おしゃれな壁紙のおすすめの選び方4つ
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壁紙を選ぶコツは『テーマ』をハッキリさせてしまうことです。そうすることでぼんやりとでもイメージが浮かぶ様になれば、あとは以下に挙げる4つの項目を当てはめていけばOKです。
1.どんな部屋にしたい?インテリアに合わせた質感とカラーで選ぶ
壁紙を選ぶ上で一番重点を置くべきが
『インテリアに合うか』どうかです。上述した
『テーマを決める』ことをより具体的にしていく感じだと考えれば分かりやすいでしょう。
代表的なインテリアのイメージに合った壁紙のカラーと、おすすめの質感は以下のようになります。
| ナチュラル系 | モダン系 | エレガント系 | 和風系 |
---|
カラー | ・ホワイト
・ベージュ
・ライトグレー | ・ホワイト
・グレー
・ブラック など | ・濃い色から薄い色まで多彩 | ・グリーン
・ベージュ
・淡い色 など |
質感 | ・和紙調
・木目調 など | ・石目調
・木目調 など | ・織物調
・石目調 など | ・和紙調
・土壁調 など |
ナチュラル系は淡い色をベースに自然の質感のある壁紙をチョイスすると上手くいきやすいです。逆にモダン系はホワイトやブラックといった『モノトーン』を基調に、家具との色合いを考えて2~3色に限定すると雰囲気が出ます。
エレガント系は実に多彩な色合いで行うことが可能ですが、『シャンパンゴールド』や『ムラサキ』といったお金持ちっぽい色に、光沢のある質感の壁紙を使うとエレガントさが出やすいです。
2.空間イメージが変わる!床・壁・天井の色のバランスを考えて選ぶ
『床や天井の色と材質』を考慮するのも壁紙選びには大切なポイントです。例えば床が濃い色合いだったら、天井や壁を淡い色にすると部屋全体が広く見えます。逆に床がホワイト系であれば、壁の一面だけに濃い色を使うと全体が引き締まって見えます。
また床や壁の材質が土壁などの風味があるものの場合は、紙ベースの淡いのナチュラル系の壁紙を用いると全体に温かみが出て、コンクリートやレンガと言った無機質な素材であった場合は、濃い色のつるりとした素材の壁紙を使うと高級感が出ます。
出来ればこういった
床や天井の色や材質は、あらかじめ調べておいてからインテリアのテーマを決めると、より部屋の色合いや雰囲気を活かしたインテリアが出来上がるでしょう。
3.おしゃれなだけじゃない!部屋ごとに適した機能で選ぶ
壁紙選びは見た目と雰囲気が大事ですが、
『機能性』も考慮しておくと部屋の環境づくりにも一役買ってくれます。
例えばキッチンなどの汚れやすい箇所の壁紙には『汚れが落ちやすい材質』のものを、寒い地方で冬場は壁に結露が出来やすい部屋には『通気性』や『抗カビ効果』のある壁紙を使うといった具合です。
最近では様々な効果が付随した壁紙が存在します。消臭、抗ウィルス、抗アレルゲンなど、かなり便利な機能が付いた壁紙も販売されているので、自分の部屋の環境をあらかじめ把握して置き、それに合った壁紙を選ぶと良いでしょう。
4.種類がたくさんある壁紙!素材による種類とグレードで選ぶ
『カラー』『質感』『機能性』が決まったら、
壁紙の『素材』と『グレード』を選びましょう。壁紙の素材は大きく『ビニールクロス』『織物クロス』『紙クロス』『その他』に分かれていて、それぞれに特徴があります。
| ビニールクロス | 織物クロス | 紙クロス | その他 |
---|
メリット | ・安い
・色や柄が多い
・機能性が高い | ・高級感がある
・色がきれい
・光沢がある | ・自然な風合い
・優しい色合い
・体に優しい | ・木質系壁紙なら温かみがある、など |
デメリット | ・通気性が悪い
・長持ちしない
・臭いがする | ・埃が付きやすい
・色あせやすい
・要メンテナンス | ・湿気に弱い
・モダン系に合いにくい | ・木質系壁紙なら価格が高価、など |
また壁紙にはグレードが存在し、『量産品クロス』『1000番台クロス』『高級クロス』の3種類があります。
