【2023年】タイヤチェーンおすすめ19選!取り付け簡単な金属や非金属・布製を紹介

手軽さとコストパフォーマンスの高さ、そして高い信頼性によって支持を広げつつあるタイヤチェーンのなかから、厳選したおすすめの19モデルを紹介します。タイプ別の特徴や上手な選び方、装着方法についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

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雪道やぬかるんだ道を車で走る時に、怖いのはスリップ事故。車は重量のある構造物なため、一度滑り出したらなかなか制御できず、優れたブレーキシステムを備えていたとしても、タイヤから滑ってしまえば意味がありません。
大型のクロスカントリー車が雪道でよく滑って事故に遭うのは、車の重たさやタイヤ性能の低さのせいだという意見もあります。


滑らないタイヤといえばスタッドレスタイヤですが、結構な高額商品ですので、付けるのをためらう人も少なくありません。しかし、夏用タイヤやオールシーズンタイヤのままでは凍結路などに遭遇した時が心配ですよね。
そんな時に頼りになるのが、昔ながらのタイヤチェーンです。

雪道や凍結路の走行をサポートするタイヤチェーン

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最近は金属製のタイヤチェーンだけでなく、ゴムや布製のものもたくさんあるので「ガチャガチャ」というあの音に悩まされることも少なく、ドライバーが簡単に装着できるのでトランクに入れておけば急な天候の変化にも対応できます。今回は、手軽さとコストパフォーマンスの高さ・そして高い信頼性によって支持を広げつつあるタイヤチェーンのなかから、厳選したおすすめの19モデルを紹介していきます。タイプ別の特徴や上手な選び方、さらには装着方法についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

【素材別】タイヤチェーンの特徴

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タイヤチェーンの嬉しいところは、雪や泥にうまく食い込むことで路面をしっかりと捉えてくれる点です。
スピードを出し過ぎないことが前提ですが、スリップを防ぐために車の重量を最大限に活かすなら、タイヤチェーンは最善の選択です。雪道アイテムとして現在主流になりつつあるスタッドレスタイヤは、タイヤの溝のパターンによって滑りやすい路面を正確に捉えてくれますが、溝が浅くなってしまうと普通のタイヤと変わらなくなってしまいますので、摩耗具合を随時チェックしておかなければなりません。
タイヤ交換は面倒な作業ですので、季節を問わずスタッドレスタイヤを履かせていて、結果的にすり減ったスタッドレスタイヤで走っている車は多いといわれています。
その点、タイヤチェーンは必要な時だけ活躍し、消耗も少なく、実用的かつ経済的です。そんなお役立ちのタイヤチェーンには、大きく分けて三種類の素材が使われています。名前から連想されるのは金属で、実際に金属製のタイヤチェーンはまだまだ主流ですが、それ以外の素材もグングン知名度を上げてきていますよ。
ここではタイヤチェーンを素材の観点からチェックしていきたいと思います。それぞれの素材におすすめなシチュエーションやメリット・デメリットがあるので、しっかり確認して、上手なタイヤチェーン選びにぜひ役立ててください。

低価格で凍結路に強い「金属製」


タイヤチェーンといえば金属製、という人も多いでしょう。「チェーン=鎖」という意味なくらいなので当然ですよね。
雪深い地域などでは冬になると、道行く車のタイヤに太い鎖が巻かれている光景が珍しくありません。昔ながらのタイプです。

金属製のタイヤチェーンは、見た目からもわかるとおり凍結路に強いことが特徴です。凍った路面に硬い金属がよく食い込んで、スリップを防いでくれます。
古くから普及していることもあって、価格の安い製品が多いことも大きなメリット。折りたたんで保管でき、見た目からは想像できないほどの収納のしやすさでも人気があり、耐久性の面でも優れています。冬場の路面対策を手軽に取りたい人にはぜひおすすめのタイプと言えるでしょう。

金属製のタイヤチェーンは、走行時にどうしても「ゴツゴツ」「ガチャガチャ」といった騒音が車内に入ります。それに付随する形で乗り心地も悪化しがちです。加えて、雪や凍結部分のない場所をタイヤチェーンを装着したまま走ってしまうと破損に繋がるため車両重量のある車には向きません。悪路以外では基本的には使用してはいけないので、例えば雪道を走ってきてトンネルにさしかかった場合などは、逐一チェーンを外さないとその先を走ることができません。利便性は意外と低く、予算を抑えたい人のなかでも、とくに雪道・凍結路を走る機会の多い人におすすめのタイプとも言えそうです。

乾燥路でも振動が少ない「非金属製(ゴム・ウレタン)」


タイヤチェーンというと金属の鎖をイメージしがちですが、最近人気が出てきているのがこの非金属製のタイプ。
具体的には、ゴムやウレタンでできたタイヤチェーンになります。
軽量なものが多く、持ち運びしやすいことは大きなメリットの一つです。
非金属製タイヤチェーンの特徴は、金属製のタイヤチェーンに比べて騒音と振動が圧倒的に少ないことです。厚みや太さのある鎖でできているわけではなく、素材は薄いゴムやウレタンなので、少し溝の深いタイヤを車に履かせた程度の音と揺れしか起きません。
非金属製タイヤチェーンは、悪路でも静粛性や快適性を確保したいという人におすすめのタイプです。

また、非金属製タイヤチェーンは、見た目からは想像もつかないほど丈夫なことも嬉しいポイント。乾燥路を走行しても簡単には切れないため、重たい車にも安心して装着できます。
雪道でも凍結路でもぬかるんだ路面でも、バランスよく効果を発揮してくれることも大きいです。
苦手な悪路がないので、素材で迷ったら非金属製のタイヤチェーンを選ぶことをおすすめします。たいていの悪天候・悪条件であれば難なくやり過ごしてくれますよ。

非金属製タイヤチェーンのデメリットは、ほかのタイプと比べると少々価格が高いことですが、使い勝手の良さを考えると仕方のないかもしれません。
また、金属製のもののように折りたためないので、ある程度の収納スペースを確保する必要があることも、デメリットといえばデメリットです。

