今買いたいヒーターのおすすめ商品を専門家のアドバイスを元に厳選しました!ヒーターはほっとするひとときを与えてくれますし、暖かい部屋は幸せの象徴です。たくさんの種...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
今買いたいヒーターのおすすめ商品を専門家のアドバイスを元に厳選しました!ヒーターはほっとするひとときを与えてくれますし、暖かい部屋は幸せの象徴です。たくさんの種類があって選び放題ですが、使う人や家族構成によって“最適なもの”は違います。だから商品選びを間違えるとせっかくの快適さを減らしてしまうことも……。そんな失敗をしないよう、ベストなヒーターを選ぶコツをあわせて伝授します!記事の後半では気になる疑問や質問にもお答えします。
ママアイテム編集部
あなたの家にぴったりのヒーターを選ぶために押さえておくべきポイントは次の5つです。
ヒーターはどれも同じように部屋を暖めてくれるものと思いがちですが、実は違います。大きく分けて、
部屋全体を暖めるタイプ
人を直接暖めるタイプ
の2種類があります。
部屋全体を暖めるのは、例えばストーブや石油ファンヒーター、オイルヒーターなど。ヒーターと聞いてすぐに思い浮かぶものばかりですね。こうしたヒーターは、部屋全体を暖めるまでに時間がかかりますが、部屋の中にいればどこでも暖かさを感じられるので家族で使うのに向いています。
一方、人を直接暖めてくれるのは、ハロゲンヒーターやグラファイトヒーター、カーボンヒーターなど。最近名前をよく聞くようになった新しい暖房器具です。このタイプのヒーターは、スイッチを入れたらすぐに暖かさを感じられるのが特徴。でも、いくら長時間使用しても部屋の温度はほとんど上がりません。そのため、一人暮らしに向いているヒーターだと言えます。
部屋全体を暖める | 人を直接暖める | |
種類 | ストーブ ファンヒーター オイルヒーター | ハロゲンヒーター グラファイトヒーター カーボンヒーター |
メリット | 部屋中が暖かくなる | すぐに暖かさを感じる 補助暖房に使える |
デメリット | 部屋全体が暖まるまでに時間がかかる | 部屋全体は暖められない |
ヒーターの熱源は、電気・ガス・灯油が一般的です。そしてこれらの持つ熱量によって暖めるパワーの差が出てきます。
例えば電気の場合、1kWhで得られる熱量は約860kcal。ガスならば1立方mあたり、都市ガスでは約11,000kcal、プロパンガスでは24,000kcal。灯油の場合は1Lあたり約8,800kcalとなります。
ここで気になってくるのが熱源によるコストの差です。上記の熱源の1円で得られるエネルギーを計算してみると比較できるのですが、熱に変換される時のロスや基本料金、地域による価格差、灯油価格の変動、電気料金プランの違い、ヒーターの機種によって異なるので、厳密な計算は難しいでしょう。
ですが、一般的には次の順序でコスパが良いとされています。
1位:灯油
2位:都市ガス
3位:プロパンガス
4位:電気
これを見ると電気を使うヒーターが最もコストがかかることがわかります。ですが、灯油は買う手間や保存場所、ニオイの問題があり、ガスはそもそもガス栓がないと使えない点などの不便さがあります。そのため、電気を熱源とするヒーターを使うのが最も手軽なため広く普及しているのです。
最近では、省エネに配慮したタイプも発売されているので、そうしたものを選べば料金の問題もクリアしやすいでしょう。
ヒーターを選ぶ時は、使用する部屋の大きさに合ったパワーを持つかどうかも大事なポイントです。足りなければ寒さに震えることになりますし、大きすぎればコスパが悪くなります。
商品には、必ず「木造◯畳/コンクリート◯畳」のように対応する部屋の大きさが記載されているので、それを目安にするのが良いでしょう。
また、「一人暮らし向き」、「ファミリー用」というように、ヒーターごとに対象としている人や部屋の大きさがあります。こうした目安があると商品選びに失敗しませんね。
上記2でお話ししたように、電気を熱源とするヒーターはその手軽さから広く普及しています。それだけに多くの種類が販売されているので、商品選びは難航するでしょう。そこで、コスパの良さ、つまりかかる電気料金の安さを商品選びの決め手にするのもおすすめです。
【ヒーターの種類別 およその電気料金】
