筋肉増強や瞬発力を高めるトレーニングと相性が良く、運動のパフォーマンスを上げたい人におすすめしたクレアチン。
今回はクレアチンについての基礎知識から選び方、おすすめ商品8選を紹介します。
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
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アスリートや無酸素運動に力を入れている人におすすめしたいサプリメントこそ、「クレアチン」です。
クレアチンは筋肉増強や瞬発力を高めるトレーニングと相性がよく、アスリートにも愛用されていることから、運動のパフォーマンスを高めたい人にはとくにおすすめです。
そこでこの記事にはクレアチンの基礎知識、選び方、おすすめ商品、飲み方の注意点や飲むタイミングなどクレアチンにまつわることを網羅して記述しました。
クレアチン初心者はもちろん、クレアチンを使用している人にも一読の価値がありますよ。
ママアイテム編集部
本記事で取り扱う「クレアチン」について、その特徴や機能など基本的な事柄を説明します。
クレアチンとは体内で合成されるタンパク質の一種で、無酸素運動の際に素早くエネルギーを作りだす物質として注目されています。
クレアチンは具体的には「アルギニン」「グリシン」「メチオニン」という3つのアミノ酸から合成されるタンパク質です。そのほとんどは骨格筋に存在していることも特徴です。
このクレアチンの補給は、アスリートや趣味で強度の高い運動を楽しんでいる人にも使われていますし、これから始める人にもおすすめです。なお副作用などは、適切な使い方の範囲では報告されていません。
無酸素運動のような強度の高い運動ほど、多くのエネルギーを必要とします。そのエネルギーが枯渇すると、運動が苦しくなりパフォーマンスも落ちてしまいますよね。
しかしクレアチンを利用することで、エネルギーの変換効率が高まり、運動のパフォーマンス向上機能に期待が持てることとなります。
運動のパフォーマンス向上によって、より強度の大きな運動が可能となるため、筋肉を肥大させたり、筋肉比率の高い身体作りに貢献できるでしょう。
なお、運動の際に摂取を推奨されるBCAAもありますが、BCAAは筋肉の合成をサポートする機能があります。これに対してクレアチンは強度の高い運動を続けるという機能があります。この点がBCAAとの違いです。
さらにクレアチンは脳にも存在するため、クレアチンサプリメントを利用することで記憶能力の向上や精神的疲労の軽減といった機能があることにも着目されているそうです。
クレアチンがおすすめな人は
*趣味が運動の人
*筋力トレーニングをしている人
*高強度や高負荷のトレーニング・運動をしている人
*アスリート
といった、運動やトレーニングをしている人といえるでしょう。
クレアチンは無酸素運動のような強度が高い運動で効果を発揮しますので、ウォーキングなど強度の低い有酸素運動をしている人には機能の実感が期待できず、あまりおすすめできません。
クレアチンの選び方を紹介します。クレアチン選びは迷いがちですが、自分に合うものを選べるようにしっかりまとめました。
クレアチンの種類や特徴について表にまとめました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
クレアチンモノハイドレート(定番で最もおすすめ) | 粉状で低価格 | 水に溶けにくい |
クレアチンハイドロクロライド | 吸収率が高く水に溶けやすい。摂取量が少なくてよい。 | 高値なものが多い |
バッファードクレアチン | カプセル状で飲みやすく、持ち運びしやすい | とくになし |
クレアチンナイトレート | 水に溶けやすい | とくになし |
クレアチンの定番は表にも書いてあるとおり「クレアチンモノハイドレート」は、コストパフォーマンスもよく、これからクレアチンを試そうという人にはこちらを選ぶことをおすすめします。
「粉状のモノは飲みにくそう……」と感じる人は、カプセル錠で飲みやすい「バッファードクレアチン」を選ぶとよいでしょう。またクレアチンモノハイドレートをカプセル状にした商品もありますので、選択肢に入れてください。(本記事で紹介しています)
それぞれのクレアチンタイプでメリットデメリットがありますので、比較検討してください。
海外製品と国内製品では内容量や価格が異なります。そのため製品の原産国もチェックしたいところです。
