布団の掃除には、ダイソンの布団クリーナーがおすすめというのを聞いたことがある人は多いでしょう。実際、テレビのCMや実証実験を見ると、驚くほどダニやごみが取れると...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
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布団の掃除には、ダイソンの布団クリーナーがおすすめというのを聞いたことがある人は多いでしょう。
実際、テレビのCMや実証実験を見ると、驚くほどダニやごみが取れるということが分かります。
それを見ると、そんな場所に寝たくないという気持ちになってくるでしょう。
そこで、今回はパワフルな吸引力が魅力のダイソンの製品を中心に、レイコップの製品も合わせて布団クリーナーの特徴を解説していきます。
ダイソンかレイコップか迷っている人のために、どこが違うのかについてもお伝えしています。
ママアイテム編集部
ダイソンはシリーズ、モデルともに多数のラインナップを誇っています。どこが違うのか戸惑ってしまうこともあるでしょう。ざっくりいうとシリーズは吸引力の肝となるモーターの違い、モデルは付属品の違いです。
布団の中には数百万匹ものダニやハウスダストが存在しています。これを吸収するにはパワフルな吸引力が必須。
ダイソンは他社の吸引力を大きく引き離しているパワーが魅力です。最もパワーが強いといわれるほかのメーカーに比べても、3倍以上の吸引力を持つのがダイソンです。V8、V7、V6の順に吸引力があります。
ダイソンの吸引力が変わらないのは、国民生活センターが行った調査によっても明らかとなっています。ダイソン以外のメーカーの布団クリーナーが時間が経過するにつれ、ゴミの吸引量が減っていくのに、ダイソンはほぼかわりません。
これは、ダイソンが採用しているサイクロン方式のおかげです。このため、コードレスにも関わらず圧倒的なパワーを持ち、最長30分間の連続稼働が可能となっています。
ダイソン専用のフトンツールは幅が広く平らになっていて、効率的に布団のアレルゲンなどを取り除けます。また、丸みを帯びたフォルムはデリケートな布を傷めないように配慮されています。
ソファなどにおいて、高級ファブリックをつかっている場合には、このような布団ツールがかかせません。またプロパイロネイト素材を使っていて耐久性も◎です。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
25,000円前後 | 25,000円前後 | 40,000円~50,000円 |
最安値価格帯は付属品が最小限度しかなく、なおかつ、少し前に販売されたシリーズであることが特徴です。なお、基本的に、ダイソンの製品は本体部分がシリーズごとに共通で、付属品でセールス・ポイントを変えています。
売れ筋価格帯は、最安値価格帯とほぼイコールです。ダイソンの製品はどれも性能に定評があるので、最安値価格帯であっても性能に十分満足できることが多いです。そのため、このような傾向となるのでしょう。
高級価格帯は最新シリーズモデルで、吸引力が最高レベルです。また、付属品が最初から多くついているので値段が高くなっている面もあります。
「Dyson V7 Mattress」はダイソンの技術が惜しみなく投入された製品です。強力な吸引力を生み出すモーターと定評あるサイクロン方式に加え、微細なゴミと空気を分離する「2 Tier Radial サイクロン」という技術が使われています。
またお手入れがしやすいのも最近のトレンドのひとつ。ダイソンはワンタッチで簡単にゴミを捨てることができる仕組みを採用しているので、常に衛生的な状態を保つことができます。
「ダイソンが良いことは知っている。でもどこが違うの」そのような疑問をもっている人は多いでしょう。ほかのメーカーと何が違うのでしょうか。
ダイソンはイギリスの企業。従来の掃除機の性能に不満を持ったダイソン氏によって、サイクロン式掃除機が発明されたのがきっかけで創業されました。最近では、羽のない扇風機も話題となりました。
また、「吸引力が落ちないただ一つの掃除機」のように他社を大きく引き離す吸引力が魅力のメーカーです。
今回は商品の比較ポイントを下のように設けました。長時間の作業になりがちな布団クリーナーの使い方を考えるなら重量と運転時間が大切。大きさも使いやすさには大切なポイントです。また、使う頻度が多い人は充電時間もチェックしておきましょう。
*重量
*充電時間
*運転時間
