「腸活」には、自家製ヨーグルトや発酵食品が作れるヨーグルトメーカーがおすすめです。安価でたっぷりと作れるので、毎日ヨーグルトを欠かさず食べる家庭には魅力的なアイ...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>「腸活」には、自家製ヨーグルトや発酵食品が作れるヨーグルトメーカーがおすすめです。安価でたっぷりと作れるので、毎日ヨーグルトを欠かさず食べる家庭には魅力的なアイテムですよね。しかし近頃では多機能なものがたくさん販売され、正直どれを選んで良いかわからない人も多いはず。今回は、初めてのヨーグルトメーカー選びにも迷わないおすすめの選び方と、ママアイテム編集部がこだわりの視点で厳選した10機種を一挙公開。これを見れば、初心者でも迷うことなく自分が求めているヨーグルトメーカーが見つかります。
ママアイテム編集部
ヨーグルトメーカーと一口に言っても、メーカーやブランドによってその機能は実にさまざま。初めてのヨーグルトメーカー選びで迷ったら、これだけはぜひチェックしてほしいポイントをまとめました。以下の4つの選び方を参考にしてみましょう。
ヨーグルトメーカーには、牛乳パックをそのままセットして作るものと、専用の容器に牛乳や食材を入れて作るタイプの2種類があります。作る容量や手間などの面でそれぞれにメリットとデメリットがありますので、以下の表でチェックしてみましょう。
牛乳パック | 専用容器 | |
---|---|---|
メリット | コンパクト 手間がかからない 一度にたくさん作れる | 保管しやすい 他の発酵食品も作れる |
デメリット | 少人数だと保管が大変 ヨーグルト専用が多い | サイズが大きい 熱湯消毒など手間がかかる |
牛乳パックをそのまま使用するタイプは、パックにそのまま種となるヨーグルトを入れセットして温めるだけという手軽さが魅力です。一度に大量にできるため、家族で毎日食べる人にはおすすめです。
いっぽう専用容器を使うタイプは、セットする前に熱湯で殺菌するというひと手間がかかります。しかし作る量を調節でき、甘酒やほかの発酵食品を作れるものもありますので、いろいろ作りたい場合は多機能な専用容器タイプが便利でしょう。
それぞれの目的や、使い勝手・作る量に合わせて、牛乳パックタイプか専用容器タイプかを選んでみましょう。
ヨーグルトや発酵食品を作る際に大切なのが、種となる菌です。この菌を入れたものを一定温度に保ち発酵させてヨーグルトや発酵食品などが作られます。
しかし同じヨーグルトでも菌の種類によって発酵温度が異なります。また、甘酒や塩麹といった発酵食品を作る際の発酵温度も違います。
普通のプレーンヨーグルトの場合は約40℃、最近人気のR−1ヨーグルトは約42℃、ケフィアヨーグルトは約20℃が発酵に最適な温度とされています。ほんの数℃の違いによってうまく発酵しないことがあるので、温度調節が非常に重要になってきます。
また甘酒や塩麹は約60℃と高め。メーカーによっては低温調理ができる60℃以上まで温度調節のできるタイプもあります。
プレーンヨーグルトだけ作りたい場合は温度調節機能はいりませんが、いろんな種類のヨーグルトや発酵食品を作りたい場合には、1℃刻みで温度調節ができるヨーグルトメーカーがおすすめです。
ヨーグルトは完成した後も、そのままヨーグルトメーカーに放置したままにすると過発酵し、せっかくの乳酸菌も弱り味も酸っぱいものに変化してしまいます。
ヨーグルトはセットして完成するまで約6〜8時間かかるとされていますので、うっかり切り忘れて発酵させすぎて失敗、ということも。
そうならないためにもタイマーは、付いているととても便利な機能と言えそうです。ちなみにヨーグルトはおおよそ6〜8時間で完成するので8時間のタイマーがあれば十分です。