海外製品の特徴は
*品質が高い
*種類が豊富で選びやすい
*内容量が多く価格も安め(コスパがよい)
といった点があげられます。
これに対して国内製品の場合は
*国内製ということで安心感がある
*内容量は少なめ
*価格は高め
*海外製に比べると種類が少なく選択肢が狭い
といった特長があります。
なお、海外製国内製にかかわらず、大手メーカーのほうが品質の信頼性は高いでしょう。クレアチンの大手メーカーとしては
◆ 海外
*オプティマムニュートリション
*ナウフーズ
*ユニバーサルニュートリション
◆ 国内
*バルクスポーツ
*グリコ
*ビーレジェンド
*DNS
などが挙げられます。
クレアピュアは多くのメーカーから高い評価を得ている、クレアチンサプリの原材料です。
このクレアピュアはドイツのデグザ社が提供しています。世界のクレアチン原材料の中では最も高純度・高品質といわれているそうです。
そのためクレアチンサプリを選ぶ際に「クレアピュアを使用しているサプリメント」を選んでおけば、品質面では間違いありません。
「迷ったらクレアピュア使用のものを選ぶ」「品質重視であればクレアピュア一択」と言っても過言ではないでしょう。
本記事にてクレアチン商品を紹介するにあたっては、以下を比較項目としました。製品選びの参考にしてください。
*内容量
*種類
*サプリ形状
本記事で一番おすすめするクレアチンをここで紹介します。
本商品は品質が高いクレアピュアを使用しており、海外製品のため内容量に比べると価格も安いです。
本商品、オプティマム ニュートリション「クレアチンパウダー」は海外の大手メーカーによって製造販売されているクレアチンで、強くおすすめできる商品です。
製造販売元のオプティマムニュートリションはホエイプロテインでは世界一のシェアを獲得するなど、世界中のアスリートやトレーナーから指示されている製品を輩出しており、クレアチンにおいてもその信頼性は抜群です!
本商品の信頼性や品質が高いことは上でも紹介した「クレアピュア」を使用していることからも言えるでしょう。
使用量は1回あたり5gですから、1本購入しておけば60回〜120回分のトレーニングに用いることができますので、コスパ面でも優れています。
大手通販会社の口コミを見ても評価が高く「確実にバルクアップしている」「飲み始めてから筋肉の張りが段違いになった」「意外と飲みやすい」といったものがありました。
クレアチンの機能を実感している口コミが多数見受けられましたし、何よりもバルクアップや筋肉のハリが違うといった「確かな実感」を得ている評価は本当に素晴らしいですよね。
クレアチン選びに迷ったらとりあえずこれ!とおすすめできる商品です。
続いて、海外製のクレアチンを3点紹介します。上にも書いたとおりですが、海外製クレアチンの特徴は「品質が高く種類が豊富」という点です。
そんな海外製クレアチンの中から、厳選した商品を紹介します。
本商品、オプティマム ニュートリション「クレアチン2500 キャップス 100カプセル」は名前の通り、カプセル状で飲みやすいことが特徴です。
クレアチンとしてはバッファードクレアチンに分類されますが、上で紹介した商品と同じくモノハイドレートクレアチンをカプセル状に仕上げています。
カプセルのため食事のあとでもサッと飲めることや持ち運びできる点がとくに嬉しいです。
またオプティマムニュートリション製なので、信頼度が高く安心して使えるでしょうし、クレアピュアを使用していますので、品質面はバッチリですね。
「オプティマムニュートリションのクレアチンを試したいけど、粉状は飲みづらい」と感じる人には強くおすすめしたい商品です。
本商品、「クレアゲン ロケットポップ」はアメリカの大手ProSupps (プロサップス)が製造販売するクレアチンで、品質・信頼性ともに抜群です。
楽しく飲み続けられる「ロケットポップ」味で、さらにGMP認定工場で製造されています。
GMPとは製造工場における原料の入庫から製造、出庫までのルールや品質基準を厳格に定めたもので、この基準を満たしている場合にGMP認定が与えられます。
そのため本商品には安全性の面でも大きな信頼を寄せることができるでしょう。
海外製品に興味はあるけど、安全性が心配という人におすすめできる商品です。
本商品、ALL AMERICAN EFX「クレアルカリン EFX」は、アメリカのメーカーALL AMERICAN EFXが製造販売するクレアチンで、カプセルタイプのバッファードクレアチンです。
