AK-69、異例の「スッキリ!!」生ライブにハリセンボン・春菜もうっとり。視聴者からは「地上波で朝から生で見れる日が来るとは」

8日放送の日本テレビ系「スッキリ!!」にHIP HOPアーティストのAK-69が生出演し、スタジオライブを行った。



日本ではまだアンダーグラウンドなイメージの強い本格派のHIP HOPアーティストが、地上波の朝の情報番組に出演すること自体が異例とも言えるが、その中でも特にインディーズを中心に活躍するAK-69が出演するという情報はファンを中心に驚きを持って受け止められ、Twitterでは「これはやばあいいいいいい」「こういう日をどれだけ待ちわびたか…」「これは録画するしかない」などという声が放送前から寄せられていた。



AK-69も自身の公式インスタグラムで「俺みてえな地方馬がこんなレースに出られるなんてな。でも言ったろ?俺の人生の実録 そっぽ向いとったMediaに忠告 そろそろ69に注目 「To Media」より」と投稿していた。



そして、サングラスをかけ、金色のアクセサリーを身に付けるいつものスタイルで番組に登場したAK-69。「朝のこんな時間に歌わせてもらうのは初めてです。自分、夜の男なので」とコメントした。これに対して、番組MCの加藤浩次が「じゃあ、昨日は寝てないパターン?」と質問すると「昨日は完全に寝てないです」と明かし、お酒も飲まず「ランニングだけしときました」と笑って答え、スタジオを和ませた。



スタジオライブでは、AK-69の一般的なイメージとは少し一線を画したとも言える、6日にリリースしたばかりの新曲「With You ~10年、20年経っても~」を披露。しっとりとしたメロディーとあたたかい歌声で変わらぬ愛を表現したラブソングはスタジオを優しく包み込んだ。



曲披露後「ストレートな歌詞でしたけど、(愛する人は)いるんですか?」と加藤に聞かれたAK-69は「そうですね、愛する人を思って書きました。」とコメント。「書いたっていうより本当に頭の中で鳴ったメロディーと歌詞をただ捕まえたっていう曲です。自分の中で初めてこういう作り方をした曲でした」と曲が出来た過程を説明した。



そして、「With You ~10年、20年経っても~」がストレートな愛の歌だったことから、歌詞のようなことを言われたいでしょう?と加藤に振られたハリセンボン・近藤春菜は「言われたい! ちょっと(AK-69が)いかつくてらっしゃるのに、甘く包みこんでくれるような…」と、完全にAK-69の歌声に心を打たれているようだった。



さらに、番組からは事前に用意されていた「ラップの魅力とは」という質問に、AK-69は「生き様を投影できる音楽」と回答。「ラップっていうのはただ音楽性だけじゃなくて、自分が生きてきたドラマとか生きてきた中で培ってきたメッセージを落とし込んでさらに輝く音楽だなって思っています」と熱く語った。



番組出演後には、Twitterで「でら緊張したのは内緒だZ!!ww 観てくれたみんなに、そしてここに俺を連れて来てくれた全ての人に改めて心からの感謝を。」とコメントしていたAK-69。



地元名古屋のインディーズシーンから駆け上がり、自らを“地方馬”と評する彼は、その実力で注目を浴び、着実にステップアップを遂げてきた。今年にはヒップホップそのものを全世界に知らしめた、数々の歴史的アーティスト、楽曲を生み出してきたアメリカを代表するレコード・レーベル「Def Jam Recording」とも契約を果たすなど、さらに上のステージに駆けあがろうとしている中での、今回の番組出演は大きな意味があったと言えるのではないだろうか。



この放送を観た視聴者は、Twitterで「地上波で朝から生で見れる日が来るとは」「サングラスの奥の優しい目も、どんな想いで作られた曲かも聞けて、いい時間でした」「イカツサと甘さ最高です」「そういえば今日スッキリにAK−69が歌ってておじいちゃんが真剣に聞いてた」「強いメッセージを感じるアーティスト!」「こういう曲調もあるんだ…素敵」「AKがスッキリに出るとは思わなかった笑」と、コメントするなど、地上波での生パフォーマンスにたくさんの反響の声が寄せられていた。



AK-69「KINGPIN」Music Video
https://youtu.be/qxNUR52SP9M