女性でも装着が簡単な「布製」


タイヤチェーンのなかには、金属やゴム製のものだけでなく、なんと布製のものも存在します。
外見だけで判断するなら、チェーンと言うよりカバーと言ったほうが正確でしょうか。タイヤに巻き付けるのではなく被せるタイプで、装着が簡単なことが特徴。
女性におすすめのタイプと言えるでしょう。
布製タイヤチェーンは、装着の容易さに加えて軽量かつコンパクトなことも嬉しいメリットです。金属やゴム製のものと比べて圧倒的に軽く、折りたたみも簡単なので、車のトランクに常時入れておくことができます。急な天候の変化にもバッチリ対応できますね。
タイヤに凸凹がほとんど生まれないので、振動も騒音もほとんど起きず、車自体のパワーロスも極力抑えることができます。おまけに安価なので、ちょっとした悪条件への備えとしておすすめのタイプでもあります。布製タイヤチェーンのデメリットは、耐久性の低さです。布でできているため、タイヤと路面との摩擦によって、金属やゴム製のものよりも早く劣化してしまいます。長距離走行や、長時間の駐車には向きません。また、性能そのものは非金属製タイヤチェーンと比べても遜色ないのですが、雪道での最高速度は時速50kmまでに制限され、チェーン規制の敷かれたエリアでは使用することができません。布製タイヤチェーンについては、本格的な雪道・凍結路用のアイテムというよりも、滑りやすい路面への簡単な対策アイテムとして捉えておくのがおすすめです。

【形状別】タイヤチェーンの性能の違い

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タイヤチェーンには大きく分けて三つの素材があり、それぞれにメリットとデメリットがありますが、タイヤチェーン選びにおいて大切なのは素材だけではありません。
意外と見落とされがちですが、タイヤチェーンの形そのものにも、得意なシチュエーションが存在します。ぱっと見はどれも同じように見えますが、よく確認するとそれぞれのタイプでまったく形が違うのがわかるはずです。

悪路と一口に言っても、凍っているのかぬかるんでいるのか、それとも濡れて滑りやすくなっているのか……状況はさまざまですよね。その路面が直線主体なのか曲がりくねっているのか、はたまた坂道になっているのかといった違いも、タイヤチェーンの形と密接に関係してきます。
車種によっても得手不得手はありますが、車の性能を最後に決めるのはタイヤであるといわれるくらいなので、悪路でタイヤと同じ役割を果たすタイヤチェーンの重要性は、車のタイプ云々よりもずっと大きいのです。ここではタイヤチェーンの形の種類と、それぞれの性能の違いを紹介していきます。それぞれ得意・不得意があるので、ここで紹介する情報をチェックしながら、どういったシチュエーションで車に乗ることが多いのか、改めてチェックするのがおすすめですよ。

走破性に優れる「亀甲型」


金属製タイヤチェーンのタイプの一つがこの亀甲型です。
装着時には亀の甲羅の模様のように六角形の網目になって鎖がタイヤに巻きつくタイプで、縦と横方向に強力なグリップ力を発揮します。
とにかく滑りづらいので、雪道や凍結路はもちろん、坂でも泥でもなんでもござれの万能性が嬉しいポイントです。悪路走破性の高さという点では全タイプでも随一で、どんなシチュエーションでも頼りになります。
豪雪地帯などではよく見かけるタイヤチェーンのタイプなので、雪深い道を走ることが多い人にはとくにおすすめと言えるでしょう。全タイプのなかで最も横滑りに強い部類に入り、悪天候のなかで急カーブや曲がりくねった場所が目立つ道を走る機会が多い人にもおすすめです。亀甲型のタイヤチェーンのデメリットは、形からも想像できる通り装着難易度が高いことです。ほかのタイプと比べて高価な傾向にあることも、場合によってはマイナスになるでしょうか。
かなり過酷な状況に対応できる反面、極端な悪路に特化したタイプとも言え、亀甲型のタイヤチェーンを検討する際には、自分の車の用途をよくチェックし直すことをおすすめします。

上り坂におすすめ「はしご型」


金属製および非金属製タイヤチェーンの1タイプで、こちらは亀甲型よりも広く普及しています。
地方ではもちろん、都会でも大雪が降った日などによく見かけるタイプです。
亀甲型の装着の難しさを大きく改善したタイプで、タイヤチェーンを自分で着脱したい人にはこちらがおすすめと言えます。はしご型タイヤチェーンのメリットは、構造がシンプルなため着脱が簡単なことに加えて、亀甲型と比べて耐摩耗性の面で優れているということです。金属製タイヤチェーンを手軽に、かつ安心して使いたい人には、このタイプがおすすめです。
また、前後方向へのグリップ力が強く、上り坂を得意としていることも特徴の一つ。滑りやすい上り坂は危険なので、これは嬉しいですよね。

はしご型タイヤチェーンを選択する際に気をつけたいのは、亀甲型のものに比べて横滑りに強くないという点です。とくに、完全な凍結路では、タイヤの縦方向に鎖が巻き付いていないのでスピンしてしまう可能性があり、ゆっくりと走行する必要があります。
走行中の騒音や振動も亀甲型と比べて大きいため、とくに素材が金属の場合は快適性がある程度損なわれてしまうことも考慮しなければなりません。
そういったことを踏まえたうえで、タイヤチェーンを活用したい人におすすめのタイプだとも言えます。

滑り止め性能が高い「ネット型」


非金属製タイヤチェーンのなかで最も広く普及していて人気も高いのが、このネット型です。
文字通りタイヤに被せるタイプのタイヤチェーンで、素材にはゴムや樹脂が使われていることが多いのが特徴。普段は少し縮んでいて、装着する際には本体を引っ張って伸ばします。

ネット型のタイヤチェーンは細かい網目のようにタイヤを覆ってくれ、縦・横両方向への滑りに強く、スリップ防止性能は全タイプのなかでもピカイチです。走行時の騒音や振動がかなり少ないというのも見逃せないメリット。運転時の快適性を高めることで事故が減るというデータもあり、悪路での安全運転のためにも、ネット型のタイヤチェーンは多くの人におすすめできると言えそうです。

万能に見えるネット型のタイヤチェーンですが、少ないながらデメリットも存在しています。
チェーン本体に耐久性を持たせるために丈夫な素材でできていることが多いので、着脱にあたって本体を引き伸ばす際にある程度の腕力が要求され、結果として女性や高齢者には向かないという点が一つ。
もう一つは、折りたためないので収納場所を用意しなければならないという点です。
着脱性や携帯性にはあまり優れませんが、それらさえクリアできるなら、実用性の高さからダントツでおすすめのタイプと言えます。

コンパクトで装着が簡単「分離型」


非金属製のタイヤチェーンのなかでメジャーなネット型は、着脱性や携帯性・収納性には少々難ありですが、非金属製タイヤチェーンのメリットはやはり魅力的ですよね。「快適性と走破性を両立しながら、腕力はあまりなくても自分で着けられるタイヤチェーンが欲しい」「場所を取らない非金属製のタイヤチェーンを探している」という人にチェックすることをおすすめしたいのが、この分離型タイヤチェーンです。

