◆キャラクターたちの成長にも注目です!
——ボードゲームにも注目ですが、キャラクターたちの人間ドラマ、そして成長も描かれていますよね。
宮下 ミキちゃんは浮き沈みの激しい性格なんですが、やっぱりボードゲームを通じての成長過程を見ていただきたいですね。ただ、ミキちゃんを中心としたドラマにはなっているんですが、アヤちゃんとかミドリちゃんとかエミーリアちゃんとか、それぞれのキャラクターの成長と言いますか。人生の一部といいますか。どんな方でも、ひとりひとりのキャラクターに感情移入していただけるんじゃないかなと思います。
富田 彼女たちはボードゲームで成長していくんですが、実際に見てくださっている方々がボードゲームじゃなくてもいろいろなことに置き換えて共感できるキャラクターがひとりはいると思います。そういう側面でも観ていただきたいですね。
——結構、ミドリは…。
富田 かなり成長をしますね。ボードゲームを作るという夢に向かっての葛藤が描かれていきます。ミドリの個人的な成長は注目して見てもらいたいですね。
宮下 高校生なのに、すごいですよね。エミーリアちゃんもですが、あんな発想すごいなって思いますね。
富田 純粋に夢に向かって真っ直ぐ進んでいく姿っていうのに背中を押される人も多いんじゃないかなって思いながら収録しました。
——M・A・Oさんは、エミーリアに関してどう感じていますか?
M・A・O 同じくゲームデザイナーを目指しているエミーリアちゃんは、ミドリちゃんの気持ちをよく汲み取っていて、今はそっとしておいてあげたほうがいいというような距離のとり方が絶妙だなと感じました。共に頑張っていこうとお互いが言い合えて、切磋琢磨する関係が素敵だと思いました。
——高野さん、アヤちゃんに関しては?
高野 アヤちゃんは結構にぎやかし担当みたいなところもあって、あまり12話までで成長っていう成長はしないんですが、今までアヤの生きてきた背景みたいなものをメンバーに聞いてもらうことで、自分の世界が改めて広がったりします。
宮下 本当にひとりひとりのキャラクターが、お互いに欠けてはいけないキャラクターばかりだなって感じますね。作品が終わったあとにも、観ていただいた方にこの先ミキちゃんやアヤちゃん、ミドリちゃんエミーリアちゃんがどうなっていくのかを想像していただくっていうのも、楽しい見方なんじゃないかなって思います。
M・A・O アニメを観て、実際にボードゲームで遊んでいただきたいですね。楽しみながら人と人の距離を縮めてくれる素晴らしいものだと思いますので!
富田 ボードゲームを通してのキャラクターの成長劇っていうのに勇気をもらえる方も共感できる方もたくさんいると思うので、ゲームも好きになっていただいて、京都にも行きたいなって思っていただいて、さらにキャラクターたちに共感していただいたら最高だなと思います。
高野 私としては元々ボードゲーム大好きというのもあるのですが、キャストさんやスタッフさん、原作者の方も含めて、作品にあたってのゲームへの愛がすごいなと感じています。その愛情は、アニメを見るだけでもきっと伝わりますし、原作を読んでいただいてもきっと伝わります。そしてそれがボードゲームを好きになるきっかけになったら嬉しいです。
宮下 登場するボードゲームや、キャラクターの関係性、どう成長していくかというところをもちろん注目してほしいですが、やっぱり京都の風景、まだ行ったことない方にも京都を好きになってもらえる作品だと思うので、そちらも注目していただきたいですね。あとは後ろで流れてる音楽も緊張感溢れるシーンはソワソワするような音楽だったり、楽しいシーンはウキウキするような音楽が鳴っていたり。そういうところもすごく魅力的だなと思いますので、そちらも注目していただきたいです!
撮影:真下 裕(Studio WINDS)
『放課後さいころ倶楽部』番組情報
ABC テレビ 毎週(水)26:16~
TOKYO MX 毎週(木)24:30~
BS11 毎週(木)24:30~
※放送日時は変更になる場合がござ
<キャスト>
武笠美姫:宮下早紀 高屋敷綾:高野麻里佳 大野翠:富田美憂 エミーリア:M・A・O 金城タケル:黒田崇矢
<スタッフ>
原作:中道裕大 連載:ゲッサン(小学館)
監督:今泉賢一 シリーズ構成:前川淳 キャラクターデザイン:伊部由起子 美術監督:芳賀ひとみ 色彩設計:篠原愛子 撮影監督:佐藤哲平 編集:梅津朋美 アフレコ演出:稲葉順一 ダビング演出:ハマノカズゾウ 音楽:片山修志(Team-MAX) アニメーション制作:ライデンフィルム
<オープニング主題歌>
富田美憂「Present Moment」
公式サイト:http://saikoro-club.com
公式Twitter:@saikoro_club
(C)中道裕大・小学館/放課後さいころ倶楽部製作委員会