「おすすめのコバエ取りを知りたい!」そんなときにお役立ちの、専門家から聞いたコバエ取りの選び方を伝授。効果的なコバエ取りを選ぶために押さえておきたい3つのポイン...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
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「おすすめのコバエ取りを知りたい!」そんなときにお役立ちの、専門家から聞いたコバエ取りの選び方を紹介します。
効果的なコバエ取りを選ぶために押さえておきたい3つのポイントをはじめとして、室内・野外で使えるコバエ取りをそれぞれタイプ別に解説しています。
また、おすすめのメーカー3社をピックアップ。さらに、おすすめのコバエ取りも8つ厳選し徹底解説。購入時の気になるQ&Aも掲載してありますので、コバエ取り選びに迷っている方は必見ですよ。
ママアイテム編集部
効果的にコバエを退治するために、コバエ取りを選ぶときには以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
一口にコバエといってもたくさんの種類がいます。その数は、代表的なショウジョウバエだけでも、日本国内に約260種類もいるほど。
コバエ取りには通常、商品説明に対象となるコバエの種類が記載されています。つまり、退治したいコバエに対応していないコバエ取りを選んでしまうと、効果が得られないという残念な結果になってしまうのです。
そのような事態を避けるためにも、まずはコバエの種類を把握しましょう。
一般的に家庭で見られるコバエは、発生する場所によって下表の3つのグループに大別できます。
台所・ごみ箱 | 浴室・トイレ | 庭・プランター | |
---|---|---|---|
名前・体色・特徴 | ・ショウジョウバエ 黄赤色:目が赤い ・ノミバエ 黄色:背中が丸い | ・チョウバエ 灰黒色:羽根が大きい | ・キノコバエ 黒:蛾のような形 |
大きさ | 2~3mm | 3~4mm | 1~2mm |
好むエサ | 生ごみ ・ショウジョウバエ:果物 ・ノミバエ:動物の死がいや糞尿 | 排水管・排水口の水垢 下水管のヘドロ | 朽ちた木材 観葉植物や土・たい肥 カブトムシなどの飼育土 |
室内向きのコバエ取りには、「粘着テープ型」「置き型」「スプレー」の3つのタイプがあります。
「粘着テープ型」は、天井などから釣り下げて使う昔ながらのもので、テープの粘着成分にくっつけて退治するタイプです。
高い位置に設置するため取り付けにやや労力がいりますが、小さな子どもがいる家庭では手が届きにくいので、安心して使うことができますね。ただ、退治したコバエが見える点はデメリットと言えるかもしれません。
「置き型」は、ニオイでコバエを容器の中に誘い込みますが、粘着成分ではなく、中の殺虫成分で退治するタイプです。
コバエが発生しそうな場所に置いておくだけでOK。手軽で手間いらずな人気商品ですが、子どもの手が届かない場所に置くなどの工夫が必要になるでしょう。
「スプレー」は、コバエに直接殺虫成分を吹き付けて退治するタイプ。なんと言っても即効性があるので、目の前のコバエをすぐに退治したいときに便利です。
外に発生するコバエには「棒状」のコバエ取りが最適です。地面やプランターに挿して立てておき、地上に出ている分部のニオイで誘引して、粘着成分や殺虫成分でコバエを退治します。
このタイプはコバエだけでなく、同じニオイが好きな害虫のアブラムシ対策にもなるという思わぬ相乗効果がありますよ。
たくさんのメーカーから発売されているコバエ取り。売れ筋の人気商品を販売しているメーカーは、やはりひと味違うのです。そんなメーカーの中から、販売だけではなく製品開発にも定評があるおすすめの3社を紹介します。
創業が1874年という、家庭用品や殺虫用品などを製造販売する歴史あるメーカー。その経営理念は、「人の命・暮らし・環境を守る」ことにあります。
開発部門では、虫の生態を知るためにコバエを含む約300万匹もの虫を飼育。「コバエ激取れ」や「コバエバリア」などのコバエ取り製品を世に送り出しています。
ニワトリのマークでおなじみのKINCHOは、1885年創業の家庭用殺虫剤や衣料用防虫剤を製造・販売しているメーカー。
自社研究所を有し数多くのロングセラー商品を生み出してきた「健康創造」のリーディング・カンパニーです。コバエ取りの人気商品には、ユニークな名前の「コバエコナーズ」や「コバエがポットン」などがあります。
1892年創業の家庭用品や医療品などを販売しているメーカー。最新設備の整った自社研究所で「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」との経営理念を実現するために研究開発を行っています。
コバエの習性を利用した「コバエがホイホイ」や「ハエ取り棒」などが人気です。
コバエ取りを選ぶ際にチェックしたいポイントは2つあります。購入するときにはよく確認して、使用する場所とコバエの種類に合った製品を選びましょう。
*容量
*タイプ
手軽に使えて捕獲力に優れた、おすすめナンバーワンのコバエ取りを厳選しました。
コバエの発生は、やはり日常的にコバエの好物である生ごみが出る台所が多くなりがちです。手軽さはもちろん、食品を扱う台所で力を発揮する商品はこちらです!
