ガソリン添加剤とは
車は毎日乗ることの多いものなので、当然経年劣化でさまざまな部分が弱ってきます。ブレーキやエアコンの効きが悪くなる、内装がきしむ、シートがへたってくるなど、車を持っていれば何かしら、不具合に遭遇することがあるはずです。そうしたトラブルの中で、最も厄介なのがエンジンに関するものではないでしょうか。エンジンが故障すると走りや燃費が悪くなり、最終的には動かなくなったり事故につながってしまったりします。
そんなエンジントラブルの大きな原因は、エンジン内部にたまるカーボン。これを除去するのに役立つのが、今回紹介するガソリン添加剤というわけです。ガソリン添加剤を使えば、カーボンが除去されてエンジン内部がクリーンになって本来の性能が蘇るので、燃費もパワーも現状の状態から向上します。使い方はとてもシンプルで、給油口から注ぐだけ。静電気やタバコなどの火の気にさえ注意すれば、誰でも簡単に扱えます。
そこで、今回はおすすめのガソリン添加剤20モデルを紹介することに加え、その種類や上手な選び方、さらにはよくある質問についても詳しく解説して行こうと思います。車のメンテナンス、とくにエンジンを長持ちさせることに、役立ててください。
ガソリン添加剤の種類
ガソリン添加剤にはいくつかの種類があります。化学製品だけにそれぞれの種類に特徴的な効果があり、どんな目的でガソリン添加剤を使いたいかによって選択すべき種類は変わってくるため、入念にチェックすることをおすすめします。
燃焼効率を高める「洗浄タイプ」
ガソリン添加剤の最も有名な効果はエンジン内部のカーボン除去。これに特化しているタイプが「洗浄タイプ」です。インジェクションノズルの中を徹底的に洗い流してくれるので、エンジンの状態をほとんど新車の状態まで戻してくれるモデルも少なくありません。
インジェクションノズルの中が綺麗になると、エンジンは本来の性能を取り戻すため、結果的にガソリン添加剤使用前よりも燃費が向上し、パワーもアップします。「最近燃費が悪くなってきた」とか「追い越しがきつそうになってきた」と感じたら、洗浄タイプのガソリン添加剤でのエンジンクリーニングをおすすめします。
なお、ガソリン添加剤の中にはパワーや燃費の向上をうたうものが多くありますが、それは「エンジン本来の性能を引き出せる」「現状の改善が図れる」という意味であって、エンジンに元から持っている以上の燃費性能やパワーを発揮させることを意味するものではありません。ですが、それは決して悪いことではないのです。カタログに記載されている以上の性能を発揮させようとすることは、エンジンに無理をさせることと同じであり、メーカー自身が手を加えるのでない限り、結果として劣化を早めたり故障の原因になったりするからです。
汚れの付着を防ぐ「防汚タイプ」
運転する時間が長くなればなるほど、エンジンの中の汚れはたまっていきます。一方、新車時やオーバーホール(分解洗浄と呼ばれるかなり大掛かりな整備)を済ませた後のエンジンは、ほとんど汚れの無い状態。この綺麗な状態のエンジンに使うことをおすすめしたいのが、この「防汚タイプ」のガソリン添加剤です。
ガソリン添加剤はカーボン除去が主な効果として有名ですが、防汚タイプのものはそのカーボンが付着すること自体を防いでくれるので、エンジンが綺麗な状態から使うことでクリーンな時間を継続させることができるのです。そのメリットは大きく、オイル交換や車検時のフラッシング(エンジン内部の洗浄作業)費用が浮きますし、本来の燃費とパワーが維持されるのでガソリン代も節約できます。
新車購入やエンジンのオーバーホールを検討している人には、防汚タイプのガソリン添加剤がおすすめです。エンジンが綺麗なうちから、継続して使ってみてください。
ガソリンの劣化も防げる「防サビタイプ」
ガソリンタンクや燃料パイプは金属製なことが多く、したがって経年劣化で錆びが出てきます。日常的にある程度の距離を乗られていて、給油頻度も高い車の場合は、タンクやパイプなどの燃料関係のパーツ内に動きが多く錆びは比較的出にくいです。しかし、日ごろあまり使われない車、とくに趣味性が高いスポーツカーや高級車などの場合は、錆びのリスクが高いです。燃料系部品の錆びは性能低下や故障の原因になるだけでなく、タンク内のガソリンの劣化にもつながってしまい、実は大変危険なのです。
