日本刀・刀剣買取おすすめ業者ランキング【11選】口コミ評判・買取相場を比較

国内だけでなく海外からでも、幅広い需要がある日本刀や刀剣。

なかには博物館で展示されたり、研究に使用されたりと、歴史的に非常に重要な日本刀や刀剣もあります。

まだ発見されていない日本刀や刀剣も数多くあり、もしかすると自宅に伝説級の刀剣が眠っているかもしれません。

本記事では、日本刀や刀剣の買取情報について、実際に買取可能なのか、どんなお店が買い取ってくれるのか、さらに高く売るコツなどに焦点をあてて解説していきます。

日本刀・刀剣は売れない？鉄砲刀剣類登録証について

日本刀や刀剣を売る前に確認しておきたいのが、銃砲刀剣類登録証の有無です。

この銃砲刀剣類登録証に登録していない日本刀や刀剣は、売買などの取引はできません。

また、模造刀の取引にも銃砲刀剣類登録証の登録が必要です。

銃砲刀剣類登録証の登録をするには、最寄りの警察に持ち込み、刀剣類発見届出済証を発行してもらう必要があります。

その後刀剣類登録希望者通知書が各都道府県の教育委員会に発送され、審査に合格すれば鉄砲刀剣類登録証を入手できます。

登録料として6,600円が必要だったり、すべての刀剣が鉄砲刀剣類登録証をもらえるわけではなかったりと、知識が少ない方にとっては非常に煩わしいことも多いです。

ですが、登録している日本刀や刀剣は買取の対象となり、場合によっては高額査定になる可能性もあります。

鉄砲刀剣類登録証の登録が済んでいない日本刀や刀剣が自宅に眠っている方は、査定を受ける前にこれらの手続きを済ませておきましょう。

日本刀・刀剣買取業者おすすめランキング11社

日本刀や刀剣は世界的なブームが続いていることから、買取可能としている買取業者は多数あります。

ですが、日本刀や刀剣の査定は難しく、専門性が高く豊富な買取実績がある買取店を選ぶことが大切です。

以下では、日本刀や刀剣の買取実績が豊富にある買取店を11社紹介します。

自宅から近い、便利な買取方法がある、自分の売りたい刀剣の買取実績があるなど、各買取店の特徴をチェックし、取引に最適なお店を見つけましょう。

OKURA

買取方法	店頭買取、宅配買取、出張買取
買取対象となる美術品の種類	刀剣、日本刀、脇差、薙刀など
無料査定の有無	○

OKURAの特徴・おすすめのポイント

編集部コメント

OKURAは、ゲオやセカンドストリートで知られるゲオホールディングスのグループ企業です。

査定を担当するバイヤーは、20年以上の豊富な経験と知識を持ち、独自の教育・研修課程を修了した専門スタッフのみ。

外部委託も一切行っていない為、その分高価買取に期待が持て、接客も評判が高いのが特徴です。

買取方法は店頭買取・宅配買取・出張買取にて対応してくれますが、日本刀や刀剣の買取には出張買取を強くおすすめします。

出張買取であれば鑑定士が自宅に出向いてくれる為、店舗に持ち運ぶリスクや梱包の手間などをかけずに査定をしてもらえます。

今なら始めての買取者限定で、買取金額が20%アップする買取強化キャンペーンも実施している為、まずはOKURAの公式サイトをチェックして無料査定を受けてみてはいかがでしょうか？