ご存知「ごきぶりホイホイ」の生みの親、アース製薬がコバエの生態を徹底研究し完成したのが、この「コバエがホイホイ」です。
コバエはまず、容器中の捕獲ゼリーに含まれている紹興酒と酢の「おいしそうなニオイ」に誘われて寄ってきます。食欲をそそる大好きな赤い色の容器に、ますます引き寄せられるコバエ。
すると目の前には、思わず止まりたくなる先端の尖った内部への誘導口がぽっかりと穴を開けて待っているのです。
コバエ好みのニオイと色で引き寄せるだけではなく、コバエの習性を利用した「止まり木効果」で容器の内部にコバエをどんどん入らせていき、最後は殺虫成分入りのゼリーに潜り込ませて退治する。
まさに、コバエを徹底的に研究したからこそ完成したシステムだと言えるでしょう。
セットの仕方は、黄色い下容器のフィルムを剥がして赤いフタをはめて置くだけだから、手間いらず。簡単に設置できるのは、うれしいおすすめポイントです。
もちろん肝心なのは、たくさんコバエが取れること。効果の程は、各販売サイトのユーザーレビュー数の多さが物語っています。「なるほど!」と人気があるのもうなずける、イチオシのコバエ取りです。
ただし、レビューの評価は両極に分かれます。コバエの種類が合わない場合や発生源をきちんと処理していない場合には、思ったような効果が得られないこともあるようです。
購入の際は使いたいコバエの種類をチェックする、使用時には生ごみをマメに処理するなどの対策も行うようにしましょう。
また、殺虫成分が含まれているので、小さな子どもが誤って口にしたりペットがイタズラしたりしないように注意してくださいね。
まだまだあります、台所で活躍してくれるおすすめのコバエ取り。ここではすでに紹介した置き型だけではなく粘着型からも、合わせて上位3製品をピックアップしました。
「子どもの手が届く場所にコバエ取りを置きたくない」「ペットのイタズラが心配」ならば粘着型がおすすめです。また「もっと効果を出したい!」という場合には、置き型と粘着型を併用して効果アップを図ってみるのもよいでしょう。
ユニークな製品ネーミングやCMでおなじみのメーカー・KINCHOの置き型コバエ取り「コバエがポットン」。
やはりコバエの習性を移用してニオイと色で引き寄せた上で容器の中に誘い込んでから、保湿マットの殺虫成分で退治するシステムです。
容器の色は明るいオレンジ。誘引成分には、バルサミコ酢とフルーツエッセンス・そして特選醸造エッセンス、3種類のニオイのパワーでコバエをぐんぐん引き寄せます。
引き寄せられたコバエは、止まりやすく設計されているすり鉢状のフタに思わず着地。気づけば、自然に容器の中へポットン!という運命に。でも、容器の工夫はフタの形状だけではありません。
注目したいのは、入り口から奥にかけて狭くなっている「コバエ返し」構造。このおかげで、いったん中に入ったコバエはしっかりキャッチして逃がしません。
「効率的にコバエを取りたい」ときに、おすすめの商品です。
ただ、3種類の誘引成分をミックスしているためかニオイが気になると旨のレビューもありますので、そんなときは食卓の側を避けるなど、置き場所の工夫をしてみるとよいでしょう。
なんとなく懐かしさを感じさせる、天井などから吊るして使うハエ取り紙を知っていますか。この製品も同じく、粘着剤がついた粘着テープにコバエを止まらせて捕獲する粘着型のコバエ取りです。
粘着型は、吊るすことができる場所ならどこでも使える守備範囲の広さが人気ですが、この製品のポイントは、テープの幅が広いこと。
その幅は、なんと50mm!コバエがいる場所に粘着テープを伸ばして吊るすだけで、後は極太の黄色いテープにコバエがどんどんくっつくというもの。その秘密は、コバエの壁や物に止まる習性にあります。
この習性は、コバエだけでなく大きいイエバエや蚊・蛾にも共通するもの。つまり、コバエを取るつもりで吊るしておけば、他の害虫も駆除してくれるのです。
