無添加石鹸を使っていますか?お肌や環境に優しいことから昔ながらのシンプルな原材料からつくられた無添加石鹸が注目されています。赤ちゃんからお年寄り、肌のトラブルに...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
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無添加石鹸を使っていますか?
肌や環境に優しいことから昔ながらのシンプルな原材料からつくられた無添加石鹸が注目されています。
赤ちゃんからお年寄り、肌のトラブルに悩む人にも幅広くおすすめできる無添加石鹸は肌に優しいものを選ぶのがポイントです。
エキサイトおすすめアイテム編集部
無添加石鹸は比較的どれも似たような印象を受けるものですが、実はそうではありません。
石鹸は純石けん・化粧石けん・台所用・洗濯用などと大まかに分けられます。
無添加と表記されていても石鹸を始め、化粧品や日用洗剤などには実は本当の無添加ではないものが沢山溢れています。
◆「純石けん」ならわかりやすい
その点石鹸は成分を見れば一目瞭然です。
「石けん素地100%」「純石けん分99%(脂肪酸ナトリウム)」「純石鹸分・水分・グリセリン」など「それだけしか入っていない」石鹸です。
グリセリンに関してはケン化法と呼ばれる製法で石けんをつくると保湿成分であるグリセリンが残るため表記されていることになります。グリセリンをあとから添加したという意味ではありません。
これらは「純石鹸」という分類になり純石鹸分が98%以上のものを指します。
また、海外製の無添加石鹸にはオリーブオイルやそのほか植物由来のオイルから作られた石鹸も数多く存在します。天然の油脂と水から作られていれば無添加石鹸とみなしてOKです。
◆わからない時は性質をチェック
石鹸はアルカリ性であり、純石けんがおすすめで成分が石けん素地もしくは純石鹸分98%以上という見分け方が基本ですが、よくわからない製品が気になった時には「中性」や「弱酸性」の石鹸は避けるようにすることです。
中性洗剤で顔を洗う人はいないと思いますが、「肌に優しい弱酸性」「肌はもともと弱酸性」などとうたった商品には惑わされがち。
弱酸性の製品には石鹸ではなく界面活性剤が必ず使用されています。また「薬用」石鹸も殺菌剤が配合されており無添加と言うにはほど遠い石鹸ということになります。
無添加石鹸にはパッケージの見えるところに「無添加」の文字表記があるものがほとんどです。しかし、なかには香料などが入っているのに「無添加」となっているものが残念ながら存在します。
それは1%未満の添加物ならば成分欄に表記の義務がないからです。ごくごくシンプルな成分から作られた石鹸ならば無添加としてもさらに安心して手に取っていただいて大丈夫なものということになりますね。
まず無添加と記載されているかどうかをチェックしたのちに成分をチェックするように二段構えで確認しておけば間違いないと言えるでしょう。
石鹸の大きさは商品によってさまざまです。形も丸とは限らず、まるでブロックや石のように大きなものも沢山売られています。
その重さには約80g~400gもの開きがあり、大きなものは使いやすいようにカットしていろいろなシーンで使い分けたりする人もあれば、鮮度にもこだわりたいから小さいものをマメに買い替えるという人までおりそれぞれのライフスタイルに合った大きさを選ぶとよいでしょう。
◆まとめ買いやビッグサイズの石鹸について
無添加石鹸には保存料が使用されていません。そのため保存する環境(温度や湿度、直射日光が当たるなど)によっては変形したり、色が変わってしまう場合があります。
また、大きな石鹸だったけれど浴室に置いておいたらドロドロに溶けていつの間にか小さくなってしまうなど、その石鹸の性質によっても違ってきます。
メーカーなどによると未使用のもので3年程度を目安に使用してほしいとのこと。
石鹸はアルカリ性であるため防腐剤なしでも雑菌が繁殖しにくいため、色や形が多少変化してもほとんどが問題なく使用できるものではありますが、買いだめのし過ぎや保管状態には気をつけたいものですね。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格コム | ~120円 | 約280~680円 | 約690~3,000円 |