『量産品クロス』は色や柄はあまりないですが、最も安く長持ちするのでこだわりがなければ一番間違いがない壁紙です。それに対して『1000番台クロス』は上で挙げた『ビニールクロス』が中心に、ある程度の色彩と機能性を持っています。
『高級クロス』は色彩・柄・素材ともに最も豊富で、『織物クロス』『紙クロス』は、このグレードに最も多いです。
壁紙のおすすめブランド
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壁紙はカラーや柄などを個別に見て回るよりも、ブランド別に見ていった方がセンスの良いものが見つかりやすいです。
おすすめのブランドとしては以下のものが挙げられます。
1.サンゲツ
インテリア業界最大手として知られるメーカーで、主に壁紙・床材・カーテンといった商品を扱っています。
創業は江戸時代からと大変古く、最大手だけあり取り扱っている壁紙や床材の種類は恐らく日本一と言ってもいいでしょう。
2.リリカラ
明治時代から続くインテリアメーカーの大手です。
日本の西洋化に寄り添うようにして発展していったため、非常に豊富な種類の壁紙や床材を扱っています。また品の良い和風の商品の品ぞろえの良さには定評があります。
今回の商品の選定ポイント
壁紙の『デザインや色合い』は当たり前すぎる上に好みで決めることなので、ここでは『機能性』に重点を当てた選定ポイントを設定しました。
*sv規格適合
*ホルムアルデヒド対策
*防火性能
*消臭機能
*防カビ
*防汚
*耐久性
今、編集部がおすすめする壁紙はコレ!
『機能性』と『デザイン』という壁紙を構成する2大要素を最も満たし、なおかつメーカーの信用性、使い勝手の良さなども高ポイントだったのが『サンゲツ』の『RE2951』でした。
いま、最もおすすめたい壁紙の堂々1位として、間違いない商品でしょう。
サンゲツ『RE2951』
迷っている人はこれで決まり!オールマイティ型高機能壁紙
サンゲツの『RE2951』こそ最もおすすめの壁紙です。その理由として挙げられるのが、
『機能性の総合評価の高さ』と『オールマイティなデザイン』であることです。
まず『機能性』を見てみると、選定ポイントとして設定した項目の全てを満たしていることが分かります。ホルムアルデヒド対策は最高ランクの『F☆☆☆☆』、防火性は上位ランクの『2-3』、防汚は上から2番目の『4級』以上とかなりの高ポイントです。
特に注目すべきは『スーパー耐久性』と『消臭機能』の2つがあることでしょう。スーパー耐久性壁紙は通常と比べて衝撃や傷に強く、さらには『引っかき傷』にも対応していますので、ペットを飼っている人にも嬉しいポイントでしょう。
『デザイン性』に関しても白を基調としたシンプルな色ながら表面が石目調になっているので、さり気無くおしゃれです。白は部屋を広く見せる上にどんなインテリアにも合い、石目調も様々な系統のインテリアに使われますのでかなり使える範囲は広いでしょう。
とくに最初からコレというインテリアがなかったとしても、この壁紙を選んでおけば後々好きなインテリアに対応させることが出来るのも魅力的な点です。もちろんリビングや寝室以外に使っても素敵です。
おすすめは『玄関』や『トイレ』に使うことです。玄関に使えば広く見せることができ、トイレに使えば臭い対策にもなります。これはまさしくオールマイティに使える高機能壁紙と言えるでしょう。
おしゃれな家具やカーテンを引き立てる!リビング・ダイニングにおすすめのおしゃれな壁紙3選
ここからはインテリア・目的別におすすめの壁紙を紹介していきましょう。まだ『テーマ』が決まっていない人は、逆に『いいな』と思った壁紙のテーマをそのままインテリアに反映させる、という方法もあります。
まずは『リビング・ダイニング向き』の壁紙から見ていきましょう。
1.リリカラ『LL8393』
ナチュラル系におすすめ!汚れやすい場所でも使える機能性壁紙
この壁紙はカラーや質感から言うと『ナチュラル系』インテリアによく合うでしょう。上述した『RE2951』ほどではありませんが、
耐久性や抗汚性に優れていますので、何かと動き回ることが多いリビングに適任でしょう。