*大きさ
前モデルから20%のパワーアップを遂げた「V8」。このモーターを搭載したあまりにもパワフルなV8シリーズをチェックしていきましょう。
先ほど説明した、「V8 Fluffy SV10 FF」にフトンツール、ハードブラシ(玄関や車のフロアマット用)、延長ホースが追加された豪華版の製品です。
これだけ揃っていると、家じゅうからホコリやアレルゲンが吸引されてしまうことでしょう。もちろん車の内も掃除することができます。
V8のモーターはパワーアップしつつも、前モデルに比べ、音が半分になっていることは驚くべきことです。集合住宅の場合、掃除をする時間帯も気を使ったりするので、できるだけ騒音が抑えられているのに越したことはありません。
まさにストレスフリーで掃除ができる本商品はぜひおすすめです。
V8シリーズは本体は皆同じです。本商品は「V8 Fluffy+ SV10 FF COM2」と付属品も同じですべて揃っています。では、何が違うのでしょうか。
本商品は「ソフトローラークリーナーヘッド」と「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」が両方付いてくるのが特徴です。
「ソフトローラークリーナーヘッド」はヘッドが柔らかいフェルトに覆われていて、大きなゴミと小さなゴミが同時に取れます。また、髪の毛などが絡みにくいというメリットも持っているため、室内でペットを飼っているときなどに最適。
また「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」は、カーペットの奥から微細なゴミを搔き出せる特徴を持っています。
この二つのヘッドが欲しい人は本商品の購入がおすすめです。
先ほどの「V8 Absolute Extra SV10 ABL EXT」は名前を見ても分かるように、V8シリーズですべての付属品が付いたものです。これから「ソフトローラークリーナーヘッド」を引いたものが、本商品であると考えればOK。
つまり、それほど室内のフローリング部分が広くなかったり、室内で毛が抜けやすいペットを飼っていない等の場合、「ソフトローラークリーナーヘッド」は必要ありませんから、丁度いいです。
つまりカーペット中心の人が、この「V8 Animalpro SV10 AN COM2」を購入しています。「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」はカーペットの掃除に最適ですから、このような家の掃除におすすめです。
ダイソンのV7シリーズは、実は最も最新のシリーズです。V8をハイエンド、V6をローエンドとするならV7シリーズはその中間を狙ったシリーズです。また、静音性と使いやすさも考慮されています。
ハイエンドのV8シリーズに比べて運転時間が30分間と10分間短くなっていますが、とくに問題にならないという人にはV7を検討してみることをおすすめします。
ダイソンではコードレスの掃除機タイプのことを「スティックタイプ」と表現しています。V8シリーズはすべてスティックタイプです。V7シリーズの場合、スティックタイプですが、「ミニモーターヘッド」が付属しています。
このため、ハンディタイプの掃除機としても使うことができるのが特徴的です。そしてハンディタイプにすれば布団クリーナーとして利用することができますし、机や棚などの掃除を行うのにも便利です。またV8タイプに比べると若干軽量となっているのもメリットです。
まず「V7 Fluffy SV11 FF」との違いですが、本体の性能は全く同じです。違いは、メインとなっているヘッドが「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」か「ソフトローラークリーナーヘッド」となっていること。
本商品のメインヘッドは「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」です。V8のところで説明しましたが、ダイレクトドライブクリーナーヘッドはカーペットの掃除に適しています。
フローリングの掃除ができないということはありませんが、カーボンファイバーブラシなので床にはややハードな素材と言えます。ちなみにダイレクトドライブクリーナーヘッドはナイロンフェルトで覆われたソフトな素材でできています。
このため、「V7 Fluffy SV11 FF」と本商品のどちらを選ぶかは、自宅がフローリングなのかカーペットなのかなどで決めるのが良いでしょう。