発酵食品の種類によっては12時間以上かかるものもあるため、ヨーグルト以外の発酵食品を作りたい場合には長めのタイマー設定ができるものを選びましょう。
以下の表でそれぞれ代表的なメーカーごとに、機能や特徴をまとめてみました。
タイガー | アイリスオーヤマ | タニカ | クビンス | ビタントニオ | |
---|---|---|---|---|---|
温度調節 | △ 20℃〜60℃ | △ 25℃〜65℃ | ◎ 25℃〜75℃ | ◯ 20℃〜65℃ | ◎ 25℃〜75℃ |
タイマー | ◯ 1時間〜48時間 1時間刻み | ◯ 1時間〜48時間 1時間刻み | ◯ 30分〜48時間 30分後1時間刻み | ◎ 1時間〜99時間 1時間刻み | ◎ 30分〜99時間 30分後1時間刻み |
専用容器 | ◎ 牛乳パック 専用容器 | ◎ 牛乳パック 専用容器 | ◯ 専用容器のみ | ◯ 専用容器のみ | ◎ 牛乳パック 専用容器 |
おすすめ レシピ | 各種ヨーグルト 甘酒 塩麹 | 各種ヨーグルト 甘酒・塩麹 納豆・酵母 | 各種ヨーグルト 納豆・味噌 塩麹・酵母 低温調理 | 各種ヨーグルト 納豆・味噌 塩麹・チーズ 低温調理 | 各種ヨーグルト 納豆・味噌 塩麹・酵母 低温調理 |
機能の多さ・容量などによってヨーグルトメーカーの価格も異なります。自分が求めているヨーグルトメーカーの価格帯がどのくらいなのかを知っておくことも重要です。
ヨーグルトメーカーの最安値価格帯から高級価格帯までの特徴を以下の表でまとめました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格帯 | 〜3,000円 | 3,000円〜10,000円 | 10,000円〜 |
特徴 | 温度調節なし タイマーなし 牛乳パックタイプ | 温度調節あり タイマーあり 牛乳パック・専用容器 | 温度調節高め設定 タイマー長め設定 専用容器・業務用・低温調理 |
作れる種類 | ヨーグルトのみ | ヨーグルト・発酵食品 | ヨーグルト・発酵食品 |
ヨーグルトメーカーで定評のある4メーカーをピックアップしました。デザイン・機能ともに、実際に使用しているユーザーから人気のメーカーです。
メーカーやブランド選びに迷ったら、以下のメーカーから選んでみるのも良いでしょう。
タイガーは日本の家庭において、とてもなじみ深い家電ブランドです。食卓やお出かけに欠かせないタイガーの家電は、日本人のこだわりに配慮したきめ細かな機能性や品質を重視。創業以来、日本の台所を支え続ける、ぬくもり溢れるメーカーとして成長し続けています。
アイリスオーヤマは創業60周年。生活家電から日用品・お米に至るまで日本の生活に根ざした商品を開発し続けています。アイリスオーヤマの商品はすべて消費者目線。「こんな商品があったらいいな」がすぐに手に入る商品作りを心がけています。
タニカは、ヨーグルトメーカー・発酵器のパイオニア的メーカー。家庭用から業務用まで、タニカこだわりのヨーグルトメーカーが多数揃っています。
ヨーグルトはもちろん、甘酒や納豆など高温発酵にも対応。また長時間発酵もできる優れたタイマー機能などは本格的に発酵食品を作りたい人におすすめ。
クビンスは韓国発のキッチン家電メーカー。日本ではスロージューサーなどでおなじみのメーカーです。クビンスのヨーグルトメーカーはさまざまな発酵食品が作れる本格的機能が満載。スロージューサーに劣らず人気の商品です。
ビタントニオは1999年に誕生した日本の生活家電ブランド。ワッフルベーカーやブレンダーなど生活に彩りを与える、シンプルで使いやすさを重視した商品作りをコンセプトとしています。ヨーグルトメーカーもまた、シンプルでおしゃれなデザインにこだわったビタントニオの人気商品です。
