大好きな手触りとか感触ってないだろうか。例えば、赤ちゃんのほっぺた。
プニプニしていて、タマらない! 猫の肉球。プニプニしていて、タマらない!! マシュマロ。プニプニしてて……。

そんな、タマらない手触りのあれやこれや。それらのレパートリーに、これも加えてほしいのだ。「みやびコスメティックス」(大阪府)が開発した『ひあるん玉せっけん』は、プルンプルンした石けん。

実際に触ってみると、本当にプルプル! コラーゲンみたいというか、ところてんのようというか。黙っていると、きっと誰も石けんとは思わないのではないか? 色が鮮やかなオレンジだし、洋菓子店でいただく贅沢なゼリーを思わせる瑞々しさ。石けんのくせに、あまりにもフルーティだよ!

あんまり楽しいので、しばらく握って「プニッ、プニッ」と遊んでいたのだが、これは取材だ。どうしてこのような石けんを作ったのか、同社に伺ってみた。
「8年ほど前から、化粧品業界では『タマリンド』(アフリカ、インドなどで栽培される食用の豆)が活用されることがありました。この豆には“とろみ成分”があり、以前から『何かに使えないか?』と考えていたんです」(同社・担当者)
そして、同社は新しい石けんの製作に着手。
結果、イメージ通りの“プルンプルン”が形になったという。

もう、魅力的なのはわかった。十二分にわかった。でも、この“プルンプルン”には、どういうメリットがあるの?
「まず、手触りが優しくなるというのがあります。また、固形だと手に当たって痛いですが、これだとお子様も喜んで手を洗ってくれるみたいです」(担当者)
これは、マジだ。だって私もそうだから。
家に帰宅して手を洗うのは、皆様も欠かさずのくだりだろう。私の場合、チャチャッと洗って「はい、終了」ってなもんだが、この『ひあるん玉せっけん』だと勝手が違ってくる。粘土遊びをしているのか、ハンバーグをこねてるのか。そんな錯覚に陥り、いつの間にか洗面所で手洗いに夢中になっている。しかも、時間を忘れて……。
イメージとしたら「手の中にバランスボールがある」なんて表現が近いかもしれない。


ただ、それだけじゃない。実は、こんな利点もある。
「敏感肌の方に、この石けんは適しています。普通の石けんは洗浄成分の結晶を固める作り方ですが、『ひあるん玉せっけん』は石けんを溶かしたものをヒアルロン酸(保湿成分)とタマリンドに閉じ込めて作っております。保湿成分がクッションとなってくれるので、肌に優しい石けんになります」(担当者)
中には、小さいお子さんの肌をこの石けんでゴシゴシと洗い、たわし代わりにするお母さんもいるとのこと。楽しい入浴タイムだな!

そんな“プルプル石けん”には、反響も続々と寄せられている。
石けんを自作する人からの「自分で作ってみたい!」や、「泡立ちがよく、肌がしっとりとする」といった声である。
その一方で、コッチ方面からの反響も……。
「男性の9割近く(同社開発中調べ)が、石けんに触った直後『おっぱい』と思うそうです」(担当者)
同社ホームページ訪問の際、検索キーワードで「ひあるん玉せっけん・おっぱい」なんて組み合わせが頻発するほどのレベルだそう。私も思ってた。この石けんは、あの感覚に確かにアレだ。

……といったタマらない『ひあるん玉せっけん』(税込み1,800円)は、同社オンラインショップにて8月より発売中。
12月からは有楽町の「大阪百貨店」でも販売されている。

「特に、お子様のいるファミリー層から好評をいただいております。また女性へのプレゼント用なのか、男性からの注文も多いようです」(担当者)
とにかく使って楽しい、肌に優しい“プルプル石けん”。一度、この感触を体験していただきたいものだ。
(寺西ジャジューカ)