ヒーターの種類 | 1時間当たりの電気料金 |
オイルヒーター | 約32円 |
電気ストーブ | 約27円 |
ハロゲンヒーター | 約27円 |
グラファイトヒーター | 約24円 |
カーボンヒーター | 約24円 |
あまり大きな違いはありませんが、複数台使ったり冬が長い地域に住んでいたりなど条件によっては差額も大きくなります。けっして無視できないポイントです。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
2,000~3,000円 | 5,000~10,000円 | 30,000円以上 |
・ごくシンプルな機能 ・パワーは控え目 ・ミニタイプ | ・有名メーカー品 ・人感センサー付き ・コンパクトサイズ | ・海外有名メーカー品 ・パワフル ・デザイン性が高い |
ヒーターは安いものなら2,000円台で買うことができます。ただ、この価格帯だとパワーは控え目で、部屋全体を暖めるというよりも足元を暖めるサブヒーターとして使われることが多いようです。
売れ筋なのは5,000~10,000円程度の国産有名メーカー品です。6畳~8畳程度の部屋全体を暖めることが可能で、脱衣所やトイレに置くサブヒーターとして便利な人感センサー付きの商品も人気です。
30,000円以上する高級価格帯では、15畳以上の広い部屋に対応したパワフルなものや海外の有名メーカー品が顔を揃えます。デロンギのオイルヒーターやダイソンの扇風機も兼ねるヒーター、アラジンやオプティミストのおしゃれなデザインのものなど、ヒーターとしての機能以外でも満足感を得られる魅力的なものが多数あります。
ヒーターを販売しているたくさんのメーカーの中で、特におすすめメーカーについて調べてみました。
白物家電メーカーとして有名なシャープ。社名の由来はシャープペンシルを販売して成功を収めた創業会社にあります。その後も電卓、ラジオ、テレビ、電子レンジ開発の先駆者となり、私たちの暮らしに広く定着した家電製品を作り続けています。
かの有名な松下幸之助が創業した松下電器を祖とするメーカーです。家電のシェアは国内トップ、世界でもリチウムイオン電池や換気扇、コードレス電話等でシェア1位を獲得しています。
プラスチック製品で広く知られるアイリスオーヤマ。2012年に家電業界にも本格参入し、そのシェアを広げています。元大手家電メーカーの技術者を積極的に採用して品質向上に努めているそうです。
みなさんにおすすめするヒーターは次の4つのポイントを比較して選びました。気になるものが見つかったら商品同士を細かく比較するのにも役立ててください!
ヒーターの機種
使用電力
サイズ
暖房以外の機能
今一番おすすめしたいヒーターを最初にご紹介。機能もデザインも優秀で、さらに手に入れた時の満足度の高さもピカイチなのがこちらの商品です!
機種 ファンヒーター
使用電力 温風1200W
サイズ 20×20×57.9cm
暖房以外の機能 扇風機
ダイソンと言えばパワフルな吸引力の掃除機、そして羽のない扇風機が有名ですよね。こちらのファンヒーターはその扇風機に似た形で、やはり同じ「エアマルチプライヤー」という技術を搭載しています。扇風機と違うのは、温風が出てヒーターとしても使える点です。
普通のファンヒーターからも温風は出ますが、エアマルチプライヤーを搭載したダイソンのファンヒーターは、吸い込んだ空気が15倍もの風量となってパワフルに吹き出されるのが特徴。そのため部屋があっという間に暖まります。
さらに首ふり機能によって暖かい空気をより広い範囲に広げ、部屋を均一に暖めるのも得意。首の角度を変えて、サブヒーターとして足元や首回りに集中して温風を当てることもできます。
もちろん夏にはパワフルな扇風機として大活躍。1年中使えるので収納場所を確保する必要もありません。それ以前に自慢したくなるダイソン製品なので、出しっぱなしにしておきたくなる可能性もあります。
また、火を使わない安全なヒーターだから火事の心配が減るのもうれしいですよね。新生活を始めるタイミングで購入すれば、ヒーターにも扇風機にもなる1台はかなり重宝するはずです。
続いては一人暮らしにおすすめのヒーター5選です。コンパクトだったり、電気代を抑えられたり、安全だったりと一人暮らしにうれしい要素を兼ね備えた良品ばかりを集めました。各部屋に置けばパーソナルヒーターとしても活躍してくれます。
機種 セラミックファンヒーター