編集部おすすめのヨーグルトメーカーは、以下の6つのポイントに着目しながら選出しました。おすすめ商品の特徴とともに参考にしてみてください。
*容器のタイプ
*温度調節機能
*タイマー
*R1ヨーグルトが作れる
*甘酒が作れる
*サイズ
数あるヨーグルトメーカーの中から、ママアイテム編集部が一番に選んだのがこちらの商品。シンプルデザインなうえに多機能なところがユーザーに人気の理由です。
牛乳パックと専用容器どちらも使えて、いろいろな発酵食品が楽しめるヨーグルトメーカーです。
すっきりとしたコンパクトサイズで、置き場所にも困らず毎日のヨーグルト作りに重宝します。夜にセットしておけば翌朝には美味しいヨーグルトが家族みんなで楽しめます。毎日ヨーグルトを食べる習慣のある家庭にぴったりですね。
20〜60℃まで1℃刻みで温度調節が可能。プレーンヨーグルトはもちろん、細かな温度調節が必要なR−1ヨーグルトも作れるので「腸活」を目指し、R−1ヨーグルトをいつも購入して食べていた人も、安価で健康維持が出来るので大助かりです。
高温発酵が必要な甘酒や塩麹・しょうゆ麹といった発酵食品も付属の専用容器に入れ60℃に設定すれば、あっという間に出来上がり。自家製の美味しさがいつでも味わえます。
タイマーは1〜48時間までの1時間刻みで対応。発酵時間を短くするとまろやかに、長くすると酸味があるさっぱりとしたヨーグルトに仕上がり、微妙な味の変化を親子で楽しむのも良いでしょう。
専用容器・スプーン・キャップといった付属のものはすべて熱湯消毒が可能。セット時に誤って雑菌が入り込むことなく衛生的に使用できます。
牛乳パックに種を入れてセットするだけで、プレーンヨーグルトができてしまう牛乳パックタイプは、熱湯消毒などに手間がかからず便利。ヨーグルトだけ作りたいという人におすすめです。
ヨーグルトを毎朝家族で食べたい人にぴったりの、ヨーグルトメーカー4選をピックアップしました。
ヨーグルトメーカーの最大のメリットは、市販で購入するよりも安くヨーグルトが毎日食べられること。アイリスオーヤマ調べでは、4人家族が1ヶ月間ヨーグルトを購入するのに比べ約1/5も節約できるんだそう。
「ヨーグルトメーカー プレミアム IYM-012」は、毎日たくさんヨーグルトを食べたい家庭にピッタリのヨーグルトメーカーです。牛乳パックに市販のヨーグルトを混ぜてセットするだけだから、何より簡単で衛生的に美味しいヨーグルトが味わえます。
1℃刻みで温度調節が可能なので、低温発酵のカスピ海ヨーグルトから、R−1ヨーグルトまで日替わりで種類の違うヨーグルトが楽しめます。
特にギリシャヨーグルト作りに重宝する水切りカップはユーザーに人気の付属品です。この価格帯でこの機能はかなり優秀と言えるでしょう。
人気の甘酒や塩麹・納豆、塩レモンまで作れるレシピは数十種。専用容器も付属されているので、これ1台あればたいていの発酵食品は作れます。
ビタントニオのヨーグルトメーカーはとにかくスタイリッシュ。ツヤを抑えたシルバーボディが、シンプルなキッチンによく映えます。
「ヨーグルトーメーカって稼働時間が長いから電気代が心配」という声も多く耳にします。ビタントニオの場合、1か月間毎日約8時間使っても電気代はわずか約65円ととっても経済的。電気代を気にすることなくヨーグルト作りが楽しめます。
温度調節は25〜70℃。実は70℃設定できるヨーグルトメーカーは数が少なくメーカーも限られたレアな機能。低温調理に必要な温度は65℃以上。一般的なヨーグルトメーカーはそこまで高い温度調節はできないので低温調理はできませんでした。
