近年、メディアでも多数取り上げられていることから、認知度が上がっている「リアルラブドール」といえば、本物の女性に匹敵するほどのクオリティだと話題になっている。

しかし、実際に間近で見なければ、クオリティの高さを実感することはできない。

そこで、御徒町駅から徒歩2分程の場所に上野ショールームを構えているオリエント工業を訪ねることにした。

一体どんな場所なのだろうかと、緊張しながらショールームのドアを開ける。

直視するのが恥ずかしい高クオリティすぎる「リアルラブドール」を実際に見てきた!


すると、バニー姿と和服姿のパーティードールが、出迎えてくれた。ジッと見ていれば、今にも動きそうな雰囲気さえある。

直視するのが恥ずかしい高クオリティすぎる「リアルラブドール」を実際に見てきた!


直視するのが恥ずかしい高クオリティすぎる「リアルラブドール」を実際に見てきた!


また、上半身が露出しているのもあるのだが、リアルだからこそ直視することが恥ずかしくなってしまった。

そこで、取材対応していただいた広報の方に、今人気がある製品を教えてもらうと……。


直視するのが恥ずかしい高クオリティすぎる「リアルラブドール」を実際に見てきた!


「アンジェシリーズの"りり"です」(広報担当)

大人っぽい目元とプックリとした唇をした美人系ラブドールである。そして、他にも人気の製品を教えてもらうことにした。

直視するのが恥ずかしい高クオリティすぎる「リアルラブドール」を実際に見てきた!


「モデルさんのボディを直接型取りして作った、やすらぎシリーズの"桜樹志乃"も人気です」(広報担当)

ということは、目の前で見ているのは、実在している女性の姿か……と、想像してしまったことは言うまでもない。

実際にラブドールにタッチしてみると…


ここで、どうしても体験しておきたかった、ラブドールに直接タッチをお願いすることにした。

今回、タッチしたのはバスト部分。男性の性というものなのか、何も考えずに手が伸びてしまう…。

感想は「柔らかくて弾力がある」という、言葉がピッタリである。



ラブドール市場について質問


――現在、国内と海外の割合はどのくらいでしょうか?

「圧倒的に国内が多いです。海外は1割、多くて2割ほどです」

――購入者の年齢層は?

「20代から80代と幅広いのですが、その中でも50代以降が多いですね。若い方はドーラ―の方が多く、ドールとしてのクオリティを評価してもらって購入していただいています」

――女性の購入はありますか?

「ほとんど購入はないですが、女性の認知度は高いです。銀座にあるヴァニラ画廊で、年二回ほど展示会を行っていますが、お客様は圧倒的に女性が多いですね」

――ラブドールの平均価格は?

「シリコン製で約60万から80万になります。一度に何体も買われる方もいますし、一年で何体など比較的にリピーターが多いです」

――新シリーズは毎年出るものなのでしょうか?

「いえ、それは決まっていません」

――オーダーしてからどれくらい日数がかかるのでしょうか?

「今は約2週間ですね。昔は約一か月半、オーダーが重なったときは二か月から三か月待ちもありました」

――2017年は創立40周年となりますが?

「そうですね。
現在は創立40周年に向けて、社内で新しい製品を開発している段階です」

――他にも何かイベントなどはあるのでしょうか?

「5年毎にギャラリーを借りてイベントを開催しているので、こちらも2017年に向けて検討しています」

最後に、1977年からの実績や信頼を築くために、"他社の動向などをリサーチしているか"を聞いてみたところ、他の会社や海外についてリサーチはほとんどしないとのこと。
意外な返答に驚いてしまったが、自社製品をいかにして向上させ、お客様に満足してもらえるかを、日々改良と開発を重ねて追及していると、聞いて納得することができた。

ショールームは東京以外にも、大阪と福岡にもあるので、行ける範囲の方は、是非とも足を運んでみてはいかがだろうか。

(カネシロコウセイ)