【2023年最新版】定期交換で愛車をリフレッシュ!バイクチェーンのおすすめ17選

おすすめのバイクチェーンを知りたい人必見。厳選したおすすめのバイクチェーンや選び方はもちろん、初心者でも失敗しない交換方法、メンテナンス時に役立つアイテムを紹介します。

バイクチェーンを交換するメリット

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バイクも車と同じく定期的な整備が欠かせませんが、さまざまな整備箇所の中でエンジンと並んで最も重要な部分がバイクチェーンです。バイクチェーンはタイヤを駆動するのに必要な部品で、自転車のチェーンと同じようなものだと思ってください。

バイクチェーンは金属製ですので基本的には丈夫。とはいえ、バイクに乗るごとに激しく運動する部品だけあって、残念ながら劣化は避けられません。使用年数や走行距離が伸びるごとに、バイクチェーンは摩耗し、伸びてきます。金属パーツに共通する悩みであるサビも心配ですよね。

バイクチェーンは、劣化した状態のまま使用していると、いつか必ず外れたり切れたりしてしまいます。そうなるとバイクが損傷するだけでなく、タイヤがロックされて転倒したり、場合によっては破損したバイクチェーンの破片が自分や周囲に被害をもたらしたりと、大惨事は免れません。

そんな事態を防げることが、バイクチェーン交換の最大のメリットです。定期的に交換することで常に愛車のコンディションを良好な状態に保てますから、安心して日々の街乗りやツーリングに連れ出してあげられます。

そこで今回は、交換用のバイクチェーンについて、厳選したおすすめの17モデルを紹介します。それに合わせてバイクチェーンの種類や上手な選び方、おすすめしたいメーカーについても解説しますので、お買い物の参考にしてください!

バイクチェーンの種類

バイクチェーンには、いくつかの種類があります。乗っているバイクや用途・自分の好みによって選ぶべきバイクチェーンの種類は変わってきますので、ここで詳しくチェックしておくのがおすすめです。

シールチェーン


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シールチェーンは、最も一般的とされるバイクチェーンの種類です。主に250cc以上のクラスのバイクに使用されています。実店舗でもネットショップでも、見かけるバイクチェーンの多くはこのシールチェーンであることがほとんどです。価格も比較的手ごろで、消耗品の価格としては十分受け入れられる範囲と言えるでしょう。

シールチェーンの特徴は、バイクチェーン本体のプレート同士の間にゴムが挟まれていることです。シール機構と呼ばれるこのゴムは筒状になっており、中に潤滑油が封入されているため、金属パーツ同士の摩擦が劇的に減り、バイクチェーンの寿命が長くなります。一般的な排気量のバイクに乗っている人や、長持ちするバイクチェーンを探している人は、シールチェーンをチェックすることをおすすめします。

乗っているバイクに装着されているバイクチェーンがシールチェーンかどうか見分けるには、バイクチェーンのプレート同士の間に黒いゴムがかまされているかどうかを確かめるだけでOKです。

また、交換以外でシールチェーンをメンテナンスする場合には、潤滑油をチェーンの金属部分ではなくゴムの部分に塗布してあげるのがおすすめ。ゴム内部の潤滑油のおかげでバイクチェーンの金属部分は劣化を防げますが、その金属部分と接するゴムの部分には負担がかかっているからです。

ノンシールチェーン


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ノンシールチェーンは、小型バイクに使用されることが多いバイクチェーンの種類です。少し前までは、スポーツタイプのものでなければ250ccクラスのバイクでも採用されていたのですが、最近では125cc以下のバイクに使われることがほとんど。比較的珍しい存在と言えるかもしれません。

シールチェーンはバイクチェーンの金属プレート同士の間にゴムがかまされていますが、ノンシールチェーンはその反対で、プレート同士の間には何もありません。シール機構がないので軽量かつ安価なことが、ノンシールチェーンの最大の特徴。バイクチェーンに割く予算を抑えたい人におすすめです。なんと1000円台で入手できるモデルもあるので、お財布への優しさはダントツです。

また、シール機構によるパワーの伝達ロスが無く、駆動がよりスムーズかつダイレクトになるというノンシールチェーン派の声も。事実、バイクレースではバイクチェーンを選ぶ際、より軽量なノンシールチェーンを使うことが多いといわれています。サーキットでタイムを競う人やワインディングを軽快に駆け抜けたい人にもノンシールチェーンはおすすめできるでしょう。

シンプル・軽量・安価とよい所の多いノンシールチェーンですが、その反面、シール機構を持たないがゆえにバイクチェーンが伸びやすいというデメリットもあります。寿命が短いのです。定期的に潤滑油を塗布するなどのメンテナンスをしてあげないと、1000km程度の走行でへたってしまうとも言われますので、こまめなチェックは必須です。

また、交換頻度もシールチェーンの比ではありませんが、ノンシールチェーンは安価なことがメリット。シールチェーンに比べてその価格は10から6分の1程度ですので、メンテナンスを欠かさないのであれば、コストパフォーマンスを考えるとおすすめできると言えるでしょう。