バッファードクレアチンは飲みやすいというメリットがあるため、上で紹介した商品と同様に、パウダータイプが苦手な人にはピッタリでしょう。
飲みたい時にサッと飲めるメリットがありますし、ピルケースなどに入れればジムやトレーニング場所への持ち運びも便利です。
また本製品はあとで説明するローディングの必要がないということなので、集中トレーニング期間や前日夜に糖類や炭水化物と一緒に摂取するとよいそうです。
この点もポイントなので、押さえておきましょう。
続いて、国内産のおすすめクレアチンサプリを紹介します。海外製は不安という人は国内有名メーカーの製品を選んではいかがでしょうか。
本商品、バルクスポーツ「クレアチン」は国内製造されたクレアチンでバルクスポーツから販売されています。
本製品の純度は99.9%以上ということで、高品質・高純度の商品をお求めの方にはぴったりな商品です。
安全性については『公益財団法人日本健康・栄養食品協会』より認定を受けた工場で生産されているということなので、心配は無用だと思われます。
またクレアチンは体内に蓄積、消費されていくため、バルクスポーツによると継続した摂取が推奨されています。
インターネット上の口コミによると「いつもの負荷で2倍の回数をこなせるようになった」といったパフォーマンス向上の口コミが目立ちました。
いつものトレーニングをグレードアップさせたい人におすすめする商品です。
本商品、「クレアチンパウダー F2100」はどなたでもご存知の「ゴールドジム」が提供する高品質クレアチンです。
本商品は100%ドイツ製のクレアチンですが、日本でも展開されているゴールドジムから提供されているため、国内製として分類しました。
その品質は本記事で紹介しているクレアチンと同様に高く、ゴールドジムのお墨付きという点で安全性・信頼性共に高いでしょう。
またゴールドジムというと「高級」というイメージがありますが、初心者でも手が出しやすいクレアチンではないでしょうか。
本商品、ビーレジェンド「クレアチン」は100%クレアピュアを使用しているクレアチンで、公式サイトによるとトップアスリートからも大きな信頼を得ている商品とのことです。
100%クレアピュアということはもちろんですが、トップアスリートからも絶賛の声が寄せられています。
ボディビルダー、プロレスラー、ベンチプレス世界チャンピオンといった名だたる人々が推奨コメントを寄せており、素晴らしい実感を得ているようです。
また初心者でも使いやすいように1杯5gのスプーンも付属しています。このような細かい配慮も嬉しいですね。クレアピュアにこだわる人にもおすすめできる商品です。
本商品、DNS「クレアチン」は日本ドーピング機構の審査を経ているクレアチンで、アスリートも使用しているそうです。
本商品のメーカーDNSは主にスポーツサプリを扱うメーカーですから、クレアチンも専門メーカーらしいこだわりがあると考えて差し支えないでしょう。
またDNSはダルビッシュ選手も使っているメーカーとのことなので、製品の信頼性は抜群と言えます。
アスリートと同じものや、少しでも信頼性が高い製品を使ってトレーニングしたい人は、ぜひ本商品を選んでください。
続いて、クレアチンサプリの正しい飲み方や注意点をお伝えします。
この点を守らないと思ったような実感が得られませんので、必ずチェックしておいてください。
「サプリメントはいつ飲めばよいのか」
これはよく聞かれる疑問で、サプリメントの機能を最大限に発揮するためには欠かせない知識です。
クレアチンを飲むタイミングは「食後」、「トレーニング後」がもっともよいといわれています。
とくに糖類と一緒に摂るとよいといわれているため、ジュースなどと一緒に摂ってもよいでしょう。またトレーニング後は筋細胞が活発化しているため、トレーニング後に摂ることもおすすめします。
粉末(パウダー)タイプのクレアチンには2通りの飲み方があります。自分に合った飲み方を試してみてください。
*ビルダー飲み……クレアチンは水に溶けにくいため、粉薬のように粉末を口の中に入れて水やジュースなどで流し込むように飲む方法です。この方法が最もおすすめの飲み方で、飲み残しもありません。
*プロテインシェイカー飲み……プロテインシェーカー飲みはその名の通り、プロテインシェイカーに溶かして飲む方法です。この飲み方ではプロテインシェイカーの底にクレアチンが残ってしまうことがあります。そのため飲み残しがないように、溶け残りのクレアチンもしっかり飲みましょう。