ビンタトニオのヨーグルトメーカーなら、温泉卵やローストビーフといった低温調理も可能。専用容器に入れ温度設定とタイマーをセットしておくだけで、他の作業をしている間にも1品料理ができてしまう優れものです。
また天然酵母作りには時間を要するものも。タイマー設定は驚異の30分〜99時間まで。時間のかかるパンの酵母作りまでハンドメイドできます。小さなボディで何役もこなす優れたヨーグルトメーカーです。
とろりとしたカスピ海ヨーグルトを手軽に作りたい人はTO-PLANの「ヨーグルトファクトリー プレミアム TKSM-016」がおすすめです。Amazonではベストセラー商品として、ユーザーから高い評価を得ています。
設定ボタンは「カスピ海」と「プレーン」の2ボタン。特に好んでカスピ海ヨーグルトを毎日食べる人にとっては便利な機能です。
牛乳パックをセットし「カスピ海」ボタンをポンと押すだけ。8時間後には特有のとろみのあるカスピ海ヨーグルトが出来ています。面倒な温度設定も入らず8時間で自動OFFします。
朝に食べたい場合は、夜のうちにセットしておくことをおおすすめします。この価格帯でタイマー機能が付いているのは嬉しいですね。
ヨーグルト専用で使いたい場合は、シンプル設計の和平フレイズ「ソレアード ヨーグルトメーカー SO-161」がおすすめです。
無駄な機能はいっさい省き、ヨーグルト作りだけに専念した1台です。温度調節機能は搭載されていませんが、常にヨーグルトの発酵温度に最適な40℃〜45℃を保ちます。
セットしてコンセントを挿すだけなので、子供やお年寄りも簡単に操作が可能。プレーンヨーグルトとカスピ海ヨーグルトの2種類が作れます。8〜10時間で美味しい自家製ヨーグルトが出来上がります。
タイマーは搭載されていないので、お好みの時間でスマホやキッチンのタイマー機能を使って過発酵を防ぎましょう。
500mlの牛乳パックでも作れるので、あまり分量のいらない一人暮らしや2人暮らしにもぴったりなサイズですね。
せっかくなら、ヨーグルトと一緒に他の発酵食品にもチャレンジしてみたいですよね。そんな時におすすめなのが、専用容器がついたヨーグルトメーカーです。
今話題の甘酒や塩麹・納豆まで作れる多彩な機能を持つおすすめのヨーグルトメーカー5選をまとめました。
タニカはヨーグルトメーカーのパイオニア的存在。そんなタニカが開発するヨーグルトメーカーは多彩な装備が満載でさすがの出来映え。
タニカの元祖「ヨーグルティア」をリニューアルし、カラーリングもポップに機能も進化させました。
ヨーグルトの種類によって発酵温度は微妙に違います。1℃違うだけでせっかく入れた種菌が弱ってしまうので注意が必要です。「ヨーグルティア YS-01」は25〜70℃まで1℃刻みで温度調節ができる優れもの。
カスピ海・プレーン・ギリシャ・ケフィアもそうですが、良質な菌とされるABCT種菌それぞれに適した温度で確実に発酵。期待通りの自家製ヨーグルトが作れます。
75℃まで設定できるので、温泉卵やカレーといった低温調理にも適した高温機能が魅力です。レシピの数はなんと76品目。料理研究家・髙城順子先生のレシピ集までついてくるのでそれを見て実践するだけで多彩なアレンジメニューが楽しめます。
タイマーは温泉卵に適した30分と、1〜48時間までの1時間刻み。時間のかかりやすい天然酵母もお手の物です。しかも発酵終了ブザーが搭載されて、長い時間で忘れがちな発酵食品も発酵完了時に音で知らせてくれます。
本気で「腸活」ライフを楽しみたいなら、本格的なタニカの「ヨーグルティア YS-01」がおすすめです。
スタイリッシュなボックス型デザインが美しいクビンスのヨーグルトメーカーは、一度にたくさんのヨーグルトや発酵食品を作りたい人におすすめです。