バイクチェーンにメンテナンスフリーな快適さを求めるか、それとも手間暇がかかるけれども安価さや軽快さを求めるかで、シールチェーンと天秤にかけてください。

コーティングチェーン


バイクチェーンを見ていると、その中に本体が黒や金などでカラーリングされているモデルがあることに気づきます。そうした外観的特徴を持つバイクチェーンの種類を、コーティングチェーンと呼びます。

コーティングチェーンに付いているカラーの正体は、防サビ用のメッキです。リンク・ピン・プレートと、金属部分にはすべてメッキが施されていることがほとんど。金属バーツにとって最もポピュラーな劣化はサビですから、これを防いでくれるのは大きいですよね。雨の日でも安心です。バイクチェーンをできるだけ長持ちさせたい人におすすめの種類です。

また、この防サビメッキが功を奏して、コーティングチェーンはメンテナンスの際の注油インターバルが5000から1万kmとかなり長く、ランニングコストを抑えることにも貢献してくれるでしょう。

耐久性・メンテナンス性の高さだけでなく、コーティングチェーンにはファッション性という強みもあります。シルバー一色の一般的なバイクチェーンとは異なり、メッキの色使いによるバイクのドレスアップを狙えるのです。実用的かつおしゃれもできるバイクチェーンですから、価格は少し高めの設定ですが、コーティングチェーンは多くの人におすすめできると言えるでしょう。

ノーコーティングチェーン


コーティングチェーンに対してのノーコーティングチェーンですから、もう知っている人も多いでしょうが、こちらは防サビメッキの施されていない一般的なバイクチェーンの種類です。銀色の金属部分が露出したタイプのものですね。コーティングチェーンと比べて価格が安くラインナップもより豊かですから、バイクチェーンの購入費用をできるだけ抑えたい方や、バイクに乗る頻度が低い人におすすめの種類です。

また、営業車など逆に使用頻度が極めて高いバイクを使っている人にも、バイクチェーンの交換スパンが短いため、より安価なノーコーティングチェーンがおすすめです。

バイクチェーンの交換時期が来る時には、タイヤやスプロケットなどの他の消耗品の交換時期が重なることもあります。そんな時には、出費を抑えられるノーコーティングチェーンを選択するのもよいでしょう。コーティングチェーンに比べて寿命は短いですが、すぐに切れてしまう・伸びてしまうという心配はありません。

また、これは安価なバイクチェーン全体に言えることですが、自分でバイクチェーン交換などのメンテナンスを行いたい・そうした作業を覚えたいという人にも、ノーコーティングチェーンはおすすめです。たとえ作業に失敗したとしても安価ゆえにショックは小さくて済むため、練習用にもってこいです。

シルバーとゴールドの違い


防サビメッキが施された、耐久性の高いバイクチェーンであるコーティングチェーン。その中でも、さらにシルバーとゴールドという区分があります。

シルバーコーティングのバイクチェーンは、銀メッキが施されたコーティングチェーンです。より安価なタイプのコーティングチェーンはシルバーであると覚えてるとわかりやすいでしょう。耐久性の高いバイクチェーンが欲しいけれどできるだけ予算を抑えたいということでしたら、シルバーコーティングのモデルを選ぶのがおすすめです。

また、万が一サビが浮いたり汚れたりしても、色合いの関係で目立ちにくいため、お手入れしやすいことも大きなメリットです。

ゴールドコーティングのバイクチェーンは、金メッキの施されたコーティングチェーンです。シルバーコーティングのバイクチェーンよりも高価で、モデルラインナップが少ないことがわかりやすい特徴でしょうか。

ゴールドコーティングのバイクチェーンは、シルバーのモデルと比べてコーティングの回数が多い(つまりコーティングが厚い)ため、より耐久性が高く、また化学的に酸素と反応しづらい金でメッキされていることから錆びづらいことが最大のメリットです。価格は高めですが、その耐久性ゆえに交換頻度が低く、結果としてコストパフォーマンスは高くなります。よいものを長く使いたい人には、ゴールドコーティングのバイクチェーンがおすすめといわれるゆえんです。

また、ゴールドコーティングのバイクチェーンは見た目が華やかなので、バイクのドレスアップにも最適です。丈夫でおしゃれな種類のバイクチェーンですから、予算が許すならすべての人におすすめしたいところです。

◆最近人気沸騰中のブラックコーティング


バイクチェーンのコーティングと言えば一般的にはシルバーかゴールドでしたが、最近、それらに加えてブラックが登場してきました。腕時計の流行に少し似ているところがありますね。

ブラックコーティングのバイクチェーンは、耐久性に関して申し分ないことはもちろん、色味の関係でバイクの足回りが引き締まって見えることを最大の特徴としています。

また、オールブラックのモデルであれば、ツーリング中に汚れが目立たないこともメリットですね。

なお、ゴールドとブラックの合わせ使いのバイクチェーンも大きな支持を集めています。カラーコンビネーションが美しく、耐久性とファッション性を高度に両立できるバイクチェーンを探している人はチェックしてみるのがおすすめです。