ホルムアルデヒドの対策も最高ランクですので、子供がいる家庭でも安心ですし、防火性も高いのでダイニングに用いても安心です。壁紙表面は紙製ですが、裏が塩化ビニール製なので張るときも楽で破けにくく、やり方によっては自分だけでも張り替えは可能かもしれません。
ナチュラル系に合うとは言いましたが、
アイボリーカラーの石目調な質感は、合わせようによってはよほど極端でなければどんなインテリアも演出しやすいです。ですからこれといってこだわりがない人にはコレがおすすめです。
2.サンゲツ『FE1092』
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織物調のシックで優しい色合いが魅力!ナチュラルからモダンまで対応
薄いベージュのカラーが上品なこの壁紙は、
機能性も然ることながら『デザイン』の良さをおすすめしたい商品です。機能性だけ見ると耐久性や防汚性は平凡ながら防火性や防カビ性はありますので、リビングなどに用いる分には十分でしょう。
この壁紙の魅力的なポイントは、
なにより横並びの『織物調』の外見と薄いベージュのカラーが相まった『高級感』『上品さ』と、幅広いインテリアに対応させられる点にあるでしょう。
上品さや高級感を持つ壁紙は他にもありますが、多くの場合そういった壁紙はなにかしら特徴的な面があるため、モダンならモダン、エレガントならエレガントというように、そのインテリアにしか合わないことが多いのです。
その点
この壁紙はモダンからナチュラル、さらには和風まで幅広いインテリアに使えるので、部屋に上品さや高級感を出したい人はとりあえず選んでおいて損はないでしょう。
3.ルノン『RH4045』
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『空気を洗う壁紙』の異名を持つきれい好きな貴方におすすめの壁紙
この壁紙の最大の特徴は『部屋を清潔に保つ』ことと『掃除がかなり楽』な点にあるでしょう。
この壁紙は『空気を洗う壁紙』とも言われ、日常で発生する臭いを吸収・分解する作用に優れています。
また撥水性と防カビ効果もあるので掃除が非常に楽で、結露が生じやすい地域でもカビの発生を抑えることが出来ます。
リビングやダイニングと言った生活臭が発生しやすい場所で、活躍すること間違いなしの逸品でしょう。
デザインはキメが粗目な織物調なので、優しいイメージと自然な風合いが強く、どちらかというとカントリー風インテリアに合いそうな雰囲気です。毎日の掃除だけでは中々落としきれない『臭い』を吸収してくれるなんて、きれい好きにはたまらない壁紙ですね。
リラックス出来る空間を作る!プライベートルームにおすすめのおしゃれな壁紙3選
さて次は『プライベートルーム』におすすめの壁紙を見ていきましょう。
共同空間であるリビングやダイニングとは違い、私室は使う人のセンスが現れる場所です。また寝室などの場合は、あまり派手な壁紙を使うと落ち着かなくなる可能性があります。ある程度調和のとれた、落ち着いたインテリアにすることをおすすめします。
1.サンゲツ『RE3025』
温かみのある色合いで寝室にもおすすめ!抗アレルギー性なので子供にも安心
『RE3025』は
特に『子供部屋』におすすめしたい壁紙です。うっすらとサーモンピンク味がかった色合いが優しく、どことなく温かみを感じるデザインと、抗アレルギー性などの高い機能性をあわせ持っているからです。
この壁紙は
アレルギーの原因となるダニや埃を吸収する『抗アレルギー』機能と、最高度の『ホルムアルデヒド等級』を持つので、まだ免疫力が出来上がっていない子供やアレルギー持ちの人、お年寄りなどに最適です。
また通常の壁紙に比べて厚みもあるので、どっしりした安定感で表面の凹凸も目立ちにくいです。防火性も極めて高く、最高ランクのひとつでもある『1-4』に格付けされているのも安心できる理由のひとつでしょう。
色合い的には暖色系なので、クール系のインテリアに合わないことが難点ですが、それを除けばほぼパーフェクトに近い性能とデザインを持っていると言えます。寝室の壁紙選びの最初に候補に入れてほしい商品です。
2.リリカラ『LV6628』
