【JO1メンバー分析・金城碧海】口数少ないが情に熱く優しい“ポーカーフェイス”
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

最下位クラスから這い上がってデビューを掴んだ努力家

8月26日に2ndシングル『STARGAZER』をリリースするJO1(ジェイオーワン)。先日行われた『STARGAZER』ショーケースイベントは、コロナ禍のため無観客となったが、オンラインで5000人が参加。

そのショーケースで鶴房汐恩が、「学生の頃は未来への期待がありながら、不安や悩みも抱えてると思うんですよ。
僕らと悩みや不安を一緒に考え、一緒に進んでいこうよ、というメッセージが込められています」と『STARGAZER』のコンセプトを語ってくれたが、制服の衣装からわかるように、学校や学生をテーマに、10代を応援するような内容になっている。

リード曲「OH-EH-OH」は、川尻蓮がデビュー前にバックダンサーを務めたこともあるK-POPグループPENTAGON(ペンタゴン)のフイが作曲を手掛けた楽曲。木全翔也は、「パートによって曲の雰囲気がすごく変わるので、その部分を聞いていただけると、より楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と語ってくれた。

JO1は、昨年開催されたオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から生まれた11人組グローバルボーイズグループ。その『PRODUCE 101 JAPAN』最終順位10位でデビューを果たしたのが、大阪府出身の20歳、金城碧海(きんじょうすかい)だ。

彼もまったくの未経験からの挑戦。
たびたびテレビで紹介されているが、河野純喜と金城のオーディション時のダンス映像は、今の彼から比べると黒歴史レベル。最初のレベル分けテストでは、ダンスの力量不足から最下位クラスのFからのスタートとなったが、最下位クラスから這い上がってデビューを掴んだのは金城ひとりだけである。

順位も101人中66位からスタートし、ファイナルまで一度もデビュー圏内の11位以内に入ることがなかったが、ファイナルのデビュー評価曲「GrandMaster」でのパフォーマンスで14位から10位にジャンプアップしたのは、彼の短期間での大きな成長が、デビューを決める投票をしてくれる「国民プロデューサー」(ファン)の心を動かした結果だったのではないだろうか。


空手は黒帯! 高身長の塩顔イケメン

『STARGAZER』ショーケースイベントでは、「毎回パフォーマンスをさせていただくときに思うのが、本当にたくさんのスタッフの方やJAMの方々に支えられていてありがたいことだということ。それと、僕自身、ダンスも歌も成長した部分があるので、そこにも注目していただけたらなと思いました」と自信をのぞかせていたので、新作での彼の成長ぶりを確かめてほしい。

特に「So What」の出だしの碧海パートはトリハダもの! ステイホーム期間中も「メンバーとLINEで(宿舎の練習室を使う時間の)連絡を取り合って練習していました。
今が自分のことを伸ばすチャンスだなと思って。筋力的なトレーニングや、過去の映像を見てどういう動きが一番カッコいいか研究したり、ボイストレーニングを毎日欠かさずやったり。高音ボイスを出せるようになったら、パフォーマンスにもいい影響に繋がるんじゃないかなと思って練習しました」と言っていたが、その効果は新作『STARGAZER』に、しっかりと表れているはずだ。

今夏JO1はグローバルボーイズグループらしく、韓国音楽チャンネル主催の世界最大級のKカルチャーフェスティバル『KCON:TACT 2020 SUMMER』に唯一の海外アーティストとして出演した。そこで金城は空手の黒帯ということで、見事なローキックで野球のバットを真っ二つにして驚きを与えた。

格闘経験ありの強面、高身長の塩顔イケメンである金城は、インタビューでもたびたび「見た目で怖い人だと思われることが多い」と語っているが、『PRODUCE 101 JAPAN』を見れば、口数少ないが情に熱く優しい男であることがわかる。
コンセプト評価ではボーカルポジションでありながら、初めてラップパートを担当することになり、自分でも大きな不安を抱えていたはずなのに、スランプに陥っていた年上のメンバーを見て「グループに不安に陥っている子がいると心配になる」と発言するなど、優しい一面を見せていた。

常にクールな金城には、「ポーカーフェイス」の異名もある。これは、ポジションバトルの「タマシイレボリューション」(Superfly)で彼が歌ったパート「されどポーカーフェイス」という歌詞が本人のイメージにぴったりということで使われるようになったもの。

碧海(すかい)という名前から、「僕を必要としてもらえるのであれば、どこへでも飛んでいきます!」というデビュー公約を掲げていた彼。公約を実現させるために、ファンの3人の子どもの子守役として飛んでいったが、その面倒見のよさにも彼らしさがよく出ていたように、ポーカーフェイスの裏にある優しさに、思わずギャップ萌えしてしまうはずだ。

【JO1メンバー分析・金城碧海】口数少ないが情に熱く優しい“ポーカーフェイス”
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

今年の二十歳の誕生日には、ファンがオーストラリア・シドニーの快晴の空に、飛行機のスカイライティングで「HAPPY SKY DAY」というバースデーメッセージを描くサプライズイベントを行うなど、人気もワールドクラスに。
まだまだ伸びしろだらけ、無限大に成長を続ける金城碧海に注目だ。
(坂本ゆかり)

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Profile

JO1(ジェイオーワン)


I.O.I、Wanna One、IZ*ONE、X1らを輩出してきた韓国のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した、豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人からなるボーイズグループ。

2020年3月4日にリリースしたデビューシングル『PROTOSTAR』が発売初週に32.7万枚を売り上げ、「オリコン週間シングルランキング」(3/16付)で初登場1位を獲得。iTunes総合チャートでは香港や台湾など5カ国で1位を総なめにするなど、一躍スターダムにのし上がった。


8月26日には2ndシングル『STARGAZER』を発表する。

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