◆シール機構とコーティングは併用されていることが多い


バイクチェーンの潤滑性を上げることで金属パーツの部品の寿命を延ばすシール機構は、多くのコーティングチェーンに施されています。コーティングもバイクチェーンの耐久性を高めるための措置ですから、併用することでお互いの効果を最大限発揮できるというわけです。

価格は最も高い部類になりますが、バイクチェーンはバイクの中でも最も重要かつ繊細なパーツのひとつですから、長持ちさせることや頑丈さを考えた場合、最もおすすめできるのはシール機構とコーティングを併せ持つモデルです。

逆に、自分でバイク整備を行う人で、徹底してコストパフォーマンスにこだわりたい場合は、ノーシール・ノーコーティングのバイクチェーンがおすすめです。

バイクチェーンの選び方

バイクチェーンの種類がわかったところで、いよいよバイクチェーンそのものの選び方について見ていきましょう。バイクチェーンはその種類だけでなく、バイクチェーン自体の大きさや使用環境など、選ぶ際には押さえておくべき項目がまだいくつかあるのです。

用途や好みによって種類を絞り込んだら、次は乗っているバイクの仕様や運転環境をチェックしてみましょう。バイクチェーン選びの肝は、まさにそうした部分です。ここでしっかりチェックしておけば選択肢がグッと狭まりまるのでおすすめですよ。

「サイズ」と「リンク数」が合っているか


バイクチェーンは、当然ながら車種ごとに適合する仕様が違います。自動車でも自転車でも、そこはみな同じですね。中でもバイクにとってのバイクチェーンは、タイヤを駆動するための最重要パーツのひとつ。ここで適合しないものを選んでしまうと、バイクの故障や事故につながってしまいます。バイクチェーンの仕様をチェックする際に見るべき箇所は「サイズ」「リンク数」です。まずはサイズから見ていきましょう。

サイズは、販売されているバイクチェーンであればパッケージや仕様書に、すでに装着されているものであれば本体のプレート部分に必ず記載されています。とくに中古車やチューニングされたバイクの場合はバイクチェーンが純正品と異なるケースがありますので、説明書ではなく装着されているバイクチェーン自体をチェックしてください。

いずれにしろ、「428」や「520」といった三桁の数字が目立つように記載されているはずです。これが、バイクチェーンのサイズになります。現在主流とされているのは「420」「428」「520」「525」「530」の5つのサイズです。旧車だと「532」「630」「632」など。特殊な場面で使われる車両に適合するモデルだと「415」もあります。

次にリンク数です。これはバイクチェーン本体の長さを表しており、販売されているバイクチェーンのパッケージにたとえば「530-120L」との記載がある場合、後半の「120」がリンク数となります。その後ろのLはリンク(Link)のLです。このLは、記載されているものとないものがありますので、そこだけ注意してください。「後半の三桁数字」と覚えておくとわかりやすいでしょう。

また、バイクチェーンのリンク数は自分で数えることもできます。方法はいくつかありますが、最もわかりやすいのはピンを数える方法です。ジョイントを取り付けてバイクチェーンを輪にしたら、後はピンの本数を数えてあげればOK。内外のリンクをジョイントを含めて数えるよりも確実です。

乗っているバイクに適合するバイクチェーンを選ぶには、まずこうしてサイズとリンク数をチェックするのがおすすめです。もし自分で調べる自信が無ければ、専門店の人に聞いてみるとよいでしょう。とにかく、サイズとリンク数はバイクチェーン選びの一番大事なポイントです。

◆バイクチェーンのサイズは排気量で変わる


一般的に、バイクチェーンのサイズはバイクの排気量に応じて決められています。バイクが大型になるほどバイクチェーンのサイズもアップして行くのがふつうです。乗っているバイクの型式がわかるのであれば、メーカーのホームページで調べれば適合サイズも調べられることがほとんど。「バイクチェーン 適合表」と検索すれば高確率で迅速に調べられますのでおすすめですよ。

使用環境によっても異なる


バイクの使用環境によっても、選ぶべきバイクチェーンは変わってきます。通常だとバイクの運転シチュエーションは街乗り・高速・ツーリングですが、山道や泥濘地を日常的に走る人もいるでしょうし、趣味でオフロード走行を楽しむ人もいることでしょう。

オフロードなどのハードな状況でバイクに乗る機会が多い人には、メンテナンスのしやすいもの、もしくは耐久性の高いものがおすすめです。自分でバイクチェーンの交換ができるかどうかで判断されてもよいでしょう。ひとつのものを長く使うか、それとも頻繁に交換して行くかの違いですね。

また、レースをする人だとバイクチェーンの消耗スピードが速いので、シンプルな構造の交換しやすいバイクチェーンがおすすめです。劣化に十分注意して、こまめに交換してあげてください。