本商品はハンディタイプとして販売されています。したがって、普通の掃除機として利用するのは現実的ではありません。布団クリーナーや机や棚などの掃除、また車の椅子の掃除などに利用するのに便利な商品となっています。
ハンディタイプとはいえ、本体のモーターは同じV7なのでパワフルさは変わりません。すでに掃除機を持っていて、サブとして使う場合には本商品がおすすめです。
V6シリーズに比べれば連続運転時間も10分間長いので、V6シリーズより少し時間が長ければいいのにと考えている人は、この商品を検討してみてはいかがでしょうか。
旧型、ローエンドなどといわれることのあるV6シリーズ。しかし、それはダイソンの製品同士で比較した評価のことです。ほかのメーカーに比べるとまだまだパワフルで性能も十分高いと評判です。
V6シリーズの吸引性能は0.3ミクロンまでです。花粉は30~40ミクロン、黄砂が4ミクロン、PM2.5が2.5ミクロンなのですから、いかに細かいゴミまで吸引できるかということが分かるでしょう。このため本商品の吸引力で十分すぎるほどという人がほとんどです。
「V6 Fluffy SV09MH」の特徴は3種類のヘッドが付属してくることです。このため、場所に応じてヘッドを使い分けることができるでしょう。
メインヘッドは床の掃除に向いているソフトローラークリーナヘッドですが、それ以外に小さ目のヘッドの「ミニモーターヘッド」、本棚などの掃除に向いている「コンビネーションノズル」、隙間の掃除に適した「隙間ノズル」が付属してきます。
もし、「フトンツール」「ハードブラシ」「延長ホース」が必要な場合は別途購入する必要があります。
本商品は、付属品が「隙間ノズル」「コンビネーションノズル」「ミニモーターヘッド」「収納用ブラケット」という組み合わせであるのが特徴です。
ただし、本テーマは布団クリーナーなので、ミニモーターヘッドではなく、専用のフトンツールを使いたい人もいるでしょう。そのような場合でも、フトンツールを別途購入すれば使えますので、問題ありません。
基本的にはダイソンは本体が同じで付属品で差をつけています。このため使うシチュエーションに応じでどのモデルを購入するか選びましょう。
家と違って、それほど頻繁に掃除をしないのが車です。しかし、シートにはやはりダニやアレルゲンが潜んでいます。そんな車の掃除に最適な付属品が揃っているのが「V6 Car Boat Extra HH08 MH CB2」です。
標準ヘッドとなっているのはミニモーターヘッドです。これに隙間ノズル、コンビネーションノズル、ハードブラシ、延長ホースが付属しています。これだけあれば車内を隅々まで掃除することができるでしょう。
本商品を布団クリーナーとして購入する人も多いです。ミニモーターヘッドのほうが収納の場所をとらないため、ほかの掃除機と併用する場合にはこちらがおすすめです。
本商品はV6シリーズの中で最も布団クリーナーという名称に近いモデル。当然、フトンツールが付属品としてついてきます。ほかの付属品はコンビネーションノズル、隙間ブラシです。標準のヘッドはミニモーターヘッドになっています。
本商品を購入する人は、布団とソファーの掃除用として購入している人が多いです。布団や外でたたいてみても、いつまでたってもほこりが舞っているので、ダニやゴミが取れているのか不安という人は多いです。
実際、布団叩きなどを使用して布団を叩いても、ほとんど意味がないという結果が明らかとなっています。ダイソンの場合、ダニやハウスダストなどをしっかり吸引できている実証データがあるので安心できるでしょう。
人間工学に基づいた掃除がしやすいところもおすすめです。
自宅の床などにマットレスを引いているという人は多いでしょう。こたつ派の人ならばリビングにマットレスを敷くことは多いです。また、厚手のゴージャスなカーペットが好みという人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのが、この「V6 Mattress+ HH08COMN」です。ミニモーターヘッドのブラシが堅めのナイロン製になっているので、マットレス、カーペットの掃除にぴったりです。
口コミを読むと、初めて使ったとき想像以上のゴミが出てきて絶句したというような話が多く見られます。本商品を一度試してみてはいかがですか。
布団クリーナーというジャンルを作ったのはRAYCOP(レイコップ)といわれています。ダイソンにはない布団の掃除に特化した機能が付いているのも魅力です。
