ピアノ買取おすすめ店【9選】口コミ評判で売るならどこがいい？

「もう弾かなくなったピアノを処分したいけどどうすればいいの？」「ピアノを売りたいけど、どの買取業者を選ぶのが得なの？」

このようなお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事ではピアノ買取のオススメ専門店や種類別のピアノの買取相場、高く買い取ってもらうためのコツなど、お得にピアノを処分できる情報をわかりやすく解説しています。

ピアノは購入時の価格が高いこともあり、買取業者選びや売却時のちょっとした工夫で数万円～十数万円も買取価格が変わるケースもあります。

この記事を参考に、ぜひ大切なピアノをお得に売却してください。

ピアノ買取おすすめ専門店【9選】評判の良い高価買取業者はどこ?

まずはピアノ買取おすすめ専門店を9社ご紹介します。紹介する業者は、評判が良く、ピアノの高価買取に期待ができるサービスです。

入金スピードや手数料、買取対象エリアなどの基本情報から、各サービスの強み、特徴をまとめていきますので、ぜひ気になった業者があれば公式サイトもご覧になってみてくださいね。

ピアノの買取屋さん

買取方法	出張買取
無料査定	あり
手数料	無料
査定期間	最短即日
入金スピード	搬出日当日
対応地域	東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、静岡、山梨、長野、大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀、愛知、三重、岐阜

ピアノの買取屋さんの特徴・おすすめポイント

編集部コメント

ピアノの買取屋さんは、ピアノを専門的に扱う買取業者です。

創業15年の買取業者で、これまでの買取実績10万件以上と豊富な実績を誇ります。

ピアノの買取屋さんは自社工房を備えており、メーカー、欠損・欠品にかかわらずどのようなピアノでも買い取ってもらえる点が大きな強みです。

もちろん買取価格についても、「他社の見積もりよりも高く買い取ります！」と公式HPで宣言されており、高額買取にも期待できるでしょう。

ただし、ピアノの買取屋さんでは特殊搬出作業が必要となった場合は費用が発生します。

事前にピアノの設置状況や搬出ルートを伝え、特殊搬出費用が必要かどうかを確認しておくと良いでしょう。

楽器買取アローズ

買取方法	宅配買取 出張買取
無料査定	なし
手数料	要問い合わせ
査定期間	2営業日以内
入金スピード	24時間以内
対応地域	関西近郊

楽器買取アローズの特徴・おすすめポイント

編集部コメント

楽器買取アローズは、宅配買取を中心にさまざまなジャンルの買取を取り扱っている買取業者です。

基本的には宅配買取がベースとなっているため、宅配便では取り扱っていないグランドピアノやアップライトピアノは買取の対象外です。

小型の電子ピアノなど、宅配便として送付できるものの買取に限られるでしょう。

出張買取も行っていますが、買取点数10点以上の大口買取のみとなっているため、ピアノだけを個別で売りたいという人は利用できません。

一方で、楽器買取アローズでは楽器や楽器関連のものを幅広く買い取っているため、自宅にある不要品をまとめて売れば、お得に買い取ってもらえる可能性がある点は、メリットでしょう。