なお、バイクチェーンのメーカーの中には、自社のチェーンの用途別の適合マップを公表してくれているところもありますので、チェックしてみるのもおすすめです。

軽量化したいなら「コンバート」


バイクチェーンを軽量化するとバネ下重量が減って運動性能が向上するため、サーキットでのタイムアタックやワインディングでの走行時に効果を発揮するほか、街乗りでもその警戒感を実感できますし燃費の上でも有利です。バイクの性能を総合的に底上げしたい人におすすめのチューニングと言えるでしょう。

>コンバートは、本来適合しているサイズより小さなサイズのバイクチェーンを使うことで軽量化を図る作業です。525から520へサイズダウンするといった具合ですね。

また厳密には、コンバートはバイクチェーンのみの軽量化ではなく、バイクチェーン“周り”の軽量化を意味します。バイクチェーンだけでなく、バイクチェーンが設置される歯車状のディスク型部品「スプロケット」も交換するのです。

バイクを見ると、後輪軸にセットされているものがすぐにわかります。コンバートに必要な部品は、よりサイズの小さなバイクチェーンと、フロントおよびリア用のスプロケットと覚えておけば間違いありません。

コンバートには沢山のメリットがありますが、デメリットも存在しています。それは、バイクチェーンとスプロケットの寿命が縮んでしまうこと。具体的には、20から25%ほど短くなるといわれています。

短いバイクチェーンが長いバイクチェーンと同じだけタイヤを回すには、それだけ多くスプロケットとの摩擦を起こさなければなりません。つまり軽量化と引き換えに、かんたんに言えばバイクチェーン周りの部品の性能的な余裕が削られるため、バイクチェーンおよびスプロケットの寿命が縮むのは当然でしょう。

ただし例外的に、バイクチェーンやスプロケットの寿命が伸びるタイプのコンバートがあります。それは、一部の旧車に対するコンバートです。

630や532といった、今ではあまり一般的ではないサイズのバイクチェーンを純正で搭載している・またはしていた車両については、昔の長いバイクチェーンやスプロケットよりも最近の物のほうが耐久性を始めとする性能が向上しているため、コンバートした方がむしろパーツの性能が伸びるのです。走行性能向上を狙う人はもちろん、コンバートはとくに旧車に乗っている人におすすめしたいチューニングです。

バイクチェーンの人気メーカー・ブランド

バイクチェーンを選ぶ際に、参考になるのはまずは種類、そしてサイズや用途でしょう。条件を詰めていくことで選択肢を狭めるのは何を選ぶ時でも同じです。その条件の中にメーカーという要素を加えてみると、バイクチェーンの場合は一気に買い物が楽しくなるのでおすすめですよ。

日本はバイク大国で、世界のバイク市場を見てもシェア2トップはホンダとヤマハですし、スズキの「隼」やカワサキの「ニンジャ」シリーズの名前はバイク好きでなくとも聞いたことのある人が多いほど有名ですよね。

モータースポーツの世界でも、日本メーカーの強さは際立っています。そうした環境にある日本ですから、国内にはバイク関連アイテムのメーカーが沢山あります。もちろん、バイクチェーンの有名メーカーもあります。

ここでは、数あるバイクチェーン作りに定評のあるメーカーの中から、とくに有名で人気もある3つのおすすめメーカーを紹介します。条件で絞って行ってもなかなか好みのバイクチェーンにたどり着けない時には、ぜひ参考にしてみてください。

世界的に有名でモータースポーツにも強い、大同工業「D.I.Dチェーン」


バイクチェーンと言えば、まずはここでしょうか。石川県に本社を置く大同工業のブランド、「D.I.D」および「DID」です。大同工業はバイクチェーンだけでなく自動車や産業機械用のローラーチェーン、バイクやバギー用のリムやホイールの他、工場向けのコンベアシステムの開発でも知られるメーカーです。モータースポーツにも強く、トラックレーサー向けのバイクチェーンの開発・製造も行っています。

D.I.Dは世界的に有名なバイクチェーンのブランドで、ラインナップされている製品の耐久性を始めとする性能の高さはまさに折り紙付きです。老舗ゆえの高い技術力を生かした開発力は、モトGPや世界耐久選手権など、世界最高峰の競技の場でも圧倒的な支持を受けています。価格帯は少し上級ですが、ある程度の予算を割いて最高のバイクチェーンを探したいという人には、D.I.Dがおすすめです。

D.I.Dが世界クラスのブランドであることの恩恵は、製品のクオリティが高いことだけにとどまりません。国内メーカーのバイクチェーンの適合表には、BMWやKTMなどの輸入車ブランドの車種が載っていないことが珍しくないのですが、D.I.Dのバイクチェーンの場合は、ブランド自体が有名であるため海外でも需要が大きく、したがって輸入車に適合するモデルが多くなるのです。輸入車に乗っている人にも、D.I.Dのバイクチェーンをおすすめしたいところです。

