エイベックス・グループが主催する世界最大級のダンスイベント「DANCE NATION 2013」が17日に幕張メッセで開催され、3万人余の動員を集めた。

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 「DANCE NATION」は、1日中さまざまなダンスを楽しめる「ダンスのプラットホーム」にすることを目的としており、2006年より7回に渡り実施。
今回は、オーディションを勝ち抜いた100チーム3000人を超える精鋭たちが全国から集結し、次世代を担うダンサーたちがそれぞれこの日のために用意したパフォーマンスを披露した。

 8回目にあたる当日は、DANCE NATION 2013オフィシャルサポーター「Prizmmy☆」、声優+秋葉系オタクブレイクダンサーの異色6人組ユニット「福原香織とRAB」、今年の「JUSTE DEBOUT」アメリカ大会で優勝したベッキーの妹・ジェシカなど実力派ダンサーも出演。全国中学校・高等学校ダンス部選手権で優勝チーム(同志社香里中学校ダンス部、北九州市立高等学校ダンス部)やスポーツクラブのダンスチームなど、さまざまなジャンルのダンスユニットが会場を盛り上げた。

 センターステージでは、ダンスブランド「DANSKIN」の衣装を身にまとったジェシカが登場。鍛え抜かれた“美腹筋”が見えるヘソ出しファッションと圧巻のダンスで会場を圧倒した。MCの古坂大魔王が「本当にベッキーに似てるわあ」と話しかけると、ジェシカは「よく言われるんですよねえ」と照れ笑い。
ジェシカは現在、アメリカ・ロサンゼルスに在住しているが、「アメリカでもこれほど大きなダンスイベントはない。子どもたちのダンスを見て、日本のダンスレベルは世界一だと思った」と驚いていた。また、「ダンスはどこでもできる。ぜひ、長く続けてほしい」と若きダンサーたちにエールを送った。

 ライトステージには「Prizmmy☆」が登場し、パワフルで華やかなステージを演出した。同ユニットは、テレビアニメ『プリティーリズム・オーロラドリーム』に「プリズムメイツ」として出演していた、みあ、れいなかりんの3人に、あやみを加えたダンス&ヴォーカルユニット。
4人は、「ちょっと前まで、ダンス教室の先生たちと一緒に作品づくりをして、“DANCE NATION”の舞台に立っていました。そして、“DANCE NATION”は私たちの初ステージの場です。とても思い入れがあります」と感慨深げだった。客席からは、女子小学生からの声援が多く挙がっていた。

 そのほか、日本ストリートダンス協会(JSDA)やエイベックス、オーディオブランド「STEEZ(スティーズ)」など、ダンスにまつわるブースも用意されていた。

 会場には、幅広い年齢層の来場者が訪れていた。
「昨年以上に盛り上がっている」(30代男性)、「小4からダンスをしているが、ダンスシーンがここまで盛り上がるとは思わなかった」(女子高校生)、「だいぶ高度な技を使っているユニットもいる」(50代男性)という声も挙がっていた。

 最後は、毎年恒例のavex Dance Masterインストラクター総勢60人による、迫力あるダンスでイベントを締めくくった。