ピアノパワーセンター

買取方法	出張買取
無料査定	あり
手数料	無料
査定期間	最短即日
入金スピード	搬出日当日
対応地域	不明

ピアノパワーセンターの特徴・おすすめポイント

編集部コメント

ピアノパワーセンターは、創業42年を誇る老舗ピアノ専門買取業者です。

長年の運営で積み重ねた経験や知識は非常に豊富で、市場価格にあった適正な査定に期待できます。

加えて、自社工場による修理・メンテナンス、海外を含めた豊富な販売ルートなどを保有している点でも、高額買取を実現する大きな強みとなっています。

ピアノパワーセンターでは電話で必要情報を伝えることで、その場で見積金額を提示してもらえます。

売りたいピアノがいくらで売れるのかをすぐ知ることができるのもメリットと言えるでしょう。

また、ピアノパワーセンターでは買い取ったピアノの売上金額の一部をユニセフに寄付する活動を行っています。

ピアノの売却を通じて国際貢献活動に参加できる点も特徴といえるでしょう。

買取王子

買取方法	出張買取
無料査定	あり
手数料	無料
査定期間	最短即日
入金スピード	搬出日当日
対応地域	全国

買取王子の特徴・おすすめポイント

編集部コメント

買取王子は、ピアノ・楽器はもちろん、さまざまなジャンルの商品を幅広く取り扱う買取業者です。

さまざまなジャンルを扱う買取業者の場合、ジャンル毎の専門知識が乏しい場合もありますが、買取王子の場合、ピアノの買取の専門家を配置しています。

ピアノの知識を備えた専門家が査定してくれるため、市場価格にあった適正な査定に期待できます。

また買取王子は全国に拠点があり、出張買取が必須のピアノ買取でも全国対応できる点が大きな強みです。

買取業者の少ない地方でも利用しやすい点はメリットです。

また、今ならまとめ売りで買取金額が最大60,000円アップするキャンペーンを実施しており、この機会に自宅の不用品をまとめて処分すれば、思わぬ高額買取がゲットできるかもしれません。

グランドギャラリー

買取方法	出張買取
無料査定	あり
手数料	無料
査定期間	最短即日
入金スピード	搬出日当日
対応地域	全国

グランドギャラリーの特徴・おすすめポイント

編集部コメント

グランドギャラリーは、国内・海外メーカーのピアノを幅広く買い取っているピアノ専門の買取業者です。

海外メーカーのピアノ買取は、査定やメンテナンスが難しいことから買取不可としている買取業者も少なくありません。

グランドギャラリーは、スタインウェイの販売実績が国内最大級であることをはじめ、海外メーカーも積極的に買い取っていますので、海外メーカー製のピアノを売りたいという人にはオススメの業者です。

また、多くの業者で有料となる特集搬出料も、2tクレーントラックと作業員2名での対応が可能であれば無料です。

ただし、引取当日にキャンセルする場合は、手数料やキャンセル料が必要となります。

タケモトピアノ

買取方法	出張買取
無料査定	あり
手数料	無料
査定期間	最短当日
入金スピード	搬出日当日
対応地域	全国

タケモトピアノの特徴・おすすめポイント

編集部コメント

タケモトピアノは、印象的なテレビCMでご存知の方も多いピアノ買取業者です。

ピアノ買取では抜群の認知度を誇り、ピアノの買取実績は年間3.3万台と最大級の買取実績です。

買取実績が多いということは、それだけ査定価格に納得したお客様が多いということですから、高額買取にも期待できるでしょう。

タケモトピアノは、ピアノの修理用機械や修理技術を持ったスタッフを揃えており、多少の傷や汚れがあっても買い取ってもらえる点も強みです。

一方で査定の申込みの際には、ピアノの状態を詳細に記載する必要がある点はデメリットです。

文章で記載する必要があるため、上手く状態が伝わらず正確な査定がしてもらえなかったというケースも発生するかも知れません。

ぴあの屋ドットコム

買取方法	出張買取
無料査定	あり
手数料	無料
査定期間	不明
入金スピード	不明
対応地域	全国

ぴあの屋ドットコムの特徴・おすすめポイント

編集部コメント

ぴあの屋ドットコムは、ピアノの買取以外にも販売・レンタル・修理・調律など、ピアノにまつわるさまざまな事業を運営する業者です。

会社代表は調律を中心に、35年もの間音楽業界に携わっています。

音楽を愛する代表が誠意を持って査定してもらえるので、大切なピアノを気持ちよく売却できるという点は、ぴあの屋ドットコムの特徴といえるでしょう。

また、査定依頼時に売却希望価格を記載することができるので、他社から見積もりをとって相場価格を把握した上で、査定依頼に出せばお得な価格を引き出せる可能性もあります。

一方で、ぴあの屋ドットコムの査定価格の有効期限は1週間だけと、非常に短くなっています。

他の業者の見積もりを取ってから、最後にぴあの屋ドットコムに依頼するなど、工夫が必要となるでしょう。

ピアノワン

買取方法	出張買取
無料査定	あり
手数料	無料
査定期間	不明
入金スピード	1週間程度
対応地域	全国

ピアノワンの特徴・おすすめポイント

編集部コメント

ピアノワンは、中古ピアノの買取を専門に行う買取業者です。

公式ホームページでは多数の買取実績が公開されており、高額買取の実績も多数。

査定もメールや電話だけでなく、LINEでの査定にも対応しており、自分の都合のよい方法でやり取りできる点も特徴です。

また査定価格は、特殊搬出料も含めて差し引かれた手取り金額を提示してもらえるので、わかりやすく安心である点もメリットです。

支払いについては、原則的に引取時の現金払いとなりますが、50万円以上の場合は銀行振込となるので注意しましょう。

三木楽器

買取方法	出張買取
無料査定	あり
手数料	不明
査定期間	不明
入金スピード	不明
対応地域	関東、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州

