょう。
また、フィルムカメラは各メーカーが技術を凌ぎ合っていた全盛期に生まれた製品なので、バリエーションが豊富なのも楽しめるポイント。あなたの好奇心をくすぐる素敵なデザインのカメラを探してみてください。
フィルムカメラは、製造自体が十年以上前のものが多いので、あまり価格と言う比較はふさわしくないかも知れません。ですが、やはり価格による大きなくくりはあるので、なんとなくで大丈夫なので目安を知っておきましょう。
最安値価格帯は、インスタントカメラとも呼ばれるお手軽カメラの価格帯。シャッターを押すだけなので設定もなにも無いのですが、フィルム独特の味はしっかりと感じられます。
売れ筋価格帯は、オーソドックスなフィルムカメラです。一昔前のフィルムカメラが多く、自動調整などはほとんどありません。
高級価格帯は、一眼レフカメラのような高性能なタイプがメインの価格帯。AE機能などもついた高性能カメラが多く並びます。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格 | ~1,500円 | 100,000円前後 | 200,000円~ |
特徴 | 写ルンですのようなインスタントカメラ。 | オーソドックスなフィルムカメラ。 | 一眼レフカメラなど。AF機能も付いた高性能カメラも。 |
フィルムカメラを扱うブランドにはあまり耳にしないものも多く、いざ購入する際の指標が決めにくいですよね。ここでは、フィルムカメラで有名な3社を紹介します。
小型軽量のカメラといえばPENTAXと呼ばれる有名ブランド。新製品のたびに新技術が搭載されていて、カメラファンを楽しませるブランドでもあります。
また、レンズを付けるマウントが昔から一貫しているのも特徴の1つ。昔に買ったレンズをずっと使い続けられるので、ずっと楽しく使い続けることができます
LEICAは、カメラのレンズに定評のあるブランド。店頭でも見ることはほとんどありませんが、LEICAのカメラはカメラファンの憧れとも言われています。レンズの1つ1つに個性が光り、LEICAで撮りたい!と思わせてくれる魅力的なブランドです。
CANONは、一眼レフからハイエンドのビデオカメラまで広く扱うブランド。一眼レフは他のメーカーのカメラと比較して操作がしやすく、初心者でも使いやすいモデルと言われています。
フィルムカメラでは、フィルムサイズとオートフォーカスについて比較をしていきます。とくにフィルムサイズは、フィルムを購入する際に買える店舗が近くにあるかにも関わってくるので注意しておきましょう。
*オートフォーカス
*フィルムサイズ
今、一番おすすめのフィルムカメラは、手に馴染みやすい形をした形状が特徴のカメラ。オートフォーカスの付いたフィルムカメラは1,000gを超えるものが多いのですが、手に馴染みやすい形をしているので、負荷がかかりにくくブレのない撮影ができます。
PENTAX「645N II」は、2001年10月に発売された中判カメラ。初代「645」、2代目「645N」に続く3代目645シリーズにあたります。金属の塊のような四角いボディが特徴で、レンズを取りつけるマウント部分が飛び出ています。
また、グリップ部分も前に飛び出て、持ちやすい形になっているのも特徴の1つ。1,280gの重たいカメラ(中判カメラの中では軽量)ですが、グリップ感も良く、大人であれば片手で撮影することもできるようです。
サイズは幅150mm×高さ111mm×奥行117 mm。携帯するには少々大きいサイズですが、中判カメラの中ではコンパクトなサイズで、中判デビューを考える人にもおすすめの1品です。
オートフォーカスが搭載されたカメラなので、フィルムカメラ初心者でもピントや露出が綺麗な写真が撮れるのも嬉しいポイント。カメラファンからもオートフォーカースの正確性の評判は高く、ほとんど任せっぱなしという人も。
もちろん、マニュアル設定も充実の項目。測光モードや露出補正など思いのままに設定して、あなたの求める1枚を写すことができるカメラです。
一眼レフカメラは、カメラを趣味とする人が掲げる1つ目の目標。上手く使いこなして、思い通りの絵が撮れた瞬間がたまらなく嬉しいですよね。
一眼レフのフィルムカメラは、その一瞬をさらに味わい深くしてくれるアイテムです。フィルム独特の味つけを加えることで、あなたのキャッチした一瞬をさらに美しい繊細な瞬間に彩ってくれるはずですよ。
ライカ「M-A」は、2014年11月に発売された35mmフィルム。しかし、そのデザインは1990年代を思わせるような、レトロなフォルムを保ったままとなっています。
全てメカニカルな仕組みとなっているのが最大の特徴で、シャッターや絞りなどはもちろんフィルムの巻き上げも手動で行う必要があります。
フィルムカメラを使ったことが無い人には不便に思うかもしれませんが、これこそフィルムカメラの醍醐味と言っていいでしょう。
一眼レフカメラですが電子系をすべて省いているので、幅138mm×高さ77mm×奥行38mmとコンパクトサイズなのも魅力の1つ。重さも578gと超軽量です。気軽に持ち運びできる一眼レフとして、カバンに入れておきたい1品です。
Canon「EOS-1V」は、充実のオート機能が付いた35mmフィルムカメラ。発売は2000年3月と約18年も前のモデルですが、現在発売されているカメラと変わらない性能を持つフラッグシップモデルです。