さらに、捕獲したコバエなどが床に落ちないように、粘着テープの下には丸い受け皿を完備されています。
高い位置に吊るすため、小さなお子さんやペットが誤って触ってしまう心配もありません。なにより、殺虫成分が含まれていない点は安心して使える要素と言えるでしょう。
ただし、吊るしておいたことをついうっかり忘れて自分がくっついてしまう、という失敗にはご注意を。もしも手や服に粘着剤がついてしまったら、石けんでよく洗ってくださいね。
使い捨てカイロでおなじみのメーカー桐灰の、粘着テープ型のコバエ取りです。粘着テープを伸ばして、備え付けの画びょうを天井に刺せばOKの簡単設置。コバエ全般の他、イエバエにも効果が期待できます。
この製品の特長は、リボンに液ムラがないことと粘着テープの長さ。幅は38mmと2位の製品よりもやや狭いですが、長さは780mmとかなりロングサイズ。だから、しっかりとコバエをキャッチしてくれるのですね。
殺虫成分が未使用なため安心して使えるのはもちろんのこと、1セットに5個も入っているから、コバエが気になる場所にどんどん使えて便利です。
ユーザー評価も高く、アマゾンのレビューでは約半数の人が五つ星を付けているほど。「一度くっついたら逃がさない」「粘着力が強い」などの意見が多数よせられていることからも、捕獲力の高さがうかがえます。
粘着力と捕獲力に優れた、おすすめのコバエ取りです。
浴室やトイレにもいつの間にか飛んでいるコバエ。このコバエは、水気のある場所を好み、排水管や下水管の水垢やヘドロが好物なチョウバエと呼ばれる種類です。
置き型は、台所などにわくショウジョウバエやノミバエに対応したものがほとんどで、粘着テープ型は水気のある場所では使用できないため、残る選択肢はスプレー型になります。
そこで、浴室やトイレで使えるコバエ取りとして、おすすめのスプレー型製品を2つピックアップしました。
コバエに向かってワンプッシュ。吹き付けるだけで、瞬時に薬剤が広がりピレスロイド系の殺虫成分でコバエを駆除できるすぐれもの。
スプレータープのよいところは、なんといっても即効性があることです。特に、この製品は一回の噴射で細かい粒子が4畳相当の範囲に広がり、高い殺虫効果が期待できます。
ゴミ箱の中などコバエの発生源が特定できている場合は、その場所に吹き付けると2日間ほどコバエを寄せ付けない忌避効果があるとのこと。
浴室やトイレにいるチョウバエはもちろんのこと、他のコバエにも同じ効果が得られますが、台所などで使う場合は、食品や食器などにかからないよう気を付けましょう。
もちろん、人やペットにかからないようにするのは大前提ですが、特に、カブトムシや金魚などは大きな影響を受ける可能性があるので、飼育している室内での使用は避けてくださいね。
使用できる回数は約90回。たっぷり使えて、広範囲にいるコバエを瞬時に退治できる、おすすめのスプレーです。
シナモンから抽出した有効成分・E)-3-フェニルプロペナールの働きにより、コバエを駆除して寄せ付けない、忌避効果と予防効果もあるスプレータイプのコバエ取り。
商品の説明書きには、対応しているコバエはショウジョウバエとの記載がありますが、アマゾンのユーザーレビューでは「お風呂で発生したチョウバエに効果あり」とのレビューもあります。
そこで調べてみたところスプレーを直接コバエに吹き付けると、含まれている有効成分のひとつ「発酵アルコール」がコバエを包み込んで窒息させて駆除する仕組みでした。
つまり、直接吹き付ければコバエの種類によらず、殺虫できるということでしょう。
一番のおすすめポイントは、安心して使えること。100%植物由来の成分を使っているから、場所を選ばず使えて便利ですね。
ガーデニングの最中に飛んでくるコバエに、イライラした経験はありませんか?