三木楽器の特徴・おすすめポイント

編集部コメント

三木楽器は、1825年創業の大阪を拠点としている総合楽器店です。

楽器の販売・買取だけでなく、音楽教室や音楽イベントの企画・制作など、音楽関連事業を幅広く展開しています。

自社でピアノ修理・調律・再生部門「ピアノアトリエ」を保有しており、修理可能な傷やカビなどであれば、査定額に影響しないので、細かな傷などがあるピアノでも安心して買い取ってもらえます。

引取日も曜日に関係なく都合のよい日に引き取ってもらえるため便利です。

最後に改めて、上記で紹介した買取業者を一覧表形式でご紹介します。買取店名タップいただくともう一度詳細セクションに紹介したセクションに移動します。ぜひ業者選びにご活用ください。

買取店名	買取方法	無料査定	手数料	査定期間	入金スピード	出張対応エリア
ピアノの買取屋さん	出張	あり	無料	最短即日	搬出日当日	東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、静岡、山梨、長野、大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀、愛知、三重、岐阜
楽器買取アローズ	宅配,出張	なし	要問い合わせ	2営業日以内	24時間以内	関西近郊
ピアノパワーセンター	出張	あり	無料	最短即日	搬出日当日	不明
買取王子	出張	あり	無料	最短即日	搬出日当日	全国
グランドギャラリー	出張	あり	無料	最短当日	搬出時当日	全国
タケモトピアノ	出張	あり	無料	最短即日	搬出日当日	全国
ぴあの屋ドットコム	出張	あり	無料	不明	不明	全国
ピアノワン	出張	あり	無料	不明	1週間程度	全国
三木楽器	出張	あり	不明	不明	不明	関東、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州

【メーカー別】グランドピアノの買取相場

次にメーカー別にグランドピアノの買取相場を見ていきましょう。

メーカー	種類	買取相場
ヤマハ	C1	350,000円〜800,000円
ヤマハ	C3	500,000円〜650,000円
ヤマハ	C5	300,000円〜800,000円
ヤマハ	C7	450,000円〜900,000円
カワイ	RXシリーズ	350,000円〜500,000円
カワイ	NXシリーズ	350,000円前後
スタンウェイ＆サンズ		1,500,000円〜5,000,000円
ベヒシュタイン		600,000円〜3,000,000円

ピアノの買取価格は基本的に新しいものほど、買取価格は高くなる傾向にあります。

グランドピアノの場合、1,000万円以上のモデルもあるため、40年以上前のものであっても買取価格がつく場合もあります。

グランドピアノは買取価格の水準が高いため、業者によって査定価格に10万円以上の差がつくことも珍しくありません。

少しでも高く売りたい場合には、できるだけ多くの買取業者に査定を依頼するのがオススメです。

【メーカー別】アップライトピアノの買取相場

次にアップライトピアノの買取相場を見ていきましょう

メーカー	種類	買取相場
ヤマハ	U1A	90,000円〜180,000円
ヤマハ	U1H	40,000円〜120,000円
ヤマハ	U1G	70,000〜100,000円
ヤマハ	U3A	160,000円〜200,000円
ヤマハ	U3H	90,000円〜150,000円
ヤマハ	U30A	150,000円〜250,000円
ヤマハ	UX	130,000円〜350,000円
ヤマハ	YUX	160,000円〜220,000円
カワイ	BL-51	40,000円〜80,000円
カワイ	BL-61	60,000円〜100,000円
カワイ	BL-12	30,000円〜70,000円
カワイ	BL-31	60,000円〜80,000円
カワイ	BS-20	70,000円〜130,000円

