思い立ったときにすぐできる簡単で楽しい手芸のおすすめ10選です。手芸屋さんに足を運ばなくてもあらゆる素材が手に入るネット時代、世は空前のハンドメイド&クラフトブームです。誰でも気軽にに始められる初心者キットや、可愛いアイテムが何でもそろうネットショップもまとめて紹介。今すぐ手芸を始めたくなる情報をギュッと詰め込みました。ちょっとした時間つぶしやスマホ断食に、大切な人へのギフトや夏休みの工作にもおすすめです。楽しみながら自分だけのオリジナルアイテムを作りませんか?
ママアイテム編集部
手芸のおすすめな選び方4つ
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とにかくハンドメイドで何か作ってみたい!と思い立ったら、まず決めることは次の4つです。すでに習得したスキルでレベルアップを目指すもよし、新しいことにチャレンジするのも楽しいクラフトワーク。つかえる時間や用途なども考えつつ、つくりたいものを選んでくださいね。
1.何か作りたい!一式入っててすぐできるキットを選ぼう
はじめてハンドメイドにチャレンジするときは、作りたいものに合わせてひとつずつ道具をそろえるのは結構大変な作業です。せっかく買っても、1度しか使わければもったいない…と、いろいろ考えるうちにテンションが下がって諦めたという経験がある人も多いのではないでしょうか。そんなときは、必要な道具が全部そろったスターターキットがおすすめです。1回分のハンドメイドに必要十分な道具が入っているので気軽に始められて、もし途中で飽きてしまっても罪悪感が残りません。
2.妊娠中のママにおすすめ!ベビー用品の手作りキットを選ぼう
思いがけず自由な時間が増えて、手もち無沙汰になる初めてのプレママ期。暇になるとあれこれ無駄なことを考えて不安になったり、後期になると運動も制限されるためフラストレーションも溜りがちです。そんなときは、ベビーのためにハンドメイドを始めてみませんか?市販のものよりずっと経済的で、かわいいアイテムができるキットが増えています。完成が近づくにつれ、ベビーとご対面の日が待ち遠しくなることでしょう。
3.趣味にできる!一から楽しめる刺繍キットを選ぼう
ハンドメイドは好きだけど、そろそろ自己流から卒業してスキルアップしたい。いつかはネットショップへの出品を目指したいという人におすすめなのは、基礎テクニックを楽しく学べる刺しゅうキット。作品のクオリティに大きく差が出るから、ますますハンドメイドが楽しくなります。
4.何から始める?簡単な羊毛フェルトキットを選ぼう
ハンドメイドは初めてだけど、器用じゃなくても楽しめる手芸はある?という人には、SNSでも数々の力作がアップされて話題を呼んでいる「羊毛フェルト」あたりがおすすめです。特殊な針で羊毛をチクチクと毛羽立てるだけの簡単な作業ですが、作る人の個性が反映されやすいので結構楽しめます。期待以上に「エモい作品」が完成したら、SNSで紹介するのもお忘れなく。
この商品の比較ポイント
今回おすすめする手芸アイテムの比較ポイントです。作りたいアイテムが見つかったら、まずは手法をチェックしてみてください。
今、編集部がおすすめする手芸はコレ!
針を持つ手を無心に動かしていると、いつの間にか心が穏やかになってきます。そんなハンドメイドの醍醐味を気軽に楽しめる、いま一番おすすめのアイテムです。
KING DO WAY「フェルトニードル スターターキット」
豊富なカラーバリエーションがクリエイター魂を刺激する!