驚くべきは、1秒あたり約10コマ撮影可能な性能。フィルムカメラは、物理フィルムに映像を記録するので、高速撮影が不得意な分野でした。
しかし、このカメラではニッケル水素パックNP-E2(オプション)を装着することで、高速撮影を可能にすることができます。オートフォーカスも自動露出補正も高速撮影に追従してくれるので、一瞬の輝きを逃すことはありません。
今現在もCanonHPで扱われている唯一のフィルムカメラです。在庫が無くなる前に、是非触ってみたいですね。
Nikon「FM10」は、マニュアル調整の35mmフィルムカメラ。レトロなデザインかつシンプルな形状で、クセのないカメラとなっています。
グリップ付きのカメラは握りやすく、安定感がありますが、手の小さな女性などには逆に使いづらいこともしばしば。そんなときは、この商品のようなクセのないものを選んでおくと良いでしょう。
このカメラは、写真撮影に必要な機能のみを詰め込んだモデルとなっています。痒いところに手が届かない、とも言えますが、ピント、絞り、露出などを深く理解するのに最適なカメラとも言えます。
今までオートで撮影していた人が、自分の色のある写真を撮りたい!と思った時に使ってみてほしいカメラです。
LEICA「MP 0.72」は、2003年3月に発売された35mmフィルムカメラ。とてもシンプルなデザインですが、重厚感のある見た目がフィルムカメラらしさをより強調しています。ただし、凹凸が少ないので少し滑りやすい、という意見もあるようです。
機械式のフィルムカメラは、レンズの影響を大きく受けるのが特徴です。カメラ側で補正などはかからず、すべて手動でそのレンズに合った調整をする必要があります。
LEICAは、今なおフィルムカメラを作り続けているブランドで、レンズは全て職人による手作りで作られています。ほんの少しずつ味の違うレンズを活かすには、カメラ側の調整がとても重要なのです。
あなただけにしかできない調整で、あなただけの一瞬を写してくれる味わいのあるカメラを堪能してみてください。
カメラは、フィルムカメラやデジカメに限らず、黒を基調としたものが多くカラーリングでのデザイン性はかなりの制限があります。カメラもおしゃれも楽しみたい人にはちょっと困りますよね。
ここで紹介するカメラは、ファッションとして首から下げていても可愛く映えるデザインばかり。撮るだけではなく、見せるアイテムとして使ってみましょう!
LEICA「ゾフォート」は、チェキなどに使えるフィルムカメラ。撮ったすぐその場で現像されて出てくるので、パーティーや結婚式で使いやすいカメラです。デジカメにはない独特の機能ですね。
いわゆるインスタントカメラに属するので、ピントや絞りなどの設定を調整することはできません。逆に言えば、その固有の設定をいかにうまく使いこなせるかが腕の見せ所と言えるでしょう。
カラーはホワイト、ミント、オレンジの3色展開。ほぼ正方形の形のデザインとカラーの相性が良く、まるでお菓子のようなフィルムカメラに仕上がっています。
もっと気軽にフィルムカメラを楽しみたい人におすすめの1品です。
ロモグラフィー「Diana F+ CMYK」は、レトロさとPOPさを併せ持った120mmフィルムのカメラ。カメラ本体がプラスチックでできていて、トイカメラに分類されます。サイズも220gとプラスチックならではの軽さです。
このカメラだけにしかできない味がでるのが最大の魅力。撮影した写真は、ピンボケとは全く違う、角が取れた柔らかさを持った仕上がりとなります。細かな設定はほぼできないからこそ、楽しめるカメラと言っていいでしょう。
今回取り上げたカメラは、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの原色をバランスよく配置したPOPなカラーリング。
この他にも、イエローやシアンをメインとしたカラーもあるので、あなたの服と合わせたファッションアイテムとして楽しむことができます。
現在はデジタルカメラが主流となり、フィルムカメラは電気屋さんでもほとんど見ることはありません。そのため、フィルムカメラを中古で購入する時に知っておいてほしいポイントを紹介します。
フレアやゴーストが発生する可能性があります。フレアとは、写真全体が白くぼやけてシャープさが無くなる現象です。ゴーストは、太陽などの光が6角形のマークようにくっきりと写る現象のことです。
いずれも、意図して写真に撮ることはありますが、基本的には写ってほしくない現象です。フィルムカメラは中古品の方が多く出回っていますが、出来るだけレンズに傷のついていないものを選ぶようにしましょう。
オートフォーカスとフィルムサイズで選ぶ、フィルムカメラのおすすめ10選をピックアップしましたが、少しでも気になるものは見つかりましたか?
カメラは、あなたが見た世界を切り取る唯一の手段。カメラで切り取った写真は、今はただの記録の一部でも、いずれ記憶の一部としてあなたに語りかけてくれるようになります。
フィルムカメラは、デジカメと違って撮り直しが出来ないのがデメリットです。しかしその分、一枚一枚を大切に写していくという緊張感を楽しめるカメラでもあります。
きっと使えば使うほどフィルムカメラの事が分かるようになるでしょう。分かるようになると、カメラをパートナーのように感じる様になるはずです。ぜひ、この記事をきっかけに、あなたのパートナーを探してみてください。