「モーニング」(講談社刊)にて連載中の、原田重光(原作)と初嘉屋一生(作画)による漫画『はたらく細胞BLACK』のテレビアニメ化が決定。メインキャスト情報、アニメ化決定PV、キービジュアルが一挙公開された。


【写真】テレビアニメ『はたらく細胞BLACK』アニメ化決定PV場面写真

 原作は、擬人化した赤血球と白血球を中心とした体内細胞の知られざる活躍を描いた人気コミック『はたらく細胞』のスピンオフ作品。「飲酒」「喫煙」「睡眠不足」などの不摂生やストレスによってBLACK化してしまった身体で活動する細胞たちの過酷な労働環境を描く。

 メインキャストとして、赤血球を榎木淳弥、白血球(好中球)を日笠陽子が演じ、ナレーションを津田健次郎が担当。山本秀世がメガホンをとり、シリーズ構成・脚本を森ハヤシ、キャラクターデザインを安彦英二、音楽を菅野祐悟が担当する。アニメーション制作はライデンフィルム。

 「働け! 細胞ども!!」という津田の檄で始まるPVは、不健康な体内で過酷な労働に従事する赤血球、侵入した細菌と戦う白血球など、絶望的な環境で細胞が命を削って活動する様子が描かれている。
最後に、血まみれで倒れる赤血球たちと「“過重労働”の末に細胞たちは何を思うのか―」というナレーションで締めくくられる。

 榎木は「小さい頃は体が弱くずっと入院していたので、小児科病棟を支配する王のような存在でした。生まれながらのこのBLACKな身体に鞭を打ち頑張りたい」、人間ドックに行ったことがないという日笠は「筋トレしてるからなんとかなるなる! みんなで身体にムチ打ってBLACKな作品にしていきたいと思いますのでよろしくお願いします!」と、それぞれ自虐的なネタを交えて意気込みを語った。

 津田は「精一杯ナレーションをやらせて頂きます! BLACKな皆様も観る運命なのです!」とコメント。原作者の原田は「この作品の広がりが世の中年の体をBLACKな環境から救うきっかけになればと思います。まだ間に合う!」とメッセージを寄せた。


 テレビアニメ『はたらく細胞BLACK』は2021年1月より放送。