このようにクレアチンは普通のサプリメントと違って飲み方にコツがあります。お好みの飲み方で継続してください。
クレアチンを飲むには多めの水で飲むことがポイントです。こうすることで消化器系へのダメージを防ぐことができます。
また上にも書きましたが、糖類と一緒に摂るとよい(相性がよい)ため、ジュースなどと一緒に飲んでもよいでしょう。カーボドリンクなどと一緒に飲むこともおすすめです。
クレアチンは体内に徐々に蓄積していきます。そのためトレーニング時だけ飲むのではなく、毎日継続して飲むようにしましょう。
飲む量は女性の場合3g、男性の場合は5g程度でよいとされています。筋肉量(体重)にもよりますが、この量を目安として摂取してください。
クレアチンは空腹時や少量の水による摂取では、胃痛などを引き起こすことがあります。そのため、多めの水で摂取することが大切です。
またクレアチンを摂取すると喉が乾いたり、尿意が出てきやすくなります。このため水分不足になりがちですから、水分は意識して多めに摂るようにしましょう。
またクレアチンを大量に飲み過ぎると下痢を引き起こすという説もあります。このため摂取量にも注意してください。とくに初心者は、男性5g、女性3g程度で十分だと思われます。
なお、クレアチンの摂取後に身体の不調や変調が出た場合は医師の診察を受けましょう。
クレアチンの機能をより高めるために必要な「ローディング」について解説します。
ローディングが必要ないとされているクレアチンもありますが、ローディングはクレアチン摂取の基本ですから、しっかり覚えておきましょう。
ローディングとは、クレアチンを体内に蓄積させることを意味しており、クレアチンの飲み始めにぜひ行いたいものです。
ローディングの方法は「1回5g程度、1日20g程度のクレアチンを1週間継続して」摂取します。ただしこの期間は目安で、「体重10kgあたり1日」のローディングを行えばよいとされています。
例えば、体重60kgの人であれば6日間、90kgの人であれば9日間という計算です。自分の体重に合わせて調整してください。
なおローディングを急ぐあまり大量に摂取することはよくありません。下痢などを引き起こす可能性があるため、多くても1回5g1日20g程度にとどめてください。
ローディングを終えたら、メンテナンスと休止を行います。なお、休止期間は必ずしも必要というわけではありません。
メンテナンスとは体内で消費されていくクレアチンを補充することです。消費されるクレアチンは1日2gといわれているので、毎日2〜5g程度のクレアチンをメンテナンスとして補給しましょう。
休止期間とは2〜3カ月のメンテナンス後に、クレアチンの摂取を一時的に休むことです。こうすることでクレアチンの機能がより発揮されるという考え方に基づいたものですが、科学的根拠には乏しいそうです。
そのため休止期間は無理にとる必要はないと思われます。
クレアチンサプリを選ぶ際や購入前に気になる疑問にお答えします。ほとんどの人が抱く疑問なので、ぜひご覧ください。
組み合わせて大丈夫です。
クレアチンとプロテインやBCAAを組み合わせて飲むことはOKですが、飲み方にコツがあります。
BCAAを合わせる場合は「BCAA→クレアチン」という順序で飲むとよいでしょう。その理由はBCAAの速い吸収スピードというメリットを生かすためです。
なおトレーニング後にBCAAをすぐに摂取して、5〜10分ほど空けてからクレアチンを摂取するとよいそうです。
また糖類が含まれているプロテインと合わせる場合、「プロテイン→クレアチン」という順序で飲むことをおすすめします。
プロテインに含まれている糖類がインスリンを分泌してクレアチンを筋肉に運ぶため、糖類を含んだクレアチンを先に摂取するほうがベターです。
なお糖類を含んでいないプロテインであれば、クレアチンと同時に摂取してかまいません。
本記事ではクレアチンについて、基本知識であるクレアチンの特徴やクレアチンサプリの選び方、正しい飲み方や注意点、そしておすすめ商品を8点紹介しました。
無酸素運動に力を入れている人、瞬発力が欲しい人にとってクレアチンは欠かせないものです。
クレアチン摂取の有無が一瞬のスピードの差、勝敗をわけることもあるでしょう。競技に参加する人はとくに積極的にクレアチンサプリを摂取して欲しいと思います。
クレアチンは一般のサプリメントと異なり、ローディングや飲むタイミングなど機能を最大限発揮するためのコツがあります。これらの点を押さえて、効率的なトレーニングに励んで頂ければ幸いです。