楽天 | ~110円 | 約250~680円 | 約700~3,200円 |
Amazon | ~120円 | 約280円~680円 | 約700~3,300円 |
石鹸一つの価格はそれほど高価ではありません。
無添加のまじりっけのない石鹸は昔から多く売り出されており、純石鹸が見直されるようになっても変わらぬ価格で提供されているため低価格帯の中に入っています。そんな石鹸を単品で購入した場合、スーパーなどでも100円台で購入できます。
しかし、インターネット通販などを利用する場合、送料などの兼ね合いから単品購入されることはほとんどありません。
売れ筋の石鹸はそんな石鹸が2~3個パックになったものが多く選ばれており、高級価格帯になるとさらにまとめ買いをする方のための大口のセットや、厳選した原材料から作られたオーガニックや海外製の原料にこだわったもの、塊になっている容量の大きい石鹸なども含まれています。
いずれもほかのスキンケア製品にくらべるととても安価でコスパもよいのが石けんの大きな特徴です。
肌や環境に優しいことからすっかりその地位を築いた無添加石鹸。
石鹸づくりをしているメーカーはそれぞれがポリシーを持って自信の石鹸を世に出しています。長い歴史を持つメーカーが多いのもその特徴です。
正式には牛乳石鹸共進社。1909年創立の大阪府大阪市に位置するメーカーです。
化粧石けんをはじめシャンプーや化粧品などの製造販売を手掛けています。「牛乳石鹸よい石鹸♪」のCMソングでもお馴染みで、そのイメージから牛のイラストの赤箱や青箱のパッケージの化粧石けんを思い浮かべる人も多いでしょう。
肌断食ブームなどで肌に負担をかけたくない人が増え、牛乳石鹸のなかではカウブランド無添加石鹸が人気。赤ちゃんからお年寄りまで幅広く愛される石鹸メーカーです。
1986年に東京で誕生したミヨシ石鹸株式会社は石鹸類や香粧品を製造販売しているメーカー。
ミヨシという会社名は「よい石鹸を作りたい!」という同じ熱い思いをもった「三木」と「吉村」という二人の苗字が合体してできています。
質の高い脂肪酸にこだわっているから、石鹸成分と水だけでピュアな無添加の石鹸を誕生させることができました。
環境への配慮や動物実験をしていないことでもよく知られるメーカーです。
1910年「森田範次郎商店」として福岡県北九州市でスタート。1987年に「シャボン玉石けん株式会社」となりました。キャラクターであるシャボンちゃんのマークは現在も健在。
無添加にこだわった商品だけを製造販売している無添加石鹸のパイオニアとも言える存在。
化粧石けんや洗剤、シャンプーや漂白剤などをつくっていることで知られていますが、石鹸をベースにした消火剤を北九州市消防局と共同開発。消火の際に水でなく泡で消すことから、水の量を減らすことができることなどから消防庁の認可がおりて実際に北九州市消防局で使用されています。
「坊ちゃん石鹸」で知られる畑惣商店は明治34年創業の老舗商店。もともとは米穀・食料品・石油・ガス商品などの小売店でした。
坊ちゃん石鹸は大正時代から愛されてきた釜だし一番石鹸。最初に作っていた工場の人たちの高齢化によって存続がむずかしくなり、2009年に畑惣商店が商標権・製造技術を譲り受けて工場を新たに作って製造販売することになりました。
現在も宮城県仙台市長町に「畑惣一郎商店」として販売店舗もあります。
1978年に障害者の経済的自立を目指して3人からスタートしたメーカーです。
石鹸づくりというごまかしの利かない製品に取り組む姿勢は甘えを許さない安心・安全な石鹸たちを生み出し、「美しい自然と大切な命をまもる」をモットーに汚れを落とす目的以外の成分や化学的薬品、添加物は一切不使用。老若男女を問わず顔にも身体にもお掃除にも自信をもっておすすめできる石鹸を作り続ける本物の職人が集まっている石鹸ブランドです。
*成分
*無添加表示
*容量
無添加石鹸を選ぶ時にはこの3つの項目をチェックすることがポイントです。
成分はその石鹸が何から作られているのかを知ることができ、無添加表示に関しては香料・着色料・防腐剤の3つが使われていないことを条件にチェックしています。