サペリ材を用いた木目調の壁紙!主張しすぎないナチュラルさが魅力的
『LV6628』は寝室のインテリアにおすすめな『シャビーシック』な雰囲気を作るのにぴったりな壁紙です。
白を基調としたサペリ材特有の縞目模様が美しく、ナチュラルでありながらどことなく品と穏やかさを感じる風合いが特徴です。
しかし決して主張し過ぎないので、家具との調和を乱すことなく、同系列のインテリア家具であればほとんどのものと馴染めるだけの柔軟性は持っています。
また抗アレルギー性、防カビ性を持っているので、外気との温度差が大きくなりやすい寝室でも使いやすいのが嬉しいポイントでしょう。
3.サンゲツ『RE2988』
クールで落ち着いた部屋を演出してくれるエウームエアー効果付き壁紙
1日の疲れを取る場所である『寝室』のインテリアは、出来るだけ落ち着いているものの方がよいでしょう。『RE2988』は
暗いネイビーの色合いで、シックながら落ち着いた雰囲気をかもしだすため、寝室にピッタリの壁紙です。
また抗菌・空気洗浄作用に優れ、快適な空気環境を作るのにも役立ちます。
『落ち着いた空間』と『清浄な空気』という快適な睡眠を得るために欠かせない要素を作り出してくれるこの壁紙は、まさに寝室に使うために存在するような壁紙でしょう。
色合い的にモダン系インテリアによく合いますが、よく見るとデニム生地のような風合いと模様があるので、使いようによってはインダストリアル系にもマッチするでしょう。
水回りをおしゃれな空間に!キッチンや洗面所におすすめのおしゃれな壁紙4選
続いては『水回り』におすすめな壁紙を紹介していきましょう。
壁紙というと、どうしてもリビングや寝室といった大きな部屋ばかりに目がいきがちです。しかしキッチンや洗面所と言った場所ほど、実は壁紙に気をつかうべきです。
なぜなら水回りは湿気が多いためカビや雑菌が繁殖しやすく、またおしゃれな人ほどこういった目立たない箇所に気をつかうからです。
以下の4種類の壁紙は、おしゃれな上に機能面にも優れているため、おすすめです。
1.リリカラ『LL8412~8420』
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カラーが豊富な高機能型壁紙でスタイリッシュな水回りを演出
『LL8415~8420』は、
水回りに多いトラブルの『汚れ』『臭い』『カビ』を防止する作用に優れ、しかも『2-2』という高い防火性を持っているのでキッチン周りの使用には特におすすめです。
また無地ながら縦ラインの織物調のデザインは高級感があり、カラーも豊富で派手な色合いも多いので、スタイリッシュ系やモダン系のインテリアには打ってつけです。反面それ以外のインテリアには使いにくいかもしれません。
しかし水回りは特に生活感が出やすいので、モダン系やスタイリッシュ系に整えた方が相殺されて目立ちにくくなります。おすすめはこの壁紙の派手なカラーと白の2色づかいで柱や奥行き部分を決めること。そうすることで全体的にカッコよく決まり、多少の生活感はごまかせるでしょう。
2.リリカラ『LL8776』
キレイ系からインダストリアルまで幅広く対応する、人気の石目調レンガ壁紙
この壁紙の特徴は、なによりもその
『デザインの良さ』にあるといってよいでしょう。もちろん
水回りに使えるだけのスペックは持っていますが、その辺はこれまでに挙げた壁紙も同様ですので割愛しましょう。
レンガ調の壁紙はここ数年人気が高く、サンゲツを初めとした大手インテリアメーカーのランキングでも、必ずと言っていいほど上位に入っています。とくにこの壁紙は
どちらかというと『石目調』のレンガ柄で、優しい印象で主張も強くないので調和を乱しません。
壁一面に張っても、一部だけのアクセントとして用いても映えるでしょう。キッチンに使えば『カフェ風インテリア』に、ヴィンテージ調の家具と合わせれば『インダストリアル系』や『男前インテリア』としても使えます。
3.ルノン『RH4090』
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水回りには打ってつけの撥水性壁紙!柔らかい印象なので和モダンにも!