分離型タイヤチェーンは、その名のとおりネット型のタイヤチェーンがいくつかの部分に分離したタイプのタイヤチェーンです。
ネット型に比べて着脱が格段に簡単で、コンパクトかつ軽量なので持ち運びや収納がしやすいことも大きなメリット。ネット型に対してチェーン部分の面積が狭いので性能は若干劣りますが、扱いやすさでは大きく上をいきます。
非金属製のタイヤチェーンを検討しているすべての人におすすめできるのはもちろん、女性や高齢者、タイヤチェーンの収納スペースをあまり確保できない人にもおすすめできます。タイヤの幅サイズさえ合えば、自分の車以外のタイヤにも装着できるということも見逃せないポイント。貸し出し用や緊急用のタイヤチェーンとして確保しておくというのもおすすめです。

緊急脱出用に積んでおくと便利「結束バンド型」


タイヤチェーンと聞くと、重量がかさんだり収納スペース確保に苦労したりといったイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。
雪道の面倒な印象と合わせて、タイヤチェーンといえばなにかと手がかかる……そうしたイメージを覆してくれるのが、この結束バンド型タイヤチェーンです。
ホイールを通してナイロン製のバンドを結ぶタイプのタイヤチェーンで、着脱が簡単なことに加えて、まとめ売りされているケースがほとんどなうえに安価なことが大きなメリット。手軽にタイヤチェーンを入手したい・使いたいという人におすすめのタイプです。

1本1本が樹脂バンドなので使い捨てかと思いきや、くり返し使えるような耐久性の優れた製品も探せるのが嬉しいポイント。
10本単位で購入できることが多いので、予備を確保しておきやすい点も見逃せません。
コンパクトなので収納場所にも困らず、車のトランクに常備しておくというのももちろんOK。
結束バンド型タイヤチェーンのデメリットは、長時間走行にあまり向かないということです。あくまでも、簡易的なタイヤチェーンとして開発されているため酷使はできません。
ただ、夏用タイヤと比べれば走破性は圧倒的に高いので、ちょっとした滑りやすいシチュエーションで使うのはもちろん、突然の悪路でスタックしてしまった時のために、緊急脱出用として準備しておくアイテムとしてはおすすめです。

タイヤチェーンの選び方

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タイヤチェーンは素材や形でさまざまなタイプに分かれていて、それぞれが得意なシチュエーションを持ち、着脱難易度や性質によっておすすめできるほうも変わってきます。
用途に合ったものでなければ、どんなにハイスペックな製品を購入できたとしても宝の持ち腐れになってしまいます。しかし、タイヤチェーン選びにおいて、大事なことは素材やタイプだけではありません。むしろ、それらよりももっと気を付けてチェックしておくべきポイントがいくつかかあるというのが事実です。ここを外してしまうと、タイヤチェーン選びは失敗してしまうといっても過言ではありませんが、安心してください。とくに難しいことはなにもありません。ここでは、タイヤチェーン選びの際に必ず確認しておきたい三つの要素について詳しく解説していきます。タイヤチェーン購入前に簡単にチェックできる項目ばかりなため、ここで事前によく確認して、上手なタイヤチェーン選びに役立ててください。

タイヤのサイズに合わせる


タイヤチェーンは外から見た限り、ある程度の伸縮性があるように感じられます。付けるタイヤのサイズがある程度上下しても、なんとなく対応してくれそうなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

しかし実際には、タイヤチェーンにはモデルごとにかなり厳しいサイズ設定がされています。タイヤチェーンに設定されているサイズに対してタイヤが大きければ装着はできませんし、逆に小さければタイヤチェーンはたわんでしまい、効果がうまく発揮できないどころか、場合によっては緩んで外れてしまいます。
そうなると、事故の原因にもなりかねません。
タイヤチェーンを購入する際には、自分の車のタイヤのサイズと、選択肢にあるタイヤチェーンに設定されたタイヤのサイズが一致しているかどうかを必ず確認してください。車のタイヤのサイズは、タイヤ側面を見て確認できます。例えば「200/70R18」という表記があれば、タイヤ幅は200mm、扁平率70%の18インチタイヤという意味です。
本格的なクロスカントリー車や高性能なスポーツカー、高級車などの場合には特殊なサイズのタイヤを標準で装備しているケースが多いため、そうした車に乗られている人はとくに注意してチェックすることをおすすめします。

冷えた屋外で一人で装着できるか


タイヤチェーンを一人で装着できるかどうかは、シチュエーションによっては死活問題となることもあります。とくに、雪道やぬかるんだ路面でスタックしてしまった場合、寒さで体力を消耗したり無理な態勢で車体に負担がかかり続けたりすることを防ぐためにも、早急にタイヤチェーンを装着しなくてはなりません。

そんな過酷な状況のなかでも、最も条件が厳しいのはやはり気温の低い屋外。雪が降っていたり路面が凍結していたりすれば足元が滑りやすく、雨が降っていても寒さで体が強張ります。
そうなると、バランスを崩したり力を入れ損なったりして体を傷めてしまうこともあります。
緊急時であれば焦ることもあるので、多少の無理もしてしまうかもしれません。

そうした事態を防ぐために、タイヤチェーンを選ぶ際には、自分で余裕を持って装着できるタイプのものを検討するのがおすすめです。具体的には、暖かい天気の下、乾いた路面で十分に余裕を持って扱えるモデルが良いでしょう。
とくに、女性や高齢者の場合は、軽量かつコンパクトなタイヤチェーンに的を絞ったとしても問題ありません。冷えた屋外では思った以上に体の自由が利かないため、安全マージンは取れるだけ取っておくのが最善です。

厳しい安全性能基準をクリアした「JASAA認定品」


市場に出回っているタイヤチェーンには数えきれないほどの種類があり、その品質も上から下まで幅広いというのが現実です。
いくら素晴らしいスペックをカタログに並べていても、実際にはそうでもなかった、というケースもあり得ないとは言い切れません。

そうした心配を打ち消してくれるのが、厳しい安全性能基準をクリアした「JASAA認定品」のタイヤチェーンです。
JASAAは一般財団法人日本自動車交通安全用品協会の略で、さまざまな自動車用品の安全性を厳格にチェックし、基準に達した製品に認定を与える組織のこと。タイヤチェーンに関しても、実車走行実験を経て認定を与えるため、安心して購入できます。JASAA認定品であるかどうかは、タイヤチェーンのパッケージや製品サイトに明記されていることがほとんどなため、ユーザーが特別にどこかをチェックする必要はありません。
JASAA認定は一級品の証なので、タイヤチェーン選びに困った時にはぜひチェックしてください。
その際に、用途や扱いやすさを事前によく考えておくと迷いが少なくなるのでおすすめですよ。

【金属製】タイヤチェーンおすすめ7選

悪路走破性に関してはほかの追随を許さないのが金属製タイヤチェーンの最大の特徴です。扱いには少し手がかかりますが、その実用性の高さは折り紙つき。ほかのタイプと比べて低価格なモデルが多いことも嬉しいポイントですよね。