福ちゃん

買取方法	店頭買取、宅配買取、出張買取
買取対象となる美術品の種類	日本刀、太刀、脇差、薙刀、槍、鍔など
無料査定の有無	○

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福ちゃんのおすすめポイント

編集部コメント

「福ちゃん」は累計800万点以上の買取実績を持つ買取店で、刀剣の取扱経験も豊富です。

そのため、査定士が刀の扱いに慣れており、その点が口コミでも高い評価を得ています。

知識豊富な査定士が、錆びた刀や真贋不明、刀身のみなど、どのような状態の刀剣でも丁寧かつ適正に査定をしてくれます。

また、刀剣の売却に不慣れで不安を感じている方でも、福ちゃんではメールやフリーダイヤルでの問い合わせを受け付けており、気軽に相談することができます。

電話は年末年始を除いて年中無休で対応しており、忙しい方でも自分の都合に合わせて連絡を取ることができますよ。

一見価値がなさそうに思える刀剣でも、空いた時間に一度プロの査定を受けてみると良いでしょう。

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バイセル

買取方法	店頭買取、宅配買取、出張買取
買取対象となる美術品の種類	日本刀、脇差、鍔、縁頭、目貫、小柄、鞘など
無料査定の有無	○

バイセルのおすすめポイント

編集部コメント

「バイセル」は買取品目の幅広さが自慢の買取店です。

刀剣についても骨董品として豊富な買取実績を持っています。

買取対象は刀剣本体だけでなく、鍔、縁頭、鞘などの刀装具単体でも査定が可能です。

特に鍔はコレクターに人気が高く、高価買取が期待できることもあります。

刀剣を売却する際には、登録証など現品以外に必要なものがありますが、これらの情報は「バイセル」の公式サイトでわかりやすく解説されています。

刀剣の売却を検討する際には、まずバイセルの公式サイトをご覧になることをおすすめします。

さらに、公式サイトには買取に関する役立つ情報がコラムとして多数掲載されています。

刀剣についても査定ポイントや高価買取になる刀剣の特徴など、詳細な情報を得ることができるので、ぜひ一度バイセルの公式サイトをチェックしてみましょう。

日晃堂

買取方法	店頭買取、出張買取、宅配買取
買取対象となる美術品の種類	日本刀、槍、脇差、太刀、短刀、薙刀、鍔など
無料査定の有無	○

日晃堂のおすすめポイント

編集部コメント

日晃堂は美術品や骨董品の買取専門店です。

刀剣の買取についても、社内独自の研修を受けた知識豊富な鑑定士が丁寧に査定をしてくれます。

確かな目利きで適正な評価をしてくれるので、安心してお任せできますよ。

たとえ刀装具がついていない刀身だけでも、「銃砲刀剣類登録証」さえ交付されていれば買取が可能です。

また、刀身がなくても刀装具のみでの買取にも対応しています。

品物によっては、刀剣以上の評価がつくこともあるので、ぜひ査定してもらいましょう。

現在、出張買取限定で買取価格が30％アップするキャンペーンが実施中です。

刀身だけだから、または刀身がないからと諦めず、お得に買取を利用できるこの機会にぜひ日晃堂で買取査定を受けてみてくださいね。

刀剣買取王

買取方法	店頭買取、出張買取、宅配買取
買取対象となる美術品の種類	模造刀を除く刀剣全般、刀装具、甲冑武具、関連書籍など
無料査定の有無	○

刀剣買取王のおすすめポイント

編集部コメント

「刀剣買取王」は創業70年以上の歴史を持つ、3代続く老舗の刀剣買取店です。

豊富な実績と経験を積んだ業界屈指の鑑定士による査定を受けることができます。

刀剣買取王は、長年にわたって培った豊富な販売ルートを持ち、全世界30カ国以上のコレクターとの取引を行っています。

国内外の広範なネットワークによって、刀剣の高額販売を実現し、買取利用者への高価買取を可能にしています。

また、刀剣の買取に関してまず情報を知りたいという方も刀剣買取王なら安心です。

公式サイトから資料請求ができ、さらに資料請求をした利用者限定で買取価格が10％アップするキャンペーンも実施中です。

まずは資料請求をして、刀剣専門のプロ鑑定士の査定を体験してみてはいかがでしょうか。

栄匠堂

買取方法	店頭買取、出張買取、宅配買取
買取対象となる美術品の種類	日本刀、太刀、刀、脇差、薙刀、鍔、模造刀など
無料査定の有無	○

栄匠堂のおすすめポイント

編集部コメント

「栄匠堂」は、京都にある創業から30年以上の歴史を持つ骨董商です。

その豊富な経験と知識は全国から買取依頼や相談が寄せられるほど厚く信頼されており、刀剣買取についても確かな鑑定力を持っています。

栄匠堂では丁寧で正直な「誠実評価」を掲げており、その姿勢は公式サイト内にも表れています。

刀剣を高く買い取ってもらうためのコツなど、買取利用者にとって役立つ情報が詳しく提供されています。

刀剣買取の経験がなく不安を抱えている方も、こうした情報やお店の誠実な態度に触れることで、安心して利用することができますね。

さらに、栄匠堂は大手チェーンではないにもかかわらず、24時間受付のフリーダイヤルを設置しています。

時間が不規則な方や忙しい方でも、自分のタイミングでいつでも気軽に相談ができるのは大きなメリットです。

ぜひ、誠実評価の栄匠堂で安心して買取査定をお任せしてみてはいかがでしょうか。

銀座誠友堂

買取方法	店頭買取、出張買取、宅配買取
買取対象となる美術品の種類	太刀・刀・脇差・短刀・槍・薙刀、刀装具など
無料査定の有無	○

銀座誠友堂のおすすめポイント

編集部コメント

「全国日本刀買取 銀座誠友堂」は、国内最大級の日本刀専門店で、全国対応の刀剣買取を行っています。

刀剣に関するアンケートでは「刀の販売と買取適正価格満足度」「初めてでも安心の美術日本刀専門店」「刀剣、武具品揃え満足度」の3項目でNo.1を獲得しており、利用者からの信頼と満足度の高さが伺えます。

