【香港時事】大規模な反政府抗議活動が続く香港で21日、ベッドタウンの新界地区で再びデモ行進が行われた。デモ自体は警察の許可を得て行われたが、一部が過激化し、警官隊は催涙弾を使って強制排除した。複数の拘束者が出ている。
21日午後には、デモのルートに近い駅が幾つも閉鎖されるなど、厳戒態勢が敷かれた。デモ隊は「香港人加油(頑張れ)」などと声を上げ、警察の責任追及や普通選挙の実施を訴えた。
行進自体は平和的に行われたが、デモ隊の一部は警官隊に火炎瓶を投げたり、中国国旗を燃やしたりした。香港メディアによると、路面電車の施設がデモ隊によって破壊された。線路上に金属の棒などが置かれたため、運転も停止した。
デモの発端の逃亡犯条例改正案は既に撤回された。林鄭月娥行政長官は「社会が抱える問題は逃亡犯条例改正案にとどまらない。困難な局面を抜け出し、再出発する第一歩としたい」と述べ、26日に市民との対話集会を開くが、デモ隊側は納得しておらず、緊張は高まったままだ。22日も国際空港への交通妨害などが呼び掛けられている。