シールチェーンを開発した名門中の名門、江沼チヱン「EKチェーン」


石川県に本社を置く江沼チヱンは、バイクチェーンや産業機械用のローラーチェーンの製造で有名なメーカーです。とくに農業機械用のチェーンに関しては国内シェアトップを誇り、その存在感は抜群。そんな江沼チヱンの展開するブランドが「EKチェーン」です。名前を耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

江沼チヱンは、1974年に世界で初めてOリングを使用したシールチェーンを開発し、バイクチェーンの世界に革命を起こしたことで有名ですまでは単なる金属パーツでしかなく、こまめな注油や短いサイクルでの交換が欠かせなかったバイクチェーンが、一気に扱いやすく、そして長寿命になりました。今ではすっかり、シールチェーンはバイクチェーンの主流として定着しています。

現在も、より耐久性に優れる鍛造加工プレートを採用したバイクチェーン「ThreeD」の開発や免振装置の販売など、その研究意欲は衰えることを知りません。各省庁から何度も表彰されるのも納得ですね。

信頼性と耐久性に優れるバイクチェーンの普及に貢献してきたメーカーおよびブランドなので、バイクチェーンに安心感を求める方・とにかく頑丈で長持ちなバイクチェーンを探している人におすすめです。シールチェーンの生みの親という称号に惹かれる人にも、もちろんおすすめです。

アールケー・ジャパン「RKチェーン」


日本製鉄グループに属する高砂鐵工のチェーン部門が独立してできたRK(アールケー)。そこが展開するバイクチェーンのブランドが「RKチェーン」です。

長い歴史のあるメーカーおよびブランドで、とくにオートバイの耐久レースの現場では名の知れた存在。1977年のボルドー24時間耐久レースにおいて、RKチェーン製の「無交換チェーン」を装着したHONDAチームが優勝したのです。これは、それまで長時間レースでは交換が必須だったバイクチェーンが、1本で事足りるようになったエポックメイキングな出来事でした。RKの高い技術力を物語るエピソードです。

RKチェーンのバイクチェーンは、ほとんどの国内メーカーのみならず、トライアンフやKTMといった海外の名だたる有名メーカーからも純正品指定されるほどのクオリティの高さを誇ります。製造国はもちろん日本。メイドインジャパンを貫く一本気なところも、玄人に愛される理由です。質実剛健なバイクチェーンを探している人には、RKチェーンのラインナップをチェックしてみることをおすすめします。

また、RKチェーンは早くからゴールドのコーティングチェーンを開発・販売していることでも注目に値します。金メッキを施されたバイクチェーンの耐久性は抜群ですし、見た目も華やか。

もちろん、シルバーやブラックのモデルも多数ラインナップしています。自社webサイトでもバイクチェーンの性能のみならずドレスアップにも言及していることから、愛車をオシャレにカスタムしたい人にもRKチェーンはおすすめできるメーカーです。

バイクチェーンおすすめ17選

ここでは、数あるバイクチェーンの中から厳選したおすすめの17モデルを紹介します。どれも有名メーカーの人気モデルばかりですから、バイクチェーン選びに迷った時にはぜひ参考にしてください。

EK 強化ノンシールチェーン 530SR


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シールチェーンを開発したことで有名なEKチェーンからは、軽量でコストパフォーマンスに優れるノンシールチェーンも発売されています。安価で軽いことと引き換えに耐久性で劣るといわれるノンシールチェーンですが、そこはタフなチェーン作りに定評のあるEKチェーンの製品ですので過度な心配は無用です。

高耐久かつ「ヘビーデューティー」を謳うだけあって頑丈さは抜群。モデル名にも「強化ノンシールチェーン」と明記しているところに並々ならぬメーカー側の自信がうかがえる一本です。

SEIKOH バイクチェーン SFR 530-120L


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シール機構とコーティングを併せ持つ、耐久性の高いバイクチェーンの紹介です。ゴールドコーティングの本体は色合いが鮮やかで、実用面だけでなくファッション面でも貢献してくれることでしょう。

また、ゴールドメッキが施されたモデルとしてはかなりリーズナブルなことも見逃せないポイントのひとつです。コストパフォーマンスを重視しながらいわゆる「全部載せ」なバイクチェーンを探している人におすすめの一本です。

ケイエムシー ドライブチェーン 420-110L


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スタンダードなタイプのバイクチェーンの紹介です。飾り気のないシンプルな外観が特徴で、その分価格はお手頃。小型バイクに適応するタイプということも合わせて、このリーズナブルさはうれしい限りですよね。

黒味がかったカラーも渋く、足元を引き締めたい人にもおすすめです。とにかく安価ですので、交換用に何本かまとめて購入しておいてもよさそうですね。

D.I.D バイク用チェーン クリップジョイント付属 420D-100RB


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バイクチェーンのブランドとして押しも押されもせぬ存在であるD.I.Dから、スタンダードなタイプの小型バイク用チェーンの紹介です。有名どころの製品でもお手頃価格で入手できるのが国内メーカーを選ぶメリットですよね。