メリットもデメリットも大きい金属製タイヤチェーンですが、やはり形状からイメージされるとおりの雪道や凍結路での力強さは魅力的で、危険なシチュエーションで車を運転するなら必ず頼りになります。とくに雪国では、おすすめと言うよりも必須でしょう。

ここでは、そんな金属製タイヤチェーンのなかから、厳選したおすすめモデルを7つ紹介します。どのモデルも評判が良く、金属製のもののなかでは扱いやすいことでも定評があります。
雪深い場所を運転する機会がある人はもちろん、凍った路面をより安全に走りたいという人にもチェックをおすすめします。

NEWRAYTON(ニューレイトン) アイスバーン らくらくタイヤチェーン


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ドイツの安全性証明機関テュフ・ラインラントの認証であるTUV/GS規格認証を受けているタイヤチェーンの紹介です。速度無制限地帯があることで有名なドイツの高速道路アウトバーンでは、冬場になると凍結箇所が発生します。いわゆるアイスバーンですが、そんななかでも高速走行を可能にしてくれるからこそのTUV認証であり、モデル名ということでしょう。

車体のジャッキアップをしなくても取り付けられる親切設計が魅力的なことに加えて、チェーン本体の太さは9mm程度と、金属製タイヤチェーンとしてはかなりコンパクト・軽量な部類に入ります。
これなら腕力に自信のない人でも安心して使用でき、フェンダー・インナークリアランスが狭い車に乗っている人にもおすすめできます。締め付け時に緩みにくいスライドギア方式を採用しているので、取り付け後の安定性も抜群です。主に乗用車用(ミニバンの場合は車両重量1.8t未満)なのでトラックや1ボックスバンには使用できませんが、一般家庭で使用するぶんにはまったく問題ありません。
信頼性と扱いやすさは金属製タイヤチェーンのなかでは最上位クラス。
雪道や凍結路を走る機会の多い人はぜひチェックしてください。

SEIKOH タイヤチェーン


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リーズナブルな亀甲型の金属製タイヤチェーンの紹介です。
本体重量は3kgと金属製タイヤチェーンのなかではかなり軽く、着脱時にジャッキアップの必要がないので、女性や高齢者であってもためらわずに検討できるのが嬉しいポイントです。亀甲型でカーブや横滑りにも強く、悪条件のなかでも安心して乗り出すことができます。

ドイツのTUV規格による認証を受けていて、その品質は本物。それでいてこの驚異的な低価格を実現しているため、金属製タイヤチェーンを予算を抑えて購入したいという人にはぜひおすすめしたいところです。

乗用車用のタイヤチェーンですが、許容できる車両重量は2tまでとかなり太っ腹。
ある程度の大きさのある車にでも、破損の心配をすることなく装着できますね。
推奨運転速度は時速40km以内と少しゆっくりめですが、悪路での運転は基本的に低速で行うものでなので問題はないでしょう。
扱いやすく購入しやすい、良心的なタイヤチェーンと言えます。

weissenfels(バイセンフェルス) クラック&ゴー ユニカ


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軽量・コンパクト設計で人気の高い金属製タイヤチェーンの紹介です。
亀甲型なので、横滑りとカーブに強く、大雪の日でも安心して使用することができます。本体の太さは9mm程度と細いですが、強度は十分。細い金属製タイヤチェーンのメリットは走行時の静粛性と快適性を損なわないこと、悪路走行中も騒音や振動に悩まされたくない人は必見でしょう。

自動増締めテンショナーを装備することにより、一度装着して走り出せば自動的にチェーンが締まってくれるのも嬉しいポイントです。手作業での増締めは意外と疲れます。
ジャッキアップ不要の軽量・コンパクト設計は、取り付けやすさだけでなく収納のしやすさにも効いてきます。
収納スペースが狭めな車に載っている人でも、非常時用としてトランクに積んでおいて邪魔にはなりません。推奨走行速度は時速50km以内と、安全運転を促す設定になっていることも大きなセールスポイントではないでしょうか。
着脱が簡単で使い勝手も良く、収納効率にも優れたタイヤチェーンなので、金属製のものを探している人はぜひ検討してください。

SCC JAPAN GHT/GHMハイブリットチェーン


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低コストと耐久性をハイレベルな領域で両立した金属製タイヤチェーンの紹介です。
スタンダードなはしご型を採用しているため着脱が容易なことが大きな特徴で、どなたでも安心して扱うことができます。アイスバーンにも対応し、完全な凍結路でも使えるので、用意しておくといざという時に必ず役に立つでしょう。

特殊なコイル状のチェーンは雪や氷をうまく捉えられるだけでなく、チェーンの路面との設置面積を広げることで負担を分散する効果もあります。これが高い耐久性の源であり、同じタイヤチェーンを長く使いたいと考えているドライバーからの支持の理由になっています。

リーズナブルな価格設定で、メーカーも新車に装着することをおすすめするほど品質には自信を持っています。金属製タイヤチェーンを探している人はぜひチェックしてください。

COMTEC(コムテック) スピーディア


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軽量・コンパクト設計で収納性と取り回しに優れる亀甲型金属製タイヤチェーンの紹介です。
横滑りと曲がりくねった道に強い構造を採用し、悪路に乗り出すなら最適。
4kg程度と軽いので車のバネ下重量がそこまでかさまないため、タイヤチェーン装着時の燃費の悪化も防ぐことができます。ジャッキアップ不要で基本的にはドライバーが装着するタイプのタイヤチェーンですが、なんと取り付け時になにかと便利な手袋や補助部材が付属しています。こうしたユーザーフレンドリーなところも、見逃せないポイントですよね。

推奨走行速度は時速30km以内とかなりゆっくりめに設定されていますが、雪道や凍結路を高速走行するのは大変危険なため、当然のことと言えるでしょう。むしろ注意喚起してくれているという点でかなり良心的です。
ユーザー目線という観点から見ると、かなり良質な金属製タイヤチェーンなのではないでしょうか。

FEC(エフ・イー・シー) 雪道楽RV


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高品質なことに定評のあるタイヤチェーンのシリーズ「雪道楽」から、亀甲型の金属製タイヤチェーンの紹介です。
こちらのタイヤチェーンはモデル名からもわかる通りRV(SUV)およびワンボックスカー専用のタイプで、主に四輪駆動車に装着されることを想定して開発されています。このモデルはタイヤチェーンの素材に特殊合金硬浸炭焼を混合することにより、通常のアルミ製などの金属製タイヤチェーンを大きく上回る耐久性を獲得しています。ある程度の重量のある車を対象にして作られているため、頑丈さの確保は必須なのでしょう。ハードな状況でも安心して使うことができますね。

