小さい頃、シルバニアファミリーで日が暮れるまで遊んだ経験のある人は少なくないはず。この世界的な女の子玩具としてロングセラーを続けている『シルバニアファミリー』が2012年東京おもちゃショーにて、特別賞を受賞した。

特別賞受賞の理由は、日本国内のみならず、40カ国以上の国々で多くの消費者に支持され、世界中の女の子の夢を育てる玩具として、世界的に売上を拡大しているという功績からである。

『シルバニアファミリー』は、エポック社による愛らしい顔をした動物たちの人形を中心としたドールハウスのシリーズで、1985年の発売から27年間、世界中の子どもたちに愛される続けている。

今回、東京おもちゃショーにてシルバニアブースを拝見したところ、私は、動物の種類の多さに驚いた。
『シルバニアファミリー』といえば、やさしい色をした動物、特にウサギやネコ、といったモチーフが有名だが、ラッコ、カンガルー、ヒツジ、ブタ、コアラ、なんと、ペンギンまでいる! さらに、クマやネコ、ウサギにもバリエーションが増え、シロクマ、わたウサギ、みるくウサギ、シルクネコ、チャコールネコなどなど細分化されて登場。
担当者に尋ねてみたところ、1年に2、3種ペースで増やしているそうだ。
この会場で出会った動物たち(写真の動物たち)は、全て店頭販売されるものではないが、この内の18種類が店頭に並ぶそうだ。

中には、この会場にもいないお蔵入り動物もいるとか。お蔵入りになった動物は主に、細分化された内のマイナーな種類のネコだとか。意外すぎるのは、ペンギン。……え? ペンギン? と目を疑った。あまりにも、異質な気がしてしまう。ちゃんとペンギンの赤ちゃんはおしゃぶりを咥えている……。
なんとも不思議な感じだが、シルバニアの特徴である可愛らしいつぶらな瞳は一緒。可愛いから良しとしよう。

さらに、シルバニアの特有の可愛らしいインテリアや家のアイテムも新しくなった。
ここ最近、人気なのは『おでかけファミリーカー』。なんとシルバニアアイテムに車が登場している。
この車を停めるカーポートつきの大きなお家、『カーポートのあるあこがれのお家』や、ファミリーカーに荷物を積んでお出かけができる『わくわくバーベキュー&キャリアセット』が、6月9日に新発売された。

これは、楽しそうだ! この車に乗って色んな場所へを旅をするようなストーリーが子どもたちの中で創られることが想像できる。

エポック社の調べによると、『シルバニアファミリー』で遊ぶ子どもは創造性が高く、豊かな情操をもたらすらしい。
『シルバニアファミリー』はあたたかいふれあいのストーリーをベースにしているため、遊びの中で自然と生まれるコミュニケーションが、他者と接する楽しさ、秩序を守る大切さや、思いやりの心が自然と育つのであると考えられる。
確かに、私もシルバニアで遊んだ経験を思い返すと、優しい思い出だったことを思い出す。
シルバニアの新しい仲間や、より充実したアイテムによって、更に子どもの想像を引き出し、愛され続けることは間違いないだろう。

久しぶりに、子どもの頃の気持ちに帰って、シルバニアで遊んでみたくなった。

(エキサイトニュース編集部)