そうしたリスクへの対策としておすすめなのが、「防サビタイプ」のガソリン添加剤です。普段あまり乗らない車であっても、防サビタイプのガソリン添加剤を使えば内部の劣化を防いでくれるので安心。ガソリンに錆びが混じってしまうことも回避できます。
防サビタイプのガソリン添加剤は基本的には使用頻度の低い車におすすめなのですが、普段使いされている車に使っても錆び防止の効果は同じなので、燃料関係のパーツの長持ちは変わらずに狙えます。見えない部分の錆びを防ぎたいなら、おすすめです。
燃焼力が高いタイプや潤滑剤が入っているタイプも
少しマニアックですが、ガソリン添加剤の中には「燃焼力の高さ」や「潤滑剤入り」をセールスポイントにしているモデルもあります。もしかしたら、こちらの方がガソリン添加剤のイメージに近いと考える人もいるかもしれません。
前者はガソリンの燃焼力を上げて加速性能と燃費の向上を狙うもの。これはエンジンに無理をさせるのではなく、燃料の燃え方をよくするタイプのガソリン添加剤なので、厳密には少し違いますが「より優れた燃料を入れて性能アップを図るもの」と捉えておけばよいでしょう。燃費向上を狙うなら、おすすめしたいタイプです。
後者は燃料関係の部品どうしの摩擦を低減させることで性能と燃費の向上を図るべく、潤滑剤が加えられたタイプのガソリン添加剤です。各部品がスムーズに動くことでエンジンその他の部位が持つ性能をフルで発揮できるようになる上、気になる振動も抑えることができます。最近の車は足周りに関する技術の向上や防音材の進化などにより、運転中の振動や騒音が劇的に抑えられていますが、車の内側から来る音や揺れはどうしても防ぎきれないもの。乗り心地や高級感を重視する人には、潤滑剤入りのガソリン添加剤がおすすめです。
ガソリン添加剤の選び方
ガソリン添加剤は用途によって選ぶべき種類が違うことを紹介しましたが、それ以外にもチョイスの際にチェックするとよい項目がいくつかあります。むしろ、種類よりも先に着目すべき点かもしれませんから、ここで触れておくのがおすすめです。
車種や燃料と合っているか
ガソリン添加剤には多くのモデルがあって、そのどれもが魅力的に見えますが、それぞれにぴったりなシチュエーションがあります。中でもとくに外してはいけないのが、対応する車種や燃料についての項目。これは使途や効果以上に大事な部分で、入念にチェックしておかないと車両トラブルの原因になります。
まずは車種について。ガソリン添加剤の中には自動車メーカーの純正品というものがあります。そうしたモデルですと、メーカーはもちろん、対応車種まで細かく設定されているケースも。また自動車部品・用品メーカーのガソリン添加剤にも、対応車種が明記されているものは多くあります。対応車種以外の車に使っても問題ないという意見もありますが、せっかくですしトラブルも怖いので、ガソリン添加剤購入の際には対応車種に関してよくチェックしてみるのがおすすめです。
次に燃料について。これは通常のガソリンとディーゼル(軽油)のどちらに対応しているかということです。これを間違えると故障の原因になります。ディーゼル用のガソリン添加剤にはきちんとその旨が大きく記されていますし、ガソリン用ならディーゼル車には、ディーゼル用ならガソリン車には、それぞれ絶対に使用しないようにとの注意書きもあるので、トラブル防止の観点から、購入時には最初の段階でチェックすることをおすすめします。
ちなみにハイオクガソリンを入れる人には「ハイオク用」と書かれたガソリン添加剤がおすすめです。なお、ハイオクガソリンはレギュラーガソリンに比べてオクタン価が高く、エンジンを始めとする燃料系の部品に汚れは付きにくいと言われます。とはいえトラブルを未然に防ぎたいなら、買っておいて損はありません。
細口ボトルだと注ぎやすい
ガソリン添加剤は車のケアアイテムの中でも扱いやすい部類に入るため、ほとんどの方がご自分で給油口に注ぐことになります。その際に大事になってくるのは注ぎやすいかどうか。ガソリン添加剤のボトルの口は、広すぎると給油口にフィットせず、中身がこぼれやすくなってしまうのです。多くの車の給油口が、地面に対して垂直に近い角度で開いていることもその要因の一つでしょう。
そんな時に選ぶのをおすすめしたいのが、細口ボトルを採用しているガソリン添加剤です。中にはノズルのように注ぎ口が細く長くなっているものもあり、そうしたモデルはセルフスタンドでの給油と同じ感覚でガソリン添加剤の注入が行えます。