羊毛フェルトを使ったマスコット作品を作りたいときに必要なアイテムが全部そろったスターターキットです。ふわふわのウールを特殊なニードル(針)でチクチク刺していくと、天然繊維が絡み合って圧縮され、次第に形がまとまってきます。そんな羊毛の特性を利用して、可愛いマスコットを作ってみませんか?羊毛とニードルの基本アイテムを始め、アクセサリーに仕立てられる小物や収納ケースまで付いているので、これひとつあればどこでもフェルトのぬいぐるみ作りが楽しめます。羊毛は単色25種類に加え、微妙なグラデーションが美しいミックス5種類の計30色。しっかり染められた高品質のウールなので、大切な作品の色をいつまでも美しく保つことができます。
何か作りたいと思ったら!一式そろっている初心者用キット3選
初めてチャレンジするなら、必要な道具が一式全てそろったスターターキットが便利です。作り方が載った説明書も入っているので、ハンドメイド初心者でも安心して始められます。
1.タカラネイル「uvレジンスターターキット」
amazonで詳しく見る定番UVライトもセットですぐ始められる
届いたその日からハイクオリティなレジンクラフトが楽しめるスターターキットです。レジンクラフトは、紫外線を照射することで硬化する特殊な樹脂をフレームに流し込み、好きなモチーフやパーツを閉じ込めてアクセサリーにする手法。手順が簡単な上に特別なセンスも必要ないので、どんなに不器用な人でも店舗で売られているような作品ができます。思い出のアイテムを閉じ込めて夏休みの作品にしたり、オリジナルのギフトやバザーの商品などにピッタリです。基本のセットは、透明感と使いやすさに定評のあるオリジナルのハードタイプ・レジン液と、ハイパワー36Wでスピーディーに樹脂を硬化するUVライト。さらにペンダントやキーホルダーの土台になる「ミール皿」などの豊富なデコレーションアイテムと、すぐにマスコットとして加工できるアクセサリー素材が揃って、眺めているだけでもウキウキするフルセットです。
2.ドリーム「レザーキットペンケースヨコ」
自分だけのオリジナル品を愛用するよろこび
ハンドメイドを始めたら、一度は作ってみたいと思うのがハンドメイドのレザークラフト。始めるなら、シンプルで洗練されたデザインのオリジナルペンケースが作れるスターターキットがおすすめです。色はブラックとブラウンのほか、レザー製品の定番とも言えるイエロー系とレッド系の全4色が揃っています。何となく扱いが難しそうなイメージのあるレザーも、縫い付け穴が初めから開いているスターターキットならパーツを繋ぐだけ。分かりやすい説明書付きで安心して取り組めます。力加減に注意しながら一針ずつ形になっていく工程は、何度眺めてみても深い満足感が得られます。使い込むほどに風合いを増す天然素材は、エイジングを楽しみながら長く愛用できるのも嬉しいところ。毎日使うアイテムなら「一生モノ」とはいきませんが、部分的に痛んできたら補修しながら使う楽しみもあり、リペア用のアイテムが豊富にそろっているのもレザーの製品メリットでしょう。
3.横田「刺し子リネンハンカチキット」
amazonで詳しく見る素朴でオシャレな実用品を楽しみながら作る
基本的な地縫い(ランニングステッチ)だけで布に模様を描く「刺し子(さしこ)」は、日本の伝統的な刺しゅうです。
本来はまだ布地が貴重だった時代に、痛んだ綿布を補修するための手段として用いられていた手法ですが、素朴な風合いが今も愛され続けています。そんな日本の伝統工芸を気軽に体験できるのが、やさしい肌触りのフレンチリネンのハンカチに細番手の糸でワンポイント刺しゅうを添えるキット。図柄は伝統的な「麻の葉」模様や「角七宝」のほか、キュートな「フラワー」の3パターン。ハンカチの色はホワイト、ブルー、ネイビーの3色から選べます。
濃い布地に白い糸で刺しゅうされた刺し子も素敵ですが、夏なら白地にブルーの糸で刺したハンカチも爽やかさがきわ立って魅力的。どれにしようかと迷ってしまいそうです。
妊娠中のママにおすすめ!赤ちゃん用品の手作りキット2選
ベビーグッズを探しているプレママにおすすめの、赤ちゃん用ハンドメイドキット2選を紹介します。子供が大きくなったときに見せてあげたいような、可愛いアイテムです。
1.ハマナカ「スタイといぬのがらがら」
amazonで詳しく見るココロのこもった手作りプレゼントにもおすすめ
型紙と生地、ししゅう糸のキットにテキストが付いたベビー小物のセット。可愛い犬のがらがらと、赤ちゃん用エプロン(スタイ)が作れます。布は「30cm×20cm」のスタイ1枚と、取り外して付け替えられる「15cm」のミニスタイ2枚ができる分量ですが、型紙がひとつあれば布を変えて何枚でも作れます。スタイはふんわり肌触りが良く吸水性にも優れたパイル地を使い、一番汚れやすいネック周りだけ取り換えられるよう工夫されています。ヨダレの量は赤ちゃんによって個人差がありますが、元気な赤ちゃんはすぐに顏の周りがヨダレでしっとりするので、スタイは必須アイテム。何枚あっても大助かりなので、プレゼントにしても喜ばれます。おそろいのパイル地で作る犬のがらがらは、ドーナツのなかから犬のマスコットが飛び出す可愛いデザイン。やさしく響く鈴の音は、主役の赤ちゃんだけでなく世話をする周囲の人まで自然と笑顔にしてくれます。
2.横田「ベビーキルト 小物5点セット」
amazonで詳しく見るベビー誕生の思い出の品としてもおすすめ!
