京都・町家の人気ブロガーFU-KOさんの「暮らしのお気に入りたち」【前編】

京都の町家で子育てと手づくりのある暮らしを楽しむ、「FU-KOなまいにち。」のFU-KOさん。シンプルで心地よい暮らしを楽しむ人気ブロガーさんに、暮らしのヒントやもの選びのコツを教えていただくインタビュー。今回はハンドメイド作家のFU-KOさんにお話をうかがいました。



使い終わったら、水気を軽く拭いて、戸棚にひっかけておくそうですが。そんな使い方も、軽くて見た目もかわいいかごならでは。以前に使っていたかごは、子どものおやつ入れに再利用したり…。用途を変えて、長く使えるのもかごの魅力といえそうです。


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また、こちらの籐でできた「脱衣かご」もお気に入りかごのひとつ。ふだんは洗濯もの入れに使っていますが、車で移動するときには、水筒類とおにぎりを入れたりして細かな荷物をまとめると便利だといいます。

「今やめずらしくなった国産の藤を使って、無塗装で仕上げられた品です。届いたばかりは真っ白でしたが、使ううちに少しずつ色づいてきました。これから10年、20年と使ってあめ色になるのが楽しみです」といいます。

■FU-KOさんのお気に入りアイテム2
和の趣きに馴染むフラワーベース「Holmegaard Flora」

暮らしのなかに季節感を取り入れるのに欠かせない花瓶。なかでもこちらの「Holmegaard Flora」(ホルムガード フローラ) の花瓶は、吹きガラスのゆらぎ感とシンプルなフォルムがお気に入りのようです。


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「シンプルで飽きのこない花瓶を探していて、インテリアショップでみつけました。北欧のものですが不思議とわが家の和風のインテリアにもしっくり馴染みます。口が少しすぼんでいるので、少量の花を生けても、枝ものを生けても様になります」

■FU-KOさんのお気に入りアイテム3
家族の眠りをやさしく包む「パシーマ」の敷きパット

1日が終わり、眠りにつくひとときも心地よいものに包まれたら幸せ…というわけで、こちらの天然素材を使った、「パシーマ」の敷きパットシーツもお気に入りというFU-KOさん。


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「友人から使い心地を聞いていたので、買い替えのタイミングでお試しで1枚だけ買ったところ、その肌触りのよさに感動!すぐに家族分買い足しました。

敷きパットとしては高価なようですが、夏も冬も一枚で過ごせて、子どもがおねしょしてしまってもすぐに乾くのでとても助かっています。色もキナリなのでインテリアの邪魔をせず、気に入っています」というFU-KOさん。

これは無染色のガーゼと脱脂綿でできているという天然素材の敷きパッド。赤ちゃんがなめても安全という素材ですが、その肌触り、いちど触れてみたいものですね。

ほかにも、家事や仕事の合間に飲むコーヒータイムに欠かせない、コーヒー道具やポット。毎日の食事づくりに活躍してくれる「ざる」や炊きたてごはんがおいしい「土鍋」、料理をおいしく見せてくれる器たち。また、ちょっとした掃き掃除に手軽な「ほうき」や一生大切にしたい家具など…。


たくさんのお気に入りたちが暮らしのなかにありますが、共通して言えることは、「使っているだけで心地よいもの」「毎日の暮らしをよくしてくれるもの」「使うほど味わい深くなるもの」…といいます。

そのぶん、気に入ったものが見つからないときは無理して買うのはやめ、手づくりできるものは自分でつくるなどして工夫してみたり。愛用しているものは最後まで大切に使うようにしているFU-KOさんです。

みなさんもそんな日々の暮らしのなかで、使うほどに愛着がわくもの、そこにあるだけで気分があがるもの…を大切にしながら、ほんの少しだけていねいにメリハリのある暮らしを心がけてみませんか。

FU-KOさんのように、どんなに忙しい日々でも、家事も仕事も育児も自分らしく楽しむことで、小さな幸せを実感でき、家族みんながきっと笑顔に包まれるはずですよ。

*次回【後編】では、ふたりのお子さんを育てるママとして、「子どもとの暮らし」のなかでFU-KOさんが大切にしていることや、おすすめの子どもアイテム、収納のコツなどのお話をご紹介します。ぜひお楽しみに!



<プロフィール>

エキサイトブログ「FU-KOなまいにち。
ブロガーのFU-KOさん こと 美濃羽まゆみさん

京都の町家で、夫と9歳の長女(愛称・ゴンちゃん)と4歳の長男(愛称・まめぴーちゃん)と4人暮らし。自宅のアトリエで縫い上げる「FU-KO basics.」ブランドの服が人気。また、服づくりとともに、季節ごとの保存食づくりなど、「手づくりのある暮らしの楽しさを伝えたい」という思いから、現在は「手づくり暮らし研究家」として、コラムや本の執筆なども手がける日々。

今年の5月12日に『FU-KOさんのぶれない暮らし』(主婦の友社)を発売。1年前に出版したライフスタイル本『小さなくふう、ていねいな暮らしのつくり方』が町家での暮らしぶりをつづったものとしたら、今回の新刊はもっと深く掘り下げた内容を紹介。暮らしや道具えらび、子育て、生きかたについて書きつづった一冊として好評発売中。ほかにも、『男の子にも女の子にも、作ってあげたい服』(日本ヴォーグ社)などのハンドメイド本は多数あり。



【美濃羽まゆみさんの著書はこちら】
最新刊『FU-KOさんのぶれない暮らし』(主婦の友社)

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