細口ボトルのガソリン添加剤を選ぶ際には、念のため、注ぎ口の太さと給油口の広さが合うかどうか確かめてみると、よりよい買い物ができるはずです。
初心者は使い切りサイズがおすすめ
車に乗り始めて間もない方や、ガソリン添加剤を使うのが初めてという人には、使い切りサイズのガソリン添加剤を選ぶことをおすすめします。ガソリン添加剤はボトルの容量が大きいと一度にどれくらい入れたらよいかの目安が明記されており、その容量を自分が測らなければならないのです。これは、ガソリンスタンドで後ろの人を待たせている時などの忙しい場面で大きな負担になってしまいます。ガソリン添加剤を使い慣れていない方や、作業時間を短縮したい方は、使い切りサイズのものを選ぶのがおすすめです。
また、コストパフォーマンスを重視する人にも使い切りサイズのガソリン添加剤はおすすめです。ガソリン添加剤自体は単価が低く、加えてボトルが小さいため取り回しにも優れるため、トランクに常備しておくのもよいでしょう。
ガソリン添加剤のおすすめメーカー
ガソリン添加剤を選ぶ時に、種類や用途から選択肢を絞り込んでいくのが一般的なやり方です。が、ガソリン自体にもメーカーや銘柄があってそれぞれがファンを得ているのと同じように、ガソリン添加剤もメーカーから絞り込んでいく方法をとることができます。
日本は自動車大国として世界的に有名なので、車関連のアイテムは種類もメーカーも豊富。加えて、日本人ドライバーは目が肥えているということで、海外の有名メーカーも多数進出してきており、実はカーアイテムはメーカーで選ぶのが一番面白いという意見もあるほど。もちろんこれはガソリン添加剤にも当てはまります。
そこで、ここではガソリン添加剤のおすすめメーカーをいくつか紹介します。どこも実績と信頼のある名門ばかりなのでぜひ参考にしてみてください。
1919年創業の老舗「ホルツ」
ホルツは1919年創業の老舗で、イギリスの自動車用品メーカーです。化学関連用の生産の歴史も80年以上と長く、ケミカル分野では世界的に有名なメーカーの一つです。外装修復アイテムが主力でよく注目されますが、化学全般に強いのがホルツの特徴。日本では武蔵貿易株式会社と合弁企業「武蔵ホルト株式会社」を設立し、自動車ファンから厚い支持を得ています。
ホルツのガソリン添加剤は、化学分野に強いメーカーの製品だけあってどれも高品質。ラインナップも充実しており、用途さえ決めておけば、お目当てのモデルに巡り合える確率はかなり高いでしょう。
また、海外出身のメーカーなので、輸入車対応のガソリン添加剤を探している人にもおすすめのメーカーです。加えて、細口タイプのボトルを採用したガソリン添加剤を多く取り揃えている関係から、使用時に愛車のボディを汚すリスクを減らせるのも隠れたメリットと言えそうです。
競技車両もサポート「ワコーズ」
ワコーズは、1972年創業の潤滑油、添加剤、カーケア・メインテナンス製品メーカーである和光ケミカルが展開するブランドです。とくにエンジンオイルの分野で有名で、高価格でプレミアムな製品と低価格の業務用モデルに二極化されたラインナップは分かりやすく、熱心なファンが多く存在します。
ガソリン添加剤についてもワコーズは得意としています。そもそも母体の和光ケミカルが潤滑油および添加剤のメーカーなのでここは当然と言えば当然。日産自動車や三菱自動車といった有名自動車メーカーが、整備に使ったり純正品のOEM生産を委託したりしています。
また、ワコーズはGTレースや耐久レースなどのモータースポーツの分野でも、出場車両を技術的にサポートしていることで有名です。レースは過酷な環境で行われるため、その中で磨かれたワコーズの技術とその製品たちは信頼できるでしょう。本格派な方におすすめのメーカーおよびブランドです。
リーズナブルで使いやい「エーゼット」
エーゼットは1955年創業の潤滑油・ケミカル・洗浄剤メーカーです。エーゼットの特徴は、そのラインナップの豊富さはもちろん、なんといっても圧倒的なコストパフォーマンスの高さ。ケミカル分野に強いメーカーですのでガソリン添加剤の品質に関しては言うまでもなく最高水準なのですが、価格設定が良心的なので購入へのハードルはかなり低いと見て間違いありません。
