【写真】松本穂香ら役衣装で登場した『みをつくし料理帖』キャスト陣
高田郁による同名のベストセラー時代小説を実写化する本作は、幾度となく訪れる苦難を乗り越えながら料理に真剣に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と不変の友情を描く。
享和二年。大坂。8歳の澪は幼なじみの野江と「何があってもずっと一緒や」と約束を交わすが、その夜から大坂を大洪水が襲う。澪は両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまう。時が流れ、澪は江戸・神田のそばどころ「つる家」で料理人として働いていた。
大坂の大洪水で澪と生き別れとなった野江は、江戸の町で“あさひ太夫”として生きている。あでやかなおいらん姿の奈緒に注目が集まる中、インタビュー映像では、その役作りや澪との関係性などが語られている。
台本を読んで「女の子二人の友情にものすごく焦点が合っていて、純粋にとてもすてきな話だと思った」という奈緒。
角川監督がこだわったあさひ太夫の部屋のセットは、あでやかな紫を基調とした部屋。その豪華なセットの中であさひ太夫の寂しさを感じたという。監督からは、澪との「言葉に出せない二人の思いを目で会話して欲しい」と求められ、その通りにやってみたら「とても切ない気持ちになった」と明かす。さらに奈緒は、澪の存在を“雲”、野江の存在を“太陽の陽”になぞらえている。
映画『みをつくし料理帖』は10月16日より全国公開。