年間2200億円も輸入するほどエビ好きな日本人。エビフライが好物という人も多いかと思う。
が、ファミレスなどで食べるとそこそこお高いですよね……。エビフライ食べてぇぇ!! しかし、高ぇぇ! つくるの面倒くせぇぇ! という皆さんの心の叫びに応える(!?)こんな商品が発売していた。
エビをまったく使っていない「ほぼエビフライ」 発売前から名古屋で大反響!


エビの味を分析して練り物で再現


「ほぼカニ」「ほぼホタテ」に続く「ほぼ」シリーズの第三弾として、9月にカネテツデリカフーズ株式会社からリリースされた「ほぼエビフライ」である。なんといっても、エビをまったく使わずにエビの食感と風味を再現しているのが衝撃的! 甲殻アレルギーなどがある方にもおすすめだ。キュートなしっぽまでもが忠実に再現されている!! エビフライやエビ天の、しっぽまで食べる派という皆さんにも安心です(!?)。

カネテツに開発秘話などうかがってみたところ、「エビのそり具合、しっぽの形状の再現にはかなりの時間がかかりました。しっぽまでおいしく食べられる幸せを感じていただきたいという思いを込め、エビフライ全体を再現しています」とのこと。

エビをまったく使っていない「ほぼエビフライ」 発売前から名古屋で大反響!
ちなみに、左が2014年3月発売の「ほぼカニ」、右が2015年3月発売の「ほぼホタテ」

エビをまったく使っていない「ほぼエビフライ」 発売前から名古屋で大反響!
タルタルソースをかけ、生野菜を添えた盛りつけ例

前2作が好評だったことから、ほぼシリーズの第三弾を望む声が大きく、練り物市場が縮小するなか、よりおもしろくて「人に話したくなるような」商品を……ということで開発をすすめていたという。
「これまでの“ほぼ”シリーズは素材のご提供でしたが、『ほぼエビフライ』は新しい試みであるメニューのご提供です。本来なら調理に手間がかかるエビフライを、気軽に楽しんでいただければ……というところから企画しました。伊勢エビをはじめとしたエビの理化学分析を行い、細かく分類された成分の数値を近づけていくことでエビの味をそっくりに再現しています。さまざまな種類のエビの繊維の太さや弾力などを研究し、食感にもこだわりました」とのことでビックリ!
まさにエビっぽさとは何か? という、地道な研究&分析から生まれた逸品だったのですね……。

夢の「攻め盛り」にもおすすめ


実際に食べてみたところ、これは……かなり身が詰まったエビという感じ。
イカフライっぽくもあるかも。けっこう弾力があって、食べ応えあり。魚を焼く網で軽く温めてみたところ、さらにエビフライ感がアップした。中身が練り物ということもあり、肉系のフライと違って胃があまり重くならないのがうれしい。おかずがあっさりした刺身や煮ものなどのとき、もう1品添えるのにいいかも!
エビをまったく使っていない「ほぼエビフライ」 発売前から名古屋で大反響!
こちらは市販のホットドッグ用パンに「ほぼエビフライ」を挟めばすぐできる、エビフライドッグ。お弁当などに持っていけば、受けそうな一品だ。

エビをまったく使っていない「ほぼエビフライ」 発売前から名古屋で大反響!
いつものカレーがちょっとだけリッチになる、「ほぼエビフライカレー」。カレーのトッピングだと、さらに「ほぼ」感が薄れそうですよね。何もいわずに家族に出して、反応を試してみるのもおもしろそうだ。

ちなみに、トースターで数分温めることで衣がサクッと仕上がり、さらに揚げたてエビフライ感がアップするのでおすすめとのこと。
エビをまったく使っていない「ほぼエビフライ」 発売前から名古屋で大反響!
3匹で約200円という低価格だからこそ可能な、「攻め盛り」を見よ!! ※画像はイメージ

なお、発売前からエビフライだけに(!?)名古屋方面での反響が予想以上に高かったという。
発売後の売れ行きは全国的に好調だそうで、今後の「ほぼシリーズ」に期待しているという声も多く寄せられているそう。
JR新大阪駅にオープンした直営店「ネルサイユ宮殿」でも、「だて巻」を進化させたスイーツを売り出すなどアグレッシブな挑戦を続けるカネテツ。おもしろおいしい「ほぼ」シリーズから、今後も目が離せません!
(まめこ)