エンジンオイルや車内の除菌剤、クリーニング用アイテムの品ぞろえも充実の一言なのでカーケアアイテム一式をリーズナブルに手に入れたい方は、メーカーをエーゼットでそろえてしまうのもおすすめです
ガソリン添加剤おすすめ20選
ここからはいよいよ、数あるガソリン添加剤の中から厳選したおすすめの20モデルの紹介です。どれも人気と実績のある製品ばかりなので見ているだけでも楽しいかもしれません。さまざまな用途に対応できるものを集めてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
シュアラスター LOOP パワーショット
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手の届きやすい価格設定がまずは目を惹く、人気のガソリン添加剤の紹介です。ガソリン添加剤の成分として有名なPEA(ポリエーテルアルミン)に加え、最近注目されているPIBA(ポリイソブテンアミン)も含んでいるのがこのモデルの特徴。PEAは割合が増えすぎるとエンジンオイルの劣化を招くのですが、PIBAを配合している関係でPEAの洗浄力を最大限まで発揮させつつ、PIBAの効果でカーボンの再定着を防げるという優れものです。
さらにこのモデルには潤滑剤もプラスされており、エンジンのピストンの動きをスムーズにする効果が期待できます。ピストンがよく動くとエンジンはよりパワーが出せて燃費も稼げるので、まさによいこと尽くし。このようにほぼ「全部載せ」とも呼べる内容と良心的な価格がセットになったお得なガソリン添加剤なので多くの方におすすめです。
AZ(エーゼット) 燃料添加剤 FCR-062
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リーズナブルでコストパフォーマンスの高い製品を送り出すことに定評のあるエーゼットから、ディーゼル車専用のガソリン添加剤の紹介です。低燃費でトルクが大きく燃料代の安価なディーゼル車は人気ですが、エンジン内部が汚れやすいのが玉に瑕。にも関わらずディーゼルエンジンは構造上頑丈なため、あまりメンテナンスされない傾向にあります。ディーゼル車に乗っている人は、このガソリン添加剤をぜひチェックしてみてください。
100ml×5本でこの価格帯というのはまさに驚異的の一言。加えて細口タイプのボトルを採用しているため使い勝手も良好です。加えて、ガソリン添加剤としての品質もケミカルメーカーとして定評のあるエーゼットの製品だけに申し分なし。ディーゼル車ユーザーの方にはおすすめのモデルです。
ワコーズ CORE601
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オイル・潤滑油・洗浄剤の分野で有力なブランドであるワコーズから、人気のガソリン添加剤の紹介です。このガソリン添加剤の大きな特徴は、メーカーPRにもある通り「後添加という形で『燃料』を最適化し、より『よい燃料』を提供する」というコンセプト。どれだけよいエンジンを作っても燃料が悪ければ台無しになるという考えの元、徹底して「燃焼」という部分にこだわって作られています。不純物の少ないよい燃料で動かせば、エンジンはクリーンに保てるという考え方です。
このガソリン添加剤については燃焼力にばかり注目が集まりますが、洗浄力と潤滑力ももちろん最高水準です。モータースポーツで鍛えられた実用性の高さは他の追随を許さない優秀さで、それを考慮すれば価格設定もかなり良心的です。常に最高の状態でエンジンを回したい方におすすめです。
Turbulence(タービュランス) GA-01
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二本入りでお得なガソリン添加剤の紹介です。リーズナブルなことに加えてガソリン添加剤としての性能もよく、大手のカーショップで車検時に使われるなど実績も十分。アイドリングの不調・ノッキング・エンストの頻発など、よくあるエンジントラブルのほとんどを予防してくれます。
このガソリン添加剤の大きな特徴として、比較的安価であるにも関わらず、ガソリンエンジンであればハイブリッド車などの効率重視のエコなエンジンから高級車用の大きなエンジン、果ては高性能なスポーツカーのエンジンに至るまで、ほぼすべてのエンジンに対応できる汎用性の高さが挙げられます。レギュラーでもハイオクでも安心して使える懐の深さは魅力的。初心者にもおすすめのモデルです。