加えてこのモデルは純日本製。信頼性は抜群です。スタンダードなノンシールチェーンですが、パッケージにも明記されている通りロングライフなことが最大の持ち味。ランニングコストを重視する人におすすめです。

EK QXリングシールチェーン 520SR-X2


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シールチェーンの生みの親であるEKチェーンから、その主力商品であるシールチェーンの紹介です。耐久性に優れ、ランニングコストを抑えることもできるシールチェーン。そこに加えてこのモデルは、汚れが目立ちにくく経年劣化にも強いブラックコーティングを施されています。

ピンやローラーにもブラックコーティングが及ぶ本物のオールブラックモデルですから、黒いバイクチェーンを探している人は必見です。高い実用性とともに、ドレスアップの面でも貢献してくれることでしょう。

D.I.D バイク用チェーン


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D.I.Dから、タフなバイクチェーンの紹介です。オフロード走行を前提としたバイクに装着するタイプのスタンダードモデルで、その耐久性はすべてのバイクチェーンの中でも指折りの高さ。

モトクロスやトライアル、エンデューロなどのハードな競技のシーンでも活躍できるスペックを誇ります。そのタフさと相反するような、ゴールドとブラックの二色コーティングも魅力のひとつです。

スリード チェーン 525Z


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プレミアムなバイクチェーンです。バイクチェーンに求められるすべての要素を備えており、予算が許すならぜひ検討してほしいモデルです。さすがに質感も高いですね。

EK QXリングシールチェーン


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EKチェーンのシールタイプのブラックモデルです。丈夫で見た目もよいバイクチェーンをお手頃価格で入手したい人におすすめですよ。

D.I.D バイク用チェーン カシメジョイント付属


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レース専用と銘打たれてはいますが、排気量が250cc〜600ccであれば一般車両にも装着可能なチェーンです。レーススペックの高性能・耐久性が楽しめます。

D.I.D バイク用チェーン 525ZVM-X-114ZB


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D.I.D製品の中でも最上級モデルのバイクチェーンです。品質も見た目もハイエンドですが価格は比較的リーズナブル。おすすめですよ。

D.I.D バイク用チェーン428NZ-124RB


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ノンシールながら耐久性に優れたモデルで、従来製品の4倍の耐摩耗性が自慢です。ゴールドとブラックの二色使いが華やかで、ファッション性が高いことも魅力ですね。

RK ドライブチェーン BL520R-XW 110L


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長持ちするシールチェーンであることに加え、プレートがブラック・ピンとローラーがゴールドという美しいカラーリングが持ち味の一本です。ドレスアップにもおすすめですよ。

D.I.D バイク用チェーン カシメジョイント付属 520VX3-112ZB


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マットなゴールドカラーと高剛性設計で、同クラスではベストバリューとされる一本です。どなたにもおすすめです。サイズ展開が幅広いこともうれしいですね。

RK GV420MRU 100L


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厚いゴールドコーティングが施された美しいバイクチェーンです。「チューニングされたミニバイクにおすすめ」といわれるモデルであることから、見た目だけでなく耐久性を始めとした性能も申し分ないことがうかがえます。

バイクパーツセンター ゴールドチェーンOリング


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シール機構とコーティングを併せ持つモデルとしては、おそらく最もお買い得な部類に入る一本です。適合車種が多いことも魅力ですね。

CYC カラーチェーン 428-130L


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耐久性の高さはさることながら、外側がブラック・内側がゴールドという色使いが目を引く一本です。ファッショナブルなバイクチェーンを探している人にはおすすめです。

RK ゴールドチェーン GC520XUWR


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超高性能バイクへの装着を前提としたバイクチェーンです。公道用バイクには400ccから750ccの範囲で装着可能。本格的なレーシングスペックの乗り味が楽しめます。

バイクチェーンの交換方法

バイクチェーンは定期的な交換が必須です。交換時期になったらショップに持って行くかバイク整備に慣れた人に交換を頼みましょう。しかし、お店に頼むと工賃が発生しますし、誰かにお願いするのも気が引ける……。

そんな時には、自分でのバイクチェーン交換にチャレンジしてみるのもおすすめです。せっかく好みのバイクチェーンを購入するのですから、交換まで自分の手で行えたらうれしいですよね。

①まず、バイクをメンテナンススタンドに立てます。サイドスタンドを使っても構いませんが、より車体を安定させるためにはメンテナンススタンドを用意するのがベターです。

②次に、チェーンカッターを使ってバイクチェーンをカットします。チェーンカッターの説明書に詳しい使い方が記載されているのでそこを読めば問題はありませんが、一言アドバイスとして、チェーンカッターのボルトができるだけチェーンのピンと垂直に当たるように心がけると作業が楽になります。

③続いて、カットしたチェーンを外し、新しいバイクチェーンをスプロケットに取り付けます。この時スプロケットはかなり汚れている状態ですので、フロント・リアともにスプロケットはよく洗浄してあげるとよいでしょう。パーツクリーナーを使うと綺麗に汚れが落ちますよ。

