株式会社 Liberawareは、千葉県船橋市・西図書館における京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下 KCCS)の「AI 蔵書点検システム」試験導入に伴い、蔵書点検の無人化を目指し、特殊小型ドローン「IBIS」の自動飛行・撮影と「AI 蔵書点検システム」との連携について検証を実施する。
■図書館における蔵書点検業務の負荷軽減へ
現状の図書館における蔵書点検は、全資料を専用の機器で1点ずつ読み取り、図書館システム上の蔵書データと照合するため業務負荷が高い業務となっている。船橋市は、AIの積極的な活用に取り組んでおり、公民館図書室における蔵書点検業務の負荷軽減・効率化を目指し、KCCSと共に船橋市西図書館に「AI蔵書点検システム」の環境を構築し、2020年3月12日から試験導入を開始する。無人化にあたり、多くの自動撮影が可能な自動飛行ドローンは、大きいサイズ(200g以上)のものが多く、図書館内で飛行するサイズとしては、張り紙や本等の設備への影響から現実的ではなかった。しかし、手のひらサイズの小型ドローンを唯一提供している同社のドローン「IBIS」は、設備への影響リスクが最小限であることから、共同で検証を行うこととなったという。
■自動巡回型小型ドローン「IBIS(アイビス)」について
「自動巡回型小型ドローン「IBIS」は、あらかじめプログラミングしたルートどおりに自動飛行を行う世界最小クラスの産業用小型ドローン。同社では、自動巡回型小型ドローンと共に、自動充電装置やドローン監視システム等のハードからソフトまで開発・製造を行い、一気通貫のサービスを提供することで、企業の巡回業務における生産性向上に寄与したいと考えているという。屋内警備や設備点検の他、倉庫内における在庫管理業務にも導入検討が進められ、現場の作業員の省人化・省力化に伴いセキュリティ面・安全性の向上や業務の効率化が見込まれ、スマート化された施設設備の実現を目指す。◇サイズ:190×180×50mm(プロペラガード込み)
◇重量:190g(バッテリ込み)
◇飛行時間:最大9分間
◇装備類:自動飛行ユニット、FullHDカメラ、LED照明、防塵用モーター 他 via プレスリリース