PITWORK(ピットワーク) 燃料系洗浄剤 F-ZERO
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ガソリン・ディーゼル兼用の、扱いやすいガソリン添加剤の紹介です。こちらは日産車向けOEM製品(日産ブランドで販売されているものと同じ)なので品質は折り紙付き。言うまでもなく日産車に乗っている人におすすめしたいガソリン添加剤です。
このガソリン添加剤は、潤滑剤を含むのでエンジン部品の動きがスムーズになる他、徳主成分を配合することにより燃料タンクの腐食とガソリンの酸化・劣化も防いでくれる優れものです。また、ガソリン・ディーゼル兼用なことに加えて、人気のある最新のクリーンディーゼル車にも使えるというのはうれしいポイント。低燃費・ハイパワーなクリーンディーゼルの魅力を余すことなく引き出してくれます。車にかかるランニングコストをできるだけ抑えたい方に、おすすめしたいモデルです。
ヤマハ ヤマルーブ
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ヤマハと言えば車両関係ではバイクのメーカーとして有名ですが、トヨタ車のエンジンの開発を担当するなど、四輪車の分野でも世界的な知名度を誇ります。そんなヤマハから、メーカーの規模と実績を考えるとリーズナブルなガソリン添加剤の紹介です。
新車からの継続使用でエンジン性能を維持できるのがメーカーのPRですが、その文言に偽りは全くないでしょう。ガソリン車のものであればすべてのエンジンに対応できる汎用性の高さも魅力です。利用目安は3か月または3000kmと、使用スパンをはっきり設定してくれているのもうれしいですね。また、ガソリン添加剤はモデルごとに推奨使用料が決まっているのですが、この製品には計量カップが付属していることも見逃せません。かゆいところに手の届く、おすすめのガソリン添加剤です。
プレストン スーパーパフォーマンス
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プレストンはアメリカで広く支持を集めるカー用品メーカー。そのプレストンから、目を疑うほどコストパフォーマンスの高いガソリン添加剤の紹介です。燃費回復に加えて、環境保全に熱心なアメリカのメーカーらしく、排ガスの量も低減してくれるのがうれしいですね。
高性能の秘密は、プレストン独自のPS-PEA(プレストンスペシャル ポリエーテルアミン)。これを配合することで、圧倒的な洗浄力を実現しています。それでいてこの低価格。さらに取り回しがよいコンパクトなボトルは細口タイプで扱いも容易。添加間隔の目安が分かりやすく設定されているのも、地味ですが大きなポイントですね。初めてガソリン添加剤を使うという人にもおすすめの、スタンダードなモデルです。
ドライブジョイ デポジットクリーナー
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手の届きやすい価格設定で人気のあるガソリン添加剤の紹介です。これはトヨタ車専用のガソリン添加剤で、対応車種はガソリン車。トヨタの主力であるハイブリッド車にも、もちろん使えます。アクアやプリウスなど、トヨタの車は国民的な人気を誇るため、結果的に多くの方におすすめのガソリン添加剤と言えそうです。
高濃度のPEAが配合されているので、その洗浄力は強力。アイドリング不良やエンストに悩まされている人は、ぜひ一度使ってみるとよいでしょう。新車時から使い続けて、エンジンの性能維持に努めるのもおすすめです。また、必要十分な容量が確保されているので、比較的長く同じガソリン添加剤を使えるのもうれしいポイントですね。
STP(エスティーピー) スーパーインジェクタークリーナー
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リーズナブルですが評判のよいガソリン添加剤の紹介です。口コミで高い評価を得ており、ある通信販売サイトの感想欄には「一番きれいになる感じです」とのコメントもあるほど。長く乗っていなかった車に使ったところ、三回目くらいから調子がよくなって新車時と変わらない性能を発揮できるようになったとの声もあります。輸入車であるアウディA1のノッキング気味のエンジンに使ったら症状が綺麗に収まったとの報告もあり、輸入車の高性能なエンジンにも遠慮なく使えることが分かります。