使用電力 強1170/弱640W
サイズ 31×13.4×28cm
暖房以外の機能 転倒オフ機能
電気で熱効率の良いセラミックを発熱させ、温風を出して部屋を暖めてくれるセラミックファンヒーターです。立ち上がりが早いのですぐに暖かい温風を感じられます。冷え切った部屋に帰る一人暮らしにはありがたいですよね。
大きな部屋全体を暖めるにはパワー不足ですが、6畳程度のワンルームならちょうど良いでしょう。一人暮らしなら暖かい風を一人占めできるから、意外にも物足りなさは感じません。
また、コンパクトで圧迫感もなく2.4kgと軽いのも特徴。へこみに指をかければ片手で持てるので、キッチンや脱衣所など使いたい場所へ移動しながら使えるのもうれしい点です。
タイマー機能も付いているので、うっかり寝てしまった時も心配ありません。一人暮らしに安心して使えるヒーターです。
機種 セラミックファンヒーター
使用電力 1200W
サイズ 24×11.1×34.1cm
暖房以外の機能 転倒オフ機能
家電分野でも人気上昇中のアイリスオーヤマが販売するセラミックファンヒーターです。一番の特徴は「人感センサー」が付いていること。正面右上の丸い部分で人の動きを察知し、自動でオンオフを切り替えます。範囲は上下60°、左右90°となかなか高性能です。
人感センサーが便利なのは、トイレや脱衣所など短い時間だけれど寒さをしのぎたい時。ヒートショックの防止にもなりますね。離れている時はスイッチが切れるので自然に節電でき、一人暮らしにも重宝します。
また、人感センサーをオフにして連続運転に切り替えれば、6畳程度のワンルームなら部屋全体も暖まります。スイッチを入れるとすぐに暖かさが感じられると好評です。
奥行き約11cmと薄型なので狭い部屋でも場所を取らず、すっきりした白いデザインは程よい存在感です。
機種 セラミックファンヒーター
使用電力 強1200/弱600W
サイズ 26.5×13×38.5cm
暖房以外の機能 転倒オフ機能
石油ファンヒーターや扇風機で名を知られている山善。こちらは電気で稼働するセラミックファンヒーターなので、灯油を入れる手間もなく、小さくて扱いが楽だと支持されています。重さは約2.5kg、奥行きも13cmとかなりスリムです。
口コミとして多いのが「思っていたより小さくてびっくり」という声。でもみなさんその後に「ちゃんと部屋が暖まる」とさらに驚いています。それもそのはず、断熱材の入ったコンクリート住宅ならば8畳まで暖めるパワーを持っています。
電気なので換気も不要、火を使わないので安心、冷える足元に直接温風を当てられて便利とかなり使い勝手のいいセラミックファンヒーター。コンパクトな空間に暮らす一人暮らしにもちょうどいいスペックです。
ホワイト以外にも、ブラック、木目調と3カラーと展開しているので、部屋のインテリアに合わせて選ぶこともできます。
機種 セラミックファンヒーター
使用電力 強1200/弱600W
サイズ 24×11.1×33.3cm
暖房以外の機能 チャイルドロック
上記2で紹介した商品とほぼ同じ機能ですが、デザインが木目調でおしゃれさがアップしています。清潔感のあるホワイトはトイレや洗面所にぴったりですが、リビングや寝室で使うなら木目調の方があたたかみが感じられて良いですよね。
また、パネルスイッチになり操作が指1本で簡単にできるのも違う点です。パネルスイッチは子供がいたずらしてしまうのではと心配になりますが、ちゃんとチャイルドロック機能が付いているので安心です。
部屋全体を暖めたい時には人感センサーをオフにして連続運転。座って使う時にはオンにして温風を独り占めするなど一人暮らしならではの贅沢な使い方ができます。使用者の満足度も高く、2台目、3台目と購入する人も目立つ人気商品です。
機種 セラミックファンヒーター
使用電力 強1170/弱640W
サイズ 32.4×16.4×35.4cm
暖房以外の機能 二重安全転倒オフ機能
パナソニックのコンパクトなセラミックファンヒーターです。高さと幅がほぼ同じなので、デザインはすっきりというよりかわいらしい印象があります。
タイマーや人感センサーなどは付いていないシンプルな機能。その分パナソニックブランドとしてはお手頃価格です。また、他社製品に比べて消費電力が低いので電気代も抑えられます。