専用容器の容量はなんと2,000ml。大家族や業務用にも使用できるくらいのビッグサイズです。外観はスタイリッシュでスマート。キッチンの隅に置いていても違和感なくなじみます。
本体内部で回転しながら脱水するので、水分の少ないギリシャヨーグルトやチーズ作りに最適。酵素シロップ・漬物・ピクルス・納豆など数えきれないくらいのレシピが楽しめます。
中央に配置されたLEDディスプレイが高級感溢れる作り。残り時間や温度など細かい設定が一目でわかるので、メニュー作りの計画も立てやすく便利です。
温度調節は一般的な発酵食品作りに必要な20〜65℃設定。時間は最長99時間までのタイマー付き。通常だと仕込んでから3ヶ月以上たたないと食べられない味噌も、約60時間で完成してしまいます。
キッチンのインテリアに合わせた多機能ヨーグルトメーカーを探しているなら、ぜひおすすめしたい逸品です。
ティファールの「マルチデリシス YG6548JP」はちょっと違ったスタイルのヨーグルトメーカー。スイーツ作りが好きな人たちに注目してほしいユニークな商品です。
プレート状の本体の上に専用ガラス容器が6つ並べられ、1人分ずつヨーグルトが作れるスタイル。6人家族なら分ける手間なく作れ、見た目もおしゃれですね。
本体手前の表示ボタンで「ヨーグルトモード」に設定すれば、約43℃の温度に保ち数時間後には美味しいプレーンヨーグルトが出来上がります。
スイーツ好きな人に注目してほしい機能が、「デザートモード」。庫内に均一にスチームを行き渡らせ、約85℃でスチーム調理を開始します。ティファール独自のシステムにより、手作りのプリン・チーズケーキ・蒸しパンといった11種類のスイーツ作りが楽しめます。
透明のガラスの容器で、食材の調理過程が一目瞭然。子供と一緒に楽しみながらヨーグルトやスイーツ作りが楽しめます。
ポット型がかわいいアイリスオーヤマの「ヨーグルトメーカー PYG-15」は、小分けに作れる専用容器もついた人気商品。Amazonでもユーザーから高い評価を得ている逸品です。
温度調節は簡単3段階設定。「細かい設定などは苦手」という人にもおすすめ。27℃ならカスピ海ヨーグルト、41℃ならプレーン・ギリシャヨーグルト、60℃なら甘酒や塩麹、と決まったレシピを作るには、温度ボタンを合わせるだけなので簡単ですね。
大きな容器なら8〜10人分のヨーグルト。後から分けるのが面倒なら、小さな容器にあらかじめ小分けに入れれば、8人分のヨーグルトがさっと作れます。また小分けの容器別に違う食材を入れてもOK。
温度と発酵時間さえぴったり合えば、一度にさまざまなレシピが試せるので、レパートリー豊富な発酵食品が楽しめます。
筒型の容器がシンプルなROOMMATEの「いきいきヨーグルト&納豆家族 EB-RM700A」は、家族の健康を意識した食生活をサポートするヨーグルトメーカーです。
1℃刻みで設定できる温度調節で、各種ヨーグルトはもちろん日本人の食生活に欠かせない納豆も手作りで楽しみたい人にぴったり。
発芽玄米は玄米よりも栄養価が高く、最近では発芽玄米を健康食として食べる人が増えています。しかし市販の発芽玄米を毎回購入して食べるとなると少々値が張るのが難点でした。そんな時には購入した玄米を自宅で発芽させてしまいましょう。
セットして数時間後には玄米が発芽してくるので、ちょうど食べごろの発芽玄米が自宅で気兼ねなく食べられますよ。もちろんそれだけでなく人気の甘酒や塩麹・酵素シロップも簡単に楽しめます。
電気代も1時間わずか0.5円。毎日健康的な食生活を心がけている人にとっては、市販ですべてを賄うことを考えると、とても家計に優しいヨーグルトメーカーだということがわかるはず。
ヨーグルトメーカーを購入する前に解消しておきたい、疑問・質問をQ&Aでまとめました。
