カレーを作るのに便利でカレー用鍋、新しく手にいれるならどのタイプがおすすめか気になりますよね。みんなが大好きなカレーライスは、家庭の定番メニューなのでカレー用鍋はぜひ持っていたいマストアイテムです。カレーは作るのは簡単だけれど、作った後に鍋を洗うのは意外に大変で、傷がつかないかお手入れに気を使います
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
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カレー用鍋は普通の鍋とどう違うのでしょうか?どういう素材のものがあるのかなど、おすすめの選び方を事前にチェックしておくことで、選びやすくなりますよ。
片手鍋は片手で使えて料理するときも手で持って料理できるので、安定感があって便利。カレーなら少人数向けで、野菜を茹でたり味噌汁を作ったりさまざまな料理に汎用可能です。
両手鍋は両手で持つため、安定感があり持ち運びしやすいです。
鍋の素材で多いのがホーロー、ステンレス。アルミ、銅です。それぞれの特徴を知っておくと選びやすくなります。
・ホーロー 熱が均一に伝わり塩分や酸に強いため匂いがつきにくいですが、傷つきやすいというデメリットがあります。
・ステンレス
保温性が高く手入れがしやすいですが、熱伝導率が低いのが特徴。
・アルミ
熱伝導率が高いため早く調理できますが、高温やアルカリに弱いです。
・銅
熱伝導率が高く保温性が高いため、料理がおいしく仕上がります。焦げつきにくいという利点がありますが、傷やサビに弱いのでお手入れに気を使うのが難点。
それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合った使いやすい素材を考えてから選ぶといいですね。
何人分のカレーを作るかで選ぶお鍋も変わってきます。
基本的に16cm位の小サイズは1人~2人用、20cm位の中サイズは2人~4人用、24cm位の大サイズは4人以上用となっています。
たくさんあるカレー用鍋から自分にぴったりのアイテムを選ぶには、選ぶ時の比較ポイントを頭に入れておくと断然選びやすくなります。今回のポイントは4つはこちらです。
料理する気分が一気に盛り上がる、とってもおしゃれなデザインです。質のよさに定評のあるドイツ製で、キッチンに置いているだけでも見栄えして料理に大活躍します。
保温性が高くお手入れがしやすいステンレス製。底厚三層カプセル構造になっているサーミックベースの鍋底は最高級ステンレスで、アルミニウムをカプセルサンドしているため熱効率と保湿性に優れています。
ガラス蓋なため、調理中も中の様子が分かるので調理しやすいのがうれしいポイントですね。使用しているガラスは熱に強い高品質の密封蓋で、しっかりと素材の美味しさを封じ込めて栄養分もしっかりと保ちます。
両手鍋なのでたくさん作っても持ち運びしやすく、食卓に置いてもおしゃれにきまるデザインが魅力。熱々メニューをそのまま食卓でお鍋からお皿によそうことができ、でき立ての美味しさを味わえます。
本体の内側に目盛線が付いていて、料理の分量を確認しやすいのも便利。カレーはもちろん、素材の美味しさを閉じ込める無水料理にも最適で、シチューにもぴったりでヘビロテ間違いなしです。
長年愛され続けているホーロー鍋。見た目も可愛く使い勝手がいいので、愛用している人も多い素材です。たくさんあるホーロー鍋の中でもカレーに適した、おすすめの5つを紹介します。
とってもチャーミングなオーバル型が素敵なデザイン。27cmの大きめサイズなので4人分以上作れる大容量で、パーティーなどにもぴったりです。
ココット内部はすべてストウブ独自のザラザラ加工になっていて、細かな凹凸によって表面積が増えるため油なじみがよいのが特徴。食材との接点が少なくなり、焦げ付きにくいのでカレーに最適です。
鍋全体で熱を伝えるエマイユ加工が保温性を高めてくれるので、テーブルにそのまま出しても熱々のうちに料理を楽しむことができるのがうれしいですね。エマイユ加工は酸にも強く、長時間使用しても料理の臭い移りがしないのも特徴です。
4~5人分の大容量が作れる大きいサイズ。蓋の裏には食材からの蒸気を水滴にして適度に戻すためのラインが付いていて、熱伝導性と保温性に優れています。
中火や弱火でしっかりと調理でき、カレーやシチューを作るのにぴったり。ツマミが鋳物なのでオーブンも入れられるので、これ一つで料理の幅が広がる便利なアイテムです。
保温性が高いのでそのままお鍋を食卓に持っていき、温かい料理をお鍋からすぐによそえるのがいいですね。
小泉誠氏がデザインしたシンプルな美しさが光る鍋。琺瑯の表面は無機質ガラスになっていて、酸に強く臭いもつきにくいのが特徴。料理の後の汚れや変色の影響を受けないため、カレーに適しています。
お鍋をコンロに置いた時に安定感があり、両手鍋なので持ち運びもラクラク。熱が伝わりやすいはもちろん、洗いやすさも考えられているのでお手入れもかんたんなのがうれしいですね。