最新のテクノロジーを採用した超濃縮タイプのガソリン添加剤であることが、こうした高評価・高性能の理由です。にも関わらず価格設定は良心的で、これならリピーターが多いことにもうなずけるというもの。ガソリン車にお乗りのすべての方に、ぜひ一度試してみることをおすすめしたいガソリン添加剤です。
呉工業 フュエルシステム バイタルクリア
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手ごろなプライスが目を惹きますが、このガソリン添加剤の魅力は安価なことだけではありません。パッケージでもアピールされている通り、このモデルは走行距離の多い車のエンジンに対して大きな効果を発揮するよう作られているのです。
使用が推奨されている対象は、製造から5年経過もしくは5万キロ以上走行している車両のエンジン。5年落ちや5万キロ走行というと、中古車なら買い取り・販売価格が一段落ちる目安です。そうした水準のエンジンに使ってほしいということなので、その洗浄力がいかに強力かが分かります。
5万キロ、10万キロと聞くと古い車・過走行な車だと思われることも多いのですが、とくに海外ですと、自動車はメンテナンスをしながら長く使って行くものという意識が強く、イギリスなどでは10万キロ程度では「コンディションは良好」とされるほど。そうした考え方に共感できる人や、一台の車を長く使いたい人には、このガソリン添加剤がおすすめです。
HKS(エッチケーエス) ダイレクトデポジットリムーバー
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数年前に従来製品から大幅な改良が施された、高性能なガソリン添加剤の紹介です。高濃度ハイパーポリエーテルアミンが配合されており、その洗浄性能は極めて強力。これまで濃度を高めることが難しかったPEAの高濃度化に成功した結果、ガソリンの品質を損なうことなく大幅な性能アップを実現できたということです。
洗浄力の高さに加え、注目すべきなのは大きくリニューアルしたというそのボトル形状。従来製品も十分注ぎやすかったのですが、注ぎ口をさらに細く長く改良したことにより、ボディフォルムの関係で今まで全量を注入できなかった車種にも中身が注ぎやすくなっています。また、海外メーカーの製品ではありますが、日本語による詳細な商品説明が添付されていることも見逃せないポイントです。洗浄力重視のガソリン添加剤選びをしたい方におすすめのモデルです。
古河薬品工業 フュエルクリーンハイブリット
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古河薬品工業と言えばケミカル分野の老舗ですが、ガソリン添加剤ももちろん製造・販売しています。このガソリン添加剤は価格設定が良心的なので、初めての方でもためらうことなく手に取れるでしょう。
高い洗浄力を誇るのはもちろんですが、このガソリン添加剤のうれしいところは防サビ効果も持ち合わせている点。自動車部品にとって一番の敵は錆びですが、燃料関連のパーツはたいてい目に見えないところにあるため、整備時でもなければ錆びていることにはなかなか気づけません。錆びによる性能の劣化は日々の運転にダイレクトに影響してくる上、いざ分かった時には腐食が進んでおり、修理費用は高額になる傾向にあります。そうした事態を防ぐためにも、防サビ効果のあるガソリン添加剤は万人におすすめです。中でもこのモデルはリーズナブルなので、チェックしてみて損はないでしょう。
D1ケミカル フューエルジー
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扱いやすいボトル形状と適度な容量設定が魅力的なガソリン添加剤の紹介です。特殊洗浄剤の配合により高い洗浄力を有しているこの製品は、ほとんどのガソリン車に対応する汎用性の高さも大きなセールスポイントとしています。