スタイとミトン・ベビーシューズ・哺乳瓶ケースの定番アイテムに、ベビーカーに取り付けるチャームが付いた5点セット。温かみのある生成りのキルティングに、くまのワンポイントワッペンが付いています。色はブルー系とレッド系の2色があるので、性別やママの好みによって選んでください。スタイはギンガムチェックのパイピングがアクセントのラウンドタイプ。シューズとミトンの内側もおそろいのチェック柄になっています。ベビー用品の定番アイテムと言われる5点ですが、案外使わないのがミトンとシューズ。理由は、赤ちゃんの足が靴を履くカタチにできていないことと、小さく鋭い爪から顔を守るミトンが手指の自由を奪ってしまうためです。でもそれだけに、いつまでもきれいに残りやすいアイテムでもあり、きれいに保管すれば素敵な思い出の品として一生涯残ります。
簡単に始められる!おすすめの刺繍キット2選
刺しゅうと言えば手芸の王道。いつの時代も女性に人気の高いクラフトのひとつです。置き場所を取らず、すきま時間で少しずつ進められるおすすめの刺しゅうキット2選です。
1.KING DO WAY「刺繍セット」
50色の糸でどんな世界観だって表現できる
豊富な色調が揃った50色の刺しゅう糸に、3種類の針と刺しゅう枠がセットになったキット。刺しゅうに必要なアイテムがすべて揃っているので、初心者から経験者まで便利に使えます。刺しゅう糸は丈夫で光沢があり、褪色しにくいのでいつまでも作品をきれいに保てる高品質。軽くて丈夫なプラスチック製の刺しゅう枠は、ワンポイント刺しゅうに丁度いい12.5cmから28cmの大物サイズまで、全5タイプが揃っています。作りたいものや刺しゅうのタイプによって便利に使い分けられて、長時間使用しても手が疲れません。一般に「刺しゅう」として知られるのは、さまざまなステッチを組み合わせて絵柄を表現するヨーロッパ刺しゅうです。ステッチのテクニックもさることながら、糸色の選び方でも違いがでるため、始めから50色がそろったキットなら初心者でも満足のいく作品に仕上がることでしょう。
2.オリムパス「No.7356 ヒマワリ」
amazonで詳しく見る作品にピッタリのフレーム付き
フレンチ刺しゅうのなかでも初心者向きの「クロスステッチ」を使った作品が作れるキットです。刺しゅう布の目が大きいので、ザクザク刺してあっという間に完成。糸をたっぷり使って刺す肉厚のステッチは、素朴で温かみのある風合いが特徴です。針は穴が大きくて糸が通しやすいクロスステッチ専用針なので、刺しゅう初心者でもラクラク楽しめます。カラーで分かりやすい図案と、大きな文字の説明書が付いているので、小学生の工作や目が悪くなってしばらくハンドメイドから遠ざかっているという年配の人、リハビリとして手先を動かしたいときなどにもおすすめです。刺しゅう布とクロス針のほか、おしゃれなフープ型の木調フレームもセットされています。飾る場所を考えながら進められるので、飽きっぽい人のモチべーション維持にも役立ちそうですね。
チクチクするだけの簡単な羊毛フェルトキット2選
めんどうなことは何も考えず、ひたすら単純作業に没頭したいときにピッタリなのが羊毛フェルトです。一刺しごとに変わるフェルトの形に小さな達成感を感じながら、可愛いマスコットが誕生するまでの過程を楽しんでみませんか?
1.ポピー「羊毛フェルトキット」
不器用な人でも、これならできる!
チクチクするだけでマスコットが作れる羊毛フェルト。フワフワした羊毛の手触りや、ニードルでコツコツかたちを整えていく工程は、それだけで楽しいものです。しかし、説明書通りに作ったら全く違う物ができた。という経験を持つ人が多いことは、ツイッターの投稿を見ても明らか。作業そのものは単純なので誰でも簡単にできますが、成形にちょっとしたコツが必要なのもフェルティングの特徴です。結果だけでなく、自分のペースでモノづくりの経過を楽しむことがハンドメイドの醍醐味。とは言うものの、はじめからやらなければよかった……、というほど辛い結果になっしまっては、可愛いマスコットを目指してチクチク始めた自分の気持ちがかわいそう過ぎます。初心者向けフェルトキットなら、手先の不器用さに自信のあるハンドクラフターでも限りなく失敗する確率の低いのでおすすめです。モチーフは今まさにブームの渦中にあるパンダや、ハートのチャームなどのシンプルなものばかりです。パンダは2つできるので、ふたりでチャレンジするのも面白そうですね。
2.ハマナカ「あざらし&ペンギン」
amazonで詳しく見るハマナカの高性能な糸だから30分でできる!
