現在、SMAP解散が世間で取り沙汰されている。今回問題となっているのは、キムタク以外のメンバー4人がジャニーズを離れ独立するのではないかというもの。

しかし今から20年ほど前、キムタクがジャニーズを離れるのではと騒ぎになったことがあった。

【今回と真逆? キムタクのジャニーズ独立報道】


騒動が始めに報道されたのは1996年。当時のキムタクは『ロングバケーション』などで大ブレイク中だった。そんな最中、事務所との契約更新に対してキムタクは「待ってほしい」と弁護士を通じて事務所に告げたのだ。

このときキムタクは、バーニング系事務所に移籍を打診していたとの噂。というものキムタクは、ジャニーズ事務所からのギャラにかなり不満を抱いていたといわれる。さらに当時交際を公にしていた恋人「カオリン」について、ジャニーズ事務所は快く思っていなかったことも原因だったそう。


【キムタクを手放せず ジャニーズの大幅な譲渡】


しかしこの独立騒動はジャニーズ事務所が事前に察知し、未遂に終わる。
さらには、キムタクの低いギャラに激怒していた父親が事務所に抗議し、ギャラのアップに成功。さらには、ジャニーズがノータッチという形で写真集『木村拓哉』の出版を認めさせたのだった。
ジャニーズ事務所が関与しない形はかなり異例である。これほどまでのジャニーズの大幅譲歩の裏には、エースであるキムタクを離せなかった事情がある。当時のジャニーズを支えていたのは実質SMAPのみであり、SMAP解散=ジャニーズ帝国の崩壊であった。

【個人事務所まで設立していた木村拓哉】


しかし、キムタク独立騒動は写真集発売の後も続いた。翌年の1997年の秋に独立するのではと再び取り沙汰されていた。

キムタクの父は『ファミリー』という個人事務所を設立し、貴乃花も住んでいた億ションを会社名義で購入するなど、独立の準備をしているのではと週刊誌上を賑わした。

【工藤静香との結婚の裏にも独立問題?】


恋人「カオリン」と別れた後のキムタクは2000年に工藤静香とでき婚。その背景にも事務所独立の話が関係しているとの報道も。
工藤静香がバーニング系に所属していたため、バーニング側は結婚を機に、キムタクまでもを傘下に収めようと画策したというのだ。事実、バーニングは二人の交際を積極的にアピールしていたりと好意的な反応であった。

それに対して、妊娠をしていると報告を受けたメリー喜多川氏は工藤静香に中絶させることを真剣に検討したといわれている。
しかしさすがにバーニング系のタレント工藤静香に対してそれを実現させることは無理だった。
この際、キムタクに結婚と妊娠を認めさせる代わりに、事務所側は契約更改などをキムタクに求めたと報道されている。このときの恩義があったため、今回はキムタクのみがジャニーズを独立しなかったとの見立てもある。

真相はメンバーたちが語るまで闇の中であるが、キムタク独立問題も乗り越え、国民的グループとしての地位を不動のものにしたSMAP。今回も必ずや危機を乗り越えてくれることだろう。