せっかくの楽しい趣味の時間に侵入してくるお邪魔虫を、一刻も早く何とかしたいですよね。そこでおすすめなのが、立てた棒に付いた粘着成分でコバエをキャッチして駆除する仕組みの「棒型」のコバエ取りです。
ここでは、ベランダと庭でのガーデニングに対応した人気のある棒型のコバエ取りを、それぞれ一ずつ選んでみました。
ベランダに鉢植えやコンテナを置いてガーデニングを楽しんでいる場合におすすめなのが、「アースハエとり棒」です。
セット内容は、粘着棒が4本と粘着棒を立てるための台座がひとつ。粘着棒は、コバエが好きな赤色です。まずは色でコバエを引き寄せ、次にコバエの「止まり木効果」で粘着棒にとまらせて、強力な粘着剤でくっつけてコバエを退治。
台座には、粘着棒を立てるための穴が4つあいていますが、あらかじめこの穴に赤ワインや酢を数滴垂らすことで、さらにコバエを引き寄せる効果がアップします。
製品自体にコバエを誘引するニオイ成分は入っていませんが、自分でプラスすることができるのは、他にはない面白い特徴です。鉢植えの場合、土面に棒を立てることが難しいため、台座付きのこのタイプがおすすめですよ。
花壇や家庭菜園など、外でのガーデニングに見られるコバエは、朽ち木やたい肥などが好物のキノコバエという種類です。
キノコバエ退治にピッタリなコバエ取りは、「アースハエとり棒 園芸用」。
キノコバエのほかにも、ガーデニングの天敵であるアブラムシを粘着棒の黄緑色で誘引して、コバエもろとも駆除してくれる思わぬ効果もあります。
設置の方法はとてもシンプルで、緑色の粘着棒のフィルムを外して手で持ち、地面に突き刺せばOK。後は、止まり木効果と粘着剤の合わせ技で引き寄せられたコバエが勝手にくっついてきます。
有効期間は約3カ月ありますが、コバエの取れぐあいを見て適度に交換すると、コバエ捕獲の効率がアップしますよ。屋外でガーデニングをする人にはおすすめのコバエ取りです。
それでは実際にコバエ取りを購入しましょう、という場合に、やはり気になりやすい疑問があります。そんな疑問の中から、特に多い2つを取り上げてみました。
今回紹介した置き型のコバエ取りは2つありますが、どちらの使用期間も約1カ月です。
他のメーカーのコバエ取りもチェックしてみたところ、商品にもよりますが、約1カ月と設定しているものがほとんどでした。このことから、約1カ月が置き型の効果持続期間の目安とみてよいでしょう。
ただし、100%とは言い切れませんので、購入の際は商品説明をきちんと読んでチェックしてくださいね。
結論からいうと、虫嫌いな方には「置き型」がいちばんおすすめです。粘着型は、テープ方式にしろ棒方式にしろどうしても捕獲したコバエが丸見えになってしまうため、虫を見たくない場合にはNGです。
置き型でも、隙間から中が見えてしまう可能性は皆無ではありませんが、むき出しの粘着型と比べれば天と地ほどの差があります。
絶対に見たくない!という場合は、中身が見えないタイプの置き型もありますので、探してみましょう。
専門家から聞いた情報を元にピックアップしたおすすめのコバエ取り8選の中に、気になる製品はありましたか?
一見同じに見えるコバエにも種類があって、使えるコバエ取りも変わってくるものです。まずは、退治したいコバエの種類を把握することから始めてみてください。
これが意外に大切なポイントになってきます。例えば、トイレに発生したチョウバエ対策に、ショウジョウバエ用の置き型タイプを使っても、効果は期待できません。
「せっかく購入したのに一匹も取れなかった」などの残念な結果にならないためにも、ポイントを押さえて適切な製品を選ぶようにしましょう。
そしてぜひ、嫌なコバエを上手に退治してくださいね。