アップライトピアノもグランドピアノ同様、年数が経過するとともに劣化が進むため、新しいピアノのほうが買取価格は高くなる傾向にあります。

またアップライトピアノの場合は、新品時の購入価格もグランドピアノより抑えられているため、全体的に買取価格も低くなる傾向です。

ただし、ピアノの種類によってはピアノの状態や時期、買取業者によって数万円の差がつくこともあるため、高く買い取ってもらうためにも相見積もりやタイミングなどを慎重に検討する必要があるでしょう。

ピアノを買取に出す際の確認事項

ピアノを買取に出す際には以下のような点を事前に確認しておく必要があります。

ピアノは大きく重いため、買取に出す際は、ほとんどの場合、出張買取となります。

まずは見積もりを依頼することになりますが、その業者に伝えることを事前に整理しておくことが大切です。

メーカー・ピアノのタイプ

1つ目の確認事項は、メーカー・ピアノのタイプです。

ピアノ買取業者によっては、買取対象となるメーカーやタイプを限定している業者もあります。

メーカーは、大手国産メーカーであるヤマハやカワイなどであればほとんどの業者で問題なく買取が可能です。

しかし、海外製のものなどの場合は買取対象外となっていることもあるため、該当する場合は事前に買取業者に買取可能かを確認しておくようにしましょう。

ピアノのタイプについても、ピアノ買取業者での買取対象はアップライトピアノ・グランドピアノの２種類となっているケースがほとんどです。

グランドピアノの買取についても、スペースの問題で買取対象外となるケースもあるので、注意しましょう。

電子ピアノやエレクトーンについては、楽器買取店へ依頼するようにしましょう。

ピアノの機種名や製造番号

2つ目の確認事項は、ピアノの機種名や製造番号です。

機種名や製造番号は、ピアノの機能やサイズ、製造時期などがわかるため、査定において重要な情報になります。

アップライトピアノの場合、上面の屋根を開けてピアノの弦が止まっている部分の金色の部分に品番・製造番号が表示されています。

機種名はアルファベットと数字の組み合わせ、製造番号は5～7ケタの番号です。

上面の屋根は非常に重いので、開け締めには十分注意してください。

グランドピアノの場合は、上のフタを開け、鍵盤側から見て右端に表示されています。

機種名・製造番号の表示方法はアップライトピアノと同様です。

ピアノのペダルの本数

3つ目の確認事項は、足元にあるペダルの本数です。

ペダルの本数は2本の場合と3本の場合があり、基本的に2本のものよりも、3本のもののほうが機能が多く、新しいピアノのため、高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。