ガソリン添加剤として期待される以上の洗浄力を備える他、潤滑剤が添加されているのでエンジン内部の部品にも優しいというメリットも見逃せません。バランスの取れたおすすめのモデルです。
スーパーゾイル フューエルチューナー
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少しプレミアムな価格帯のガソリン添加剤の紹介です。容量が少ない割に比較的高価なので購入時にはためらいを覚える人には、その性能を考えるとむしろバーゲン価格です。
このガソリン添加剤の特徴は、通常の洗浄剤では落ちないような汚れも落としますと明言している点です。これは使用後の効果が使用者からはっきり分かるガソリン添加剤という分野においては強気なアピールで、大きな自信の表れです。防汚効果もあるので継続して使えばかなり長くエンジンの状態を維持できるため、ランニングコストを抑えたい方は必見です。
TAKUMIモーターオイル 燃料添加剤
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PEA100%配合の、強力なガソリン添加剤の紹介です。2年もの開発期間がかけられた力作で、にも関わらず比較的容量が大きい上に価格はリーズナブルと、購入に際してはうれしいことがたくさん。初心者にもおすすめです。
高い洗浄力はもちろん、潤滑剤による部品どうしの摩擦・乗車時の振動低減や、それに起因するドライブフィールの改善・向上も狙えるお得なガソリン添加剤です。
AZ(エーゼット) 燃料添加剤 FCR-062 FP101
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低価格で高品質な製品を提供してくれるエーゼットから、大容量でお買い得なガソリン添加剤の紹介です。このモデルの特徴はなんといってもそのコストパフォーマンスの高さですが、実は注目すべき点がもう一つあります。それは、ガソリン車・ディーゼル車のみならず、あらゆる軽自動車、ロータリーエンジン車、そしてバイクに至るまで、ほぼすべての車両と名の付くもののエンジンに対して使えるというところ。これだけ汎用性の高いガソリン添加剤は珍しく、加えてこの容量でこの価格なので、おすすめしないわけにはいきません。
サプライズサプライズ ディーゼルウェポン
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ディーゼルウェポンというモデル名から分かる通り、ディーゼルエンジン専用のガソリン添加剤……かと思いきや、このモデルはすべてのディーゼルエンジンに対応しているのはもちろん、軽油・重油・灯油・バイオディーゼル燃料にも使えてしまうのが大きな特徴。車のエンジンにとどまらず、発電機などのエンジンにも使えるので、とくに寒冷地などで非常用電源としてディーゼル発電機を使う人の日々のメンテナンスアイテムとしてもおすすめです。
丸山モリブデン ベースパワー
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通常のガソリン添加剤としての効果に加えて、エンジンオイルの寿命を延ばす効果も期待できるモデルです。今回紹介しているものの中では高価ではありますが、その価格に恥じない洗浄力は一級品です。
STP(エスティーピー) オクタンブースター
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ガソリンのオクタン価をアップできる=レギュラーをハイオクに近づけるガソリン添加剤をお探しなら、このモデルがおすすめです。ハイオクはオクタン価が高い=高品質なガソリンということなのでエンジンの稼働に際して効果が期待できます。
トヨタ GRインジェクタクリーナー
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トヨタのモータースポーツおよび高性能車開発部門であるガズーレーシング純正のガソリン添加剤です。トヨタやレクサスの高性能車・高級車に乗っている人におすすめのモデルで、純正ならではの安心感はこの上ないメリットです。
よくある質問
ここでは、ガソリン添加剤についてのよくある質問を回答とともに紹介・解説します。購入や使用の前に疑問解決の一助としてください。
ガソリン添加剤を入れるタイミングは?