亀甲型を採用しているため、横滑りとカーブには俄然強く、雪道・凍結路走行用のアイテムとしては申し分ありません。
ジャッキアップ不要の簡単取り付け設計なので女性の一人作業でも安心。
品質重視で金属製タイヤチェーンを選びたいなら、このモデルがおすすめですよ。

SCC アイスマン I-30


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特殊な合金鋼を採用することにより、高い耐久性を獲得している金属製タイヤチェーンの紹介です。
自慢の耐久性は、なんと従来製品の5倍。
悪路を走行する機会が多く、金属製タイヤチェーンを酷使する人にはぜひおすすめしたいモデルと言えます。

アイスマンは元々アメリカで小型トラック用に開発されたタイヤチェーンのシリーズなので、その名残なのか取り付けやすいことも大きなメリットです。はしご型を採用することで、その取り回しのしやすさはさらに向上しています。
一般的にはしご型は横滑りやカーブがあまり得意でないとされていますが、そこは天候の急変に襲われやすいアメリカ出身なので問題ありません。
どんな場面でも安定した性能を発揮してくれます。軽量・コンパクトでありながら、許容できる車両重量が2t以内と懐の深さも目立ちます。専用のバッグと手袋も付属しているので、収納や作業の際に困ることもありません。
実用性抜群の金属製タイヤチェーンなので、悪条件のなかでの運転を強いられる機会が多い人はぜひチェックしてください。

【非金属製】タイヤチェーンおすすめ8選

走行時に騒音や振動があまり起こらず、悪路でも比較的快適に移動できるのが非金属製タイヤチェーンの最大のメリット。金属製のものに比べて着脱がしやすいことも大きなポイントですよね。
スタイリッシュなモデルも多く、車の外観を損なわないことも隠れた長所で、素材が比較的柔らかいのでホイールを傷つける心配もほぼありません。

金属製のタイヤチェーンに比べて高額であることが長年ネックになっていましたが、広く普及してくるに従って価格が下がり、今では親しみやすい価格帯で高性能なモデルが見つかる時代になりました。ここでは、そうした汎用性の高さで人気急上昇中の非金属製タイヤチェーンのなかから、選りすぐったおすすめの8モデルを紹介します。

CARMATE(カーメイト) バイアスロン クイックイージー


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JASAA認定を受けた高品質な非金属製タイヤチェーンの紹介です。ジャッキアップ不要なので簡単に取り付けられ、3点ロック方式を採用することにより、装着時の手間を大幅に軽減してくれます。非金属製タイヤチェーンの多くは取り付けの際に硬い樹脂を引っ張らなければならず、腕力の比較的弱い人だと作業が大変になってしまうので、このロック方式は女性や高齢者にとって朗報と言えます。

雪や氷を捉えるスパイクピンが超硬素材でできていて、形状もマカロニ型であるため、悪路での安定感は抜群です。従来製品よりもアイスバーンへの食いつき性が大幅に向上しているので、凍結路では無類の強さを発揮します。
高耐久ポリウレタンエラストマーを本体に採用し、耐久性はなんとJASAA基準の1.5倍。非金属製ながら、長持ちなのはありがたいかぎりです。

長持ちかつ高性能でありながら、価格はそこまで高く設定されていないことも大きなメリットと言えるでしょう。購入しやすく扱いも楽なので、非金属製タイヤチェーンを検討している人はぜひ候補に入れてください。

A SHOP(アカネエーショップ) 非金属タイヤチェーン


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ジャッキアップ不要かつ、取り付け作業を大幅に助けてくれるファストロック機能を備えた非金属製タイヤチェーンの紹介です。
メーカーも公言している通り、女性でも安心して一人で装着できるタイプなので、タイヤチェーンに馴染みのない人にもおすすめできます。
雪の降ることが少ない地域の人にも、ぜひチェックしてほしいタイヤチェーンです。

熱可塑性ポリウレタンを本体に採用することで、耐油性・耐摩耗性・抗張力・対候性の点で優れた特性を発揮してくれます。タイヤチェーンは雪や氷だけでなく摩擦や気温の変化とも戦わなければならないため、この耐久力の高さは頼もしいの一言ですね。

タイヤにぴったりフィットする構造なため、スパイク部分の音や振動が車内に伝わりづらく、雪道でも快適な運転が可能です。取り付け時に便利な工具が付属していて、扱いやすさの点では前述のファストロック機能と合わせて非金属製タイヤチェーンのなかでも屈指の優れものと言えます。

Bridge for Future タイヤチェーン


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取り付け用工具が付属していて、ジャッキアップなしで着脱のできる、扱いやすい非金属製タイヤチェーンの紹介です。
価格設定が良心的なことでも定評があり、ほかの素材のものと比べて高額になりがちな非金属製タイヤチェーンのなかでは群を抜いて購入しやすい存在となっています。TPU素材の採用によって飛躍的に耐久性を高め、とくに摩耗に対して強いこともセールスポイントの一つです。ハードな路面で使われることが多いのがタイヤチェーンなので、長持ちすることは選ぶ際の大きな決め手となってきますよね。

滑り止め抵抗点と呼ばれる部分が999個も設定されていて、走行中にはスリップに関して絶対的な強さを見せてくれるのもこのタイヤチェーンの見逃せないポイントでしょう。これだけの高性能をこの低価格で提供してくれるのは本当に嬉しいですね。
非金属製タイヤチェーンをリーズナブルに購入したい人にとって、とても有力な選択肢になるのではないでしょうか。

AMAJR-Shop 非金属タイヤチェーン


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こちらは、主に軽自動車を対象として開発された非金属製タイヤチェーンです。前輪駆動のものがほとんどで軽量な軽自動車は、雪道や凍結路では有利な存在ですが、その利点をさらに生かしてくれるのがこのタイヤチェーンと言えるでしょう。
価格が比較的リーズナブルなところは見逃せませんね。

寒さに強いことが大きな特徴で、なんと-50℃の極低温下でも装着・走行することが可能です。シベリアや南極でも活躍できるというのは、日本で使うにはかなりのオーバースペックと言えますが、安全マージンとしてはこの上ありません。
樹脂性なために頑丈でないと思われがちな非金属製タイヤチェーンにとって、耐久性の高さは魅力的なセールスポイントになります。

この製品には、ネット上での紹介段階で、購入時から3年または50%摩耗時という使用期限が設定されているのもポイントです。通常は非金属製タイヤチェーンの使用期限は5年前後といわれているので短く感じるかもしれませんが、正直に情報を公開してくれるところには好感が持てます。提示されている使い方を遵守すれば、品質・信頼性ともに安心して装着できるタイヤチェーンだと言えるでしょう。