そして、一番の特徴は「二重安全転倒オフ機能」が付いていること。通常の転倒オフ機能は、本体が倒れた時にシャフトが飛び出してスイッチが切れる仕組みです。ですが地震で倒れたストーブの周囲に物が散乱するとそれが接触してシャフトが押され、再び通電してしまう危険があります。
このヒーターに搭載された「二重安全転倒オフ機能」は、そうした場合でも再通電できないような仕組みで、一度傾いたり倒れたりすれば本体を起こさない限り通電されることはありません。とても安全性が高いので「防災対応型」と呼ばれています。
続いては、安心設計が高評価のヒーター5選の紹介です。子供がいる家庭はヤケドの心配、空気の汚れの心配など気になる点がたくさんありますよね。それを見事にクリアしたヒーターを集めました。
機種 オイルヒーター
使用電力 強1200/中700/弱500W
サイズ 42×26×64cm
暖房以外の機能 衣類乾燥、温め
子供がいる家庭に圧倒的人気のオイルヒーター。その理由は触れてもやけどしにくいオイルヒーターの特徴にあります。特に人気なのがイタリア産デロンギのオイルヒーターで、その中でもこちらのモデルは最も売れているタイプです。
オイルヒーターが子供にやさしい面が他にもたくさんあります。例えば、風が出ないので空気が乾燥しない点、ホコリが舞い上がらないので寝ている赤ちゃんにも安心な点、換気に気を使わなくてもきれいな空気を保てる点など。また、ファンヒーターに比べると運転音が静かなので音のストレスがないのもメリットです。
また、一番気がかりなヤケドの心配も、何ヶ所も穴をあけて外周部の温度を下げるサーマルカットフィンを採用して安全度を高めています。ぶつかってもケガをしにくいようにエッジを巻き込ませる工夫もされています。
別売りのハンガーをセットすれば衣類を温めることもできるので、寒さをガマンするイヤな着替えの時間が子供にとって楽しみな時間に変わりそうです。
機種 オイルヒーター
使用電力 強1300/中800/弱500W
サイズ 51×20×63cm
暖房以外の機能 チャイルドロック
八ヶ岳のふもとでオイルヒーターを作り続けているユーレックス。メイドインジャパンの品質と安心にこだわって、日本人の暮らしに合った製品を開発しています。
その中でこちらのモデルはコンパクトながら多機能なオイルヒーター。チャイルドロックも付いているので、子供がいる家庭でも安心して使えます。また、16kgと重さもあるので倒れにくいのもメリット。万が一倒れた時にはちゃんとスイッチがオフになります。
ケガやヤケドをしないように、フィンにガードをつけて直接触れないようにもなっています。うれしい配慮ですね。
さらに、国産ならではの細やかさでタイマーの設定がとても便利。外出する8時からはオフ、18時に帰宅するので20℃で稼働、寝入って数時間後の午前2時にはオフ、というように生活リズムに合わせて時間も温度も細かく設定できます。
「いろいろ使ったけど、やっぱり国産」という人に特におすすめできます。
機種 ファンヒーター
使用電力 1200W/送風時45W
サイズ 36×36×104cm
暖房以外の機能 送風機能
これまで紹介してきたヒーターとはひと味違ったフォルムのこちらは、1年中使える2wayタイプ。夏は送風で扇風機代わりに、冬は温風を出してヒーターとしてフル稼働してくれます。1年中出しっぱなしでいいので、収納スペースも節約できますね。
縦長のボディは上部が送風、下部が温風と吹出口が分かれて独立したファンを搭載。頭寒足熱に対応した配置で、効率的に快適さを得られます。70℃の角度で首ふりもするので暖かさを家族みんなで分けあえますね。
また、人感センサー付きで人がいなくなると2分でスイッチが切れます。無駄な電気代のカットができ、万が一スイッチを切り忘れて外出した時にも安心です。
細長いので安定性はどうかなと心配になりますが、倒れたり浮いたりした時には自動的に電源がオフになり、倒れたままでは二度と通電しない二重安全転倒オフ機能がついています。チャイルドロック付きでさらに安心です。
機種 オイルヒーター
使用電力 強1200/中700/弱500
サイズ 47.5×25×65cm
暖房以外の機能 なし
アイリスオーヤマの大人気オイルヒーターです。オイルヒーターは空気も汚さず、火も使わないクリーンで安全なヒーター。温風も出ないのでホコリをまき散らさず、空気を乾燥させにくいという特徴があります。喉が乾燥してしまうと風邪をひきやすくなってしまうので、子供の健康を守るためにもうれしい点ですよね。