さらに、国税庁や博物館からも査定依頼の実績があり、公的機関からも信頼されている安心のお店です。

また、銀座誠友堂の魅力は、豊富な買取方法にもあります。

店頭買取、出張買取、宅配買取に加え、交換会への出品代行や銀座誠友堂店内での委託販売など、希望に合った方法を選ぶことができます。

「全国日本刀買取 銀座誠友堂」で、最適な買取方法を見つけて、安心して刀剣買取を任せましょう。

くれいも屋

買取方法	店頭買取、出張買取、宅配買取
買取対象となる美術品の種類	日本刀、模造刀、居合刀、軍刀、西洋剣、自作品、コスプレ品など
無料査定の有無	○

くれいも屋のおすすめポイント

編集部コメント

「トイガン買取専門店 くれいも屋」は、モデルガンと刀剣を中心に取り扱うお店です。

くれいも屋の最大の特徴は、模造刀の買取も行っていることです。

多くの日本刀買取店では模造刀の買取を行っていませんが、くれいも屋では本物の日本刀から観賞用の模造刀、コスプレ用の刀まで幅広く買取対象としています。

さらに、自作品の刀も買取対象になるため、売却を諦めていた方や他店で断られた方にもおすすめです。

他店では買取が難しい品目のため、買取相場がわからず不安な方も多いかもしれませんが、くれいも屋では無料で見積もり査定をしてもらえます。

本格的な買取依頼の前におおよその金額を把握することで、大幅に不安を軽減できるでしょう。

見積もりはLINEやメール、フリーダイヤルで手軽に依頼できます。

ぜひ一度「トイガン買取専門店 くれいも屋」で査定を受けてみてはいかがでしょうか。

刀剣佐藤

買取方法	店頭買取、出張買取、宅配買取
買取対象となる美術品の種類	大刀（太刀）、脇差、短刀、小刀、槍、模造刀を除いた刀剣全般など
無料査定の有無	○

刀剣佐藤のおすすめポイント

編集部コメント

「刀剣佐藤」は日本刀を中心とした刀剣買取専門店です。

年間2000振もの刀剣を買取り、13年連続で「買取実績点数」「買取成約率」「顧客満足度」でNo.1を獲得している確かな実績を持つお店です。

査定は常に二名の査定士によって行われ、案件ごとの査定額のばらつきを防ぎ、迅速かつ正確な査定を可能にしています。

この二名の査定士は倉敷刀剣美術館の館長と副館長であり、鑑定歴40年を超えるプロフェッショナルです。

また、全国刀剣商業協同組合が認定した刀剣評価鑑定士の資格を持つ心強い専門家でもあり、信頼して査定を任せることができます。

確かな鑑定力と豊富な実績を持つ「刀剣佐藤」で、安心して刀剣買取を依頼してみませんか。

山城屋

買取方法	店頭買取、出張買取、宅配買取
買取対象となる美術品の種類	太刀、刀、脇差、短刀、槍、薙刀、鍔など
無料査定の有無	○

山城屋のおすすめポイント

編集部コメント

「古美術・刀剣 山城屋」は、刀剣の売買だけでなく、保存や修復も行っている専門店です。

錆びた刀や鞘が割れている状態でも買取可能で、買い取られた刀剣は修復され、未来に引き継がれます。

手放した刀剣が大切にされ、未来に残されることは、利用者にとっても嬉しいことですよね。

また、宅配買取を利用する場合、刀剣をどのように梱包すればよいかわからない方も多いでしょう。

山城屋では専用の宅配キットを無料で提供しているため、梱包方法に悩むことなく安全に送ることができます。

公式サイトには利用者の感想や口コミが多く掲載されています。

これらの口コミからは、買取だけでなく、様々なケースでの相談が多いことが伺えます。