ピアノの色

4つ目の確認事項は、ピアノの色です。

ピアノの色も査定金額に影響します。

見積もりを依頼する場合は業者から確認があるので、答えられるようにしておいてください。

ピアノの色には「黒」、「白」、「木目や茶色」、「その他」があります。

その他の場合、具体的な色や描かれた絵の柄や場所などを答えられるようにしておきましょう。

傷や傷みの状態

5つ目の確認事項は、傷や傷みの状態です。

傷や傷みの状態は、査定金額に大きく影響します。

しかしピアノ買取の場合、事前に電話やネットで査定金額を出してもらうため、ピアノの状態をうまく伝えきれず、引取時に減額されてしまうケースもあります。

ピアノに傷や打痕、故障箇所がないか、内部に虫や動物の侵入、カビの発生などがないかを確認し、査定時にできるだけ正確に業者に伝えるようにしましょう。

設置場所

6つ目の確認事項は、設置場所です。

ピアノは大型のものが多く、運び出しが容易ではない場合は別途「特殊搬出料」という費用が必要になる場合があります。

ピアノの搬出ルートや出入り口の広さ、設置場所（階数など）を事前に確認しておき、査定の際に伝えておきましょう。

ピアノを高価買取してもらえるコツ

次にピアノを高価買取してもらうためのコツについて、以下の4つをご紹介します。

少しの手間で大きく買取額が変わることもあるので、ぜひ試してみてください。

ピアノの表面や鍵盤を掃除しておく

1つ目のコツはピアノの表面や鍵盤を掃除しておくことです。

状態が良いほど買取価格はアップする可能性が高くなります。

ピアノは置いておくだけでもホコリが付きやすく、演奏時などに汚れが付着するものです。

ホコリや汚れをできるだけ拭き取り、きれいな状態で査定してもらうようにしましょう。

掃除する際の注意点としては、ピアノ本体に傷がつかないよう柔らかい布や専用のクリーナーを使用すること。

キレイにしたいからと擦りすぎると、ピアノに傷がついて減額されてしまう可能性もあるので注意しましょう。

また、ピアノの状態を維持するなら日頃からの手入れも大切です。

ピアノは使用していなくても、湿気によって弦が緩み劣化してしまったり、ホコリがたまってカビが発生したりします。

使わないときはカバーを掛けておく、年に数回は掃除・メンテナンスを行うなど、普段から状態を維持できるようにしておくと、売却時に高額査定につながりやすいでしょう。

調律は必須ではない

2つ目のコツは調律は必須ではないということです。

ピアノは使用の有無にかかわらず調律が必要な楽器ですが、売却時に調律が必要かどうかは買取業者によって異なります。

調律されていたとしても、買取後の搬出作業などで音がずれることも多く、調律の有無を買取価格に反映させない業者も少なくありません。

一方、調律していない場合は調律費用として1～2万円を差し引かれる業者も存在するため、買取時の条件などをよく確認し、費用も踏まえて買取価格の高い業者を選ぶのがオススメです。