また、電気ストーブに比べて表面温度が低く、触ってもヤケドしにくい安心感もあります。洋室なら8畳を暖められるパワーを持っているので、子供部屋や寝室でも安心して使えます。持ち手とキャスターが付いているので移動もラクラクです。
「オイルヒーターはデロンギが有名で高価」という認識が広まっているため、この商品の価格にはみなさん驚くそう。そのせいもあってか初めてのオイルヒーターとして多くの人に選ばれています。
機種 セラミックヒーター
使用電力 強1200/弱600W
サイ 28×28×85cm
暖房以外の機能 加湿機能
デザイン性の高い家電で人気のドウシシャが販売するこちらのヒーターは、ユニークなタワー型。そしてなんと加湿機能まで付いている優れものです。
前面の吹き出し口からは温風が、上部の吹き出し口からはミストが噴出され、乾燥しがちな部屋の空気を潤しながら暖めてくれます。さらには首ふりまでするという、欲しい機能がギュッと詰まった1台です。
それでいて本体はとてもスリムで置く場所を選びません。スペースに余裕がなくても部屋の隅などにすっきり置けます。
加湿機はヒーターから独立しているので、加湿だけでも使うことができます。転倒時には電源が切れる機能や切り忘れ防止機能も付いた子供がいる家庭にやさしい設計。コスパの良さも感じられるヒーターです。
インテリアにこだわった部屋に暮らしていれば、ヒーター1台と言えど気は抜けません。グッドルッキングでおしゃれなものを選びたいですよね。そんなおすすめ5選はこちらです!
機種 石油ストーブ
使用電力 なし
サイズ 38.8×40.5×55.1cm
暖房以外の機能 なし
アラジンの石油ストーブは、そのクラシカルな雰囲気で今大人気!インスタ映えもばっちりでたくさんの写真がアップされています。
特徴は名前にもある通り、青い炎で部屋を暖めてくれること。灯油が良い状態で燃焼している証でもあり、イヤなニオイも発生させません。ブルーは見ていて癒される色でもあるので、美しいストーブのフォルムとともにずっと見ていたい気持ちになります。
点火はマッチやライターと旧式でお手入れもラクラクとはいきませんが、部屋を暖めてくれる大事な道具として愛着が持てるので購入者の満足度が高いのも特徴です。一度使ってしまうと他のヒーターが味気なく思えてしまうそうですよ。
もちろん、見た目だけでなくスペックも◎ 80年以上、基本的なモデルチェンジがないという完成度の高さからもその実力がうかがい知れます。対震自動消火装置やCO2の発生を軽減する排ガス浄化触媒も搭載し、安全対策もばっちりです。
機種 電気暖炉
使用電力 強1200/弱635W
サイズ 51×34×60cm
暖房以外の機能 イルミネーション
暖炉を諦めていたすべての人に!「電気暖炉」登場
暖炉と言えば外国映画に出てくるお屋敷の広間。ロッキングチェアとホットチョコレートがセットになった憧れの世界のシンボルですよね。最近では日本でも暖炉のある家が増えているとは言え、あくまで少数派。そこで誰でも手が届く暖炉として人気なのがこちらの電気暖炉です。
インテリアに溶け込むマットな木目調のデザイン。窓からは薪とゆらめく疑似炎が見え、ヒータースイッチを入れると温風が吹き出して部屋を暖めてくれます。疑似炎だけをオンにすることもできるのですが、その視覚効果だけで暖かさを感じるという声も。この1台で部屋全体が暖かな雰囲気になると好評です。
パワーは3~8畳の部屋まで対応。温風が出るので即暖性もあります。暖房器具として使わない時は疑似炎だけをオンにして間接照明として使うのも素敵です。
機種 ハロゲンヒーター
使用電力 480W
サイズ 44×44×32cm
暖房以外の機能 ヤカン使用可
こちらはこたつのヒーターを製造販売するメトロが手掛けた斬新な火鉢型ハロゲンヒーター。見た目はまさに昔懐かしい火鉢ですが、熱源は電気です。
本物の火鉢は陶器や金属の容器に灰と炭を入れて火を起こし、暖を取ったり煮炊きに使ったりするもので、古くから日本の暮らしになじみのある生活道具です。今となってははるかに便利で優れた暖房器具があるためすっかり姿を消しましたが、それを安全な電気を熱源として復活させたのがこの商品です。
そしてこの電気火鉢、本物のようにちゃんとヤカンをかければお湯を沸かすことができます。加湿器代わりになるので、エアコンの風が苦手なお年寄りからも大好評。中には、お餅を焼いたり、煮物をしたりとフル活用している人もいます。おじいちゃんおばあちゃんにプレゼントしたら喜んでもらえそうですね。