ガソリン添加剤を入れるタイミングとして最も適しているのは、エンジンオイルの交換前です。具体的には、オイル交換の数100km手前での交換が望ましいです。
ガソリン添加剤で落とした汚れは、すべてエンジンオイルに混じってたまることになります。エンジンオイルはエンジンをクリーニングするためのものなので、汚れが落ちればそれをすべて包み込むことになります。なので、よくある「オイルが真っ黒になるからガソリン添加剤は使わない方がよい」というのは間違いで、オイルが汚れるのはガソリン添加剤がよく効果を発揮している証拠なのです。ただ、交換直後にオイルが汚れるのはショッキングですし、真っ黒になるほど汚れが落ちたなら、それはオイル交換を促されることになって費用もかかります。ガソリン添加剤の使用時期はオイル交換前がちょうどよいのです。オイルが適度にくだびれてきたところで一気に汚れを洗い出し、交換してあげれば、無駄な費用はかかりませんしオイルもフルに使えたということになります。
少し細かく説明すれば以上のような理由がありますが、基本的には「そろそろオイル交換の時期かもしれないな」と思った時が、ガソリン添加剤使用のタイミングだと覚えておいていただければOKです。
ガソリン添加剤とオイル添加剤の違いは?
ガソリン添加剤とよく混同されるものとして、オイル添加剤というものがあります。ガソリン添加剤は給油口からエンジンまでの道のりをクリーニングするものであるのに対し、オイル添加剤はエンジンオイルの性能をアップし、エンジン内部の洗浄と保護を行うものです。
オイル添加剤は、基本的には高価なオイルを使っていれば必要ないとされます。が、お金持ちでない限り、定期的に高価なオイルをふんだんに使うというのはなかなか難しいもの。そこで、比較的安価なオイルを使い、そこへオイル添加剤を投入することで高価なオイルを使っているのと同じ状態にしようということなのです。ガソリン添加剤とオイル添加剤の併用は、使う部分が違うのでもちろん可能。カーケアの観点からはむしろおすすめです。
なお、オイル添加剤は高いオイルを使うなら必要ないということと直接的な関係はないでしょうが、ハイオクガソリンを入れればガソリン添加剤を入れなくてもエンジン周りは綺麗に保てるという意見があります。ですが、ポルシェやBMWなどのハイオク指定の車両のみを販売するメーカーにも純正のガソリン添加剤があることから、使わないより使う方が車に優しいと考えるのが自然です。また逆に、ハイオク指定の車にレギュラーガソリンを入れてもガソリン添加剤を使えばOKという意見がありますが、これは故障や不調の原因になるため絶対にやめておきましょう。
まとめ
車は消耗品とはいえ、使えなくなると一気に不便になるだけに大事に扱いたいものです。そんな車のパーツの中でも、とくにエンジンは複雑かつデリケートな心臓とも呼べる部分。故障すると修理にはまとまった費用がかかることもあります。ぜひオイル交換前や燃費・走りに陰りが出た時にはガソリン添加剤で十分なケアを行い、長持ちさせてあげてください。