ピアノの付属品を揃えておく

3つ目のコツは、ピアノの付属品や保証書や説明書などの書類を揃えておくことです。

ピアノの購入時に付属していた付属品や保証書などが揃っていると、買取額アップに繋がりやすくなります。

キーカバーやペダルカバー、椅子などの付属品や、あとから買い足した防振・耐震装置、メンテナンス用品、補助メダルなどは査定額アップにつながりやすくなります。

後で買い足したものも含めて、一緒に査定してもらうようにしましょう。

ただし、業者によっては付属品によるプラス査定を行っていないという業者もあるため、査定時の対応については、事前に確認しておくことをオススメします。

相見積もりをとる

4つ目のコツは、相見積もりを取ることです。

ピアノの査定価格は、業者によって大きく異なることもあり、1社だけの見積もりでは、損をしてしまう可能性もあります。

複数の業者から相見積もりをとれば、買取相場もわかりやすくなり、業者との価格交渉にも使えます。

できるだけ多くの業者と相見積もりを取るのがオススメです。

Webでは、ピアノのメーカーや製造番号など必要な情報を入力することで、複数の業者に一括で査定依頼ができるサービスがあります。

手軽に相見積もりを取ることができるので、忙しくて大変だという方は利用してみると良いでしょう。

ただし、一括査定サービスを利用すると直後から大量の業者から連絡が来てしまって、対応に追われるということも考えられます。

買取金額上位の数社からだけ連絡がくるものなど、査定後の対応もご自身の状況を踏まえてサービスを選ぶようにしてください。

ピアノ買取業者の選び方

次にピアノ買取業者の選び方をご紹介します。

大切なピアノを少しでも高く売って、手元にお金を残すには以下のような点をポイントに業者選びをすることをおすすめします。

高価買取を実現するには、買取業者選びが最も重要といっても過言ではありません。

それぞれのポイントについて詳しく解説しますので、参考にしてください。

ピアノの買取実績を確認する

1つ目のポイントは、ピアノの買取実績を確認することです。

ピアノの買取実績を公開しているということは、それだけ査定価格に自信があるということです。

また、買取実績が多ければそれだけ査定価格に納得して売却したお客さんが多いということでもあり、優良な買取業者であるかを判別する有効な情報となります。

もちろん買取実績が多ければ、それだけピアノの買取に関する経験や知識も豊富なため、市場価格にあった適正な査定金額にも期待できます。

買取実績は、買取業者のHPなどで公開されていますので、必ず確認してください。

また、幅広い楽器を取り扱っている業者などでは、楽器のジャンルなどによって、知識や経験に差があることがほとんどです。

得意ではないジャンルだった場合は、相場よりも低い金額での買取となってしまう可能性もあるので、注意しましょう。

業者の口コミを確認する

2つ目のポイントは、業者の口コミを確認しておくことです。

どの業者でも、自社の得意でない部分や悪い部分は積極的には公開していないため、買取業者の公式ホームページだけでの業者選びはオススメできません。

実際に利用した人の口コミなどを確認し、評判や感想などを確認しておきましょう。

ただし、口コミもそのまま鵜呑みにしてはいけません。

口コミは個人の主観が多く含まれており、実際にご自身で感じる評価とは異なっていたり、場合によっては、悪意をもって口コミが書き込まれている場合もあります。

良い・悪いなどの評価ではなく、実際の対応の状況など事実に基づく説明が詳しく記載されているものを参考にすれば、正確な判断がつきやすいです。

また、口コミについては口コミ専用サイトやSNSなどを利用してください。

公式ホームページなどで口コミを掲載している業者もありますが、基本的には好評な口コミのみを掲載しているので、あまり参考になりません。

買取可能なピアノの種類を確認する

3つ目のポイントは、買取可能なピアノの種類を確認することです。

ピアノの買取の場合、買取業者ごとに取り扱っているピアノのメーカーやモデルが異なっているのが一般的です。

たとえば、保管スペースが必要なグランドピアノや査定の難しい海外製のピアノは取り扱っていないということは、少なくありません。

ご自身の売りたいピアノの買取に対応しているかは、事前に確認しておくようにしてください。

また、ピアノのメーカーや種類によって得意・不得意もあるため、高額買取を目指すなら、その点にも注目して業者を選ぶのがオススメです。

出張料・搬出料などの手数料の有無を確認する

4つ目のポイントは、出張料・搬出料などの手数料の有無を確認することです。

ピアノは大型のため、買取には搬出作業などの人件費や輸送費が必須です。

これらの費用が顧客負担になるのか業者負担になるのかは、業者によって取扱が異なります。

また、査定費や査定に納得行かなかった場合のキャンセル料などが発生するケースもあります。

高額査定だと思ったら、運搬費が差し引かれて思ったほど手元に残らなかったといったトラブルにならないよう、買取にかかる費用については、条件をよく確認しておいてください。