また容量でどのくらい使えるのかがわかります。
無添加石鹸の基本ともいえる無添加石鹸は家族みんなで頭からつま先まで肌トラブルを起こさずに使用できる安心な石鹸です。
ニキビに悩む人に皮膚科医がすすめることも多い、優しい洗い上がりを自分の肌で感じてみてください。
無添加が肌によいのはわかっているけど泡立ちがいまひとつ…というイメージをくつがえす一品です。防腐剤なしのこの石けんは新鮮に使ってほしいから脱酸素剤(エージレス)とともに詰められている徹底ぶりです。白さを変質させずに使ってほしいという思いが込められています。
皮膚科医も薦めるこの石けんは、なにを使っても刺激を感じて肌がゆらぎ続けてきたという人が初めてストレスなく使用できたという嬉しい声も多い製品。石鹸づくり一筋のミヨシだから安心して洗顔できるのです。
無添加石鹸がよいのはわかるけど石けんの洗浄力の強さ=肌が突っ張る感じがニガテ…という人は多いもの。
ちふれの「洗顔石けん」は、名前の通り洗顔に特化した製品だからそんな突っ張りがほとんどないのが特徴。たっぷり泡立てると、ふんわりとして刺激がなくやみつきになる気持ち良さ。リピーターが多い石鹸です。
浴用となっているものの、顔を洗ってもまったく問題がなくむしろ肌の状態がよくなるのでこちらで顔を洗うのはもはやあたりまえとも言えるこの石けん。使う人を選ばず、家族で全身を洗うために愛用しているという家庭も多い石鹸です。
浴室に置いていても溶けにくく、洗面所に置いていてもひび割れにくいという性質を持つため、とても扱いやすいのが嬉しい。
頭皮にトラブルが起きやすい方のシャンプーとしても使えるほか、食器洗いや洗濯など幅広く使える万能無添加石鹸です。
乾燥に悩む人やボディーソープに刺激を感じてしまいなにを使ってよいか迷っている人におすすめなのが、牛乳石鹸カウブランドの無添加せっけんです。
通常の化粧石けんや液体ソープは泡立ちや使用感はよいものの、洗い残しをしたつもりはなくても肌の上に残留していく成分が多いからです。背中などは意識して流したつもりでも洗い残しがちな部分です。
そんな残留成分は乾燥肌の人の乱れてしまった角層をさらに刺激するという悪循環を引き起こしてしまいます。皮膚が敏感になっているかも!?と気になったら石鹸に変えてみましょう。
こちらならまったく香りがなく、洗い残しの無いすっきりとした仕上がりなのにつっぱりません。
純粋無添加の坊ちゃん石鹸は10年以上のリピーターや、子どもの頃親が買ってきてくれたことを思い出して使う人なども多いロングセラー。パッケージのトレードマークである男の子の顔のイラストはどこかホッとするレトロな雰囲気です。
ほかの無添加石鹸に比べてサイズも大きくたっぷりと使えるほか、求めやすい価格でありつつも、肌をいたわりながらすっきりと洗い上げる仕上がりに満足の声が多い商品。
釜焚き製法でじっくりつくったこだわりの石鹸です。
アトピー肌や赤ちゃんなどデリケートな肌の人は自分の顔や体を洗うものを選ぶのにもとても気を使います。
でも、無添加石鹸ならば刺激を感じずに使用でき、使っていくうちに肌の状態も改善する方向に導いてくれるのです。
無添加石鹸のほとんどは肌に優しいのですが、とても敏感な肌の人や赤ちゃんの皮膚トラブルには特に注意して石けん選びをする必要があります。
ベビーソープと呼ばれる液状や泡で出てくるタイプの石鹸類は肌に優しいと呼ばれているものの、無添加と書いてあっても実は香料が入っていたりする物も多く、アトピーや乳児湿疹の悪化を招く恐れがあります。
こちらは、そんなデリケートな肌の赤ちゃんに実際に使用したママたちが納得してリピートし続けている実績ある固形石鹸です。
アボカドオイルと天然の油脂成分のみで作られた石鹸です。赤ちゃんとのお風呂はバタバタと忙しく大変ですが、刺激がなく香りが残らない肌にやさしいこの石けんならば、ママも赤ちゃんもストレスなくバスタイムを過ごせます。
産後で肌が敏感になったママの洗顔や洗髪、体洗いに使ったり、赤ちゃんの肌着など肌に直接触れるものを洗うのにもおすすめ。しっかり汚れが落ちて肌への刺激がないので安心です。
台所用洗剤でしか食器を洗えないと思っていませんか?なんだか固形石鹸で洗うのは手間がかかりそうだし、汚れ落ちも心配!?