水回りは当然のことながら水しぶきが飛び散ることがよくあり、こういう場所に紙ベースの壁紙を張ると色落ちや劣化の原因になってしまいます。ルノンの『RH4090』は
撥水性に優れている上に防カビ効果、消臭効果もある高機能壁紙なので、水回りには最適でしょう。
キッチンや洗面所はもちろんですが、おすすめは『トイレ』に使うことでしょう。
トイレは臭いがこもりやすく、また意外と便器からの水はねも多いので、小まめに拭き掃除が出来るこの壁紙ならば、トイレをいつも清潔に保つことが出来ます。
デザインも落ち着いたパール調で、赤みがかったベージュの優しい色合い。インテリアのコーディネイトがしにくい水回りでもおしゃれに見えます。機能性で選ぶのであれば、断然おすすめです。
4.サンゲツ『RE2899』
シンプルで生活感のない水回りにもよく合う『さりげなく』おしゃれな壁紙
サンゲツのロングセラーとして不動の人気を誇るのが、この『RE2899』です。水回りにふさわしい高い機能性はもちろんのこと、その『さりげない』おしゃれなデザインが魅力的です。
白を基調とした大理石のような石目調のデザインは、シャビーシックからモダン、エレガントと幅広いインテリアを演出することが出来ます。
意外と男性に多い『シンプルすぎる』内装や少し古めのマンションで、洗面所が『公共施設』のようになっている部屋に住んでいる人ほど、この壁紙をおすすめします。
排水管がむき出しになっているような無骨な洗面所に使うと、一変して『無骨さの中にエレガントさを感じる』インテリアが出来上がります。
水回りに何か欲しいけど、何を足しても微妙、と思う人は一度この壁紙を使ってみてください。びっくりするほど変わりますよ。
健康にも環境にも優しい素材で!自然素材のおしゃれな壁紙3選
今度は『自然素材』の壁紙の中からおすすめなものを紹介しましょう。
最近は化粧品にしても食品にしても『自然派』なものが好まれます。何に関しても自然派にこだわりすぎるのは考え物ですが、少なくとも化学物質がたっぷりのものよりは体に良いことは確かなので、選んでおいて損はないでしょう。
自然素材でおすすめの壁紙は、以下の4種類がとくに良いでしょう。
1.サンゲツ『SG5137』
珪藻土で出来た『和』を感じさせる壁紙!和モダンやナチュラル系にどうぞ
バスマットで注目を浴び始めた『珪藻土』には、自然素材ならではのメリットがたくさんあります。まずひとつめは
『調湿機能』があることです。珪藻土には微小な穴がたくさんあり、湿度が高いときは湿気を吸い、低くなると吐き出す性質があります。
ふたつめは
『有害物質』がなく、防火性が高いことが挙げられます。元々七輪の原料として利用されているだけあって防火性に優れ、また消臭効果もあるのでタバコを吸う人におすすめです。
また他にも
『自浄効果』『断熱効果』『遠赤外線効果』などの嬉しい効果がたくさんあります。外見は和を感じさせる素朴な風合いのため、現代的なインテリアよりも『和モダン』や『ナチュラル系』『シャビーシック』などに向いているでしょう。
2.サンゲツ『SG5116』
サンゲツのハイグレードモデル!天然のサイザル素材で出来た珍しい壁紙
天然素材を用いた壁紙は最近ではそこそこ目にしますが、『サイザル』を用いた壁紙というのは中々に珍しいでしょう。
植物性の繊維を編み込んで作られた生地ですので、どちらかと言えば『織物調』な外見で、非常に高級感と贅沢さを感じさせる仕様になっています。
麻のように非常に通気性に優れているので結露などが発生しにくく、また不燃性の下地を用いているため布製とはいえ張りやすく、防火性もそこそこ高めなのが嬉しいポイントでしょう。
全体的に機能性が高いというわけではないようですが、完全に植物由来なので安全性は高く、またハイグレードモデルだけあって見栄えは相当いいです。機能性よりも安全性や高級感のあるインテリアを作りたい人向けの壁紙でしょう。
3.東リ『WEN4701~4706』