Yeti(イエティ) スノーネット


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スイス発日本製の、品質の高い非金属製タイヤチェーンの紹介です。スイスは山岳地帯が多く、冬は寒くて雪も多く降る国。そのスイス生まれということで、悪路や厳しい天候に対する順応性は相当高いことがうかがえます。

本体はラバー素材で、タイヤにすっぽりと被せるタイプ。
この切れ目のないラバーネットを採用しているのは、世界でもこのモデルだけです。雪や氷を正確に捉えることができるこの構造を武器に、多くのドライバーから厚い支持を集めています。

耐久性も高く、アウディやプジョーなどの名だたる自動車ブランドにも純正または推奨品として設定されているだけあってその信頼性は抜群です。価格帯は少々プレミアムな部類に入ってきますが、取り付けやすさでも定評があることを考えればバーゲンプライスとも言えるでしょう。
非金属製タイヤチェーンのなかでは、指折りの高性能モデルです。

FEZZ タイヤチェーン


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非金属製タイヤチェーンのなかでも、とくに扱いやすさに優れる結束バンドタイプのモデルです。通常のタイヤチェーンと違い、装着時に車を動かしたりタイヤの裏に腕をいれたりする必要がないため、手軽にタイヤチェーンを使いたい人にはおすすめのタイプです。

結束バンドタイプのタイヤチェーンは基本的には使い捨てに近いのですが、それでもこちらのモデルは-35℃の極低温状態でも使用でき、耐摩耗性にも優れるなど、品質についての妥協が見当たりません。緊急脱出用のアイテムとしてはかなり信頼性の高いタイヤチェーンと言えます。

タイヤチェーンはホイールを傷つけることが多いので敬遠されがちなのですが、結束バンドタイプだとその心配がいらないのも大きなメリットです。
カラーがオレンジなので、視界が悪いなかでも目立つのが嬉しいですね。
悪天候に悩まされることはそう多くないけれど非常時のための備えを持っておきたい、という人にはぜひおすすめしたいモデルです。

フクショップ ジップグリップゴー


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「世界で最も簡単に装着できる」とメーカー自身が豪語する、結束バンドタイプの非金属製タイヤチェーンの紹介です。使い捨てタイプなので、常用ではなく緊急脱出用としてトランクに保管しておくのがおすすめなモデルです。
スチールホイールには装着できない点には注意が必要です。性能自体はタイヤチェーンのなかでは低い部類で、あくまでも非常用のアイテムなのですが、その伸縮性を生かしてほとんどのサイズのタイヤに装着できるのが最大のメリット。スタックしてしまって溝や路肩から脱出できない時には役に立ってくれるはずです。
軽量で扱いやすいため、万が一の時のために用意しておいて損のないタイヤチェーンと言えるでしょう。

Prairie House 非金属タイヤチェーン


画像出典:Amazon.co.jp


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非金属製タイヤチェーンのなかでも、とくに携帯性と取り回しに優れる分離型モデルの紹介です。結束バンドタイプのように使い捨てが基本というわけではなく、通常の非金属製タイヤチェーンの性能が少しマイルドになったうえで、収納性と取り付けやすさを大幅に向上させ、女性でも難なく扱うことができます。総重量が3.5kgと非金属製タイヤチェーンのなかでは抜群の軽さを誇るのがこのモデルの最大の特徴です。ゴムやウレタンは意外と重く、繊維の密度が高くなるタイヤチェーンの場合は金属製よりも重量がかさむことが多いのですが、こちらのモデルは一般的な金属製モデルのものと同等の重量を実現しているうえ、分離型ゆえにコンパクトなこともあって、トランクに積んでおいてもスペースを圧迫せず燃費悪化も招きません。

収納袋と軍手が付属しているので、購入してから特別な準備をしないままでも使い始めることができます。
女性や高齢者だけでなく、タイヤチェーンを初めて購入するという人にもおすすめできるモデルと言えるでしょう。

【布製】タイヤチェーンおすすめ4選

とんでもない悪路を走行する予定はないけれど、滑りやすい路面や雪道を夏用のタイヤで走りたくはない……そんな人には布製のタイヤチェーンがおすすめです。着脱が容易で保管もしやすく、女性や高齢者でも比較的楽に扱うことができます。
価格もほかの2タイプに比べてリーズナブルなため、予算を抑えたい人にもおすすめできますね。

劣化しやすさや性能の面で布製タイヤチェーンに不安を覚える人もいるかもしれませんが、最近のモデルは本当に優秀です。
耐久性は大幅に向上し、走破性能は非金属製タイヤチェーンと比べて遜色ないレベルにまできています。チェーン規制のある場所では使用できないことが多いですが、毎日のなかで遭遇する雨や雪程度でしたら難なく撥ね退けてくれますよ。

ここでは、そんな布製タイヤチェーンのなかから、厳選した4モデルを紹介します。手軽にタイヤチェーンを入手して使いたい人は必見です。

AutoSock(オートソック) 布製タイヤすべり止め


画像出典:Amazon.co.jp


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雪の多いノルウェー生まれの、布製タイヤチェーンの紹介です。
日本やヨーロッパの大手自動車メーカーで純正品として採用されている信頼性の高いモデルで、とくに安全性に関して世界一のこだわりを持つと言われるメルセデス・ベンツに認められている点は見逃せないポイント。総重量も1kg程度と驚異的なコンパクトさを誇ります。

布製タイヤチェーンのメリットである取り付けやすさを維持しながら、ノルウェーのパウダースノーの上でも安定して走行できる走破性も持ち合わせています。TUV規格を始めとする各国の安全基準を満たし、世界的に支持を集めています。非常時用にトランクに装備しておくといざという時に安心です。
布製タイヤチェーンを検討している人には、ぜひおすすめしたいモデルですね。

Weissenfels(バイセンフェルス) バイスソック


画像出典:Amazon.co.jp


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こちらは、夏タイヤ専用の布製タイヤチェーンです。
雪にはもちろん対応していますが、どちらかと言うと雨で濡れた滑りやすい路面に向いたモデルと言えます。強度の高い合成繊維を採用することで、耐久性と撥水性を大幅にアップ。高いトラクション性とブレーキ性能も併せ持っているので、ウェットな路面では大いに力を発揮してくれます。

ゲリラ豪雨対策としても緊急脱出用としても重宝し、トランクに常備しておくとなにかと頼もしい存在です。雪の降らない地域の人にもおすすめですよ。

ISSE Safety(イッセ セイフティー) 布製タイヤチェーン スノーソックス


画像出典:Amazon.co.jp


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本体の赤いカラーリングが鮮やかな布製タイヤチェーンの紹介です。
コンパクトカーと軽自動車への装着に特化したモデルで、中型以上の車には向きませんが、小型車の機動力が生きる都会に住んでいる人にはおすすめできると言えます。
とくに、ビルの多い街中はゲリラ豪雨に襲われることが多いため、いざという時の備えにトランクに常備しておくと安心です。