④スプロケットを洗ったら、新しいチェーンを後輪側の上から前輪側に通します。この作業が終わったら、Oリングにグリスをたっぷりと塗ってからジョイントを装着。その後、チェーンカッターでのプレート圧入です。詳しくはやはりチェーンカッターの説明書に記載されているでしょうが、「最初は浅く、徐々に深めに締め込んでいく」が肝心です。始めから力いっぱい締め込んでしまうとバイクチェーンの傷みの原因になります。

⑤プレート圧入が終わったら、カシメです。チェーンカッターを使ってバイクチェーンを最終的に固定していく作業ですが、この時電子ノギスがあると、ピンの直径が測れて便利です。どの程度の直系が適切なのかはケースバイケースですが、たとえばD.I.D製のバイクチェーンの場合は最適なピンの直径を明示してくれるので、カシメが楽になっておすすめです。

⑥最後に、バイクチェーンの張り具合を確認し、とくに違和感が無ければ終了です。慣れるまでは少し大変な作業ですが、自分でこなせると楽ですから、機会があれば挑戦してみることをおすすめします!

バイクチェーンのよくある質問

ここまでバイクチェーンに関してさまざまな情報を紹介してきました。残る疑問はあとわずかでしょう。そこで、ここではバイクチェーンについてのよくある質問への回答・解説をします。

バイクチェーンはバイクの部品の中でも重要なもの。わからないことは、できるだけ残しておかず、しっかりと知っておきたいですよね。役立つこと間違いなしの情報ばかりですので、入念なチェックをおすすめします!

バイクチェーンの寿命は?


バイクチェーンに関する疑問・質問のうちで最も大きなシェアを占めるのは、何といっても寿命についてです。ここまで見て来たのはバイクチェーンの種類やタイプ、上手な選び方に有名メーカーに、果てはおすすめのモデルまで……交換方法もチェックしました。

しかし、肝心の交換時期=バイクチェーンの寿命についてははっきりとしないまま。ここでしっかり解説します。

バイクチェーンの寿命は、一般的に走行距離で判断します。多くのバイクチェーンの場合、推奨されている交換サイクルは走行距離1万kmから3万kmの間です。なお、耐久性よりも軽量であることを重視しているノンシールチェーンの場合は、走行距離1万km以下でも交換時期が訪れるので注意してください。

実のところ、バイクチェーンの寿命に関する走行距離の長さはあくまでも目安。お使いのバイクチェーンがどれくらい劣化しているかについては、こまめにチェックしてみないとわかりません。ここからはバイクチェーンの劣化に関するチェックポイントを挙げて解説します。

◆チェーンアジャスターの調整幅に余裕はあるかどうか


バイクチェーンは使用期間が長くなるとともに伸びてきますが、伸びたからといってすぐに交換しなければいけないわけではありません。

リアアクスルを緩め、アジャスターでバイクチェーンの張り方を調整することで、伸びたバイクチェーンでもある程度は遣い続けることができます。大事なのは、この作業を行う際に、通常は数センチあるアジャスターの調整幅がどれくらい残っているか。ほとんど残っていない、または使い切ってしまっているようでしたら、それはバイクチェーンが限界近くまで伸び切ってしまっているということですから、たとえ走行距離が短くても、交換時期が来た=寿命を迎えたと判断してよいでしょう。

なお、バイクチェーンが伸びるというのは金属が伸びているわけではなく、チェーンを繋ぐピンが摩耗してガタが出てきているということですので、バイクチェーン自体をカッターでカットして短くしたとしても問題の解決には至りませんので注意が必要です。

◆バイクチェーンが固着して歪んだり曲がったりしていないか


バイクチェーンが真っすぐに伸びておらず、パーツ同士が固着して途中で曲がったり歪んだりしているようなら、それは交換のサインです。どちらかと言えば、これは自然な寿命ではなくトラブル・損傷の部類でしょう。原因はサビ・不純物の付着・石や金属片などを噛んだ・無理な力がかかった等が考えられますが、いずれにしても危険な状態です。

なかには、注油したり洗浄したりして治るケースもありますが、それはごく稀なこと。たいていはすでにバイクチェーンに傷みが出ている状態ですので、交換を強くおすすめします。走行距離に関係なく、すぐに手当てをしてあげてください。

◆目で見てすぐにわかるのはサビ


バイクチェーンの天敵とも言えるサビ。とはいえ、外側のプレート部分に微量ないわゆる「点サビ」が浮いた程度でしたら、少々のメンテナンスですぐに綺麗になります。

重要なのはバイクチェーン全体に広がる「赤サビ」や、内側にまではびこるサビ。こうしたサビが出ているようなら、そのバイクチェーンは寿命を迎えていると考えて間違いありません。

また、外観は綺麗でもローラーが滑らかに回らないようなら、内側にサビが回っているというサインですのでバイクチェーンの交換時期です。

なお、「点サビ」であっても一週間も経つとサビがバイクチェーン全体に広がってきますので、見つけ次第すぐに対処してあげてください。こうしたサビは雨に濡れて一晩放置しただけでも浮いてきますから、日々の使用の中で水気に注意することがバイクチェーンを長持ちさせる秘訣です。

◆バイクチェーンにひび割れや変形はないか


バイクチェーンにひび割れ(クラックと言います)や変形が見られる場合は、ただちに交換する必要があります。少しのひびでも走行中にどんどん広がってしまう可能性があるため、十分な注意が必要です。

またシールチェーンの場合、潤滑油の入ったシールリング(ゴムの部分)が切れてきた・ひび割れてきたら寿命を迎えたサインです。潤滑油が外に漏れてしまい、十分な機能が果たせなくなってしまうからです。

メンテナンス方法は?