鍋の縁は琺瑯独特のエッジカールを用いていて、注ぎやすい仕様になっています。使い手のことを考えた、使いやすいデザインが魅力です。
独特の蓋のデザインが印象的な片手鍋。クロスの形をしたつまみは鍋敷きとして使えるのがとても便利。持ち手のチーク材とホーロー製の組み合わせが北欧テイストを演出して、キッチンをおしゃれに見せます。
蓋に重さがあるのでその重みでしっかりと密封し、蒸気を逃さず素材のおいしさを逃しません。1.6mmの5層になった分厚い鍋底が熱伝導と保温性に優れ、食材に均一に熱が回ることで料理をおいしく仕上げてくれます。
18.5cmの小ぶりなサイズなので一人暮らしの人におすすめです。
日本でもファンが多いルクルーゼの鍋。毎日使っても100年でも持ちこたえるといわれるほどの、丈夫な作りが魅力です。17cmと小ぶりなので一人暮らしの人にもおすすめ。
特殊3層ホーロー加工は臭いがつきにくく、保温性、耐久性に優れているので鍋ごと食卓へ持って行き、温かい料理を食卓でおいしく食べれます。むらなく焦がさず熱が回るため、微妙な火加減でじっくり煮込むシチューやカレーにぴったり。
蓋に細かなスチームポイントが3か所あり、ゆっくり均一に蒸気が抜ける独自のスチームコントロール機能を採用し、素材の旨みを引き出しておいしい料理に仕上げてくれます。
忙しいママにとって、かんたんにできるカレーは大助かりのメニュー。その日の分だけでなく、余分に作って冷凍保存して翌週はカレードリア、という風にリメイクできるのも大きい鍋の魅力です。
熱伝導を良くする3層のアルミニウムを強度のあるステンレススチールで挟み、全面を5層構造で形成していて縁まで熱伝導に優れているため、調理時間が短縮できるのが魅力です。
表面はシルビノックス加工されていて、酸を含んだ食材などによる変色に強いのが特徴。指紋などの手跡もつきにくいのでお手入れがかんたんで、いつまでもきれいをキープできます。
7.0Lの大容量なので一度にたくさん作れるのも便利。大家族や作り置き用にたくさん作りたい時に活躍します。
シンプルでスタイリッシュなデザイン。最高級のステンレス素材を使用し、フィスラー独自の底圧三層構造が素材を均一に効率よく加熱するため、とろ火での調理が可能で燃料費が節約できます。
蓋を取っ手にかけておける設計が使いやすく、蓋の置き場所に困らないのでキッチン回りをすっきりと保ってスペースを無駄にしません。
密閉性が高いため無水調理も可能で素材のおいしさをしっかりと閉じ込めて、最高の味わいに仕上げてくれます。
銅鍋は熱の伝導性に大変優れていて、熱まわりにムラがなく食材に均一に熱が回るためおいしく仕上がります。素材の旨味を生かした料理ができるので、プロにも愛用者の多いのが銅鍋の特徴。
厚さ3mmのぶ厚い鍋底が熱伝導率に優れ、焦げ付きにくいのでカレーにぴったり。ことこととじっくり煮込むことで、素材の味を生かしたおいしいカレーができ上がります。
7.6Lの大容量なので、大家族やお代わりをたくさんする子どもがいる家庭でも安心ですね。
日本のプロダクトデザインの第一人者、柳宗理氏がデザインした鍋。スタイリッシュな洗練されたデザインが魅力で、飽きのこないデザインが長い間愛用できるのがうれしいポイントです。
3層構造となっているため熱がムラなく伝わり、焦げつきにくくなっているのでシチューやカレーなどの料理にぴったり。中の料理も冷めにくいため、食卓に運んで置いておいても熱々の料理を食べられます。
つや消しなので傷も目立たず、かんたんに洗ってきれいにできるのも魅力です。
カレー用鍋を購入する時に、気になる疑問や質問は自然に出てくるものです。気になったままにせずに、事前に疑問や質問を解決しておくと、さらに選びやすくなって適切なアイテムを選ぶことができます。
カレーを作る時はかき混ぜるので、できあがりの量より大きめの鍋でないと使いにくいです。
カレーのルウ1箱で6リットルあれば余裕をもって作れます。6リットルは24cmサイズになるので、ルウ1箱を使用する場合は24cmサイズが適切です。
厚手で保温性に優れた鋳物ホーロー鍋やステンレス性の多層鍋は焦げ付きにくいですが、どんな鍋でもきちんとかき混ぜなかったり火力が強すぎれば焦げてしまいます。
どうしても焦がしたくない場合は、保温調理器(シャトルシェフ)などの選択肢もあるのでチェックしてみましょう。
カレーが美味しく作れる鍋は熱伝導性や保湿性にすぐれているので、どんな料理を作っても高いパフォーマンスを発揮します。
カレーライスは日本人が大好きな定番メニュー。かんたんに作れてカレードリアやカレーうどんなどのリメイク料理も豊富なので、一度にたくさん作りたいですよね。カレーを作れるお鍋があればスムーズに作れてとても便利です。
カレー用鍋にもステンレス製、ホーロー製、銅製などいろいろと種類があり、素材によってお鍋の見た目や料理の仕上がりも違うことが分かりました。サイズも一人暮らしに適したサイズや、4人分以上作れる大容量などさまざまです。
自分がどういう素材やサイズを求めているのか、おすすめ10選を読んで参考にしてください。ぴったりのお鍋を見つけて、おいしいカレーを作ってくださいね。