布製なので装着しやすいことはもちろん、プラスして「オートセンター機能」が付いていて、取り付け時に少々ズレていても自然にタイヤチェーンのポジションが最適化されます。これはタイヤチェーンに不慣れな人にとってはとても嬉しいメリットでしょう。

総重量が900gと1kg未満に抑えられているのも収納性の点で効いてきます。
ドイツ・オーストリア・アメリカといった雪の多い国の認証機関に認められていることも選択するうえで重要な要素になります。布製タイヤチェーンとしてはかなり高性能かつ信頼性も抜群なので、取り付けしやすいタイヤチェーンを探している人は必見ですよ。

SNOWTEX(スノーテックス) 雪道走行用 布製タイヤ滑り止めカバー


画像出典:Amazon.co.jp


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こちらの布製タイヤチェーンは夏用タイヤ専用ですが、雪や凍結路でも対応可能だということで、冬でも通常時は夏用タイヤでドライブしたい人におすすめのモデルと言えます。車はタイヤ次第でドライブフィールが大きく変わりますが、運転していて気持ちが良いのは夏用タイヤだといわれています。
寒くなっても夏用タイヤを車に履かせている人が多いことは事実。
そうした冬場でもフィーリングを損ないたくない人にとって、このような布製タイヤチェーンの存在は嬉しいのではないでしょうか。日本製の特殊繊維で作られているので、丈夫さはもちろん、日本の気候に特化している点も大きなセールスポイント。日本の雪は海外のものと比べて水分量が多く凍りやすいといわれているので、夏用タイヤを冬場も使う方にとってこれは朗報です。

取り付け時に多少楕円形になってしまっても、数百mも走行すれば自動的に最適な形になってくれるのも嬉しいですね。扱いやすいタイヤチェーンなので、トランクに常備しておくことをおすすめしたくなります。

タイヤチェーンの基本の取り付け方

「タイヤチェーンの着脱は自分でできる」というのは一般的にいわれていますが、いざとなると難しいと感じる人も多いのが現実。雪深い所に住んでいる人が少ないことと、悪天候の際には車での外出を控える人が多いことがその大きな要因になっているようです。

しかし、山の天気は変わりやすく、最近では気候変動に伴って平野の天気も変わりやすくなっています。ゲリラ豪雨や突然の大雪など、外出中にどんな自然の驚異にさらされるかわからない、そんな時代ですよね。

そうした状況にうまく対応するためにも、タイヤチェーンの着脱はドライバーにとって必須スキルの一つと言えるでしょう。ここではタイヤチェーンのタイプ別に、装着方法を解説していきます。難しいことは要求されないため、安心してください。
緊急時でなくとも悪天候の中や悪路へ乗り出す際には大いに役立つ知識なので、ここで触れておくことをぜひおすすめします。

金属製タイヤチェーンの取り付け方


金属製タイヤチェーンはオーソドックスな存在ですが重量があり、一人で装着するという観点からだと、冷えた屋外での作業のことを考えた時には、一部の軽量なモデルを除いて女性や高齢な人にはあまりおすすめできません。そこを踏まえたうえで、装着方法を解説します。

まず、チェーンの裏表を間違えないように十分注意しながら、タイヤにチェーンを被せていきます。この時に、タイヤとチェーンの両方に泥や雪などの目立つ汚れ(とくに大きな凸凹になるようなもの)がないかどうかを確認し、あるようなら取り除いてください。
前輪にタイヤチェーンを取り付ける際には、作業前に右タイヤは右へ、左タイヤは左へハンドルをできるだけハンドルを切っておくと作業がスムーズに進みます。次に、タイヤの裏へ手を入れて、タイヤチェーン内側にあるフックを留めてください。フックどうしのあいだに距離がある場合は、チェーンを少しずつ揺らして近づけてやるのが有効です。
無理やりチェーンを引っ張ると、本体の破損や怪我の原因になります。

続いて、チェーンの網目を整えながら、外側にあるフックも留めていきます。この時にもフックどうしが届かないことがありますが、内側のフックを留めた時と同様に、チェーンを揺らして近づけてください。

最後に、金具の連結部分を起点にしてゴムバンドやスプリングといったタイヤチェーンに付属している結着アイテムを、ホイールの側面を囲うように装着します。この時、結着アイテムのフック部分は、タイヤを傷めないように外側へ向けてください。
金属製タイヤチェーンは素材がハードなので、タイヤだけでなくホイールにも傷を付けないよう、とくに初心者の内は落ち着いてゆっくりと作業するのがおすすめですよ。

非金属製タイヤチェーンの取り付け方


非金属製タイヤチェーンは金属製タイヤチェーンに比べて装着が簡単な傾向にありますが、なにも説明がないままではやはり作業には戸惑いが生まれるものです。
さまざまな人におすすめできるタイプのタイヤチェーンだけに、ここで取り付け方についてよくチェックしてほしいと思います。まず、タイヤの裏側にタイヤチェーン本体を渡し込みます。被せるのではなく、タイヤの下にチェーンを敷くイメージです。
分離型のタイヤチェーンであれば、この時の作業が簡単に済みますよ。次に、チェーンの両端を持ち、タイヤの側面に沿わせながら持ち上げていきます。分離型タイヤチェーンであれば、この段階でフックを繋げば完成です。

続いて、タイヤチェーン裏側のジョイントを接続します。この時、必ず、地面側ではなく自分が掴んでいる側のジョイントを接続してください。
それが終わったら、地面側のチェーンを強く引っ張り、外側下部のフックどうしを繋ぎます。これで、上下の連結が完了です。

その後、外側上部のチェーンを強く引っ張り、やはりフックどうしを繋げます。タイヤチェーンでタイヤを完全に囲んだら、最後にゴムバンドをすべてのフックにつなげて完成です。タイヤチェーンを引っ張るのに少し力が必要なので、できれば成人男性が作業するのがおすすめです。

布製タイヤチェーンの取り付け方


腕力に自信のない人でも簡単に取り付けられると評判の布製タイヤチェーン。しかし、いくら簡単とは言っても、取り付け方法を事前にチェックしておいて損はありません。
せっかくのお役立ちアイテムを確実に扱えるようになっておきましょう。

布製タイヤチェーンは内側がゴムになった帽子のような形をしています。これを、まず、タイヤに被せられるだけ被せてしまいましょう。上と左右に被せることができたら、車を少し前身させてください。そうすると被せられなかった部分が地面と離れるので、ここでタイヤチェーンでタイヤを完全に覆ってしまってください。これだけで、ほとんどの布製タイヤチェーンの装着手順は完了です。