そして、その内容から山城屋への厚い信頼が感じられます。

刀のことなら何でも信頼して相談できる「古美術・刀剣 山城屋」をぜひ利用してみましょう。

勝武堂

買取方法	店頭買取、出張買取、宅配買取
買取対象となる美術品の種類	日本刀、太刀、刀、脇指、短刀、槍、薙刀など
無料査定の有無	○

勝武堂のおすすめポイント

編集部コメント

勝武堂は大正末期創業の老舗専門店で、90年以上にわたり日本刀の買取を行ってきた高い実績と鑑定力を誇ります。

買取方法は多様で、店頭、出張、郵送買取のほか、オークション代行や店頭での委託販売も利用することができます。

都合に合わせて最適な方法を選択できるため、大切な刀剣を手放す際に納得のいく売却が可能となります。

また、刀剣の買取価格がどのくらいになるのか検討がつかない方も多いかと思いますが、勝武堂ではメールやLINEを使用した簡易査定を受けることができます。

公式サイトでは、メールやLINE査定で画像を送信するための刀剣の撮影ポイントや手順はもちろん、LINE自体に不慣れな方のために、LINEで画像を送る操作方法まで画像付きで詳しく掲載されています。

わかりやすい解説で簡単に簡易査定を受けることができるので、ぜひ気軽に利用してみましょう。

日本刀・刀剣の買取相場

日本刀や刀剣の買取相場を解説します。

日本刀や刀剣は誰に作られたものか、誰が所持していたものか、そしていつ使われていたものか、どんな状態かなど、さまざまな条件のもと査定されます。

なかには驚くような金額になるものもあるので、自宅に眠っている日本刀や刀剣がその対象になっていないか確認してみましょう。

なお、日本刀や刀剣の買取金額は状態や各買取店の査定ポイント、コレクターからの需要などさまざまなポイントによって変動するため、あくまで参考価格としてお考えください。

特別重要刀剣

特別重要刀剣の買取相場は、500～1,000万円前後です。

特別重要刀剣は日本刀や刀剣のなかでも傑作と呼ばれる部類に入っており、なおかつ保存状態がきわめていいものを指します。

一般的なコレクターが購入するというよりも、博物館や研究施設などが保管する場合もあります。

国が指定している重要美術品のなかでも同等、またはそれ以上の価値があるとされるのもこの特別重要刀剣です。

重要文化財と同等の価値があるレベルであれば、高額での取引が可能です。

鑑定時には非常に細かな点までチェックされるため、傑作であっても保存状態によっては特別重要刀剣とは認められないこともあります。

重要刀剣

重要刀剣の買取相場は、100～500万円前後です。

重要刀剣は平安時代から江戸時代に作られた日本刀や刀剣のなかで、特に保存状態がいいものをさします。

国が重要美術品に準ずる状態と判断した場合に、重要刀剣として認められます。

特別重要刀剣と同じく厳しい審査があり、審査に通過すると重要刀剣であるという証明書が発行されます。

証明書は買取査定の際にも重視されますので、なくさないようにして一緒に査定に出しましょう。

特別保存刀剣

特別保存刀剣の買取相場は、30～300万円前後です。

特別保存刀剣は日本刀や刀剣のなかでも出来栄えがよく、保存状態がいいものを指します。

一般的に江戸時代以降に作られた日本刀や刀剣の価値は非常に低いですが、著名な鍛冶屋が作った刀剣などは、明治時代、大正時代のものでも特別保存刀剣として認められることがあります。