実は市販のヨーグルトの種菌をすべて種にできるわけではありません。普通の製法ではヨーグルトにならない乳酸菌もあります。各メーカーは独自の製法で、通常では死滅してしまう乳酸菌をもヨーグルトにしているわけです。
だからと言って諦める必要はなく、通常スーパーなどで売られているプレーンヨーグルト・R−1・PA-3・LG-21といった人気の種菌も、種にできるものがたくさんあります。
ドリンクタイプのヨーグルトは牛乳と混ざりやすいため、種として混ぜるのにとてもおすすめです。
むしろ種菌として向いていないのは、ヤクルト商品のドリンクタイプ・ピルクル・ビヒタスヨーグルトなどです。うまく発酵されないといった声が寄せられています。
それぞれのメーカー・種菌・温度・発酵時間によっても舌触りや口当たりが違ってきますので、まずは楽しみながら自分の好みで、お気に入りの種菌を見つけてみてくださいね。
成分無調整牛乳であれば、どのメーカーであっても問題はないでしょう。牛乳によって乳脂肪分が違いますので、好みの乳脂肪分で作ってみてください。
ただし成分調整された牛乳はヨーグルトになりませんので、必ず成分無調整のものを使用しましょう。
ヨーグルトメーカーでは発酵温度・発酵時間を変えることによって、ヨーグルト以外にもさまざまな発酵食品を作ることができます。
以下の表で、代表的なレシピのおおよその発酵温度・発酵時間をまとめました。作りたいレシピに合わせて適したヨーグルトメーカーを選びましょう。
発酵温度 | 発酵時間 | |
---|---|---|
カスピ海ヨーグルト | 約27℃ | 8時間 |
プレーンヨーグルト | 約40℃ | 8時間 |
R−1ヨーグルト | 約42℃ | 8時間 |
甘酒 | 約60℃ | 6時間 |
塩麹 しょうゆ麹 | 約60℃ | 6時間 |
納豆 | 約40℃ | 24時間 |
味噌 | 約50℃〜60℃ | 60時間 |
ピクルス | 約60℃ | 10時間 |
温泉卵 | 約65℃ | 30分 |
低温調理 | 約65℃〜 | 3時間〜 |
作り方は各メーカーごとに異なるため、取扱説明書またはレシピブックを参考に作ってみると良いでしょう。
人気のR-1ヨーグルトは、R-1種菌を種としてヨーグルトを作ることはもちろん可能ですが、まったく成分が同じになるかというと、そうではないようです。
現在市販のR-1ヨーグルトは「明治プロビオR−1」です。R-1とは、OLL1073R-1乳酸菌を由来とするブルガリア菌の一種のこと。
R-1種菌は「EPS」と呼ばれる多糖体を多く生産するという性質を持っています。「EPS」の免疫賦活作用により、免疫力が高まるとされていることから、多くの人に人気があるようです。
この「EPS」は発酵温度や発酵時間・原材料によっても、作り出す量が違うとされています。R−1ヨーグルトを家庭で手作りした場合、それらの環境の変化によって「EPS」を作り出す量にばらつきが出るのだそう。
市販のR-1ヨーグルトほどの「EPS」の量は作られないかもしれませんが、まったく作り出せないというわけではないようですので、多少の効果は期待できるのではないでしょうか。その辺りも考慮しながら、楽しくヨーグルト作りをすると良いでしょう。
編集部の調査のもと、おすすめのヨーグルトメーカー10選と、初めてでも迷わない選び方4つを伝えしました。普段市販のヨーグルトを購入して食べていた人にも、ヨーグルトメーカーの魅力が伝わったのではないでしょうか?
今や多くの人が実践している「腸活」。ヨーグルトはもちろん、さまざまな発酵食品が改めて注目を浴びています。そのような背景もあり、ヨーグルトメーカーもまた多機能になり、新たな進化を遂げてきているように感じました。
この記事を参考に素敵なヨーグルトメーカーを見つけて、今こそあなたも「腸活」を始めてみてはどうですか?