作業時間はたいてい3〜5分程度です。取り扱いは簡単ですが、ここで注意しておかなければならないことが一つだけあります。
それは、タイヤとタイヤチェーンのいずれか一方でも濡れてしまっていると、着脱が大変になってしまうということです。
ゴムが水分で滑りにくくなってしまうので、一気に作業の難易度が増します。
基本的に、布製タイヤチェーンに関する作業は乾いた場所で行うのがおすすめと言えます。

【Q&A】タイヤチェーンのよくある質問

タイヤチェーンは家電用品や日用品ではないため、毎日の生活のなかで触れる機会が極端に少ないという人も大勢いるはずです。家族を含む周囲の人もタイヤチェーンに関してあまり詳しくない、というケースも、普段温暖な地域では珍しくありません。
とくに沖縄や、九州の活動が活発な火山から遠い所に住んでいる人にとって、タイヤチェーンは馴染みの薄いアイテムであることでしょう。

しかし、そうした温暖な環境にあっても、いつどこで天気の急変に襲われるかわかりません。年に数回は雪が降るような地域だと、なおさらです。
突然いつもの道路が悪路に変わってしまっても安心して運転するために、タイヤチェーンに関するちょっとした疑問は事前に解決しておきたいですよね。タイヤチェーンに頼るシチュエーションに遭遇しないとしても、危険や緊急事態に関係する予備知識は、いざという時に必ずためになります。

ここではタイヤチェーンのよくある質問を三つピックアップして、回答とともに紹介します。どれも基本的なことですが、タイヤチェーンを使ううえでとても重要なことでもあるので、ぜひチェックすることをおすすめします。

前輪・後輪どちらにつける?


タイヤチェーンは2本で1セットになっているものが多いですが、肝心のタイヤは4本ですよね。この疑問は解決しておかないといざという時に困ります。

タイヤチェーンは駆動輪に付けないと意味がありません。自分の車が前輪駆動なら前輪に、後輪駆動なら後輪に、タイヤチェーンを巻いてあげてください。
四輪駆動車であれば、駆動力の大きなほうのタイヤに装着するのが普通です。
車の駆動輪は、仕様書を見るとすぐにわかります。車種がわかるならインターネットで調べても簡単にチェックできます。傾向として、後輪駆動や後輪により駆動力の集まる四輪駆動車は高級車に多く見られます。

また、これはタイヤチェーンの話とは少し異なりますが、ゆっくり走行することを前提とすれば、雪道はエンジンをフロントに置いて前輪を駆動する、いわゆるFF車がほかの駆動方式の車よりも安全です。駆動輪にしっかりと重さがかかるので、タイヤで路面を掴みやすくなります。このFFをベースにした四輪駆動車の前輪にタイヤチェーンを装着すれば、より安全性が高まるでしょう。
悪路を頻繁に走る場合は、適切なタイヤチェーンを選ぶと同時に、FF車やFFベースの四輪駆動車を検討するのがおすすめですよ。

タイヤチェーンに使用期限はある?


タイヤチェーンはタイヤと同じく路面と直に接する消耗品なので、使用期限も当然あります。素材によって使用期限に対する考え方はまったく違うため、ここでよくチェックしておきましょう。

金属製タイヤチェーンの場合、明確な使用期限は区切られていないものが多く、適切にメンテナンスをすれば5〜10年ほど使えるというのが一般的です。タイヤチェーン本体が1/3もしくは1/2程度まで摩耗してきたら、それが交換の合図だといわれています。
モデル別に交換のタイミングは微妙に異なるため、取扱説明書を入念にチェックすることをおすすめします。非金属製タイヤチェーンの場合は素材がゴムやウレタンなので、通常は購入後5年ほど経つと経年劣化で性能が低下します。スニーカーの靴底のようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。
もちろん、使用することでチェーン本体は摩耗するので、実際には5年も性能を持続できることは稀でしょう。この場合も、モデルごとに取扱説明書に詳しい記載があるはずです。布製タイヤチェーンについては、基本的には耐用年数は非金属製タイヤチェーンと同程度の5年であるといわれていますが、ほつれが目立ってきたら使用はやめておいたほうが良いでしょう。いつ破れてしまうかわからない状態なので、不測の事態になりかねません。

タイヤチェーンは、使用期限ではなく使用頻度や劣化具合にこだわるほうが安全性という点では無難です。例え購入してそこまで長い時間が経っていなくても、摩耗してきたら交換することをおすすめします。

スタッドレスタイヤとの違いは?


タイヤチェーンとスタッドレスタイヤ、どちらも雪道やぬかるんだ路面などの悪路を走行する際に役に立ってくれるアイテムですが、これら二つの違いをはっきり認識しておくことは意外と大切です。
タイヤとチェーンなため形自体がまったく違うのですが、性能や性質も両者は微妙に違います。タイヤチェーンは深い雪道や凍結路にとくに強く、保管場所の確保がしやすい反面、こまめに脱着する必要があり、スピードも出せず、使用時は乗り心地が悪化します。一方スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路はもちろん得意ですが、それ以上に滑りやすくなった坂道や冷え切った乾燥路に強く、スピードも100km/h程度までなら出せますし快適性も損なわれません。またチェーン規制のある場所でも走行できることが多いことに加えて普通のタイヤとしても使えるので、シーズンを通して車に履かせている人もいます。スタッドレスタイヤはタイヤチェーンより便利で優秀に見えますが、全体的に高価で、保管場所も広く取らなければならないため、悪路を走る機会が限定的であるなら、予算とスペースを抑えられるタイヤチェーンのほうをおすすめします。雪や氷の上での滑りにくさという点では、極限の状態で比べればタイヤよりもチェーンに軍配が上がるので、安全性を第一に考えた場合もタイヤチェーンのほうがおすすめできると言えるでしょう。

まとめ

雪や路面凍結に対しての備えというだけでなく、急な天候の変化に対応するためにも、車の運転に際して必需品になりつつあるタイヤチェーン。
スタッドレスタイヤよりも走破性に優れ、保管もしやすいところは見逃せないメリットです。
手軽に購入できるものも多く、着脱が簡単なモデルも増えてきています。

タイヤチェーンは素材や形がさまざまで、それぞれに得手不得手があります。
大雪のなかを出かける必要があれば金属製、横滑りや坂道、急カーブなどに対応したいなら非金属製といった風に状況に応じて適切なタイヤチェーンを選ぶためには、まずは自分がどんなシチュエーションで車に乗ることが多いのか見極めることが大切です。

種類が多いうえにスタッドレスタイヤよりも親しみやすいことも加わって、タイヤチェーンは選ぶのに一苦労ですが、安全安心なドライブのためにも吟味は大切。
ぜひ、ここで紹介した情報を元に、自分にぴったりのタイヤチェーンを見つけてください。

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