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『人に優しい』をコンセプトに作られた天然素材シリーズ
東リの『WEN4701~4706』は環境・自然コレクションのひとつとして作られた壁紙で、少し珍しい『和紙』で出来た壁紙です。紙製のため防火性は高くないようですが、その他の機能性はそこそこ満たしているようでした。
普通の紙や塩化ビニールなどでは決して表現できない、
紙の繊維がまばらに敷き詰まってできた模様と独特のざらりとした表面の質感は、和の雰囲気をかもし出しながらも洋風のイメージも混在しています。
この壁紙は和室ならば淡い色のものを壁一面に、洋室ならば濃い色のものをひとつの面、もしくはアクセントに使うとバランスよく仕上がります。和紙特有の落ち着いた雰囲気のおかげで派手な色合いでも穏やかな印象に仕上がりますので、寝室にもおすすめです。
おしゃれな部屋作りを楽しむ!アクセントクロスにおすすめののおしゃれな壁紙4選
最後は『アクセントクロス』に使うのにおすすめの壁紙を紹介したいと思います。
全面に張ってしまうとくどい印象になる派手な柄や色の壁紙でも、一面のみもしくは一部分のみに使えばワンポイント入ったおしゃれな印象に早変わりします。
そんなアクセントクロスにピッタリな壁紙が以下の4種類です。
1.ルノン『RH4726』
これぞモダンインテリアの醍醐味!黒のレンガでワンランク上の部屋に早変わり
黒に近いダークグレーのレンガ調の壁紙ですが、レンガ調と言ってもインダストリアルな雰囲気は全くなく、
完全な『スタイリッシュ系』レンガのデザインです。
そのためモダン系インテリア以外には向きませんが、その分
ピッタリと当てはまればその場の雰囲気をワンランクもツーランクも上げてしまうほどの存在感と影響力を持っています。
とくにモノトーンインテリアや革製の家具と組み合わせれば、高級タワーマンションの一室と言われても納得してしまう部屋が出来上がるでしょう。
微妙に色の違う2種類の大きさのレンガを配置させたデザインはシックで品があり、これをアクセントに使えば、あまりの素敵さに目を奪われること間違いなしです。
2.サンゲツ『RE2575』
クールでありながらも可愛らしさがにじみ出す!『優しい』ネイビーの壁紙
アクセントクロスの定番でもあるネイビーの『無地カラー』の壁紙です。無地カラーであれば上述した中にも存在しますが、この壁紙は他とは違い
『カッコよさの中に可愛さと穏やかさ』が混合しているような壁紙です。
ネイビーの壁紙は『男らしさ』『クール』『落ち着き』などの印象を与える反面、『暗さ』や『近寄りがたさ』も発しやすいです。しかしこの壁紙は、しっかりとネイビーなのに非常に『優しい』印象を受けるので、可愛らしい家具と合わせても調和がとりやすいです。
なぜかというとこの壁紙は
ビーチリゾートをイメージした石目調のデザインなため、色合いに対して爽やかさがプラスされていることが原因でしょう。子供部屋のインテリアや女性で青系統が好きな人におすすめです。
3.リリカラ『LW2716』
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カジュアルとラグジュアリーの融合!落ち着きあるヘリンボーンが魅力
木目調のヘリンボーン柄がおしゃれなこの壁紙は、
遠目から見るとクラシックでラグジュアリーなのに近くで見るとカジュアルさを感じる『2度美味しい』壁紙です。
通常こういった木目調のヘリンボーン柄は、カジュアルさや華やかさが目立ちますが、この壁紙はカラーが控えめなので落ち着いた印象を与えてくれるのが特徴です。
またペイントウッドなので木目や質感などにもあまりナチュラル感はなく、しかし安っぽさは感じないため、どちらかと言えばキレイ系のインテリアに用いることをおすすめします。
4.サンゲツ『RE2416』
落書きしても怒られない!黒板仕様の壁紙でカフェ風インテリアに!