布団掃除といえば「布団たたき」。本商品は毎分3,300回の振動で布団の奥に潜んでいるダニやゴミを叩きだしてくれます。これなどは、布団掃除に特化したレイコップならではの機能です。
しかし、それだけではありません。このとき紫外線(UVランプ)が同時に布団に照射されているので除菌を行うことができるのも、おすすめポイント。
布団を衛生的な状態にすることができます。ここが布団クリーナーに特化しているレイコップの強みです。
そして、本商品は重量が軽いのも特徴です。このため女性でも楽に掃除を行うことができるでしょう。省スペースでコンパクトなタイプなので収納場所にも困りません。カラーバリエーションも豊富なのでお気に入りの色を選んでください。
レイコップのシリーズの中で最も売れたのが本商品で、世界各国で80万台を売り上げています。「RE-100JWH」に比べてサイズは大きくなりますが、その分吸引力は強くなっているようです。
口コミを見ると、「単身生活で布団を干す時間がないから購入し、便利に使っている」「花粉に悩まされていたが、レイコップを使うようになってから症状が軽くなり助かった」などの声が見られます。
「光クリーンメカニズム」がついているのもおすすめポイント。布団のなかは菌の温床になってしまいがちですが、この特許技術により細菌を繫殖しにくくする効果があります。まさに布団専用ダニクリーナーとしておすすめの商品です。
本商品の特徴は「光クリーンメカニズム」などの標準機能に加え、「ドライエアブロー」機能を搭載したプレミアムタイプであることです。ドライエアブロー機能とは、布団の内部を温め除湿を行う機能のこと。
人は一日にコップ一杯ほどの汗をかくため、布団は湿気を持ってしまっています。これが、ダニや細菌の繁殖の原因。ドライエアブローの温度は約70℃。布団の中を衛生的な状態に変えていってくれます。
また熱を与えるため、布団を干した時のようにふわふわになる効果もある点も好評です。寝心地の良さを与えてくれるのは本商品ならではです。
また、「パワフルたたき」の機能で最も性能が高いのが本商品です。このため、性能を重視したいという人には本商品がおすすめです。また住んでいる場所や気候が湿度が高い場合にもこちらの製品を選んだほうがいいでしょう。
本商品は、大ヒットしたスタンダードタイプ「BK-200JPW」を超える「新スタンダード」を目指して開発された商品です。
この商品の特徴は「ふとんケアコントロール」機能を取り入れていること。 敷き布団モード、掛け布団モード、羽毛布団モードの3つのモードを使い分けることができるので、寝具に合わせてしっかりハウスダストを除去します。
例えば掛け布団モードでは、吸い付きを押さえブラシの回転を重視した運転を行います。逆に羽毛布団モードでは、吸引力に重点を置き、羽毛布団のハウスダストに最適な運転を行っています。
また、「BK-200JPW」に比べて、1分当たりのたたき回数が多くなり、紫外線の強度を強くしているのも特徴です。
ダイソンの布団クリーナーを購入する際にはどのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。ここでは良くある質問と回答を取り上げます。
ダイソンは本体は掃除機と同じで、ヘッドを布団を掃除に適した形状に変えています。一方、レイコップはたたき機能、紫外線照射など布団の掃除に特化した商品です。
どちらも定評がありますが、吸引力ではダイソン、除菌など布団に特化したメリットがあるのがレイコップです。
使えます。Q1でも回答しましたが、本体の部分は掃除機と同じ構造をもっているからです。むしろ布団クリーナーとしてよりは、掃除機の拡大機能として布団クリーナーにもなる、というコンセプトで作られていると言えるでしょう。
ただし、ダイソンがハンディタイプとして販売されている商品は、高さが低いので掃除機としては姿勢がきつく、使いづらいです。
今回はダイソンの布団クリーナー、レイコップの布団クリーナーを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ダイソンといえば家電のなかで性能が高く、憧れの製品として知られています。口コミなどを読んでも性能に対する評価・満足度が高いことがうかがえます。
一方、布団クリーナーといえばレイコップが元祖であり、布団に特化しているだけにさまざまな機能がついていて、また新製品が出るたびに新機能がついたり、改良がされています。
布団は毎日寝るものですから、衛生的にしておきたいところです。この機会に布団クリーナーを検討してみてはいかがでしょうか。