２階以上の住宅や搬出困難の場合は「特殊搬出費」をチェック

基本的な買取にかかる費用は無料としていても、搬出が困難な場合や手間がかかる場合には「特殊搬出費」として、別途費用が必要な場合があります。

特殊搬出費が必要となるケースには以下のようなものがあります。

搬出に手間がかかりそうな場合などは、事前に状況を説明し、特殊搬出費が必要かどうかを確認しておきましょう。

連絡手段と入金までの期間もチェック

5つ目のポイントは連絡手段と入金までの期間をチェックしておくことです。

ピアノの買取では査定結果や売却意思の確認、引き取りの日程調整など、何度かやりとりをする必要があります。

仕事などで忙しい人は、メールやLINEなど空き時間で効率的に進められる連絡手段のある業者がおすすめです。

やり取りの履歴もすぐに確認できるため、勘違いや間違いが起こりにくい点もメリットですね。

逆に、ある程度融通が効くという人には電話がオススメ。

その場ですぐに結論がでるので、よりスムーズに手続きが進められます。

また、入金までの期間は実際に手元に入るまでの期間となるため、重要です。

査定金額で合意できている場合は、引取時に現金で支払われるのが一般的ですが、買取金額が高額となった場合には、後日の銀行振込となる場合もあります。

現金がすぐに必要だと言う場合には、入金がいつになるのか事前に確認しておくようにしてください。

買取可能なピアノの種類

買取可能なピアノの種類は、主に以下の5つの種類に集約されます。

この項ではそれぞれのピアノの特徴について、詳しく見ていきましょう。

買取業者によって買い取りできる種類が限定されていることも多いため、業者を探す際には事前に確認しておくようにしましょう。

電子ピアノ

電子ピアノは、電子技術を使ってピアノの音を再現するピアノのことを指します。

以前はピアノの音を再現するのみでしたが、近年ではタッチの強さによって音の強弱をつけられるようになるなど、より本物のピアノに近い存在に進化しています。

ヘッドホンをつければ音が漏れず、一般的な家庭でも使用しやすいのも特徴です。

その他にも「通常のピアノよりも安い」「調律の必要がない」「処分しやすい」など、さまざまなメリットがあることから、急速に普及しています。

アップライトピアノ

アップライトピアノとは、奥行きが短く比較的コンパクトなピアノのことです。

壁に背をつけて置くことができ、設置スペースが少ないことから家庭用ピアノとして、普及しています。

一般的にピアノの買取というと、アップライトピアノを指す場合が多いです。

アップライトピアノは省スペースを実現するために、弦が垂直に張られており、ハンマーが横から弦を叩きます。

そのため、ハンマーの戻りが少し遅くアップテンポな演奏の場合、音が抜けてしまうことも。

そのため、趣味でピアノを弾く人や初心者、自宅にピアノを置くスペースが大きく取れない人にオススメです。

グランドピアノ

グランドピアノはコンサートホールなどで使用される大型のピアノのことです。

グランドピアノは弦が水平にはられており、下からハンマーが叩きます。

そのためハンマーの戻りが早く、アップテンポな演奏でもスムーズに音がでるため、本格的に演奏をしたいという人にオススメです。

最近では比較的コンパクトなものもありますが、総じて設置にはスペースが必要なのもグランドピアノの特徴。

本格的にプロを目指す方や演奏を楽しみたい方におすすめです。

保管スペースが必要となるため、買取不可としている買取業者もあるので、買取を依頼する場合は、事前にグランドピアノである旨をはっきりと伝えておくようにしましょう。

エレクトーン

エレクトーンは、ヤマハが開発する電子オルガンの一種です。

電子ピアノと同じような見た目ですが、リズムを付けられたり効果音を出せたりとさまざまな機能が付加されています。

ピアノとは異なる楽器ですが、処分する際にはピアノ同様に楽器店での買い替え時の下取り、専業業者による買取、自治体での回収などの方法があります。

アコースティックピアノ（サイレントピアノ）

アコースティックピアノとは、弦を叩いて音をだすピアノのことを指し、アップライトピアノやグランドピアノが、アコースティックピアノの分類となります。

サイレントピアノは、鍵盤の下に消音ユニットが設置されており、叩かれた弦の音を抑えるとともに、押された鍵盤の音を電子音で出す仕組みになっています。

弦などが設置されている点では、アップライトピアノやグランドピアノと同様ですが、消音ユニットが壊れたりした場合には、交換などが必要となります。

ピアノ買取時のよくある質問

では最後に、ピアノ買取時によくある質問について、回答していきます。

古いピアノや壊れたピアノでも買い取ってもらえるの？

結論からいうと古いピアノや壊れたピアノでも買い取ってもらえる可能性はあります。

まず古いピアノですが、単純に古いピアノだからというだけであれば買い取ってもらえる可能性は高くなります。

時間経過によって部品が消耗したり、劣化が進んだりするものの、常日頃からのメンテナンスをしっかりしておけば、買取そのものに問題はないでしょう。

壊れたピアノについてはピアノの状態によるというのが正直なところです。

浸水や内側の割れ、虫の侵入など大きな破損がある場合は買取不可となることがほとんどです。

一方で、破損部分の交換や補修が可能な範囲のものであれば、買取価格は相場より下がるものの買取自体は可能となる場合もあるので、買取業者に相談してみると良いでしょう。

その場合、自社で修理工場をもっているなど、修理に長けた業者を選ぶと買い取ってもらえる可能性があがります。

ピアノのパーツだけでも買い取ってもらえるの？

パーツのみの買取を謳っている業者はほとんどなく、またパーツの取り外しに危険も伴うためおすすめできません。

ピアノの買取業者は、ピアノ本体を買い取って再販売することで利益を得ています。

ピアノのパーツだけを買い取っても再販売は難しいので、買い取ってもらうのは難しいでしょう。

また、ピアノの解体や部品の交換には専門的な知識が必要で、知識のない素人が行うとケガをする危険があります。

解体して部品を売るなどの行為は危険なのでやめてください。

ピアノ買取の際に注意することはある？

ピアノ買取では、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。

これらのトラブルを避けるためにも、優良な業者を選ぶことは非常に重要です。

また、取引時の条件をしっかりと確認しておくことも、認識違いなどによるトラブルを避けるためにも、きっちりとやっておく必要があるでしょう。

まとめ

今回の記事では、

などについて、詳しく解説しました。

ピアノは元々の購入金額が高額なこともあり、業者によって買取価格に数万円～数十万円の差がついてしまうことも少なくありません。

また、本体が大きく繊細なもののため、買取時の費用や搬出作業などに伴うトラブルが発生するケースもあります。

トラブルなくスムーズに高額買取を実現するためには、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。

また、ご自身でできる少しの工夫で大きく買取金額がアップすることもあります。

この記事でご紹介した買取のコツや買取業者の選び方などを踏まえて、ご自身の満足いく買取査定をゲットしてください。