確かに油汚れをスッキリと落とす台所食器用洗剤の洗浄力は強いものの、そんな洗剤に直接手で触れているかと思うと……ちょっと怖いですよね。
無添加石鹸は手肌にダメージを与えません。しっかりと汚れは落とすのにそれまで使っていた食器用洗剤を使っていたころの手肌と全然違うことにあとから気づいて驚くという人も多いのです。
無添加石鹸が好きだけれど洗浄力が強く、肌が突っ張るのがお悩みという人に好まれるしっとり度の評価も高いねば塾。
手にしてまず驚くのはその大きさです。使い勝手のよいサイズにカットして顔・体・髪・食器洗い・洗濯・掃除にとオールマイティーに使用している人が多いのが白雪の詩。包丁などでカンタンに切ってお使いいただけます。
使用感・洗浄力・コスパ・高い安全性と嬉しい条件の揃ったこの石けんを使いだすともうほかのは使えない!という人も多く、まとめ買いして家にストックする家庭も。
食器用洗剤を使うたびに手荒れに苦しんでいる方、荒れた手を見て落ち込んでしまう……。そんなストレスから解放されるためにもこちらにチェンジしてみませんか?
油汚れをすっきり落としてくれる食器用洗剤は便利だけど、そのぶん手のうるおいも奪い去ってしまいます。ゴム手袋をつけないと一晩でガサガサになってしまう……。
それはわかっているけれど、忙しいと洗い物の度にゴム手袋をいちいち付けてなんかいられない!という人は多いもの。そしてそんな積み重ねが手肌を荒らし痛めてしまいます。
でも、シャボン玉台所用せっけんならばその心配は必要ありません。
しつこい油汚れなどはさすがに数回石鹸をつけて洗う必要があるものの、手荒れ知らずのストレスフリーな食器洗いや掃除、洗濯にはかなわないと10年以上愛用し続けている人が多い商品です。
とにかくシンプルな素材から作られていて、肌への刺激がない無添加石鹸。でも知っているようで詳しくは知らないかも。
今一度、無添加石鹸についておさらいしておきましょう。
「無添加」をうたった商品が市場に溢れています。無添加という表示だけでは「〇〇という成分「が」無添加」ということでも無添加として通ってしまいます。つまりそれ以外の有害物質が入っていたとしてもその商品は「無添加」なのです。
◆よくある無添加
「旧指定成分無添加」などはアレルギーを起こすとされている102種類の成分をその製品に含んでいませんという表示になり、見かけたことのある方も多いはず。しかしこれらは本当に含まれていなくても石油系添加物などは普通に使用されていたというカラクリは見逃されがちです。
このようにいろいろ難しい条件があり、きちんと見極めるのが難しいものが多い中で石けんに関して言えることは、
「石けん成分以外は何も入っていない石けん=無添加石鹸」という実にシンプルな答えがあります。
◆成分:石鹸素地もしくは純石鹸分98%以上
のものが無添加石鹸です。まずは成分をチェックしてみてくださいね。
なんだか肌の調子が悪かったり、アレルギーや敏感肌に傾いているかもしれないと思った時には洗顔を見直してみましょう。
毎日使う洗顔料を無添加石鹸に変えてみるだけで、肌が喜んでいるのを感じるはず。ニキビに悩む人でニキビ用洗顔料が合わない場合などにも無添加石鹸のほうがおすすめです。
それまで美容成分や香料などを添加された洗顔料に慣れてきた方はちょっと突っ張るかもしれませんが、肌がもともと持つチカラを取り戻してくれるのも無添加石鹸です。肌の未来のためにもシンプルな石鹸を見直してみませんか?