黒に近いダークグレーの色合いと、石っぽい光沢のない表面の質感が無骨でカッコいい壁紙です。この壁紙の
最も特筆すべき特徴は『黒板のように文字が書ける』ことが挙げられるでしょう。
様々な機能性壁紙を紹介してきましたが、このように『文字が書ける』壁紙というのは珍しいのではないでしょうか。もちろん文字を書いたあとは、元通りに消すことができますので、子どもがいる家庭では重宝すること間違いなしです。
また、この壁紙に何を書くかによって、雰囲気を変えられるのも魅力のひとつです。例えばキッチンに用いて、メニューや飲食の絵などを書き木目調の家具と合わせれば、スターバックスのようなカッコいい『カフェ風インテリア』を作り出せます。
これは中々楽しいでしょう。
壁紙を購入時の気になる疑問・質問
壁紙にまつわるよくある疑問や、ちょっとした質問に答えていくコーナーです。
Q1:アクセントクロスって難しそう、上手な使い方は?
アクセントクロスの使い方のコツを以下に挙げておきましょう。
*部屋の面積と家具の配置のバランスを考える
*壁の面積の2~30%までにとどめておく
*ドアを開けてすぐに目に付く位置に張る
*無難になりすぎないよう、ある程度派手なものを選ぶ
*インテリアイメージに合った色・柄を選ぶ
*実際に張るとサンプルより薄く感じることが多いので、必ず大きめサンプルで確認する など
Q2:リフォーム時に後悔しない壁紙選びの注意点は?
以下の注意して選ぶと失敗しにくいでしょう。
*リフォームしない部分の壁紙とマッチする壁紙を選ぶ
*白よりはアイボリーやベージュがおすすめ
*リフォーム前と違ったインテリアイメージにする
*古いコンセントカバーとの不一致に気を付ける など
Q3:壁紙を自分で張ってみたいけど難しい?
慣れるまではコツがいりますが、そこまで難しくはないでしょう。
ここ数年はDIYの流行で、自分で壁紙を張る人も多くいます。そういった人のブログや壁紙の張り方を解説しているサイトも数多く存在しますので、参考にしてみると良いでしょう。
また最近ではそういった背景を取り入れ、自分で張ることを前提にした壁紙も多く出回るようになりました。自力でのリフォームに挑戦したい方は、そういったものを利用するとスムーズに行えるでしょう。
まとめ
住まいとは『環境』です。環境が整わずして成功はあり得ませんし、一流と呼ばれる人たちの中で、これを大事にできない人もまたいません。
最初に言いましたが、
壁紙を選ぶコツは『テーマ』をハッキリさせることです。とくにアクセントクロスを使う場合は、テーマをはっきりさせないとバランスの悪い部屋となってしまいます。
テーマさえはっきり決まれば、ここで取り上げた壁紙はいずれも『デザイン』『機能性』に優れているものばかりなので、選んで失敗した、とういことは無いはずです。
住まいの基本である住居を整えてこそ、貴方は本当の意味で『おしゃれ』になれるのです。