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芥川賞候補作から受賞作を予想 現代日本文学は「死者と主体」を描く
ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。前編記事に続いて「第154回芥川龍之介賞」の受賞作を予想していきます。身体と歴史――松波太郎「ホモサピエンスの瞬間」藤田松波太郎「...
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最新芥川賞受賞作「穴」と「不思議の国のアリス」の落ちた穴
今週末に国際文芸フェスティバルが開幕する。すでにエキレビ!でも内容は紹介されているが、1、2日には第150回記念「芥川&直木賞フェスティバル」がその中で行われる。綿矢りさ×道尾秀介とか、桐野夏生×川上...
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あの芥川賞受賞作をついカっとなって4コマ漫画「きことわ!」にしてしまった、今は反省している
芥川賞作品は西村賢太「苦役列車」と朝吹真理子「きことわ」だったわけですが。タイトルを見て目を疑ったね。「きことわ」て。あれ、なんかぼくの生活圏内にやたら近いような。「けいおん!」「らき☆すた」「きこと...
「芥川賞」に関する記事
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本日決定!書評家・杉江松恋の第162回芥川賞候補全作レビュー&予想。一番「らしい」小説は「音に聞く」
本日選考会が行われる第162回芥川賞の候補作は五作。作者五十音順で以下の通りだ。木村友祐『幼な子の聖戦』(「すばる」11月号)高尾長良『音に聞く』(「文學界」9月号)千葉雅也『デッドライン』(「新潮」...
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古市憲寿「百の夜は跳ねて」芥川賞選評が辛辣で驚いた。米光一成の表現道場
芥川賞選評が凄いことになっている。候補作のひとつ古市憲寿「百の夜は跳ねて」について、である。(おっと、そのまえに、第161回上半期芥川賞受賞作は、今村夏子「むらさきのスカートの女」である。傑作だ)「文...
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本日決定!書評家・杉江松恋の第161回芥川賞候補全作レビュー&予想。本命は『むらさきのスカートの女』
今村夏子「むらさきのスカートの女」(小説トリッパー春号)高山羽根子「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(すばる五月号)古市憲寿「百の夜は跳ねて」(新潮六月号)古川真人「ラッコの家」(文學界一月号)李...
次に読みたい「芥川賞」の記事
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芥川賞卒業宣言をした小谷野敦を、芥川賞の選考委員にすればいいのに
小谷野敦さんが「本の雑誌」2015年5月号に『芥川賞卒業宣言』を寄稿しました。『もてない男』(ちくま文庫、1999年)がヒットして批評家として一躍有名になり、のちに小説家として芥川賞に二度もノミネート...
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芥川賞は滝口悠生「死んでいない者」が本命!又吉直樹と羽田圭介の次のスターを予想する
ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。今回は「第154回芥川龍之介賞」の受賞作を予想します。又吉直樹と羽田圭介の次の芥川賞藤田さて、芥川賞の季節がやってきました。前回の...
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村上春樹はなぜ芥川賞を獲れなかったのか。選評でたどる芥川賞の歴史
ここ10年ほど、毎年のようにノーベル文学賞の噂がささやかれる村上春樹だが、意外というべきか芥川賞は受賞していない。デビュー作の「風の歌を聴け」が第81回(1979年上半期)、続いて「1973年のピンボ...