機種 セラミックファンヒーター
使用電力 強1200/弱650W
サイズ 45×18×41.7cm
暖房以外の機能 加湿機能
セラミックファンヒーターは電気で熱を作り出し温風で暖める仕組みの暖房器具。ただの電気ストーブより温風が出る分早く効率よく暖まります。
温風が出る暖房器具は空気が乾燥しやすいのが難点ですが、このモデルは加湿器を搭載してメリットを克服しています。水分を含ませたフィルターに温風を当てるハイブリッド方式なので、水を沸騰させるタイプのように蒸気は見えませんがしっかり空気を潤してくれますよ。
またシャープならではのプラズマクラスターを搭載しているので、空気中のアレルゲンやカビ、ウィルスなどを除去してイヤなニオイも脱臭してくれます。暖房中の部屋の空気汚れが気になる人には最適な機種ですね。
デザインはシンプルでどんな部屋にも似合うホワイトカラー。加湿器部分の丸みがアクセントになって柔らかい印象です。
機種 イオンファン
使用電力 温風1200W
サイズ 26×27×72cm
暖房以外の機能 送風・イオン
一見、何だかわからない不思議な形。その正体はヒーター&扇風機&イオン発生機として使える1台3役の優れものです。
中に組み込まれたファンが作動して温風を吹き出し、すぐに暖かさを感じることができます。冷えやすい足元に集中して温風を送る機能は寒い冬の朝に重宝しますよ。パワーも十分でコンクリート住宅なら8畳、木造なら6畳まで暖められます。
左右上下にスイングするので夏は扇風機代わりに使えて快適です。羽がないので子供のいる家庭にも安心ですね。
また、イオンを発生させる「シャワーモード」ではプラズマクラスターイオンを部屋中に届け、「衣類消臭モード」では、衣類に直接風を当てることで付いた匂いを消臭してくれます。
リビングの片隅、30cm四方のスペースに置いておくだけで1年中大活躍してくれること間違いなし。立ち姿が様になるのでインテリアとしても部屋になじみます。
気になるヒーターが見つかった人もまだの人も、ヒーターを購入する前には気になる点を解決しておくのがベターです。ここでは良くある疑問質問にお答えします。
ヒーターの省エネ比較をするには、熱源で比べるのと、電気ヒーターの中でどの種類が一番電気代が抑えられるのかを比べるという2点の着目ポイントがあります。
記事の前半でもお伝えしたように、熱源の安さからいえば「灯油⇒都市ガス⇒プロパンガス⇒電気」という順番になり、灯油を使う石油ストーブやファンヒーターが一番費用を抑えられます。
ですが、灯油は買う手間や給油の手間、火事の心配などがあり、ガスヒーターはガス栓の設置工事が必要な場合もあったりと面倒さが目立ちます。そのため、コンセントさえあれば誰にでも使える電気ヒーターが広く普及しています。
そこで、電気ヒーターの種類で電気代を比較してみると、安い順に「カーボンヒーター、グラファイトヒーター⇒ハロゲンヒーター、電気ストーブ⇒オイルヒーター」となります。
子供が産まれると石油ストーブはヤケドの心配があるので使うのをためらってしまう家庭が多いようです。確かに火を使わないヒーターもあるので買い替えができればそれに越したことはないですが、石油ストーブはパワフルに部屋を暖めてくれるし、停電の時でも使えるなどたくさんの魅力があります。
そこで、子供がいても安全に使うためにおすすめなのが「ストーブガード」です。いわゆる柵で、ストーブを囲んで近づけないようにするアイテムです。
昔からあるシンプルなスチール製の四角いものから、ベビーガード専門会社が作るおしゃれなもの、パネルを組み合わせて自由にレイアウトできるものなど種類は豊富です。
温風が出るファンヒーターにもヤケドの危険はあるので、ストーブに限らずヒーター周りに設置すると安心ですね。
一人暮らしを始める時や新居を構えた時、赤ちゃんが生まれた時など、暮らしが変化するタイミングでヒーターを選ぶ機会が訪れます。熱源をどうするのか、温風が出るタイプかじんわり暖めるタイプが良いのかなど、判断ポイントはいくつもあるのでベストな1台を選びだすのは大変かもしれません。
そうそう買い替えるものではないので、じっくり選んで快適な冬が過ごせるヒーターを見つけましょう。暖かさだけではなく健康面や安全面もクリアした1台で、心からリラックスできる空間を作れると良いですね!