ただし、有名な作品であり出来栄えがいい日本刀、刀剣でも、サビがあったり傷がついていたりするものは特別保存刀剣とは認められないので注意してください。

保存刀剣

保存刀剣の買取相場は、10～100万円前後です。

保存刀剣とは江戸時代までに作られた刀のなかで、少しの傷などがあるものを指します。

とくに在銘の日本刀が保存刀剣として認められることが多いですが、出来栄えがいいものや所有者が有名だった場合は、その価値が認められ保存刀剣となることもあります。

また、明治時代や大正時代に作られた刀剣でも、在銘で見事な出来栄えであれば保存刀剣として認められます。

無銘の日本刀の買取相場は？

無銘の日本刀の買取相場は、500～5,000円前後です。

日本刀には、基本的に作った人などの名前が刻まれています。

ですが、なかには名前が刻まれていない日本刀もあり、これを無銘といいます。

無銘の日本刀は中古市場ではほとんど価値がないとされるのが一般的で、上記で紹介したような保存刀剣などにも分類されません。

そのため、買取金額がつかないことも多いです。

ただし、日本刀の買取経験が豊富な店舗に相談すれば刀紋や形状などから作られた時代、作者を推測し、査定金額をつけてくれることもあります。

無銘だからといって諦めず、経験豊富な買取業者に相談してみましょう。

日本刀・刀剣の査定ポイントはここ

日本刀や刀剣の査定金額は一概に決まっているわけではなく、さまざまな観点から査定されます。

いずれかのポイントが劣っていると買取金額が大幅に下がることもあります。

日本刀や刀剣やどのような点が査定されているのか、ポイントをチェックしてみましょう。

その日本刀・刀剣の作者

その日本刀や刀剣を誰が作ったかは、査定金額を決める上で非常に重要なポイントです。

正宗、村正、和泉守兼定、孫六兼元、源清麿など、著名な人物が作った刀剣は、数億円で取引されたこともあります。

家宝として代々受け継がれていたり、火災で消失したりしてなかなか表舞台に出てくることがなくなった昨今では、ますます著名な作家の日本刀の価値は高まっています。

上記で紹介した作家は有名な作家のごく一部ですが、彼らは代々技術を受け継いでいるため一人の作者が作ったわけではありません。

そのためどの代かによっても出来栄えが違い、七代目のものでなければ査定金額が低い、四代目のものしか買い取っていないというケースもあります。

日本刀・刀剣のランク

日本刀や刀剣のランクも、査定金額には大きく影響します。

日本刀や刀剣には仕上がりによって格があります。

仕上がりは最上作、上々作、上作、中上作といった4つのランクに分類されます。

さらに切れ味によってもランクがあり、最上大業物、大業物、良業物、業物があります。

もちろんランクが高ければ高いほど査定金額も高くなり、数千万から数億円になる可能性もあるでしょう。

日本刀を売る際は、それぞれのランクもしっかり確認しておきましょう。

作成された時代

その日本刀や刀剣が作成された時代も、査定金額を決める際に重要なポイントです。

日本刀や刀剣は古くて保存状態がいいものほど査定金額が高くなっていきます。

なかには平安時代に作られたものや、平安時代に中国から渡ってきたものなどもあり、これらは歴史的な価値があるだけでなく国宝として指定されているものもあります。

平安時代から室町時代ごろに作られた日本刀も査定金額は高い傾向です。

江戸時代以降になると日本刀や刀剣の価値は一気に低くなります。

保存状態がいい日本刀が多く、さまざまな刀工が生まれ大量に作られたことも原因の一つです。

江戸時代の後期から廃刀令が出るまでに作られた日本刀や刀剣はほとんど価値がないものが多いですが、それでも有名な作家が作ったもの、鑑賞用として作られた美しい日本刀であれば高く買い取ってもらえる可能性があります。