丸いフォルムが可愛いあざらしとペンギンは、羊毛フェルト作家でマスコットデザイナーとしても人気の高い大古ようこさんが手掛けたデザイン。チクチクするのは丸いボディのみで、細かいところは型抜きされたフェルトのパーツを張り付けるだけ。綿棒を使ってチークを塗れば、キュートなマスコットの完成です。どちらも作りやすい5cmほどのサイズで、製作時間の目安は1ぴき30分。デザインが違うので最後まで楽しんで取り組めます。ハマナカのフェルト「アクレーヌ」は、自社工場で生産されている特殊なアクリル糸。1940年(昭和15年)創業の実績と技術によって生まれたフェルティング専用素材で、ウールよりも軽くて早くまとまり、成形しやすいのが特徴です。発色が良く、毛羽立ちが少ないのもハンドクラフトに合う優れた特性なので、羊毛フェルトで惨敗したというにがい経験を持つ人は、ぜひもこれでリベンジしてみてください。
【おまけ】手芸用品が豊富に揃う手芸屋さん2選
良質なクラフト素材が豊富にそろうショップを紹介します。近くに手芸屋さんがなくても、気軽にハンドメイドを楽しんでください。
1.手芸ナカムラ
10,000点の激安アイテムと毎日入荷される新商品
京都市山科に所在する手芸用品専門の会社で、実店舗はありません。レースやブレードなどの布ヒモ系をはじめ、ミシン道具や金物などの豊富な品揃えと、買いやすい価格設定で人気です。欲しい寸法が選べないため「半端モノ」と表示されていますが、ほとんどのパックでカット売りと同じ2~3mあり個人のハンドクラフトで使用するには必要十分な長さ。幅違いや類似パターン、カラーバリエーションも申し分なしです。注文すれば最速で注文から2日で発送可能。買い物した額で送料が安くなるサービスなど、お得感がたっぷりです。
2.ユザワヤ
豊富な品揃えの実店舗で手に取って選べる
北海道から九州まで、全国に50店舗以上の支店を持つ国内最大級のホビークラフト専門店。もちろんネットショップでも購入することができ、年会費540円で友の会に入れば店頭価格からさらに10%割引されます。1955年(昭和30年)に毛糸屋として創業し、クラフト公募展やカルチャースクールの主催など、精力的にハンドメイドの普及活動をしていることでも有名。コットン7,000アイテム、和洋裁素材10,000アイテムなど大型専門店ならではの品揃えが魅力で、初心者でも楽しめるスターターキットやリメイク素材なども豊富。毛糸にいたっては世界中の有名メーカーから集められた輸入品も取り揃えています。
手芸を購入時の気になる疑問・質問
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最後に、ハンドメイドを始めるにあたって気になる疑問・質問のポイントをまとめました。
Q1:初めて手芸をするならキットを買った方がいいですか?
スターターキットのメリットは、クラフトに必要な工具や素材が一度にそろうことですが、つくり方の手引きが付いている点も見逃せません。たとえばセーターを編むときは、道具のほかに編み方の本を買う必要がありますが、たくさんのデザインが載っているなかで、好みに合うものはせいぜい2点か3点です。もしも気に入ったキットが見つからない時は、自分のスキルに合った手芸本から作りたいものを選んで、必要な材料をそろえるのも楽しいものです。また、キット物でもそれだけでは始められないタイプものもあります。別売りでそろえる必要があるものも記載されているので、購入するときはよくチェックしましょう。
まとめ
自分ひとりの時間をもっと有意義に使いたいと思ったり、ときには黙ってシンプルな作業に没頭したいと思ったり。
はじめてハンドメイドに興味を持つ動機やタイミングは人それぞれですが、完成したときの達成感や上手くいかなかった場合の挫折感はみんな同じではないでしょうか。ちょっとハイレベルなスターターキットはチャレンジ精神を刺激しますが、最初は初心者向けのものから始めてみると、要領がつかみやすく自信もつきます。ハンドメイドを楽しむためには、ゆっくりしたペースで作業を進めるのが何より。作業の途中で早く終わらせたくなるのは、飽きてきたサインです。経過を楽しめなくなったらちょっと休憩してみると上手くいきます。お気に入りのキットを見つけて楽しいひと時を過ごしてくださいね。