オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS系)で結成された男性アイドルグループ「JO1」のメンバー・金城碧海(19)の“未成年飲酒写真”が流出し、所属事務所が事実であると認めた。
「週刊文春デジタル」が報じたところによると、問題の写真は金城が缶チューハイを持って友人と共に花見をしている姿が写されたもので、今年1月末にSNSに流出したという。
「今回は活動を始める前の不適切な行動ということもあり、特に謹慎などといったペナルティーはない模様。しかし、今後他のメンバーも含めて同様の不祥事があれば、厳しく対処する可能性も高いですね」(芸能事務所関係者)
アイドルの未成年飲酒や喫煙、不適切な交友などの写真流出は過去にもあった。昨年は、ジャニーズ事務所に所属するHiHi Jetsの橋本涼と作間龍斗が、ベッドで寝ている写真が流出。その写真を撮影したのが一部で有名なファンで、さらに未成年飲酒の可能性もほのめかされていた。この写真流出によって、橋本と作間は約3カ月の活動自粛となった。
昨年12月には大森靖子率いる女性アイドルグループZOCのメンバー兎凪さやか(20)が、未成年だった時に飲酒・喫煙していた写真が流出。その事実を認め、グループを脱退した。
かつて、未成年による不祥事が連続したのがジャニーズ事務所のNEWSだ。現ONE OK ROCKのTakaこと森内貴寛は、未成年時に喫煙している写真や女性とのニャンニャン写真が流出。その直後に学業に専念するとの理由で脱退している。さらに草野博紀も未成年飲酒写真が流出し、脱退。
一方で、おとがめなしだったケースもある。ジャニーズWESTの藤井流星は、18歳の時に女性とホテルに行き飲酒・喫煙をしたなどと週刊文春に報じられた。喫煙の証拠となるような写真もあったが、特にペナルティーはなかった。
こうした不祥事でタレントがクビになることもあれば、まったくスルーされることもある。その違いはどこにあるのだろうか。
「強い証拠があるかどうかが何より大きいですね。流出した写真の信ぴょう性が高ければ、やはり何らかの処分が必要になる。そして、もうひとつは素行だと思います。未成年飲酒・喫煙写真が流出するタレントは、そもそも素行が悪いケースがほとんど。事務所関係者が手を焼いていることも多く、“証拠が出たならクビにしてしまえ”となることも多い。なんとなく許してそのまま事務所で抱えていたら、後で違法薬物なんかで逮捕された……となるほうがダメージは大きいですから。
しかし、本当に闇が深いのは、むしろ“おとがめなし”だったケースだという。
「証拠写真も出ているのに何のペナルティーも与えられないというケースは、何らかの“裏事情”があるということ。不祥事を帳消しにするような動きなしにはあり得ません。業界の大物がバックにいるとか、別の大物タレントへのスキャンダル波及を阻止しているとか、大きなクライアントとのプロジェクトが動いているとか。そういった事情があります」(同)
未成年飲酒の事実は認めたものの、結果的におとがめなしとなったJO1の金城碧海。何か大きな力が動いているのかもしれない……。