バイクチェーンは寿命を迎えたり傷みが出たりしたら交換するのが基本。対して、まだ使えるバイクチェーンの場合、こまめなメンテナンスを行えば長持ちさせることができます。ここで具体的に、その方法と必要な道具について見ておきましょう!

◆ 必要な道具


「チェーンクリーナー」「チェーンオイル」「ブラシ」「ウエス(もしくはペーパーウエス。ペーパーのほうが安価で使い捨てができます)」をご用意ください。

また、作業時に汚れが周囲に飛び散らないよう、新聞紙や段ボールを敷くのもおすすめです。

◆ 方法


最初に後輪をメンテナンススタンドなどで浮かせ、それからバイクチェーンにチェーンクリーナーを吹きます。もしチェーンの汚れがひどい場合には、このクリーナーを吹く前に水で洗い流しておくとよいでしょう。

続けて、ブラシで磨きます。この時、シールチェーンの場合はシールリングを傷めないよう優しく磨いてあげることがポイントです。磨き終わったら、残った汚れをウエスで拭き取り、チェーンオイルを吹いてください。オイルを吹く向きは内側から外側へが基本です。この時、後輪をゆっくりと回しながら、金属部分全体にオイルが行きわたるよう、ゆっくりと吹いてあげるのがおすすめですよ。

また、作業中にタイヤにオイルが付かないよう注意してください。オイルが吹き終わったら、後はウエスで余分なオイルを拭きとって終了です。

バイクチェーンのメンテナンスの間隔は、乗り方や汚れ具合で変わってきます。一般的には走行距離で判断することが多いですので、自分で目安を設定しておき、定期的にお手入れをしてあげてください。

また、以下にメンテナンス時に役立つアイテムを紹介します。

◆AZ(エーゼット) MCC-002 バイク用チェーンクリーナー パワーゾル


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シールチェーンにも使える、コストパフォーマンスに優れた人気のバイクチェーンクリーナーです。シールチェーンには樹脂パーツが使われるため、対応しているバイクチェーンクリーナーを使わないと劣化を早めてしまいますが、このモデルなら安心して使えますよね。

逆さ噴射可能・高浸透/遅乾タイプなので汚れをより溶かしやすい・低臭タイプなのでにおいが気にならないとよいことづくめで、しかも価格はお手頃。一本持っておいて損はありません。

◆AZ(エーゼット) B1-010 バイクレース用 チェーンルブ ロングライフ


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レース対応のバイクチェーンオイルです。もちろん、街乗り専用のバイクに使っても全く問題ありません。有名メーカーのモデルで、高い人気を誇ります。

レーススペックのモデルだけにその潤滑性・耐熱性・耐寒性は抜群の一言。長寿命タイプなのでコストパフォーマンスも優れています。もちろんシールチェーン対応です。

◆デイトナ バイク用 チェーンブラシ


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バイクアイテムの定番メーカーから、リーズナブルなバイクチェーン用ブラシが販売されています。シールチェーンにも優しいソフトなナイロン製のブラシで、各ブラシを取り外して洗浄できるのもポイント。バイクチェーンメンテナンスの必需品といっても過言ではありません。

チェーン駆動でないバイクもある


これは余談になりますが、チェーンで駆動しないタイプのバイクもあります。

「シャフト駆動」と呼ばれる方式を採用するバイクがこれに相当し、有名なのはなんと言ってもBMW製のモデル。上級な自動車メーカーとして世界的に有名なBMWだけにバイクもそれなりに高価ですが、シャフト駆動のバイクはチェーン駆動のものと比べてメンテナンス性や耐久性に優れるといわれ、チェーン周りのコストを抑えたい方や一風変わったバイクに乗りたい人にはおすすめです。

また、シャフト駆動はチェーン駆動に比べてスポーツ性で劣ると評価されることもありますが、そこはスポーティーな車作りに定評のあるBMW。シャフト駆動のスポーツモデルも充実しています。

まとめ

愛車を常にフレッシュな状態にしておくためには、バイクチェーンの交換が必須です。バイクチェーンにはさまざまな種類があり、それぞれに大きな特徴と得意なシチュエーションがあるため、バイクの使い方や自分の好みを十分に考慮して、ぜひお気に入りのモデルを見つけてください。

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