日本刀・刀剣の種類

日本刀や刀剣の種類によっても、査定金額は変動します。

日本刀や刀剣と一口に言ってもその種類は幅広く、ごく小さな短刀から非常に大きな太刀、大太刀までがあります。

分類は明確に決まっているわけではありませんが、基本的に短刀、脇差、打刀、太刀、大太刀の順番で大きくなっていきます。

短刀は現存している数が比較的多く、コレクターの需要も低いため低い金額で取引されることが多いです。

一方で、立派な太刀や大太刀はコレクターからの需要もあり、保存状態がいいものであれば高額での取引が期待できます。

日本刀・刀剣を高く売るコツは？

日本刀や刀剣を高く売るためには、どのようなポイントを抑えればいいのかを解説します。

同じ日本刀でも、一緒に提出するものや査定に出すタイミング、どの買取店に依頼するかによって査定金額は大きく変動します。

少しでも高い金額で日本刀の取引をするためにも、以下の点に注意してみてください。

登録証・鑑定書を一緒に査定に出す

日本刀や刀剣を査定に出す際は、先述した登録証を一緒に提出しましょう。

この登録証がない日本刀は売買ができないため、そもそも査定を断られてしまいます。

また、売りたい日本刀の価値が最初から判っており、鑑定書がある場合は、鑑定書も一緒に提出しましょう。

鑑定書があると査定スタッフが査定しやすくなるだけでなく、買取後も鑑定書付きで売れるのでより高い金額での取引が可能です。

その分、査定金額をプラスしてくれる可能性が高いので、鑑定書は忘れずに提出しましょう。

日本刀や刀剣の買取専門店に依頼する

日本刀や刀剣を査定に出すなら、日本刀・刀剣の買取専門店を選ぶことがおすすめです。

日本刀は刀剣は、状態や作者、時代によって査定金額が大きく変動するアイテムです。

そのため査定には豊富な知識が必要です。

無銘の日本刀を査定するには、これまでの豊富な経験も求められるでしょう。

専門店であれば豊富な知識や経験をもとに、売りたい日本刀の正しい価値を見出してくれます。

反対に、日本刀や刀剣に関する知識が少ない買取店に査定に出しても、思うような金額で取引できなくなってしまいます。

価値のある日本刀や刀剣が適当な金額で買いたたかれないためにも、実績が多数ある専門店を選びましょう。

できるだけ早く査定に出す

日本刀や刀剣は、できるだけ早く査定に出すことも大切です。

日本刀や刀剣はサビやすく、拵えにも汚れが付着しやすいです。

常にお手入れしていた日本刀ならまだしも、長く物置や倉庫に眠っていた日本刀は状態が劣化しています。

サビや傷、汚れがひどい日本刀や刀剣は、どんなに有名な作家が作ったものであっても査定金額が大幅に落ちてしまいます。

今以上に劣化が進む前に査定に出すことで、もっとも良い状態で査定を受けることが可能です。

劣化が気になる、今後表に出す機会もない日本刀を持て余している方は、できるだけ早く査定を依頼して売却を検討しましょう。

日本刀・刀剣は処分よりも買取でお得に手放そう

日本刀や刀剣の買取ポイントやおすすめの買取店を紹介しました。

日本刀や刀剣は登録をせずに売買はできず、登録手続きにも時間がかかります。

そのため処分を検討している方も多いのではないでしょうか。

ですが日本刀や刀剣は世界中にコレクターがおり、なかには歴史的価値が高く高額で取引されるものもあります。

知識がないまま処分したり、適当に売ったりすると後悔するかもしれません。

日本刀や刀剣の買取実績が豊富にある買取店に相談し、一度その価値を見極めてもらいましょう。

大切にしてきた日本刀や刀剣が、思わぬ金額になるかもしれません。